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310. The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter

The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter きみの恋人が去っていく音がするけど たいしたことじゃないよ : 
            Penguin Cafe Orchestra ペンギン・カフェ・オーケストラ

 ペンギン・カフェ・オーケストラの音楽は説明するのが難しいので、まずは一曲聴いてみて下さい。 11分38秒と長い曲ですが、タイトルもそれに劣らず長いものになっています。 ラジオではめったに流れない(流せない?)曲の一つでしょう。


Alubm : Music from the Penguin Cafe (Import)
  
          ミュージック・フロム・ペンギン・カフェ
(試聴可)
Released: 1976 (Japan 1982)
Composed by: Simon Jeffes (サイモン・ジェフス)
Produced by: Simon Jeffes & Steve Nye (スティーヴ・ナイ)
  ペンギン・カフェ・オーケストラについて:
Penguin Cafe Orchestra
 フリー百科事典『ウィキペディア』 


Simon Jeffes  ペンギン・カフェ・オーケストラは、サイモン・ジェフスを中心にした音楽ユニットですが、曲によってメンバーが変わるようで、固定メンバーによるバンドではありません。

 この曲を含むファースト・アルバムは1976年のものですが、日本では1981年に セカンド・アルバム が先にリリースされ、その後でファースト・アルバムが出ていますから、日本で聴かれるようになったのは’80年代になってからのことです。 当時は一部の人たちの間で評判になっていましたが、今ではすっかり忘れられているようです。

 CD(コンパクト・ディスク)が登場したのは1981年ですが、当時はCDもCDプレイヤーも高値の花でしたから、ウチにあるのは当然レコードです。 A面には比較的短い曲が8曲、B面には長めの曲が3曲収録されていて、この曲はB面の始めに入っていました。
 きれいな曲ですが、7分前後から不協和音が聞こえ始め、せっかく作った曲を自らぶち壊しています。 それが恋人の去っていく音なのか、心のきしむ音なのかは聴く人それぞれが判断するとして、ちょっとひねくれたところがあるのもこのグループの特徴の一つでしょうか。 サンマ持って写真に納まる人もあまりいませんし・・・

 一連のアルバム・ジャケットで、ちょっと変わった絵を描いていたのは Emily Young (エミリー・ヤング)という人で、曲によってはコーラスで参加しています。 サイモン・ジェフスは一時期、日本の京都で暮していたこともあるそうですが、1997年脳腫瘍により他界してしまいました。(享年48歳)

Penguin Cafe Quartet:
  Simon Jeffes : Guitar, Bass, Ukelele, Quatro, Spinet, Electric piano
  Helen Leibmann : Cello
  Gavyn Wright : Violin , Viola
  Steve Nye : Electric Piano, Mixing

The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter 『きみの恋人が去っていく音がするけど たいしたことじゃないよ』を聴く: (11:38)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

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テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

296. Song Of The Wind 風は歌う

Song Of The Wind 風は歌う : Santana サンタナ

 「サンタナ」4作目のアルバムからの選曲ですが、この曲はインストゥルメンタルなので歌詞はありません。 アルバムはシングル・ヒットが無かったにもかかわらず、アメリカのアルバム・チャートで最高8位、イギリスでは6位となりました。 この曲は人気があったようで、1974年になってからシングル・カットされています。


Caravanserai
Alubm : Caravanserai
  キャラバンサライ
(試聴可)
Released: October 1972
Written by: Carlos Santana, Gregg Rolie , Neal Schon
Produced by: Carlos Santana, Mike Shrieve

  サンタナ(バンド) について:
Carlos Santana
 フリー百科事典『ウィキペディア』  


The body melts into the universe.      体は溶けて 宇宙と一体となる
The universe melts into the soundless voice.  宇宙は溶けて 音の無い声と一体となる
The sound melts into the all-shining light.   音は溶けて すべての輝く光と一体となる
And the light enters the bosom of infinite joy.  そして光は 無限の歓喜の懐にいだかれる

 From "Metaphysical Meditations"    「形而上学的 瞑想」
      by Paramahansa Yogananda      パラマハンサ・ヨガナンダ(ヨガの導師)の著書より

 上は見開きのアルバム左上に書かれていた言葉ですが、初期のサンタナのアルバムの中で最もまとまっていてスケールが大きいのはおそらくこのアルバムでしょう。 この曲は5番目に入っていますが、ほとんどエンドレスで曲がつながっているので一曲だけ取り出すとおかしなことになります。 うちにあるのは古いレコードですが、はっきりと区切りがつくのはA面とB面を裏返す時くらいでした。

 「サンタナ」はこの前年にサード・アルバムをリリースした後で、オリジナル・メンバーでベーシストのデイヴ・ブラウン (David Brown)とパーカッションのマイク・カラベロ (Mike Carabello)がグループを去り、「サンタナ」は一時解散してしまいます。 原因はリーダーであるカルロス・サンタナ(当時24歳)のワン・マンぶりにあったようで、この曲を共作したグレッグ・ローリーとニール・ショーンの二人もこの後「サンタナ」を脱退し、翌年に 「Journey(ジャーニー)」を結成しています。

 リーダーのカルロス・サンタナ(ややこしい)はこの数ヶ月前にドラマーのバディ・マイルスとの共演で、
Carlos Santana & Buddy Miles: Live!カルロス・サンタナ&バディ・マイルス:ライヴ!)という擬似ライヴ・アルバムをリリースしていますが、その後新たにメンバーを集め、新生「サンタナ」として作られたのがこのアルバムでした。 オリジナル・メンバーはカルロスと共にこのアルバムをプロデュースしたドラマーのマイケル(マイク)・シュリーヴと、それにキーボードのグレッグ・ローリーくらいですが、グレッグは既にカルロスと喧嘩していたらしく何曲かはトム・コスター(Tom Coster)が代わりに演奏しています。

 この曲ではカルロス・サンタナとニール・ショーンがギターを弾いていますが、残念ながらツイン・ギターではなく、どうやら別々に録音してそれを後から編集し直したもののようです。 両雄並び立たずということなのかギター・バトルは聴けませんが、どっちがどっちだか分からないくらい上手くまとめてあります。 そうした穿鑿(せんさく)などしないで、単純に演奏を楽しんでいるのが一番良い聴き方かもしれません。 ブルティッシュ・ロックの様にギターやキーボードだけでなく、強烈なパーカッション(打楽器)が入るのも「サンタナ」サウンドの魅力の一つでしょう。
 アルバム・タイトルの "Caravanserai" (キャラバンサライ)は、ラクダを連れたキャラバン(隊商)が沙漠の中で宿営した「隊商宿」という意味で、ペルシャ語の "karavan" (キャラバン)と "saray" (キャンプ)から来ています。

Song Of The Wind:
  Carlos Santana (カルロス・サンタナ) : Guitar
  Neal Schon (ニール・ショーン) : Guitar
  Gregg Rolie (グレッグ・ローリー) : Organ
  Mike Shrieve (マイク・シュリーヴ) : Drums
  Douglas Rauch (ダグラス・ローチ) : Bass
  James Mingo Lewis (ジェイムズ・ミンゴ・ルイス) : Congas

Song Of The Wind 『風は歌う』を聴く: (6:08)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

268. Prettiest Girl in the World 世界でいちばん、かわいい娘

Prettiest Girl in the World 世界でいちばん、かわいい娘 : Ry Cooder ライ・クーダー

 この曲はインストゥルメンタルなので 『一緒に歌える』 というコンセプトからは外れますが、きれいな曲なので採り上げてみました。 20年以上愛聴していますが、疲れた心に良く効きます。


Alubm : Pecos Bill (Import from U.S.)
  ペコス・ビル

Released: 1988
Written by: Ry Cooder
Produced by: Ry Cooder

  ライ・クーダーについて:
Ry Cooder
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲を収めたアルバムは、アメリカ西部の大ぼら話をロビン・ウィリアムスが様々な声音(こわね)を駆使して語り、それにライ・クーダーが音楽を付けたものです。 ストーリーはコヨーテに育てられた少年ビルが、カウボーイを真似て馬代わりのクーガーにまたがり、ガラガラ蛇で投げ縄の練習をするうちに一人のカウボーイと出会い、やがてカウボーイたちの頭(かしら)となって、最後は巨大竜巻にロデオのようにまたがったまま空高く上って行ってしまうというお話です。

 ストーリー (24:16) がパート1とパート2に分かれているのは、同じ内容で出ていた カセット・テープ に合わせてのことでしょう。 日本の国内版には英語と日本語の対訳も付いていますが、これで英語の勉強をするのはお勧めしません。 ほとんど冗談みたいな内容ですから。
 この曲はパート2の始めに流れる曲で、リオ・グランデ川を大なまずに乗った少女が下ってくるのを見たビルが、その少女に一目惚れして「俺の女房にならないか」―とプロポーズする場面で使われていました。 ミュージシャンのクレジットが一切無いのでキーボードなどは誰が弾いているのか分かりません。 当時の交友関係から考えられるのはジム・ディッキンソンかヴァンダイク・パークスですが、弦楽器以外にアコーディオンなどもこなせるライ・クーダーのことですから、案外全部自分で演奏しているのかもしれません。

 ストーリーの他にオマケとして、話の中で使われた曲が4曲収められていますが、最後の "Cowboy's Prayer" (カウボーイの祈り)も短いけれどきれいな曲です。 ストーリーの中ではライ・クーダーがギターで弾く "Home on the Range" (峠の我が家)も聴けるのですが、サウンド・トラックとして収められていないのはオリジナルでないからでしょうか。

曲目リスト:
(ストーリー)
  1. Pecos Bill, Pt. 1   1.ペコス・ビル(パート1) 15:40
  2. Pecos Bill, Pt. 2   2.ペコス・ビル(パート2) 8:35
(サウンド・トラック)
  3. Pecos Bill   3.ペコス・ビルのテーマ 2:08
  4. Prettiest Girl in the World   4.世界でいちばん、かわいい娘 2:05
  5. Up and up They Went   5.上へ、上へ 2:59
  6. Cowboy's Prayer    6.カウボーイの祈り 1:39

Prettiest Girl in the World 『世界でいちばん、かわいい娘 』を聴く: 2:05
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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