422. Twin Cities ツイン・シティーズ

Twin Cities ツイン・シティーズ / Everything But The Girl 

エヴリシング・バット・ザ・ガール1991年のアルバムから、軽快なこの曲を選んでみました。


Album : Worldwide
  ワールドワイド
(紙ジャケット)
Released: October, 1991 (Album)
Written by: Ben Watt (ベン・ワット)
Produced by: Everything but the Girl
 エヴリシング・バット・ザ・ガール
Tracey Thorn & Ben Watt
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲を含むアルバムからは、以前 "Old Friends"(「オールド・フレンズ」:307回目)を採り上げたことがありますが、この曲はその「オールド・フレンズ」とのカップリングでシングルになっています。 どちらもチャートでは100位以内にも入っていませんが、個人的にはどちらも好きな曲で「寂しさ」と「明るさ」といった好対照な組み合わせも気に入っています。 

この曲のタイトルの "Twin Cities" は、アメリカでは一般的に「ミネアポリス」と「セントポール」を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指します。
アメリカ最長のミシシッピ川が始まる「水の街」でもあり、その「双子の都市」とデュオである自分たちを重ね合わせているのでしょう。 アメリカに長いこと滞在しているうちに本国(イングランド)に戻ることを忘れてしまいそうになり、「そろそろ動き始めないと・・・」と思っているうちに、デトロイトでの暴動がキッカケで荷造りを始めた、という内容のようです。 

このアルバムが出る前年の1990年に、ベン・ワットが原因不明の難病にかかり一時活動を休止していたことがあるので、そうした病気からの復活の意味も込められているのでしょう。
ちょっと分かりにくい歌詞で何度かやりかけてそのままになっていたものを、今回はキチンと最後まで訳してみました。 「多分こんな感じだろう」という、あくまでも私個人の解釈ですが・・・


Tracey Thorn (トレイシー・ソーン) : Lead vocals
Ben Watt (ベン・ワット) : Acoustic Guitar, Drum Programming, Backing Vocals
  Geoff Gascoyne : Bass
  Martin Ditcham : Congas, Tambourine
  Ralph Salmins : Drums
  Peter Murray : Organ
  Damon "The Doctor" Butcher : Piano
  Pete Whyman : Tenor Saxophone
  James McMillan : Trumpet, Flugelhorn

Grooveshark で、Twin Cities 『ツイン・シティーズ』を聴く: (4:38)

  ●歌詞と対訳●
[1]
Now we're in twin cities
  私たちは今 ツイン・シティーズ(双子の都市)にいる

Where the Mississippi rises and then falls
  そこからミシシッピ(川)が始まり、すぐに(セント・アンソニー)滝となる

One is Minneapolis and the other no less famous is St. Paul’s
  一方はミネアポリス市、もう一方はそれと同じくらい有名なセントポール市

There are stray dogs on the highway
  そこでは野良犬たちが ハイウェイの上をたむろして  

And the local farmers moan about lack of rain
  地方の農家は 雨不足に喘(あえ)いでいる

When the winds blew last winter,
  去年の冬に 風が吹き荒れた時なんか、

I swear England had another hurricane, hurricane
  本当に、イングランドならハリケーンと同じくらいだった、 ハリケーンと

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are that river
  私たちは(たとえるなら)双子の都市で、 その川は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

[2]
Last time in New York was with Mandela and Madonna and The Mets
 この前ニューヨークにいた時は (ネルソン)マンデラとマドンナと(NY)メッツがいて

They're icons of an era where that's about as famous as it gets
  彼らはその時代の象徴として 同じくらい有名だから  

(That's what I call famous, babe)  (それが有名っていうものさ、ベイビィ)

I've seen cities full of ticker-tape,
  街中が(パレードで) テープや紙吹雪がいっぱい舞い散るのを見たものよ

and cotton-trains through Utah disappearing out of sight
  コットン(綿花)を積んだ列車は ユタ州を抜けて視界から消えて行くけど

But I'm standing in a city that's as pretty as an ocean in the night
  でも私は 夜の海のように美しいこの街で 立ち止まったまま

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are that ocean
  私たちは双子の都市で、 その海は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは動き始めるでしょう

(Bridge)
And no one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“How long are you going to be away?”  「どのくらい そっちにいるつもり?」って
(Are you ever coming back?)  (ずっと戻って来ないつもり?)
Yeah yeah…
(Are you ever coming back?)  (ずっと帰って来ないのかい?)

No one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“Don't let that life lead you astray” 「人生を踏み外すようなことをするな」って
(Don't forget to come back)  (帰って来るのを 忘れないで)
Yeah!
(Don't forget to come back)  (必ず 戻ってきてね)

(間奏)

[3]
They were rioting in Detroit on the night the Pistons won it back to back
 (NBAのデトロイト)ピストンズの勝利と連動し、デトロイトで夜に暴動が起きたので

I was out of there the next day,
  私は翌日に そこを出たの

and I only had just two bags to pack
  わずか二つのバッグをパック(荷造り)しただけで

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are one river
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの川

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are one ocean
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの海

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは始動するの

(以下、アドリブ)
Yeah
We are twin cities
We are one river
(We are twin cities)
One ocean

We are twin cities
(We are twin cities)
We are one river
Yeah
One ocean

We are twin cities
One ocean
We are ...



※ twin cities: アメリカではミネソタ州最大の都市ミネアポリス市と、ミネソタの州都で第二の都市セントポール市を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指すことが多い。 
※ Mississippi (River): ミシシッピ川。 アメリカで一番長い川で、ミネソタ州に始まり、南のメキシコ湾に注ぐ。
※ falls: この場合は「滝」のことで、ミシシッピ川唯一の滝が「セント・アンソニー滝」。その水力を利用して製材や製粉などが行われ、産業が発展した。 
※ no less: 同様に。 ~に劣らず。
※ stray dog: 野良犬。 "stray cat" なら「野良猫」。
※ moan: 1.うめく。 2.不満を言う。 3.嘆く。
※ lack of rain: 雨不足。
※ I swear: 本当に。 誓って。
※ another: 似たようなもの。
※ standing still: 静止状態。
※ be delivered: 配達される、発送される、届く。

※ last time: この前。 前回。 最後に。
※ icons of ..: ~の象徴。 アイコン。
※ era: 時代。 年代。
※ that's about it: そういったところだ。 まあ、そんなところだ。
※ as famous as: ~と同じくらい有名。
※ That's what ..: それが~というものだ。
※ ticker tape: (パレードで投げられる)紙テープや紙吹雪。
 "ticker tape parade" で「紙吹雪の舞うパレード」
※ out of sight: 見えないところに。
※ as pretty as: ~のように美しい。
※ set in motion: 運転する、発動する、動かす。 始動する。

※ call up: 電話する、電話で呼び出す。
※ How long are you going to .. ?: いつまで~しているつもり?
 "How long are we going to be away?" で「どれくらいそっちにいるつもり?」
※ lead someone astray: ~を道に迷わせる。 (人を)堕落させる。
※ Don't forget to ..: ~するのを忘れないで。
 "Don't forget to come back" だと、「必ず戻って来てね」

※ rioting: 1.暴動を起こす。 2.暴徒と化す。
※ back to back: 連動して、背中合わせに。 相次いで、連続して、次から次に。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

421. Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト

Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト : 
      The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

スマッシング・パンプキンズ1995年の二枚組アルバムから、アルバムの最後に収められていたこの曲を選んでみました。 メンバー4人それぞれの歌声を聴くことができます。


Album : Mellon Collie & the Infinite Sadness
  
メロンコリーそして終りのない悲しみ
(試聴可)
Released: October 1995 (Album)
Written by: Billy Corgan, James Iha
Produced by: A. Moulder, Flood, B. Corgan, J. Iha

  スマッシング・パンプキンズについて:
James, D'arcy, Billy & Jimmy
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全米で一千万枚のセールスを記録したこのメガヒット・アルバムからは、以前に
"Tonight, Tonight"(「トゥナイト、トゥナイト」:380回目)、
"Thirty-Three"(「サーティ・スリー」:207回目)、
"1979"(「ナインティーン・セヴンティナイン」:22回目)を採り上げたことがありました。

この曲は二枚組アルバムを締めくくるものとして最後に収められていて、タイトルの"Farewell"(さようなら、ごきげんよう)からしてラストにふさわしい曲です。
ソング・ライティングにはギタリストのジェームス・イハも参加しており、彼らしい静かな曲調ですが、歌はメンバー4人が交互に歌っていて、普段は歌わないドラマーのジミーやベーシストのダーシーの声も聴くことができます。

ただ、歌詞が文章の途中で切り替わって訳しにくいので、歌う為の英文の歌詞と、意味を知るための対訳とを、今回は二つに分けておきました。
最初をいつものようにビリー・コーガンが歌い、次いでギタリストのジェームス・イハ、間奏の後でドラマーのジミー・チェンバレン、その後を紅一点のベーシストであるダーシー・レッキーが歌っています。 ちょっと地味な曲ですが、一日の終わりに聴くと良いかもしれません。


Billy Corgan (ビリー・コーガン) – lead vocals, lead guitar, piano
James Iha (ジェームス・イハ) – rhythm guitar; vocals
Jimmy Chamberlin (ジミー・チェンバレン) – drums, vocals
D'arcy Wretzky (ダーシー・レッキー) – bass guitar, vocals

Farewell and Goodnight 『フェアウェル・アンド・グッドナイト』を聴く: (4:23)

  ●歌詞と対訳●
 (※ 和訳は下にあります)
[Billy]
Goodnight, to every little hour that you
Sleep tight, may it hold you through the winter of a
Long night, and keep you from the loneliness of yourself

[James]
Heart strung, is your heart frayed and empty cause it's
Hard luck, when no one understands your love it's
Unsung, and I say

[Billy & James]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart

(間奏)

[Jimmy]
Goodnight, may your dreams be so happy and your
[D'arcy]
Head light, with the wishes of a sandman and a
[Jimmy]
Night light, be careful not to let the bedbugs
[D'arcy]
Sleep tight, nestled in your covers

[Jimmy & D'arcy]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Pumpkins]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Billy]
And you can tell, it's just as well
And you can tell, it's just as well

[Pumpkins]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always to all that's pure that's in your heart


Goodnight, to every little hour that you sleep tight.
  おやすみ、ぐっすりと眠れる わずかな時間に

May it hold you through the winter of a long night,
  その眠りは長い冬の夜を 包み込んでくれるだろう

And keep you from the loneliness of yourself.
  そしてその寂しさから 守ってくれるだろう


Heart strung is your heart frayed and empty,
  張り詰めた心は その心が擦り切れたり 空しかったりするから   

Cause it's hard luck, when no one understands your love.
  それは不運だったり、誰もその愛情を分かってくれなかったりするから

It's unsung, and I say
  誰も称賛してくれないのなら、せめてこう言おう


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛(いと)しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart
  おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)であるように

(間奏)

Goodnight, may your dreams be so happy and your head light
  おやすみ、その夢が楽しいものであるように、そしてその目まいが

with the wishes of a sandman and a night light,
  睡魔と常夜灯の仕業(しわざ)でありますように、

Be careful not to let the bedbugs sleep tight, nestled in your covers.
  ぐっすりと眠りなさい、 毛布に優しく くるまれて

The sun shines but I don't,
  天気が好くても、自分には関係ないこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう

The sun shines but I don't,
  良いことなんて、自分とは関係の無いこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう


And you can tell, it's just as well.
  分かっているなら、 かえって好都合さ

And you can tell, it's just as well.
  それが分かっているなら、 むしろ好都合ってものさ


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart.
    おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)でありますように



※ Farewell: さようなら、ごきげんよう。 比較的長い別れ際に交わす言葉。
※ Good night: おやすみ、お休みなさい。

※ sleep tight: 熟睡する、ぐっすり眠る。
※ strung: 1.string(弦、糸)の過去形。 2.糸(弦)を張った。
※ fray: 擦り切れる、ぼろぼろになる。 (神経を)すり減らす。
※ hard luck: 不運、不幸。
※ unsung: (詩歌に)うたわれていない。 (英雄として)称賛されない。

※ one's head (go) light: めまいがする、ふらつく。 
※ sandman: 睡魔、眠りの精。(おとぎ話で、子供の目に砂をかけて眠らせるという)
※ night light: 常夜灯。 前列の "head light" と掛けている。
※ bedbugs bite: 直訳すると「虱(シラミ)に喰われる」だが、
 "Sleep tight. Don't let the bedbugs bite." で、「ぐっすりお休み。(シラミや南京虫に噛まれませんように)」という決まり文句。

※ nestle in ..: ~にくるまって眠る。
※ the sun shines: 「日が照る」だが、「好機」や「良いこと」、「うまく行く」といった比喩(ひゆ)的な意味で使われる。
※ but I don't: 「だけど自分はそうじゃない」とか「自分とは関係ない」といった感じでしょうか。
※ wash away: 洗い流す、洗い落とす。
※ (as) you can tell: お分かりのように、お察しの通り。 見ての通り。
※ just as well: かえって好都合な。 丁度いい。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

399. Kiss of Live キス・オヴ・ライフ

Kiss of Life キス・オヴ・ライフ : Sade シャーデー

シャーデー1992年のアルバムから、サード・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。


Album : Love Deluxe
  love deluxe
(試聴可)
Released: May 1993 (Single), October 1992 (Album)
Written by: S. Adu, S. Matthewman, A. Hale, P. Denman
Produced by: Sade, Mike Pela
  シャーデー (バンド)について:
Sade (band)
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シャーデーの曲はこれまで何度か採り上げていますが、「シャーデー」はヴォーカリストのシャーデー・アデュを紅一点のメンバーとする4人組のバンド名です(ややこしい・・・)。
シャーデー・アデュのハスキーなヴォーカルと、ジャジーで洗練されたサウンドで、アダルト(大人)世代に人気があります。

残念ながら歌詞の方はどこかで聞いたような表現が並んでいて、訳していて少し恥ずかしくなってくるのですが(いつも)、でもあの声で歌われるとそうしたことはどうでもよくなってくるのも確かです。 細かいことは気にせず、ゆったりとした大人のサウンドをお楽しみ下さい。



Sade Adu – vocals
Andrew Hale – keyboards
Stuart Matthewman – guitar, saxophone
Paul S. Denman – bass

Martin Ditcham – drums, percussion
Nick Ingman – string arrangements


  ●歌詞と対訳●

There must have been an angel by my side
  天使が 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly led me to you
  何か神聖なものが 私をあなたに引き寄せたから

Look at the sky  
  空を見て

It's the color of love 
  愛の色に染まっているわ

There must have been an angel by my side
  天の使いが 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly came down from above 
  何か天上のものが 空から降りてきて

He led me to you 
  私をあなたに 引き合わせたから

He led me to you  
   私をあなたへと 導いたから

He built a bridge to your heart
  その使いは あなたの心に橋を架けたの

All the way   
  (遠くの)端から端まで ※

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて ※

I can't say
  私には とても言い表すことができない

When I was led to you
  私があなたに 引き合わされた時

I knew you were the one for me
  私にとって あなたが唯一の人だと分かったの

I swear the whole world could feel my heartbeat
  きっとこの世界は 私の心のときめきを感じたはず

When I lay eyes on you
  私があなたと 出会った時に

Ay ay ay

You wrapped me up in the color of love
  あなたは私を 愛という色に(染めることに)夢中になってる

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

(間奏)

Wasn't it clear from the start
   始めから 分かりきっていたことでしょう
 
Look the sky is full of love
   愛でいっぱいの 空を見て

Yeah, the sky is full of love
   そう、 愛に満ちあふれた空を

He built a bridge to your heart
  その天使は あなたの心に橋を架けてくれた

All the way
  ずっと向こうまで

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて

I can't say
  私には とても言い表すことができない

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
   あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life 
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life   
生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  わたしに 生命(いのち)のキスを与えてくれる 

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss of life
  あなたは私に 生命(いのち)のキスを与えてくれる
 
The kiss of life ...
  生命(いのち)のキッスを・・・


※ all the way: 1.はるばる、わざわざ。 2.さまざまに、幅広く。 3.(性俗)どのようなセックスでも許すこと。
all the way down だと、「端から端まで」、「ずっと向こうまで」
※ tons of: 沢山の、大量の、山ほどの。
※ wrapped up in: ~に没頭している、~に熱中する、~に夢中になっている。
※ lay eyes on: ~を見つける、~と出会う。
※ from the start: 始めから、 最初から。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

398. Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー

Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー : The Rolling Stones

ローリング・ストーンズ1994年のアルバムから、フラーコ・ヒメネスのアコーディオンがいい味を出しているこの曲を選んでみました。


Album : Voodoo Lounge
  ヴードゥー・ラウンジ

Released: 11 July 1994 (Album)
Written by: Mick Jagger, Keith Richards.
Produced by:Don Was, Glimmer Twins (Mick & Keith)
 ローリング・ストーンズ について:
(L to R) Charlie, Keith, Mick, Ronnie
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1993年にベーシストのビル・ワイマンが脱退し、ストーンズのオリジナル・メンバーは3人になってしまいました。 新たにヴァージン・レコードと契約を交わしてリリースされたのがこのアルバムで、ベースは以後ダリル・ジョーンズが担当していますが、正式メンバーにはなっていません。

このアルバムが出たのは20年前で、ミック、キース、チャーリーの3人は既に50歳を超えていました。 往年のパワーは望むべくも無く、ファースト・シングルとなったオープニングの "Love Is Strong" (ラヴ・イズ・ストロング)は本国イギリスでこそ14位でしたが、ドイツで40位、アメリカでは91位までしか上がらず、ヒットしなかった最初のシングルとなっています。

もっとも評論家からの評価は良かったようで、翌年のグラミー賞では「ベスト・ロックアルバム」を受賞しているようです。 15曲も入っているアルバムは通して聴くにはちょっとつらいところがありますが、好きな曲が何曲か入っているので当時はCDから編集したテープで聴いていました。

昔のストーンズには凝(こ)ったアルバム・ジャケットが多かったものですが、売る気の無さそうな変なジャケットに風変わりなアルバム・タイトルでは、ファンでなければ手にする気にはならないでしょう。
「ヴードゥー」というのはてっきりヴードゥー教のことかと思ったら野良猫の名前から採ったそうで、キースが付けたタイトルのようです。 記事があったのでちょっと訳してみると、
During the recording of the album, Richards adopted a stray cat in Barbados which he named Voodoo,
そのアルバムをレコーディングしていた間、(キース)リチャーズはバルバドスにいて彼が「ヴードゥー」と名づけた野良猫から(タイトルを)採ったそうだ、

because they were in Barbados, and the kitten had survived the odds.
というのも彼らはバルバドスにいて、その子猫はとても見込みの無さそうな状態を生き延びたからだという。

He dubbed the terrace of the house, Voodoo's Lounge.
彼はその家のテラスでダビングをした、ヴードゥーのラウンジ(居間、リビング)で。

この曲はシングルにはなっていませんが、割と好きな曲なので採り上げてみました。 アコーディオンで参加しているフラーコ・ヒメネスは、ライ・クーダーのアルバムではおなじみのミュージシャンです。
ライ・クーダーといえば1969年の「レット・イット・ブリード」の頃にストーンズのレコーディングに参加して、ギターのフレーズをパクられたという因縁があるのですが(キースは否定)、それから25年後にフラーコが参加するというのも不思議な感じがします。 
せっかく間奏のアコーディオンでいい感じに盛り上がっても、その後に入るキースの調子っ外れなギターには思わず笑ってしまいます。 例によって酒でも飲みながらプレイしていたのでしょうか?
 
このレコーディングにはジェリー・リー・ルイスも参加して数曲を録音したそうですが、アルバムには採用されなかったみたいでルイスが怒ったとか。 ストーンズの周辺には、そんな裏話が色々と転がっています。 何しろ問題児の元祖みたいな人たちですから・・・


Mick Jagger - Lead Vocals, Acoustic Guitar
Keith Richards - Backing Vocals, Electric Guitar, Acoustic Guitar
Charlie Watts - Drums
Ronnie Wood - Steel Guitar [Pedal & Lap]

Accordion – Flaco Jimenez
Bajo Sexto – Max Baca
Organ – Chuck Leavell
Percussion – Luis Jardim
Backing Vocals – Bernard Fowler, Ivan Neville, Keith, Mick

Sweethearts Together 『スウィートハーツ・トゥゲザー』を聴く: (4:46)

  ●歌詞と対訳●

Sweethearts together  恋人同士が 一緒になる
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We'll take life as it comes  俺たちの人生は 成り行きにまかせて
Sweathearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる

Everybody needs someone  (人間)誰でも 他の誰かが必要なのさ
To tell their troubles to  悩みを打ち明けられる (相手が)
To share the pain and laughter  悩みや笑いを 分け合える(人が)  
In a world beset with fools  この世界は 馬鹿な奴らに悩まされるから
To help you with your ups and downs  浮き沈みの激しい時は 手助けが要る
Someone to heal your wounds  傷を癒してくれる 誰かが
So we're  だから 俺たち・・・

(Chorus)
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
When two hearts beat as one  二人の鼓動が 一つに重なる時
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

Everyone so cynical   誰もが かなりひねくれた見かたをして
And says that love won't last  「愛なんて長続きしない」って言うけど
Think about your future  未来のことを 考えるようにして
Stop living in the past  過去に生きるのは やめにしなよ
Time's not standing still   時間は立ち止まっては くれないのだから
So stop looking through those tinted glasses 
  そんな色眼鏡を通してものを見るのは やめにしたらどうだい

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

(間奏) Flaco Jimenez (フラーコ・ヒメネス) – accordion 

But love is never easy  だけど 愛は一筋縄では行かないし
It's never silky smooth  シルク(絹)のように スムース(滑らか)でもない
There's always something tempting  そこにはいつも 心をそそる何かがあって
In the wilderness of youth  (まるで)若さという 荒野の中にいるみたいだけど
But I will stay right by your side  俺はお前の すぐそばにいるから
The truth will out, you'll realize 「真実はやがて明らかになる」って、分かるだろう
We're   俺たちは・・・

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

As one
As one ...



※ sweetheart: (やや古い表現)恋人、ボーイ(ガール)・フレンド。
※ take it as it comes: 人生を成り行きにまかせる。
※ beset with: ~に悩まされる。
※ up and down: 上がったり下がったり。 良かったり悪かったり。 浮き沈みが激しい。
※ heal a wound: 傷を治す(癒す)。

※ cynical: ひねくれた、小ばかにした。 皮肉な。
※ last: この場合は「長続きする」、「持続する」、「持ちこたえる」など。
※ live in the past: 過去(のこと)に生きる。
※ stand still: じっと立っている。 静止する、現状にとどまる。
※ tinted glasses: 色付き眼鏡。 "rose tinted glasses" だと「楽観的な考え」だが、"those tinted glass" (そんな色眼鏡)と似たような発音で少し表現を変えている。

※ so glad: すごくうれしい、本当にうれしい。
※ (be) never easy: 一筋縄では行かない。
※ silky smooth: (絹のように)滑らかな、しなやかな、スベスベの。
※ tempting: 心をそそる、魅力的な、誘惑的な。
※ in the wilderness: 荒野の中に。 孤立して。
※ by your side: きみのそばに、 あなたの隣に。"right" が付くと、「すぐそばに」。
※ The truth will out: 【諺】真実はいつか現れるもの。 事実は必ず明らかになる。
   

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

384. One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ

One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ : The Hooters 

ザ・フーターズ1993年のアルバムから、ロブ・ハイマンの歌うこの曲を選んでみました。 


Album : Out of Body (Import)
  アウト・オブ・ボディ

Released: May 11, 1993 (Album)
Written by: Rob Hyman, Eric Bazilian
Produced by: Joe Hardy, Eric Bazilian, Rob Hyman
  ザ・フーターズについて
中央左から、Eric (G), Mindy (Vi), Rob (Vo, Key)
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このアルバムからは以前、シンディ・ローパーをゲストに迎えた "Boys Will Be Boys"(ボーイズ・ウィル・ビー・ボーイズ:308回目)を採り上げたことがあります。 個人的には好きなアルバムですが、セールス的には振るわなかったようで、シングルになった曲はありませんでした。

フーターズはエリック・バジリアン(G)とロブ・ハイマン(Ky)の二人が中心になって結成されたグループで、どちらも曲を書いて歌えるのが魅力ですが、この曲ではロブがリード・ヴォーカルをとっています。
更にこのアルバムでは初の女性メンバーとなるミンディ・ジョスティンが加入し、ヴァイオリンとバック・ヴォーカルで新しい風を吹き込んでくれました。 

残念ながらその後ミンディは脱退し、グループもしばらくは活動休止となってしまいます。 その後エリックとロブの二人は、ジョーン・オズボーンのデビュー・アルバム作りに参加したりしていました。 この二人、シンディ・ローパーのファースト・アルバムにも参加しているし、他の人のアルバムに提供した曲の方が良かったりするのですね。 

この曲の歌詞は "one too many" (一つ余計に多い)というフレーズの繰り返しで、アメリカでは「(酒を)飲みすぎる」といった意味で使われるようです。 それに "drink" (飲みすぎ)と "think" (考えすぎ)といった単語を並べて韻(いん)を踏んでいる訳ですね。 派手さや新しさはないけれど、ストレートなアメリカン・ロックが好きな方には楽しんでいただけると思います。


The Hooters:
Rob Hyman: lead vocals, organ, synthesizer, Mellotron, accordion, hooter
Eric Bazilian: vocals, guitars, mandolin, sitar, hooter, recorder, synthesizer
David Uosikkinen: drums, percussion
John Lilley: guitar, vocals
Fran Smith Jr.: bass guitar, vocals, tambourine
Mindy Jostyn: violin, vocals, guitar, harmonica, string arrangements

  ●歌詞と対訳●

Was it one too many words I could not say?
  その余計な一言は 言ってはいけないことだったのか?

Was it one too many times I drove away?
  あの残された時間は 俺が追いやってしまったのか?

Well, this heart of mine is way beyond repair
  この(傷ついた)俺の心は とても治癒できないほどで

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる


Now it's one too many shots I gotta drink
  もう一杯 余計に飲まずにはいられない

And it's one too many times I gotta think
 そしてまた 余計な考えにとりつかれている

It's easy to pretend that I don't care
  関心が無いフリをするのは とても容易なことだけど

But it's one too many nights without you there
  そうしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏) Keyboard Solo : Rob Hyman

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽は常に 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏)  Guitar Solo : Eric Bazilian

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽はいつも 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It is one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It's too many nights without you there...
  きみのいない ウンザリするほど長い夜を過ごしているんだ・・・


※ one too many: 一つだけ多過ぎる、一つだけ余分な。 
(話)過剰な量の酒 one too many (beers)
have one too many:(米俗)酒を飲みすぎる、酔っ払う。 
drink one too many: ちょっと飲みすぎた。

※ drive away: 1.(車で)走り去る。 2.追い払う、追い出す、吹き払う、吹き飛ばす。
※ way beyond..: ~をはるかに超えている。
※ repair: 1.修理、修繕。 2.~を治療する、~を生き返らせる。

※ shot: (蒸留酒など強い酒の)1ショット。 ショット・グラス(25~50ml.)1杯分。
※ gotta = got to: ~しなければならない、 ~しなきゃ。
※ pretend: 装う、取り繕う。 ~のふりをする、~のように見せかける。
※ I don't care: 構わない、気にしない、関心が無い。 どうでもいい、どっちでもいい。

※ it's over: (関係は)もう終わりだ、もうおしまいだ。
※ after all is said and done = after all (結局)
 when all is said and done : とどのつまりは、何を言っても、結局、帰するところ。

※ go on: ~し続ける。
※ let me..: ~させてくれ。
※ at last: 最後に、ついに。

※ no matter when or where: いつでもどこでも。
※ blow down: (風が)吹き落とす、吹き倒す。
※ go nowhere: 行き詰る、どこにも行きようがない。 行き着く所の無い。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
一昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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