Across the Universe アクロス・ザ・ユニバース

Across the Universe アクロス・ザ・ユニバース Rufus Wainwright ルーファス・ウェインライト 


Alubm : Poses
  I Am Sam [Soundtrack]

Released: 2002
Written by: Lennon / McCartney
Produced by: Mitch Rotter, Rob Schnapf

  ルーファス・ウェインライトについて:
Rufus Wainwright
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 おなじみビートルズの、―というよりジョン・レノンの名曲ですが、最近は若い人がこの曲をカヴァーしているのを良く耳にするので、聴き比べも兼ねて取り上げてみました。

 ルーファス・ウェインライトという人は前回やったI Am Sam
(アイ・アム・サム)のサウンド・トラックで知ったのですが、この曲は彼自身のアルバムのボーナス・トラックにも収録されていて、今回はストリングスも入るそのボーナス・トラック版(リミックス)の方を聴いてみます。 彼はジョンの息子のショーン・レノン(「チョウドイイ、ホンダ」の人)と一緒にツアーもしていて、三人でこの曲を歌っています。
そのミュージック・ヴィデオはこちら→ Rufus, Moby, & Sean Lennon - "Across The Universe"

 前回の「Two of Us」が言葉のあそびを得意とするポール・マッカートニーらしい曲とすれば、この曲は歌詞を大切にするジョン・レノンを代表する曲でしょう。
 この曲の歌詞の最初の一行「words are flowing out like endless rain into a paper cup」(言葉があふれ出す 紙コップに降りそそぐ 終わらない雨のように)は、ジョンの前妻シンシアが寝室で口にした言葉がヒントになったようです。 シンシアが寝た後でその言葉が果てしのない流れのように繰り返され、ジョンは階下に降りて残りの歌詞を書きました。 そして翌朝その紙片を見つけたジョンはピアノに向かい、少しずつ曲が形作られたということです。
 1967年に作られたこの曲はなかなかレコーディングの機会に恵まれず、チャリティ・アルバムに収められたりもしましたが、最終的には最後のアルバム「Let It Be」に収録されたヴァージョンが一般に知られています。

 歌詞の中にヒンドゥー教のマントラ、
Jai Guru Deva, Om」(ジャイ グル デイーヴァー、オーム)
が繰り返し入りますが、これは当時インドの文化に傾倒していたジョージ・ハリスンの影響でしょう。
 「Jai」(ジャイ)は「~を讃える」とか「~に感謝を捧げる」、「Guru」(グル)はヒンドゥー教の伝道師で、「Dev」(デーヴァ)は当時彼らが信奉していたヒンドゥーの導師マハリシ・マヘシ・ヨギの導師名なので、
Jai Guru Dev と唱えることは「デーヴァ導師を讃えよう」ということになります。(ジョンは「Deva」と名前を変えていますが、後で実際にインドで会って、どうも幻滅したようです)
 「Om」(オーム)は日本のインチキ宗教の名前に使われ悪いイメージが付いてしまいましたが、日本に伝わった仏教の「南無」(なむ)と同じような意味で、最も短いマントラ(特殊な意味を持ち、神聖な響きを発する呪文)であり、「阿吽」(あ・うん)はその梵字の日本での発音とか。

 ―といった小難しい講釈は検索すれば出てくるからそれくらいにして、この曲は歌詞がつながっていて息継ぎする箇所が少ないので、一緒に歌おうとすると息が苦しくなってきます。 呼吸困難を引き起こさないよう、ご注意下さい。 ルーファス・ウェインライトはいとも容易(たやす)く歌っているように聴こえますが、耳コピーなのか「tumble」(転倒する)を「stumble」(つまづく)と歌っていたり、歌詞の「earth」を「love」に変えるなど少し違って聴こえます。





  ●歌詞と訳詞●

Words are flowing out   言葉が あふれ出す
like endless rain into a paper cup   紙コップに降りそそぐ 終わらない雨のように
they slither while they pass, they slip away  ズルズルと滑りながら通過し、滑り落ちて行く
across the universe   全世界に ※

Pools of sorrow, waves of joy   悲しみのプール(水たまり)、 歓びのウェーヴ(波)が
are drifting through my open mind   私の開いた心の中を 漂いながら過ぎて行く
possessing and caressing me   私に とりついて 私を抱擁(愛撫)する

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (サンスクリット語のマントラ)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Images of broken light which dance before me   私の前で踊る 屈折した光のイメージは
like a million eyes   百万もの(無数の) 目のようで
they call me on and on   ずっと 私に呼び続ける
across the universe   世界中から

Thoughts meander   想いは 当てもなくさまよう
like a restless wind inside a letter box   郵便箱の中の やむことの無い風のように   
they tumble blindly as they make their way   それは転んだ盲人のように 彼らなりのやり方で
across the universe   世界を渡る

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (ディーヴァ導師を讃えよう、オーム)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Sounds of laughter, shades of earth (※)   笑い声の響きと 大地の陰が
are ringing through my open mind   私の開いた心を通して 鳴り響き
inciting and inviting me   私を激励し 招きよせる ※

Limitless undying love which shines around me   私の周りで輝く 限りも終焉もない愛は
like a million suns   百万もの(無数の) 太陽のようだ
it calls me on and on   それが たえず 私を呼び続ける
across the universe   宇宙を越えて

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (ディーヴァ導師を讃えよう、オーム)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Jai guru deva,   ジャイ グル デイーヴァー (ディーヴァ導師を讃えよう)
Jai guru deva,    ジャイ グル デイーヴァー
Jai guru deva,    ジャイ グル デイーヴァー
Jai guru deva...    ジャイ グル デイーヴァー・・・
 

※ universe :「宇宙」、「万物」、「全世界」
※ on and on :「どんどん」、「 引き続き」、「 休むことなく」
※ earth :この部分、ルーファス・ウェインライトでは「love」となっている。
※ inciting :「刺激する」、「激励する」、「扇動する」。次の「inviting」(招待する)とは一字違いで、韻を踏んでいる。

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Ordinary Miracle オーディナリー・ミラクル

Ordinary Miracle オーディナリー・ミラクル : Sarah Mclachlan サラ・マクラクラン

2006年公開の映画「シャーロットのおくりもの」から、サラ・マクラクランが歌うこの曲を選んでみました。 彼女は地元バンクーバーの「冬季オリンピック」の開会式で、この曲を歌っています。


Charlotte's Web
Alubm : Rarities, B-Sides & Other Stuff Volume 2

  オーディナリー・ミラクル~プレシャス・ソングス
(試聴可)
Released: December 12, 2006
Written by: David A. Stewart, Glen Ballard
Produced by: David A. Stewart, Glen Ballard

  サラ・マクラクラン について:
Sarah Mclachlan
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この曲は、Charlotte's Webシャーロットのおくりもの」 オリジナル・サウンドトラック(2006) の最後に収められていた曲です。 "Web" は「クモの巣」だから、「シャーロット」というのは蜘蛛(子ブタの額にいる)の名前で、子ブタや女の子ではありません。

彼女自身のアルバムとしては、 「Rarities, B-Sides & Other Stuff Volume 2」 / 「オーディナリー・ミラクル~プレシャス・ソングス」(2008) の1曲目に収録されています。 国内版のタイトルはこの曲になっていますが、原題に「Rarities」(稀な)とあるように、サウンド・トラックやライヴ音源などのレア・トラックを集めたコンピレーション(編集物)アルバムです。 
"Volume 2" というのは、12年前に 「Rarities B-Sides & Other Stuff」という、「ヴォリューム1」に当たるレアなアルバムがあるからですが、こちらの方が一般的で聴きやすい内容となっていて、豪華なゲスト陣とのデュエットも楽しめます。


  Sarah Mclachlan : Vocal, Piano
  Dave Stewart : Guitar
  Matt Chamberlain : Drums
  Stewart Cole : Trumpet
  Ned Douglas : Program
  Randy Kerber : Strings Arrange

  ●歌詞と対訳●

It's not that usual   いつもとは (どこか)違う
When everything is beautiful  全てのものが 美しく(輝いて見える時)
It's just another ordinary miracle today  
  それはよくある今日という 当たり前だけど奇跡の日 

The sky knows when its time to snow  空は雪を降らす季節を 分かっているし
You don't need to teach a seed to grow 種の発芽時は人が教える必要の無いもの
It's just another ordinary miracle today  
  それはごくありふれた 今日という普通だけど奇跡の日

Life is like a gift they say   人生は 贈り物みたいだって言うでしょ
Wrapped up for you everyday  毎日はあなたのために (きれいに)包まれたもの
Open up and find a way  (それを)開いて そして見つけるの
To give some of your own  あなた自身に与えられた 何かを

Isn't it remarkable?   それって(本当は) 注目すべきことじゃない?
Like every time a raindrop falls  たとえば、いつも(空から)雨粒が降ってくることとか
It's just another ordinary miracle today  
  それは何の変哲も無い 今日という平凡だけど奇跡の日

Birds in winter have their fling  渡り鳥は冬になれば (越冬地へと)飛び立って行き
And always make it home by spring  いつも春になれば 故郷の地へと戻ってくる 
It's just another ordinary miracle today  
  それはとても月並みな 今日という日常的な奇跡の日

When you wake up everyday   毎日 あなたが目を覚ます時に
Please don't throw your dreams away  どうか夢の数々を 投げ棄てたりしないで
Hold them close to your heart   心の中に 大切にしまっておいて
Cause we are all a part  だって私たちはみんな 一つのパーツ(かけら)だから
Of the ordinary miracle   日常的に起こる 奇跡(という夢)の

Ordinary miracle   ごくありふれた 奇跡
Do you want to see a miracle?   奇跡を見たいって思わない?

(間奏)

Its seems so exceptional   それは とても特別なことの様に思えるけど
Things just work out after all  物事は結局 (自分で)苦労して成し遂げるもの
It's just another ordinary miracle today  
  それはよくある今日という 当たり前だけど奇跡の日

The sun comes up and shines so bright  太陽が昇ると とても明るく輝くけど
It disappears again at night   夜になれば 再びその姿を隠すように
It's just another ordinary miracle today  
  それはごくありふれた 今日という普通だけど奇跡の日

It's just another ordinary miracle today   
  それはいつもと変わらない 今日という平凡だけど奇跡の日



just another: ありふれた、よくある、ありきたりの、月並みな。
ordinary: 普通の、通常の。 並みの、平凡な。
time to snow: 「雪の(降る)時期」。 
 次の「seed to grow(種の成長)」と並べて韻を踏んでいます。
wrap(ped) up: 包む、包(くる)まる。これも次の「open up (開く)」と対比させています。
remarkable: 注目すべき、驚くべき。 非凡な、優れた、めずらしい。
every time: 【話】いつも、常に。

make it home: 帰宅する、家にたどり着く。
throw away: ~を投げ捨てる。
close to: ~の近くに、すぐ近くに。

exceptional: 特別な、稀(まれ)な。
work out: 何とか解決する、良い結果となる。 苦労して成し遂げる、実現する。
after all: 結局、やはり。
come up: (太陽や星が)昇る、現れる。
disappear: 見えなくなる、姿を消す。


※映画の字幕について:
映画の場合、簡潔な言葉でストーリーを伝える必要がありますから、原文と対比させる「対訳」とは違い、かなり自由な解釈の「意訳」となっていることが多いです。
たとえばこの映画の中で、「SOME PIG」という最初の文字がクモの巣に書かれた時、字幕では「特別なブタ」となっていました。

「some」は「少し」という意味の他に、口語で「大した」とか「なかなかの」とか「相当な」といった意味があり、「He's some fellow.」だと「彼は大した人物だ」となります。
もっとも反語的に、「Some teacher he is!」だと「奴はひどい教師だ!」となりますから、使い方には注意が必要です。
ちなみに俗語で「some pumpkins」でも「大物」とか「大した人物」という意味になり、「He was some pumpkins」で「彼は大人物だった」となります。 「SOME PUN'KINS」なんてレーベルもありましたが、日本で「大したカボチャ」では褒め言葉にはならないでしょう。

対訳の場合はあくまでも原文を理解するための補助的なものと考えていますから、歌詞の訳し方も字幕とはかなり違ったものになっています。

Other Side of the World アザー・サイド・オブ・ザ・ワールド

Other Side of the World アザー・サイド・オブ・ザ・ワールド : KT Tunstall KT タンストール

 前回 KT(ケイティ) タンストール の名前が出たので、今回は本人の曲を採り上げてみました。


Alubm : Eye to the Telescope
  アイ・トゥ・ザ・テレスコープ

Released: 2005 (UK), 2006 (Canada), 2007 (US)
Written by: KT Tunstall, Martin Terefe
Produced by: Steve Osborne

  KTタンストールについて:
KTタンストール
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 この曲はファースト・アルバムのオープニングに収められている曲で、英国のシングル・チャートで13位のヒットとなっています。 曲のタイトルは「世界の反対側」といった意味ですが、日本語のタイトルは付けられていません。 歌詞の内容は "long distance relationship"(遠距離恋愛)を歌ったもので、彼女の友人の実話(片やスコットランド、かたやアメリカ)が基(もと)になっているとか。
 この曲を含むアルバムからは、"Suddenly I See" が "The Devil Wears Prada"(「プラダを着た悪魔」)という映画で使われて、英国のチャートで12位になっています。 アルバム自体もファースト/セカンド・アルバム共にUK3位となっていて、英国では人気があるみたいですね。

 彼女の歌声を最初に聴いたのはプリテンダーズのクリスマス・ソング2000マイル」のカヴァーでした。 それで興味を覚えてファースト・アルバムを聴いてみたのが始まりです。 曲はまずまず、声もまずまず、ルックスもまあまあ(?)で悪くはないのですが、歌詞があまり良くないのでこの曲も訳してはみたもののお蔵入りにしてあったものの一つでした。 「2000マイル」のようにシンプルでも充分に伝わる歌詞は好きなのですが、彼女の場合はやたらと言葉を並べているだけで意味がよく分からないという感じなのです。 特に "the panic light"(パニック・ライト)なんていう変な言葉が出てくると訳しようがありません。
 でも改めて聴いてみるとなかなか良い曲ですし、決して嫌いではないのでこの機会に採り上げてみました。 ファースト・アルバムはUK版、US版、国内版で全てジャケットの写真が違うのでややこしいことになっています。

Although her first name is Kate, she chooses to go by KT as her first name, saying [Kate] just makes me think of a buxom lass baking bread for her man working in the fields.
彼女のファースト・ネームは "Kate"(ケイト)だけれど、彼女がファースト・ネームに "KT" (ケイティ)を選んだのは、「ケイト」という名前がただ自分の夫のために家の中でパンを焼いているだけの豊満な女を思わせるからであった。
【英語で「ボビン立て」のことを "Lazy Kate"(レイジィ・ケイト)と呼んだりするので、あまり良いイメージはないみたいです。 スパイス立ては「レイジィ・スーザン」と言いますが、ぼんやりと突っ立っているだけのレイジィ(怠け者)なメイドというイメージでしょうか。】

Also, Tunstall spells her first name KT (as opposed to Katie) to differentiate herself from fellow singer Katie Melua. (From Wikipedia)
同様に、タンストールがファースト・ネームのスペルを("Katie" に対し) "KT" としたのは、同業のシンガーである "Katie Melua" (ケイティ・メルア)から自分を区別するためであった。 (「ウィキペディア」より)


Personnel:
* KT Tunstall – vocals, guitar, wurlitzer, pianet, shelltone, piano, doepfer bass
* Steve Osborne – shelltone, bass, guitar, percussion
* Arnulf Lindner – bass
* Luke Bullen – drums, percussion, cajon
* Martin Terefe – keyboards

  ●歌詞と対訳●

Over the sea and far away   海の向こうの はるか遠くで
She's waiting like an iceberg   彼女はまるで 氷山のように待っている
Waiting to change    変化の時を 待っているの
But she's cold inside   でも彼女は心の中まで 凍(こご)えきって
She wants to be like the water   水みたいになれたらって思っている

All the muscles tighten in her face   彼女の顔は その表情までがこわばっている
Buries her soul in one embrace  一度抱きしめられるだけで心の中を埋められるのに
They're one and the same   彼らは 誰もみな同じ ※
Just like water   まるで 水のようね

(コーラス)
The fire fades away   炎は 次第に消えていく ※
Most of everyday   毎日の 大半を
Is full of tired excuses  うんざりするような 言い訳でいっぱいにして ※
But it's to hard to say   でも それを言うのはつらいことね
I wish it were simple   それが もっとシンプルだったらいいのに
But we give up easily   でも私たちは 簡単にあきらめてしまう
You're close enough to see that   あなたはそれが よく分かっているけど ※
You're the other side of the world to me  あなたは私から世界の裏側ほども離れてる


On comes the panic light   突然 「パニック・ライト」がやって来たら ※
Holding on with fingers and feelings alike  指と感覚なんかで しがみつくの ※
But the time has come   でも その時が来たわ
To move along    前に進むための

(コーラス)
The fire fades away   熱は 次第に冷めていく
Most of everyday   毎日の 大部分を
Is full of tired excuses  うんざりするような 言い訳で満たすだけで
But it's to hard to say   でも それを言うのはつらいことね
I wish it were simple   もっとシンプルだったらって思うけど
But we give up easily   でも私たちは 簡単にあきらめてしまう
You're close enough to see that   あなたにはそれが よく分かっているけど
You're the other side of the world   あなたは 世界の向こう側にいる

Can you help me   私を 助けてくれる?
Can you let me go   私を 放してくれる? ※
And can you still love me   それでも まだ私のことを愛してくれる?
When you can't see me anymore   あなたが私と もう会えなくなった時でも

(コーラス)
The fire fades away   炎は 次第に消えていく
Most of everyday   毎日の 大半を
Is full of tired excuses  うんざりするような 言い訳でいっぱいにするだけで
But it's to hard to say   でも それを言うのはつらいことね
I wish it were simple   もっとシンプルだったらいいのに
But we give up easily   でも私たちは 簡単にあきらめてしまう
You're close enough to see that   あなたはそれが よく分かっているけど
You're the other side of the world   あなたは 世界の向こう側にいるから
You're the other side of the world   あなたは 世界の反対側にいて
You're the other side of the world to me  私からは世界の裏側ほども遠く離れてる


※ one and the same:同一の。("one and only"「唯一の」と反対)
※ fire:「火」でもあり、「熱」でもあります。 
※ tired:1)疲れた。 2)うんざりした、飽きた。 3)使い古した。
※ excuse:弁解、言い訳、口実。

※ to see:「見る」の他にも、「理解する」、「識別する」、「分る」などの意味も。
※ panic light:「パニック」(恐怖・恐慌)と「ライト」(明かり)を合わせた言葉ですが、意味不明です。
※ Holding on:しがみつく。 この行も意味が良く分かりません。 たぶん遠距離恋愛が終りそうな時ということでしょうか。
※ let me go:直訳すると「私を行かせて」だが、それ以外にも「放して」とか「~させて」といった意味も。


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Constant Craving コンスタント・クレヴィング

Constant Craving コンスタント・クレヴィング : k.d. lang K.d.ラング

K.d.ラング1992年のアルバムからのファースト・シングルで、彼女の名前を一躍広めることになりました。 翌年にはこの曲でグラミーも受賞しています。


Alubm : Ingénue
  アンジャニュウ
(試聴可)
Released: 17 March 1992 (Album)
Written by: k.d. lang, Ben Mink
Produced by: Greg Penny, k.d. lang, Ben Mink
  K.d.ラングについて:
k.d. lang
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K.d.ラングはカナダのシンガー・ソング・ライターで、80年代にも4枚のアルバムをリリースしていますが、日本ではこの曲を含む5作目のアルバムで初登場となりました。 このブログでは、29回目に "Hallelujah" (ハレルヤ)を採り上げています。

この曲は地元カナダで8位のヒットとなり、イギリスでは発売当初こそパッとしませんでしたが、翌年に再リリースされたシングルでは15位となっています。 アメリカのビルボードでは38位ですが、アダルト・コンテンポラリー部門では2位となりました。 
1993年のグラミーでは "Best Female Pop Vocal Performance" (最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス)を受賞しています。
またMTV Video Music Award でも、この曲のビデオが "Best Female Video" (最優秀女性ビデオ)に選ばれました。

ところで1997年に出たローリング・ストーンズのシングル "Anybody Seen My Baby?" のサビの部分がこの曲と似ていることが問題になり、のちにストーンズ側は裁判沙汰を避けるため、作曲者のクレジットにK.d.ラングとベン・ミンクの名前を加えています。 真偽のほどは分かりませんが、言われてみれば確かに似てますね・・・

K.d.ラングの書く歌詞には抽象的で分かりにくいものが多く、この曲もその内の一つですが、 "Craving" (欲望)というのはおそらく性欲を指しているのでしょう。 私はそのように解釈して訳してみました。
この曲はアルバムのラストに収められていますが、3曲目の "Miss Chatelaine" (ミス・シャトレイン)もヒットしているので、おそらく聴いたことがあると思います。
アルバム・タイトルの "Ingénue" (アンジェニュー)は「純情娘(Ingenuous girl)」という意味で、「無邪気な」というフランス語から来ているようです。



k.d. lang: Vocals, Electric & Acoustic Guitars, Mandolin, Tamboura
Ben Mink: Electric & Acoustic Guitars, Bass, Viola, Violin, Percussion
Greg Penny: Percussion, Beatboxing
Greg Leisz: Steel, Pedal Steel & Lap Steel Guitar
Teddy Borowiecki: Keyboards, Piano, Accordion, Santur
David Piltch: Acoustic, Electric & Fretless Bass
Randall Stoll: Drums
Gary Burton: Marimba, Vibraphone

  ●歌詞と対訳●

[1]
Even Through the darkest phase  最悪の局面でさえ 切り抜けてきた
Be it thick or thin  それが良い時でも 悪い時であっても

Always someone marches brave  いつも誰かが 勇猛果敢に突き進んで行く
Here beneath my skin  ほら、 私の肌の すぐその真下を  

Constant craving  絶え間ない 欲望
Has always been  いつも ずっとそうだった

[2]
Maybe a great magnet pulls  おそらく 巨大な磁石に引かれるように
All souls towards truth  全ての心は 真実へと向かうのでしょう

Or maybe it is life itself  それともそれは 人生そのものなのかも
Feeds wisdom to it's youth  若い人たちに 分別を与えてくれる   

Constant craving  ずっと続く 欲望
Has always been  これまでも ずっとそうだった


Craving   欲望
(Ah ha)
Constant craving  絶え間の無い 欲望
Has always been  昔から ずっとそうだった
Has always been  いつも ずっとそうだった

(間奏)

Constant craving  絶えることの無い 渇望
Has always been  いつも ずっとそうだった

Constant craving  絶え間のない 欲求
Has always been  これまでも ずっとそうだった

Craving  欲望
(Ah ha)
Constant Craving  終わりの無い 欲望
Has always been  ずっと ずっとそうだった

Has always been  これまでも ずっとそうだった
Has always been  いつも ずっとそうだった
Has always been...  昔から ずっとそうだった・・・


※ through thick and thin: 良い時も悪い時も。 順境・逆境の時を通して。 
【語源:狩猟の時、草木が茂って歩きにくい場所(thick)や、歩きやすい場所(thin)をスルーして(通り抜けて)行くことから】
※ darkest: 最も暗い、 一番悪い。 最悪の。
※ phase: 局面、段階。
※ be it ..: "be it true or not" それが真実であろうとなかろうと。 "be it good or bad" それが良かろうと悪かろうと。

※ march: マーチ。 行進、行軍。
※ brave: 勇敢な、勇ましい。
※ here: 「ほら」、「そら」、「はい」など、相手の注意を引く時の言葉。
※ beneath: 1.~の真下を。 2.~にふさわしくない、~に値しない。
※ skin: 1.皮膚の、肌の。 2.(俗語)ポルノ。

※ constant: 1.持続する、絶えず続く。 2.普遍の。 不変なもの。
※ craving: 切望、渇望。 欲求、欲望。
※ have always been: いつも~だった。 ずっと~だった。

※ toward: 1.~の方へ、~に向かって。 2.~を目指して、~を目標として。
※ truth: 1.真実、迫真性。 2.現実、事実、真理、本当のこと。
※ feed: 1.(食べ物を)与える。 ~を養う。 2.大きくさせる、増大させる。
※ wisdom: 1.分別、見識。 2.知恵、英知。 3.良識、常識。
※ youth: 1.若い人、若者。 2.青年時代、青春時代。
   

Hold On ホールド・オン

Hold On ホールド・オン : Wilson Phillips ウィルソン・フィリップス


Alubm : Wilson Phillips
  ウィルソン・フィリップス

Released: 1990
Written by: Chynna Phillips, Glen Ballard, Carnie Wilson
Produced by: Glen Ballard

  ウィルソン・フィリップスについて:
 Wilson Phillips
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 ウィルソン・フィリップスはこのデビュー・シングルが全米No.1 となり、いきなりブレイクしました。

 メンバーはChynna Phillips(チャイナ・フィリップス)がママス&パパスのミッシェル&ジョン・フィリップス夫妻の娘で、Carnie Wilson(カーニー・ウィルソン)とWendy Wilson(ウェンディ・ウィルソン)はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンを父に持つ姉妹です。 三人は幼馴染みで、80年代後半にグループを結成しました。 いわゆる二世ミュージシャンですがどちらも両親は離婚しており、決して恵まれた環境ではなかったようです。

 この曲を始めとしてファースト・アルバムからは3曲のNo.1 ヒットが生まれ、全世界で800万枚が売れました。 親の名前が無くてもその歌声で充分に実力を証明してみせた訳で、やはり「蛙の子は蛙」ですね。

 「Hold On」(ホールド・オン)というタイトルの曲は他にも色々あり良く使われるフレーズですが、意味としては(電話などを)切らずに「保持する」とか「持ちこたえる」といったところで、苦しんでいる友達に「もう一日(頑張って)続けてみて」と励ます歌になっています。
 しかし訳しにくい歌詞で、途中から訳すのがちょっと面倒になってきました。 しかもかなりテンポが速いので、一緒に歌うのも難しい曲です。 この曲は彼女たちのきれいなコーラスを楽しむだけにしておく方が良いかもしれません。  





  ●歌詞と訳詞●

I know there's pain   苦しいことは 判るけど
Why do lock yourself up in these chains?   なぜあなたは自分を 鎖でつなぎ止めるの?
No one can change your life except for you  あなた以外あなたの人生を変えられる人はいない
Don't ever let anyone step all over you   誰にもあなたを 踏み越えさせてはいけないの
Just open your heart and your mind   ただ あなたの心と あなたの精神を開いて
Is it really fair to feel   その気持ちは 本当にフェア(公正)なものなの
this way inside?   心の中でも そう思ってるの?

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからない?
Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 持続することができるなら
Can you hold on for one more day    もう一日 持ちこたえることができるなら
Things'll go your way   ものごとは あなたの思い通りになるでしょう
Hold on for one more day   もう一日 続けてみて


You could sustain   あなたは 耐えてきた
Or are you comfortable with the pain?   でも その苦しみと一緒で心地良いの?
You've got no one to blame   あなたは 誰も非難すべきじゃない
for your unhappiness   あなたの不幸を
You got yourself into your own mess   あなたを混乱させているのは あなた自身なのだから
Lettin' your worries pass you by   あなたの心配事は パス(通過)させてしまいましょう
Don't you think it's worth your time   あなたの時間に 価値があるとは思わないの?
To change your mind?    自分の心を 変えるために

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからないの?
Don't you know     わからない
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
Can you hold on for one more day    もう一日 持ちこたえることができるなら
Things'll go your way   ものごとは あなたの思い通りになるでしょう
Hold on for one more day   もう一日 持ちこたえてみて

I know that there is pain   それが痛みを伴うことは わかるけど
But you hold on for one more day and   でもあなたがもう一日 持ちこたえるなら
Break free the chains   その鎖を断ち切って 自由になれる
(Yeah)
I know that there is pain   それが痛みを伴うことは わかるけど
But you hold on for one more day and you   でもあなたがもう一日 続けられるなら
Break free, break from the chains   開放される、その鎖を断ち切ることができるわ

(Chorus)
Some day somebody's gonna make you want to   いつか誰かが あなたに対し
Turn around and say goodbye   後ろを見せ 「サヨナラ」って言うくらい(強くなれる)
Until then baby are you going to let them   その時まで、あなたが彼らに対しそうなれるまで
Hold you down and make you cry   (彼らは)あなたを落ち込ませ、あなたを泣かせるでしょう
Don't you know?   わからないの?
Don't you know     わからない
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
(yeah)
If you hold on   もし あなたが持ちこたえるなら


Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら
If you hold on   もし あなたが持ちこたえるなら

Can you hold on   あなたが 続けられるなら
Hold on, baby   頑張って、ベイビィ
Won't you tell me now   今 そう言ってくれない
Hold on for one more day 'Cause   もう一日(頑張り)続けてみると、なぜって
It's gonna go your way   そうすれば あなたのやり方で進めるようになるはずだから


Don't you know     わからないの
things can change   ものごとは 変えることができる
Things'll go your way   ものごとを あなたの考えるやり方で
If you hold on for one more day   もし もう一日 続けることができるなら

Can't you change it this time   あなたは今しか それを変えることができない 
Make up your mind   心を しっかりと持って
Hold on   持ちこたえて
Hold on   (頑張り)続けて
Baby, hold on...   ベイビィ、持ちこたえるのよ・・・

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プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
老母の介護をしていた頃に、息抜きも兼ねて始めたブログです。
介護の終わった現在はそんな暇もなく休止状態で、たまの休みには気が向くと更新もしています。

※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の無断転載は固くお断りいたします。

訳詞を掲載したい場合は、「記事へのリンクを貼る」という形にして下さい。できれば少しは努力して、自分で翻訳して下さい。

訳詞についてご意見のある方は、「歌詞の翻訳について」をご覧になってからコメントするようにして下さい。

好意的なコメントには出来るだけ返信するようにしていますが、あからさまな悪口は公開せずにサッサと削除しております。それが人情というものでしょう。

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