399. Kiss of Live キス・オヴ・ライフ

Kiss of Life キス・オヴ・ライフ : Sade シャーデー

シャーデー1992年のアルバムから、サード・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。


Album : Love Deluxe
  love deluxe
(試聴可)
Released: May 1993 (Single), October 1992 (Album)
Written by: S. Adu, S. Matthewman, A. Hale, P. Denman
Produced by: Sade, Mike Pela
  シャーデー (バンド)について:
Sade (band)
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シャーデーの曲はこれまで何度か採り上げていますが、「シャーデー」はヴォーカリストのシャーデー・アデュを紅一点のメンバーとする4人組のバンド名です(ややこしい・・・)。
シャーデー・アデュのハスキーなヴォーカルと、ジャジーで洗練されたサウンドで、アダルト(大人)世代に人気があります。

残念ながら歌詞の方はどこかで聞いたような表現が並んでいて、訳していて少し恥ずかしくなってくるのですが(いつも)、でもあの声で歌われるとそうしたことはどうでもよくなってくるのも確かです。 細かいことは気にせず、ゆったりとした大人のサウンドをお楽しみ下さい。



Sade Adu – vocals
Andrew Hale – keyboards
Stuart Matthewman – guitar, saxophone
Paul S. Denman – bass

Martin Ditcham – drums, percussion
Nick Ingman – string arrangements


  ●歌詞と対訳●

There must have been an angel by my side
  天使が 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly led me to you
  何か神聖なものが 私をあなたに引き寄せたから

Look at the sky  
  空を見て

It's the color of love 
  愛の色に染まっているわ

There must have been an angel by my side
  天の使いが 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly came down from above 
  何か天上のものが 空から降りてきて

He led me to you 
  私をあなたに 引き合わせたから

He led me to you  
   私をあなたへと 導いたから

He built a bridge to your heart
  その使いは あなたの心に橋を架けたの

All the way   
  (遠くの)端から端まで ※

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて ※

I can't say
  私には とても言い表すことができない

When I was led to you
  私があなたに 引き合わされた時

I knew you were the one for me
  私にとって あなたが唯一の人だと分かったの

I swear the whole world could feel my heartbeat
  きっとこの世界は 私の心のときめきを感じたはず

When I lay eyes on you
  私があなたと 出会った時に

Ay ay ay

You wrapped me up in the color of love
  あなたは私を 愛という色に(染めることに)夢中になってる

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

(間奏)

Wasn't it clear from the start
   始めから 分かりきっていたことでしょう
 
Look the sky is full of love
   愛でいっぱいの 空を見て

Yeah, the sky is full of love
   そう、 愛に満ちあふれた空を

He built a bridge to your heart
  その天使は あなたの心に橋を架けてくれた

All the way
  ずっと向こうまで

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて

I can't say
  私には とても言い表すことができない

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
   あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life 
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life   
生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  わたしに 生命(いのち)のキスを与えてくれる 

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss of life
  あなたは私に 生命(いのち)のキスを与えてくれる
 
The kiss of life ...
  生命(いのち)のキッスを・・・


※ all the way: 1.はるばる、わざわざ。 2.さまざまに、幅広く。 3.(性俗)どのようなセックスでも許すこと。
all the way down だと、「端から端まで」、「ずっと向こうまで」
※ tons of: 沢山の、大量の、山ほどの。
※ wrapped up in: ~に没頭している、~に熱中する、~に夢中になっている。
※ lay eyes on: ~を見つける、~と出会う。
※ from the start: 始めから、 最初から。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

398. Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー

Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー : The Rolling Stones

ローリング・ストーンズ1994年のアルバムから、フラーコ・ヒメネスのアコーディオンがいい味を出しているこの曲を選んでみました。


Album : Voodoo Lounge
  ヴードゥー・ラウンジ

Released: 11 July 1994 (Album)
Written by: Mick Jagger, Keith Richards.
Produced by:Don Was, Glimmer Twins (Mick & Keith)
 ローリング・ストーンズ について:
(L to R) Charlie, Keith, Mick, Ronnie
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1993年にベーシストのビル・ワイマンが脱退し、ストーンズのオリジナル・メンバーは3人になってしまいました。 新たにヴァージン・レコードと契約を交わしてリリースされたのがこのアルバムで、ベースは以後ダリル・ジョーンズが担当していますが、正式メンバーにはなっていません。

このアルバムが出たのは20年前で、ミック、キース、チャーリーの3人は既に50歳を超えていました。 往年のパワーは望むべくも無く、ファースト・シングルとなったオープニングの "Love Is Strong" (ラヴ・イズ・ストロング)は本国イギリスでこそ14位でしたが、ドイツで40位、アメリカでは91位までしか上がらず、ヒットしなかった最初のシングルとなっています。

もっとも評論家からの評価は良かったようで、翌年のグラミー賞では「ベスト・ロックアルバム」を受賞しているようです。 15曲も入っているアルバムは通して聴くにはちょっとつらいところがありますが、好きな曲が何曲か入っているので当時はCDから編集したテープで聴いていました。

昔のストーンズには凝(こ)ったアルバム・ジャケットが多かったものですが、売る気の無さそうな変なジャケットに風変わりなアルバム・タイトルでは、ファンでなければ手にする気にはならないでしょう。
「ヴードゥー」というのはてっきりヴードゥー教のことかと思ったら野良猫の名前から採ったそうで、キースが付けたタイトルのようです。 記事があったのでちょっと訳してみると、
During the recording of the album, Richards adopted a stray cat in Barbados which he named Voodoo,
そのアルバムをレコーディングしていた間、(キース)リチャーズはバルバドスにいて彼が「ヴードゥー」と名づけた野良猫から(タイトルを)採ったそうだ、

because they were in Barbados, and the kitten had survived the odds.
というのも彼らはバルバドスにいて、その子猫はとても見込みの無さそうな状態を生き延びたからだという。

He dubbed the terrace of the house, Voodoo's Lounge.
彼はその家のテラスでダビングをした、ヴードゥーのラウンジ(居間、リビング)で。

この曲はシングルにはなっていませんが、割と好きな曲なので採り上げてみました。 アコーディオンで参加しているフラーコ・ヒメネスは、ライ・クーダーのアルバムではおなじみのミュージシャンです。
ライ・クーダーといえば1969年の「レット・イット・ブリード」の頃にストーンズのレコーディングに参加して、ギターのフレーズをパクられたという因縁があるのですが(キースは否定)、それから25年後にフラーコが参加するというのも不思議な感じがします。 
せっかく間奏のアコーディオンでいい感じに盛り上がっても、その後に入るキースの調子っ外れなギターには思わず笑ってしまいます。 例によって酒でも飲みながらプレイしていたのでしょうか?
 
このレコーディングにはジェリー・リー・ルイスも参加して数曲を録音したそうですが、アルバムには採用されなかったみたいでルイスが怒ったとか。 ストーンズの周辺には、そんな裏話が色々と転がっています。 何しろ問題児の元祖みたいな人たちですから・・・


Mick Jagger - Lead Vocals, Acoustic Guitar
Keith Richards - Backing Vocals, Electric Guitar, Acoustic Guitar
Charlie Watts - Drums
Ronnie Wood - Steel Guitar [Pedal & Lap]

Accordion – Flaco Jimenez
Bajo Sexto – Max Baca
Organ – Chuck Leavell
Percussion – Luis Jardim
Backing Vocals – Bernard Fowler, Ivan Neville, Keith, Mick

Sweethearts Together 『スウィートハーツ・トゥゲザー』を聴く: (4:46)

  ●歌詞と対訳●

Sweethearts together  恋人同士が 一緒になる
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We'll take life as it comes  俺たちの人生は 成り行きにまかせて
Sweathearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる

Everybody needs someone  (人間)誰でも 他の誰かが必要なのさ
To tell their troubles to  悩みを打ち明けられる (相手が)
To share the pain and laughter  悩みや笑いを 分け合える(人が)  
In a world beset with fools  この世界は 馬鹿な奴らに悩まされるから
To help you with your ups and downs  浮き沈みの激しい時は 手助けが要る
Someone to heal your wounds  傷を癒してくれる 誰かが
So we're  だから 俺たち・・・

(Chorus)
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
When two hearts beat as one  二人の鼓動が 一つに重なる時
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

Everyone so cynical   誰もが かなりひねくれた見かたをして
And says that love won't last  「愛なんて長続きしない」って言うけど
Think about your future  未来のことを 考えるようにして
Stop living in the past  過去に生きるのは やめにしなよ
Time's not standing still   時間は立ち止まっては くれないのだから
So stop looking through those tinted glasses 
  そんな色眼鏡を通してものを見るのは やめにしたらどうだい

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

(間奏) Flaco Jimenez (フラーコ・ヒメネス) – accordion 

But love is never easy  だけど 愛は一筋縄では行かないし
It's never silky smooth  シルク(絹)のように スムース(滑らか)でもない
There's always something tempting  そこにはいつも 心をそそる何かがあって
In the wilderness of youth  (まるで)若さという 荒野の中にいるみたいだけど
But I will stay right by your side  俺はお前の すぐそばにいるから
The truth will out, you'll realize 「真実はやがて明らかになる」って、分かるだろう
We're   俺たちは・・・

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

As one
As one ...



※ sweetheart: (やや古い表現)恋人、ボーイ(ガール)・フレンド。
※ take it as it comes: 人生を成り行きにまかせる。
※ beset with: ~に悩まされる。
※ up and down: 上がったり下がったり。 良かったり悪かったり。 浮き沈みが激しい。
※ heal a wound: 傷を治す(癒す)。

※ cynical: ひねくれた、小ばかにした。 皮肉な。
※ last: この場合は「長続きする」、「持続する」、「持ちこたえる」など。
※ live in the past: 過去(のこと)に生きる。
※ stand still: じっと立っている。 静止する、現状にとどまる。
※ tinted glasses: 色付き眼鏡。 "rose tinted glasses" だと「楽観的な考え」だが、"those tinted glass" (そんな色眼鏡)と似たような発音で少し表現を変えている。

※ so glad: すごくうれしい、本当にうれしい。
※ (be) never easy: 一筋縄では行かない。
※ silky smooth: (絹のように)滑らかな、しなやかな、スベスベの。
※ tempting: 心をそそる、魅力的な、誘惑的な。
※ in the wilderness: 荒野の中に。 孤立して。
※ by your side: きみのそばに、 あなたの隣に。"right" が付くと、「すぐそばに」。
※ The truth will out: 【諺】真実はいつか現れるもの。 事実は必ず明らかになる。
   

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

384. One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ

One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ : The Hooters 

ザ・フーターズ1993年のアルバムから、ロブ・ハイマンの歌うこの曲を選んでみました。 


Album : Out of Body (Import)
  アウト・オブ・ボディ

Released: May 11, 1993 (Album)
Written by: Rob Hyman, Eric Bazilian
Produced by: Joe Hardy, Eric Bazilian, Rob Hyman
  ザ・フーターズについて
中央左から、Eric (G), Mindy (Vi), Rob (Vo, Key)
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このアルバムからは以前、シンディ・ローパーをゲストに迎えた "Boys Will Be Boys"(ボーイズ・ウィル・ビー・ボーイズ:308回目)を採り上げたことがあります。 個人的には好きなアルバムですが、セールス的には振るわなかったようで、シングルになった曲はありませんでした。

フーターズはエリック・バジリアン(G)とロブ・ハイマン(Ky)の二人が中心になって結成されたグループで、どちらも曲を書いて歌えるのが魅力ですが、この曲ではロブがリード・ヴォーカルをとっています。
更にこのアルバムでは初の女性メンバーとなるミンディ・ジョスティンが加入し、ヴァイオリンとバック・ヴォーカルで新しい風を吹き込んでくれました。 

残念ながらその後ミンディは脱退し、グループもしばらくは活動休止となってしまいます。 その後エリックとロブの二人は、ジョーン・オズボーンのデビュー・アルバム作りに参加したりしていました。 この二人、シンディ・ローパーのファースト・アルバムにも参加しているし、他の人のアルバムに提供した曲の方が良かったりするのですね。 

この曲の歌詞は "one too many" (一つ余計に多い)というフレーズの繰り返しで、アメリカでは「(酒を)飲みすぎる」といった意味で使われるようです。 それに "drink" (飲みすぎ)と "think" (考えすぎ)といった単語を並べて韻(いん)を踏んでいる訳ですね。 派手さや新しさはないけれど、ストレートなアメリカン・ロックが好きな方には楽しんでいただけると思います。

The Hooters:
Rob Hyman: lead vocals, organ, synthesizer, Mellotron, accordion, hooter
Eric Bazilian: vocals, guitars, mandolin, sitar, hooter, recorder, synthesizer
David Uosikkinen: drums, percussion
John Lilley: guitar, vocals
Fran Smith Jr.: bass guitar, vocals, tambourine
Mindy Jostyn: violin, vocals, guitar, harmonica, string arrangements

Grooveshark で、One Too Many Nights 『ワン・トゥー・メニー・ナイツ』を聴く: (4:25)

  ●歌詞と対訳●

Was it one too many words I could not say?
  その余計な一言は 言ってはいけないことだったのか?

Was it one too many times I drove away?
  あの残された時間は 俺が追いやってしまったのか?

Well, this heart of mine is way beyond repair
  この(傷ついた)俺の心は とても治癒できないほどで

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる


Now it's one too many shots I gotta drink
  もう一杯 余計に飲まずにはいられない

And it's one too many times I gotta think
 そしてまた 余計な考えにとりつかれている

It's easy to pretend that I don't care
  関心が無いフリをするのは とても容易なことだけど

But it's one too many nights without you there
  そうしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏) Keyboard Solo : Rob Hyman

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽は常に 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏)  Guitar Solo : Eric Bazilian

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽はいつも 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It is one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It's too many nights without you there...
  きみのいない ウンザリするほど長い夜を過ごしているんだ・・・


※ one too many: 一つだけ多過ぎる、一つだけ余分な。 
(話)過剰な量の酒 one too many (beers)
have one too many:(米俗)酒を飲みすぎる、酔っ払う。 
drink one too many: ちょっと飲みすぎた。

※ drive away: 1.(車で)走り去る。 2.追い払う、追い出す、吹き払う、吹き飛ばす。
※ way beyond..: ~をはるかに超えている。
※ repair: 1.修理、修繕。 2.~を治療する、~を生き返らせる。

※ shot: (蒸留酒など強い酒の)1ショット。 ショット・グラス(25~50ml.)1杯分。
※ gotta = got to: ~しなければならない、 ~しなきゃ。
※ pretend: 装う、取り繕う。 ~のふりをする、~のように見せかける。
※ I don't care: 構わない、気にしない、関心が無い。 どうでもいい、どっちでもいい。

※ it's over: (関係は)もう終わりだ、もうおしまいだ。
※ after all is said and done = after all (結局)
 when all is said and done : とどのつまりは、何を言っても、結局、帰するところ。

※ go on: ~し続ける。
※ let me..: ~させてくれ。
※ at last: 最後に、ついに。

※ no matter when or where: いつでもどこでも。
※ blow down: (風が)吹き落とす、吹き倒す。
※ go nowhere: 行き詰る、どこにも行きようがない。 行き着く所の無い。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

382. Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ

Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ : Radiohead 

レディオヘッドのセカンド・アルバムから、英国でサード・シングル、米国ではファースト・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。 イギリスのシングル・チャートで20位、アメリカでは11位となっています。


Alubm : The Bends
  ザ・ベンズ
(試聴可)
Released: 15 May 1995
Written by: Radiohead
Produced by: John Leckie
  レディオヘッドについて:
Ed(G), Jonny(G), Thom(V), Phil(D), Colin(B)
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1993年のファースト・アルバム「Pablo Honey」より先にリリースされたシングル曲『Creep (クリープ:26回目)』のヒットにより一躍有名になったレディオヘッドでしたが、当時のコンサートに来る聴衆の目当ては「クリープ」であり、バンドに対する評価も大抵は「クリープだけの一発屋」といったものでした。

彼らをそうした呪縛から解き放ったのがこの曲を含むセカンド・アルバムで、その中から5曲がシングル・カットされ、イギリスのアルバム・チャートで最高4位となっています。(アメリカでは88位)

歌詞は抽象的で、しかもかなり病的な内容ですが、メロディがきれいなので聴けてしまいます。 むしろ歌詞の意味を知らずに聴いている方が、スンナリと入ってくるかもしれません。
彼らの音楽は決して万人向けではありませんが、病んだ心というのは多くの若い人が抱えている問題であり、当時の若い世代の心情を代弁する曲として採り上げてみました。 自分の中ではまだ新しい曲のつもりでいたけれど、もう19年も前の曲になります。

この曲に関する記事があったので、ちょっと訳してみると、
This is a song about an area in east London called Canary Wharf which was landscaped with a lot of artificial plants.
これは東ロンドンにある、人工の植物を使って造園されたカナリー・ワーフと呼ばれる地区についての歌だという。

Radiohead singer Thom Yorke said
レディオヘッドのヴォーカリスト、トム・ヨークの話によると、

"Fake Plastic Trees" was "the product of a joke that wasn't really a joke,
「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」は、「本当のジョークともいえない、ある冗談から生まれたもの」で、

a very lonely, drunken evening and, well, a breakdown of sorts".
それはひどい孤独感や、酔った状態のあるゆるものとか、それに、分類の崩壊、といったものだ。

He said the song arose from a melody he had "no idea what to do with".
彼によるとこの歌のメロディは、彼の持っていた「no idea what to do with(どうしていいのか分からない)」(という曲)から生まれたもので、

Unlike his usual approach of either keeping note,
それは普段から彼が書きとめていた音楽の、どのアプローチとも似ていないものだった、

"of whatever my head's singing at the particular moment" or forcing "some nifty phrases" he devised onto the melody,
「ぼくの頭の中で、特定の瞬間について歌ったもの」とか、あるいは「なにか気の利いたフレーズ」を詰め込むとか、(いつも)彼がメロディを考える時とは(違っていた)、

Yorke said that creating "Fake Plastic Trees" was the opposite.
(トム)ヨークは、「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」を作り上げることには反対だったと言う。

He said, "That was not forced at all,
彼は、「それはちっとも強制されたことじゃなかった」と言い、

it was just recording whatever was going on in my head, really.
それはただ、「ぼくの頭の中にあったものを記録したに過ぎない」んだ、ほんとにね。

I mean, I wrote those words and laughed.
て言うか、ぼくはそれらの歌詞を書いてから、笑ってしまったんだ。

I thought they were really funny, especially that bit about polystyrene".
ぼくが思うに、それら(の言葉)は本当におかしいし、特に「ポリスチレン(発泡スチロール)」についての一節などはね。

The song incorporates the melodic leap heard on the word 'high' in Rocket Man by Elton John.
この歌は、エルトン・ジョンの「ロケット・マン」の中にある「ハイ」という言葉が頭の中でリープ(跳びはねる)している様な、そんなメロディを盛り込んだものなのさ。

―ということで、深刻に悩んで書かれたものではなさそうです。 自殺を匂わせるようなフレーズもありますが、書いた本人が「酔っ払った状態」や「冗談」から生まれたと言っているのだから、あまり難しく考えることもないでしょう。 それをどう受け止めるかは、聴く人次第だと思います。


Thom Yorke – vocals, guitar, piano, string arrangements, illustrations
Jonny Greenwood – guitar, organ, keyboards, string arrangements
Colin Greenwood – bass guitar
Ed O'Brien – guitar, backing vocals
Phil Selway – drums, percussion

Grooveshark で、Fake Plastic Trees 『フェイク・プラスティック・トゥリーズ 』を聴く: (4:51)

  ●歌詞と対訳●

Her green plastic watering can  彼女の 緑色のプラスティック製ジョウロは
For her fake Chinese rubber plant  偽物の中国製 ゴムの植物に(水を)やるため
In the fake plastic earth  偽物の まがいものの 土の中に植えられている

What she bought from a rubber man  何を彼女は 風船売りの男から買ったのか
In a town full of rubber bands  ゴムのバンドであふれかえった 街の中で
to get rid of itself  それ自身から 逃(のが)れるために

It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out  それは 彼女を疲れさせるから


She lives with a broken man  彼女は 衰弱した男と一緒に暮らしてる
A cracked polystyrene man  傷ついて頭のおかしくなった 発泡スチロールの男と
Who just crumbles and burns  彼はただ 粉々に砕かれて燃やされるだけ

He used to do surgery  その男はかつて (整形)外科手術をしていたものさ
For girls in the eighties 八十歳代にもなった 娘たちのために
But gravity always wins  でも重力が(皮膚よりも) 常に勝(まさ)っていた

And it wears him out,  そしてそれは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out  それは 彼を疲れさせるんだ、
 

She Looks like the real thing  彼女は 本物のように見える
She tastes like the real thing  彼女は 本物みたいな味がする
My fake plastic love  ぼくの偽物(にせもの)の まがいものの恋人


But I can't help the feeling  でもぼくにはどうしても そう思えてしまう
I could blow through the ceiling  その天井を 吹き抜けて行けそうな気がして
If I just turn and run もしぼくが ちょっと向きを変えるだけで逃(のが)れられるなら

And it wears me out,  そしてそれは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせるんだ


If I could be who you wanted もしぼくが きみの望むような男であったら
If I could be who you wanted  もしぼくが きみの望むような男であったなら
All the time,   いつも
All the time   いつの時でも



※ plastic: 1.プラスティック(製)の。 2.見せ掛けの、いかさまの。 3.誠実さに欠ける、白々しい。
※ watering can: (水やりの)ジョウロ。
※ fake: 1.偽物の、偽造の。 2.見せかける、~の振りをする。
※ rubber: 1.ゴム。 2.ゴム製品(消しゴム、タイヤ、コンドームなど)
※ plant: 植物。 (木ではない)草、花。 苗木。
※ earth: (植物が育つ)土、土壌。

※ rubber man: (俗語)風船売り。 直訳すれば「ゴム男」です。
※ full of ..: ~でいっぱいの、 ~で満ちあふれている。
※ band: 1.バンド、ベルト、帯、ひも。 2.(音楽)バンド、楽団。 "rubber band" で「輪ゴム」や「ゴム・バンド」。
※ get rid of ..: 1.~から逃れる、自由になる、解放される。 2.(好ましくない人と)別れる、縁を切る。 3.(不要な人を)追い出す、追放する。
※ wear out: 1.疲れさせる。 2.すり減らす、消耗させる。

※ broken: 1.(体が)衰弱した。 2.壊れた、(骨が)折れた。 3.(数が)半端な。
※ cracked: 1.ひびの入った、砕けた、傷ついた。 2.(話)頭のおかしい、気の狂った。
※ polystyrene: ポリスチレン(樹脂)。 それを発泡させたものが「発泡スチロール」。
※ crumble: 粉々に砕ける、ぼろぼろになる、滅びる、 消え去る。
※ burn: 1.燃える、焦げる。 2.(俗語)殺す、射殺する。

※ used to do: かつて~していた。
※ surgery: 1.外科、外科手術。 2.医院、診療所。         
※ gravity: 重力、引力。
※ always wins: 常に勝つ。 連戦連勝。

※ real thing: 本物、実物。 
※ I can't help: 1.~せずにいられない。 2.しょうがない、どうしようもない、仕方ない。
※ blow through: (風や空気が)吹き込む、吹き抜ける。
※ ceiling: 天井。
※ all the time: いつも、ずっと、四六時中。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

381. Love Is Everything ラヴ・イズ・エヴリシング

Love Is Everything ラヴ・イズ・エヴリシング : Jane Siberry ジェーン・シベリー

ジェーン・シベリー1993年のアルバムから、恋人との別れがせつないこの曲を選んでみました。


Alubm : When I Was a Boy
  少年の日

Released: August 3, 1993
Written by: Jane Siberry (ジェーン・シベリー)
Produced by: Jane Siberry, Michael Brook
  Jane Siberry について:
Jane Siberry
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ジェーン・シベリーは1979年頃から活動しているカナダのシンガー・ソング・ライターです。 この曲は6作目のアルバムに二つのバージョンが収められていて、シングルにはなっていませんが本人は気に入っているようで、2002年の二枚組ベスト版ではアルバムのタイトルにもなりました。

カナダという北の国は冬の間ずっと雪に埋もれているせいか、割と内省的な歌詞を書く人が多いようです。 心の内面に目を向ければ当然暗いものになりがちですが、私は暗さ=悪いものとは思っていません。 人間はさまざまな苦しみと向き合って悩み、そうした中で成長して行くものですが、悩まない人には進歩もありませんから。

この曲はピアノをバックに歌うシンプルなバージョンと、アルバムの最後に収められているコーラスを加えたヴァージョンがあります。 今回は後者の「ハーモニー・ヴァージョン」を選んでみました。

同じカナダのシンガー・ソング・ライター k.d.lang (k.d.ラング)が、"Hymns of the 49th Parallel" / 「ヒムズ・オブ・ザ・フォーティーナインス・パラレル」 というアルバムのラストでこの曲をカヴァーしています。→ k.d.lang "Love is Everything"



Jane Siberry – guitar, piano, keyboards, organ, vocals, backing vocals
Michael Brook – guitar

Love Is Everything (Harmony Version) 『ラヴ・イズ・エヴリシング』を聴く: (5:52)

  ●歌詞と対訳●

Maybe it was to learn how to love 多分それは どう愛するかを学ぶためだった
Maybe it was to learn how to leave 多分それは どう別れるかを習うためだった
Maybe it was for the games we played 多分それは私たちがゲームをするためだった

Maybe it was to learn how to choose 多分それは 選び方を学ぶためだった
Maybe it was to learn how to lose 多分それは 負け方を習うためだった 
Maybe it was for the love we made  多分それは 私たちが愛し合うためだった

Love is everything  愛はすべてだから
They said it would be, and  それをすべきだって 人は言うけど
Love made sweet and sad the same  愛は喜びと悲しみを 同じ様にもたらすし
But love forgot to make me too blind to see 愛は私を盲目にしたことなど忘れてしまう
You're chickening out, aren't you? あなたは(私の愛に)怖気づいたから、でしょ?

You're bangin' on the beach  あなたの 浜辺での激しい愛し方といったら
Like an old tin drum   まるで 古いブリキの太鼓(を叩く)みたいだったのに
I can't wait 'til you make 私はあなたがしてくれるまで 待ちきれなかった
The whole kingdom come  この全ての世界を 終わらせてくれるまで 
So I'm leaving   だから 私は去って行くの


Maybe it was to learn how to fight 多分それは 争い方を学ぶためだった
Maybe it was for the lesson in pride 多分それは うぬぼれるための授業だった
Maybe it was the cowboys' ways  多分それは 手荒なやり方だった

Maybe it was to learn not to lie 多分それは 嘘をつかないことを学ぶためだった
Maybe it was to learn how to cry  多分それは 泣き方を習うためだった
Maybe it was for the love we made  多分それは 私たちが愛し合うためだった

Love is everything  愛はすべてだから
They said it would be, and  それをした方が良いと 人は言うけど
Love did not hold back the reins 愛は 手綱を付けて抑えることなどできないし
But love forgot to make me too blind to see 愛は私を盲目にしたことなど忘れてしまう
You're chickening out, aren't you? あなたは(私の愛に)怖気づいたから、でしょ?

You're bangin' on the beach  あなたの 浜辺での激しい愛し方といったら
Like an old tin drum   まるで 古いブリキの太鼓(を叩く)みたいだったのに
I can't wait 'til you make 私はあなたがそうしてくれるまで 待てなかった
The whole kingdom come  その全てを 終わらせてくれるまで 
So I'm leaving   だから 私は去って行くの

First he turns to you  最初に彼は あなた(私)を頼りにして
Then he turns to her  それから彼は 彼女のことを思い始めたから
So you try to hurt him back だからあなた(私)は 彼の背中を傷つけようとするの

But it breaks your body down でもそれは 自分の体も傷つけることだから
So you try to love bigger  だからあなた(私)は愛を より大きくしようとするの
Bigger still   もっと大きく、さらに
But it...it's too late  でもそれは、・・・ それはもう手遅れだから

So take a lesson from -  だから あなたのやり方でも見習いましょう ※
 the strangeness you feel  あなたが(私に) 違和感を覚えたように
And know you'll never be the same あなたが変わらずにいることなどありえないから
And find it in your heart -  だから あなたの心の中にある それを探しましょう
 to kneel down and say   跪(ひざまず)いて (祈りを)ささやくために

I gave my love, didn't I?  私は この愛をささげた、 そうでしょう?
And I gave it big...sometimes  私の捧げたものは大きく・・・ 時々
And I gave it in my own sweet time そして私はそれに好きなだけ時間をかけたけど
I'm just leaving  私はただ 去って行くの

I'm just leaving   私はただ 去って行くだけ

Love is everything   愛はすべて
Love is everything...   愛はすべて・・・



※ learn how to ..: ~する方法を学ぶ。 ~する術(すべ)を会得する。
※ they say: ~ということだ、~らしい。
※ forget to ..: ~するのを忘れる。
※ make someone blind: 1.(人を)盲目にする。 2.(人の)判断を鈍らせる。
※ chicken out: おじけづく、 尻込みする。

※ banging: 1.(バンと)激しく叩くこと。 2.(英俗)性交。
(wall-banging sex: 壁に激しく体をぶつけるようなセックス)
※ tin drum: ブリキの太鼓。
※ I can't wait till..: ~まで待てない。
※ kingdom come: 1.天国、来世。 2.(話)この世の終わり、世界の終末。
gone to kingdom come : あの世に行った。 send someone to kingdom come: (人を)あの世に送る、殺す。

※ cowboy: (カウボーイのような)荒っぽい、無茶な、乱暴な(人)。
※ way: やり方、方法、手段。
※ hold back: 1.制御する、抑える。 2.押しとどめる、制止する。 3.隠す、秘密にする。
※ reins: (馬具の)手綱(たづな)。

※ turn to: ~の方を向く。 ~を始める。 次に~のことを考える。 ~に頼る。
※ try to: ~しようとする。 ~しようと試みる。
※ break down: 壊す、つぶす、打破する。 害する、損なう。
※ it's too late: もう遅い、間に合わない、後の祭りだ。

※ take a lesson from: (人の)爪の垢を煎じて飲む。 take lessons from : ~から学ぶ(教訓を得る)。
※ strangeness: 不思議さ。 feeling of strangeness: 違和感。
※ will neber be the same: 同じままでいることはない。(ガラリと変わる)
※ kneel down to say (prayers): ひざまずいて (祈りを)ささやく。
※ take one's sweet time: ゆっくり(好きなだけ)時間をかける。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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