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412. Hello In There ハロー・イン・ゼア (カヴァー)

Hello In There ハロー・イン・ゼア : Bette Midler ベット・ミドラー

ベット・ミドラー1972年のデビュー・アルバムから、孤独な老人の寂しさを歌ったこの曲を採り上げてみました。 シングルにはなっていませんが、本人も気に入っているみたいでベスト版にも収録されています。


Album : Divine Miss M
  Greatest Hits

Released: November 1972 (Album)
Written by: John Prine (ジョン・プライン) Original: 1971
Produced by: Joel Dorn
 ベット・ミドラーについて:
Bette Midler 1972
 フリー百科事典『ウィキペディア』

ベット・ミドラーは40年以上の長いキャリアの中で多くのヒット曲があり、このブログでも何度か採り上げています。 オリジナル曲だけでなく、他の人の曲のカヴァー(採り上げること)も得意で、この曲のオリジナルはカントリー・シンガーの John Prine (ジョン・プライン)という人のファースト・アルバム(1971年)に収められています。

トム・ウェイツの"Shiver Me Timbers"(シヴァー・ミー・ティンバース:240回目)の時もそうでしたが、男性が歌う曲を女性の立場から歌詞を少し変えて歌っています。 
オリジナル曲はカントリーらしくギターの弾き語りで歌われていますが、こちらのヴァージョンではピアノが印象的な曲にアレンジを変えていて、オリジナルを知らない人が聞いたらベット・ミドラーの曲かと思うかもしれません。 それくらいしっかりと自分の曲に仕上げてしまっています。 

それにしても当時まだ26歳だった彼女が、どうしてこれほどまでに老人の心境を歌えてしまえるのか、まさに天与のものとしか言いようがありません。
ちなみにアルバム・タイトルやベスト版のタイトルにもなっている "The Divine" (神の/天与の/すてきな/素晴らしい)は、ベット・ミドラーの非公式のステージ・ネーム(芸名)だそうです。 「神の与えた」とか「神聖なる」と訳すと仰々しいので、私は「すてきなM嬢」くらいに解釈しています。


Vocals – Bette Midler
Piano – Pat Rebillot

Cello – Kermit Moore
Viola – Selwart Clarke
Violin – Emanuel Green, Gene Orloff
Strings Arranged by – William S. Fischer

Grooveshark で、Hello in There 『ハロー・イン・ゼア』を聴く: (4:16)

  ●歌詞と対訳●

[1]
We had an apartment in the city.
  とある街中の アパートの一室で

Me and my husband liked living there.
  私と夫(おっと)は そこが気に入って暮らしてる

It's been years since the kids have grown,
  子供たちが大人になってから もう何年も経って

a life of their own, left us alone.
  彼らは独り立ちして、 私たちは(ここに)取り残された


John and Linda live in Omaha.
  ジョンと(奥さんの)リンダは (ネブラスカの)オマハで暮らし

Joe is somewhere on the road.
  ジョーはどこかで 路上生活でもしてるみたい

We lost Davy in the Korean war.
  (50年代始めの)朝鮮戦争で 私たちは(息子の)デイビィを亡くした  

I still don't know what for,
  それが何のためだったのか 未だに分からないけど、

don't matter any more.
  今ではもう どうでもいいこと

[Chorus]
You know that old trees just grow stronger,
  そう、 年を経た老樹は 皆たくましく成長し

and old rivers grow wilder every day,
  昔ながらの河川は 日ごとに荒々しさを増して行くけど、

but old people, they just grow lonesome
  でも年老いた人々は、 ただ寂しくなるだけ  

waiting for someone to say,
  誰かが話しかけてくれるのを 待っているの

"Hello in there."
  「やぁ、こんにちは。」

" Hello"  「こんにちは」 (って言ってくれるのを)


[2]
Me and my husband, we don't talk much anymore.
  私と夫(おっと)は、 あまり話さなくなって

He sits and stares through the backdoor screen.
  彼は座って 勝手口の網戸越しに (外を)眺めてる

And all the news just repeats itself
  ニュースはいつも さっき言ったことを ただ繰り返すだけ

like some forgotten dream
  まるで忘れかけていた 何かの夢のように

that we've both seen.
  私たち二人が見ていた (夢のように)


Someday I'll go and call up Judy.
  そのうち ジュディに電話して (家を)訪ねてみようかしら

We worked together at the factory.
  私たちは(以前) 工場で一緒に働いていたの

Ah, but what would I say when she asks what's new?
  あぁ、でも彼女に 「近頃どうしてる?」って聞かれたら 何て応えよう

Say, "Nothing, what's with you?
  「別に何も、 あなたはどう?」 って言うだけ

Nothing much to do."
  「別に何も してないわ」 (としか言えないでしょう)

[Chorus]
You know that old trees just grow stronger,
  そう、 年を経た老樹は みな力強く成長し

and old rivers grow wilder every day,
  昔ながらの河川は 日ごとに荒々しさを増して行くけど、

ah, but old people, they just grow lonesome
  あぁ、 でも年老いた人々は、 ただ寂しくなるだけ  

waiting for someone to say,
  誰かが話しかけてくれるのを 待っているの

"Hello in there."
  「やぁ、こんにちは。」

" Hello"  「こんにちは」 (って言ってくれるのを)


[3]
So if you're walking down the street sometime
  だからもし あなたが通りを歩いていて

and you should spot some hollow ancient eyes,
  年老いて空ろな目をした人を 見かけたら

don't you pass them by and stare
  そばを素通りしたりせずに、 その人を見つめて

as if you didn't care.
  もし 良かったら

Say, "Hello in there."
  こう言ってあげて、 「やぁ、こんにちは」 と

" Hello."  「こんにちは」 って



※ it' been .. years since .. : もう何年にもなる、 ~から何年も経つ。
※ life of one's own: 独り歩きする。 (個人として)自分の生活を送る。
※ left alone: 置き去りにされる、放っておかれる、一人ぼっちにされる。

※ Omaha: オマハ (ネブラスカ州最大の都市)
※ on the road: 1、路上で。 2.路上生活をして、ホームレスで。
※ Korean War: 朝鮮戦争。 1950-1953年。 北朝鮮(中国が支援)と韓国(アメリカが支援)で争われた戦争。
※ what for: 何のために、何の目的で。 
※ don't matter: どうでもいい。
※ any more: もはや、今更。 近頃は、最近では。

※ you know: 1.ご存知でしょうが。 2.分かりきったことですが。 3.いいですか、いいかい。 4.ほら、あの。 5.あのね、ところで。 
※ hello (in) there: こんにちは。

※ sit and stare: 座って~を見つめる。
※ .. repeat itself: ~を繰り返す。
※ what's new?: (挨拶言葉として近況をたずねる時に)「何か変わったことは(ある)?」、「最近、どう?」、「元気にしてた?」   
※ what's (new) with you?: 「最近何かあった?」
※ nothing much: (その返事として)変わりない、大したことない、いつも通りさ、まあまあだね。 

※ walk down a street: 通りを歩く、 街を行く。
※ spot: ~に気づく、~を見分ける。
※ hollow: 空ろな。 空しさ、空虚さ。 空洞、隙間。
※ ancient: 年老いた、もうろくした。
※ pass by: ~(のそば)を通り過ぎる。
※ stare: じっと見つめる、凝視する。
※ don't care: 構わない、気にしない。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

411. tattler おしゃべり屋

Tattler おしゃべり屋 : Ry Cooder ライ・クーダー

ライ・クーダー1974年の4th アルバムから、ギター・プレイが楽しいこの曲を選んでみました。


Album : Paradise & Lunch
  パラダイス・アンド・ランチ

Released: May 1974 (Album)
Written by: Washington Phillips, R. Cooder, R. Titelman
Produced by: Russ Titelman, Lenny Waronker
  ライ・クーダーについて:
Ry Cooder 1977
 フリー百科事典『ウィキペディア』

傑作の多いライ・クーダーのアルバムの中でも、次作の「チキン・スキン・ミュージック」と並んで愛聴されているのがこの作品でしょう。
1stから3rd アルバムまではアメリカの不況時代を歌った暗い曲が多く、アルバム・ジャケットも暗い感じが漂っていましたが、この4作目ではガラッと方向が変わり、アルバム・デザインも明るく楽しいものになっています。

ちなみにジャケットの写真とペインティングは、奥さんのスーザン・タイトルマンが担当しています。 (セカンド・アルバムでは、一緒にジャケットに写っていました)
このアルバムからは以前、「Mexican Divorce」(191回目)を採り上げたことがありました。 「恋するメキシカン」という邦題が付けられていますが、意味は「メキシコでの離婚手続き」。

ところでこの曲のオリジナルは、Washington Phillips (ワシントン・フィリップス :1880-1954)という人の書いた "You Can't Stop a Tattler" がベースになっていますが、曲調が例によってだいぶ違うし、歌詞も手を加えてあるので、ほとんどオリジナルといっても良いでしょう。 ライ・クーダーのカヴァー曲には、そうしたアレンジをかなり変えたものが結構あります。
ワシントン・フィリップスの曲は、2nd アルバムの「Into the Purple Valley 」でも"Denomination Blues"が採り上げられていました。

この曲のオリジナルを調べてみると、最初にレコーディングされたのが1929年で、最初にリリースされたのは1968年となっているから、どうやら作者の死後に発表されたもののようです。 このアルバムの出る6年前のことでした。

(※スタジオ録音の様ですが、3番の歌詞を間違えて同じフレーズを繰り返しているのはご愛嬌)

Grooveshark で、Tattler 『おしゃべり屋』を聴く: (4:19 Album version)

Jim Keltner – drums
Milt Holland – percussion
Russ Titelman, Chris Ethridge – electric bass
Ronnie Barron – piano, organ
Red Callender, John Duke – bass
Bobby King, Gene Mumford, George McCurn, Walter Cook, Karl Russell – voices
Nick DeCaro - string arrangement

  ●歌詞と対訳●

[1]
Whenever you find a man that loves every woman he sees,
  女と見れば どんな相手でも惚れてしまう男がいたとして

There's always some kind of woman that's a-puttin' him up a tree.
  ある種の女はいつも  そうした男を(だまして) 途方に暮れさせるものさ  

Now that kind of man,
  そうさ、そうした男は

he ain't got as much sense as a mule.
  騾馬(らば)と同じくらいの分別しか持ち合わせていないのだから

You know, everyone don't love you,
  でもなぁ、 誰もそんな(ラバみたいな)奴を好きになりゃしないぜ

they're just a-playin' you for a fool
  彼女たちはただ そうしたお馬鹿さんを からかっているだけなのさ

(Chorus)
Mmmm, oh, no,   いや、

It's not hard for you to understand.
  それを理解するのは そんなに難しいことじゃない

True love can be such a sweet harmony
  本当の愛は (考えや感じ方の)一致から生まれるものだということを   

If you do the best that you can.
  人が自分にできる限りのことを してあげられるなら


[2]
If you marry the wrong kind of woman -
  もしその男が そんな好ましくない女と結婚してしまったとしても

and you get where you can't agree,
  うまくやって行くことなんて できやしないのだから、

Well, you just as well could get your hat and let that woman be.
  むしろサッサと帽子を手にして(立ち上がり)、そんな女は放っておくがいい
  
But a man oughta make a good husband and quit tryin' to lead a fast life.
  男は良い夫(おっと)であるべきで、放縦な生活はやめることさ

Goin' about dressin' up other women won't put clothes on his own wife
  他の女を着飾らせて 自分の妻には服を着せずにおく、(なんてことはせずに)

(Chorus)
Mmmm, oh, no,   いや、

It's not hard for you to understand.
  それを理解するのは そんなに難しいことじゃない

True love can be such a sweet harmony
  本当の愛は 互いに仲良くすることで可能になる、ということを

If you do the best that you can.
  もしその人が 最善を尽くすことができるなら

(間奏)

[3]
Well, there's lots of good women who wants to marry,
  結婚したいと思う 素敵な女性は沢山いるし、

and they want to live well at home.
  彼女たちは家庭にあって 楽しく暮らしたいと願っているけど、

But they're 'fraid they'll might get hold of a rowdy man,
  でも乱暴な男をつかまされるのを 心配しているから、  

can't let other women alone.
  相手の女性を 独りきりにしておかないことさ

And there's lots of good men wants to marry,
  多くの善良なる男たちは 結婚したいと思っているし、

and they wants to live well at home.
  そして家庭を持って 楽しく暮らしたいと願っているから

But every time they turn their back,
  でも、いつだって彼女たちは そうしたものに背を向けがちなもので、   

there's another man there askin',
  誰かが彼女らに こうたずねることになるのさ、

"Darlin', is he gone?"
  「ねえ、きみ、 彼氏はいなくなったのかい?」と

(Chorus)
Mmmm, oh, no,   いや、

It's not hard for you to understand.
  そのことを理解するのは そんなに難しいことじゃない

True love can be such a sweet harmony
  真実の愛は 本当に優しい調和から生まれる、ということを   

If you do the best that you can.
  もしその人が 自分にできる最善のことをしてあげられるなら


True love can be such a sweet harmony
  本当の愛は 互いが仲良くすることで可能になる、ということを

If you do the best that you can.
  その人が自分にできる 最高のことをしてあげられるなら



※ whenever: ~した時はいつでも。
※ some kind of ..: ある種の。 何らかの。
※ up a tree: (木に登って降りられなくなることから)追い詰められて、 進退窮まって、 途方に暮れて、 お手上げである。 
※ as much as: ~と同じ程度の。 
※ mule: (動物の)ラバ。 強情な(頑固な)奴。  
※ playing you for a fool: 人をからかって(馬鹿にして)いる。  
※ It's hard for [one] to: (その人)にとって~するのは困難である。 この場合は "not" が入るから、「困難ではない」となります。
※ such a sweet: 本当に優しい、 なんて素敵な。
※ harmony: (考えや感じ方の)調和、 一致、 合致。 ハーモニー。 組み合わせ。
※ do the best [thing] one can do: (人が)自分にできる最善のことをする

※ wrong kind of ..: 好ましくない種類の(人)
※ agree: 1.仲良くやって行く、性に合う。 2.一致する、同意する、承認する。
※ just as well: 1.かえって好都合だ、~しておいて良かった。 2.一番良い、適当である、惜しくない。
※ let .. be: ~を放っておく、~をそのままにしておく。
※ oughta = ought to : ~した方が良い。
※ make a good husband: 良い夫になる。 "A good wife makes a good husband." 「良い妻は、(男を)良い夫にする」(ことわざ)
※ a fast life: 放埓(放縦)な生活。
※ dress up: 着飾る、飾り立てる、ドレスアップする。

※ get hold of ..: 1.~を見つける、~を手に入れる。 2.~を掌握する、~を支配する。
※ 'fraid = afraid: 1.恐れる、心配する、ためらう、 怖気ずく。 2.~ではないかと思う。
※ rowdy: 1.乱暴な(奴)、喧嘩っ早い(奴)。 2.下品な、低俗な。 rowdy fellow 「乱暴者」、「荒くれ者」
※ live well: 健康的に暮らす。 裕福に暮らす。 豊かに生活する。
※ turn one's back: 背を向ける、そっぽを向く、反発する。           

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

410. Ol' '55 オール’55

Ol''55 オール’55 : Tom Waits トム・ウェイツ

トム・ウェイツ1973年のファースト・アルバムから、アルバムのオープニングを飾り、唯一シングルにもなったこの曲を採り上げていました。


Album : Closing Time
  クロージング・タイム
(試聴可)
Released: March 1973
Written by: Tom Waits
Produced by: Jerry Yester
  トム・ウェイツについて:
Tom Waits
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲は大してヒットはしませんでしたが、同じアサイラム・レコードのイーグルスを始めとして多くの人にカヴァーされています。 もっともトムウェイツはイーグルスをあまり認めていないようで、
I thought their version was a little antiseptic.
彼らのヴァージョンは、ちょっと個性(生気)がねェな・・・
―と語っていました。

ところでタイトルの "Ol''55" ですが、これは "Old 1955" の略で、1955年製の古い車ということになります。 この曲が書かれた1973年で既に18年前の車ですから、かなりのポンコツと見て良いでしょう。
ウィキペディアで検索すると、"1955 Oldsmobile" (GM社の「オールズモビル」)の55年モデルという意味にもなるようで、画像検索 すると色々な型が出てきます。 たぶんその両方に掛けているのでしょう。 トム・ウェイツは1949年生まれですから、彼が6歳の頃に生産されたオールド・カーということになります。

トム・ウェイツ自身当時24歳にしてはかなり老けた若者でしたが、そのくたびれた若者が同じようにくたびれた古い車に乗り、明け方のフリーウェイを走っているという歌で、様々な情景が浮かんできます。
このアルバムからは、"Grapefruit Moon" (「グレープフルーツ・ムーン」:106回目)を採り上げたことがありました。


Tom Waits – vocals, piano
Shep Cooke – guitar
Bill Plummer – bass guitar
John Seiter – drums, backing vocals

Grooveshari で、Ol''55 『オール’55』を聴く: (3:58)

  ●歌詞と対訳●

Well, my time went so quickly,
  まったく、時間って奴は あっという間に過ぎて行く

I went lickety-split out to my ol''55
  俺は古い55年モデル(※)に飛び乗り、大急ぎで出かけたけど

As I drove away slowly, feeling so holy,
  言った通りの古い車でゆっくりとしか走れず、気分はひどい状態 ※

God knows, I was feeling alive.
  誰も知らないだろうけど、 俺が生きてることを実感できる瞬間さ 

Now the sun's coming up,
  いま、朝日が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるんだ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車やトラック(が走ってる)

Stars beginning to fade,
  (夜空の)星たちは 次第に姿を消し始め

And I lead the parade
  俺はそのパレード(行列)の 先頭に立つ

Just a-wishing I'd stayed a little longer,
  俺のささやかな願いは もう少しこのままでいさせてくれないか、ってこと

Oh, Lord, let me tell you
  あぁ、どうか、俺の話を聞いてくれ

That the feeling's getting stronger.
  気分がどんどん 上向きになってきてるんだ


And it's six in the morning,
  いま 朝の6時になったとこ

Gave me no warning; I had to be on my way.
  警告なんてやめてくれ; 俺はこれから家に帰らなきゃならないから

Well, there's trucks all a-passing me,
  どのトラックも みんな俺を追い越して行くし

And the lights are all flashing,
  そのライトは どれもみんなフラッシング(点滅)してやがる    

I'm on my way home from your place.
  お前のとこから 俺は家に帰る途中

And now the sun's coming up,
  そして今、朝日が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるのさ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車やトラック(が走ってる)

Stars beginning to fade,
  (夜空の)星たちは 次第に姿を消し始め

And I lead the parade
  俺はそのパレード(行列)の 先頭に立つ

Just a-wishing I'd stayed a little longer,
  俺のたった一つの願いは もう少しこのままでいさせてくれないか、ってこと

Oh, Lord, let me tell you
  あぁ、たのむから、俺の話を聞いてくれ

That the feeling's getting stronger.
  気分がどんどん 上向きになっているんだ


And my time went so quickly,
  そして俺の時間は あっという間に過ぎ去って行く

I went lickety-split out to my ol''55
  俺は古ぼけた55年モデルに乗り、大急ぎで出かけたけど

As I pulled away slowly, feeling so holy,
  (古い車なので)ゆっくりとしか進めず、 まったくひどい気分だ 

God knows, I was feeling alive.
  誰にも分かるまいが、 俺が生きてることを実感できる瞬間さ

Now the sun's coming up,
  いま太陽が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるんだ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車とトラック(が走ってく)

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車とトラック(が走ってく)

Freeway cars and trucks...
  フリーウェイは 車とトラック(が走り抜けて行く)



※ go so quickly: (時間の経過が)本当に早い。 あっという間に。
※ lickety-split: (米話)全速力で。
※ go out: 出かける、外出する。
※ ol'55: 古い1955年(の車)ということですが、他にもGM(ゼネラルモータース)社の「Oldsmobile(オールズモビル)の1955年モデル」という見方もできます。 いずれにしても18年前の古い車であることに変わりはないでしょう。
※ drive away: 車で走り去る。
※ holy: 1.神聖な。 2.(口語)ひどい、困った、めちゃくちゃな。
 (たぶん反語的な使い方ということで、後者を選択しました)
※ God knows: 神のみぞ知る、誰も知らない。 確かに~である。
※ feel alive: 生きていることを実感する、元気でいる。

※ Lady Luck: 幸運の女神。
※ freeway: 1.(米)高速道路。(この場合の"free"は「無料」ではなく、通行が阻害されないという意味)
 2.(米)無料の幹線道路。
※ little longer: もう少し、今しばらく。
※ Lord: 「主(しゅ)」や「神」といった意味もあるが、単に「あぁ」とか「おぉ」といった言葉にもなる。
※ let me tell you: 聞いてください。 ちょっと聞いてよ。 話してあげよう。
※ getting stronger: どんどんたくましくなる。 段々と強くなってくる。 
※ on my way home: 家に帰る途中。
  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

409. Chuck E.'s In Love 恋するチャック

Chuck E.'s In Love 恋するチャック : Rickie Lee Jones 

リッキー・リー・ジョーンズ1979年のデビュー・アルバムから、アルバムのオープニングを飾りファースト・シングルにもなったこの曲を選んでみました。 アメリカで4位、イギリスのシングル・チャートでは18位となっています。


Chuck E.'s In Love
Album : Rickie Lee Jones
  浪漫
(試聴可)
Released: April, 1979 (Album: February, 1979)
Written by: Rickie Lee Jones
Produced by: Lenny Waronker, Russ Titelman
 リッキー・リー・ジョーンズ
Rickie Lee Jones
 フリー百科事典『ウィキペディア』

リッキー・リー・ジョーンズのファースト・アルバムにして最高傑作と称されるこのアルバムからは、以前に"Night Train"(「ナイト・トレイン」:39回目)と"Company"(「カンパニー」:352回目)を採り上げたことがありました。

これ以降のアルバムにも佳作は多いのですが、残念ながらこれを超える作品は無く、ある意味この時点で完成されていたと言っても良いでしょう。 何の予備知識もないままこのアルバムを聴いた時の衝撃は今でも覚えていますし、以来何度聴いたか分かりません。

新人のデビュー・アルバムとは思えないくらい、一流のミュージシャン達がバックを固め、ジャケット写真は Norman Seeff、アルバムのデザインには Mike Sulisbury と、かなりお金がかかっています。
誰がどの曲の演奏に参加しているかの詳しいクレジットは書かれていませんが、この曲に関してはリッキー・リー自身がベースを弾き、ドラムを叩いているようでした。

リッキー・リーの書く歌詞には意味不明のものが多く、この歌詞でも "P.L.P." とか "Pantages" といった辞書に無い言葉が色々と出てくるので、今回も訳すのに苦労しました。
"P.L.P." に関しては wikipedia に解説が載っていたので、ちょっと訳してみましょう。

PLP stands for "Public Leaning Post", old American slang
P.L.P.は「Public Leaning Post」の略で、古い米語のスラング(俗語)であり、それは

for one person (usually female) leaning against another (usually male) in a friendly fashion.
ある人(通常は女性)が、別の人(通常男性)に寄りかかる、親密さを示すやり方のこと。
―ということでした。 

ところでこの歌に出てくる「チャック・E.」とは、Chuck E. Weiss という実在の人物で、当時リッキー・リーが付き合っていたトム・ウェイツと共通の友人だったようです。
これも wikipedia に解説が載っているので訳してみると、

Jones and her lover/fellow songwriter Tom Waits spent a lot of time hanging out with -
(リッキー・リー)ジョーンズと、彼女の恋人/男友達でソングライターのトム・ウェイツは、多くの時を一緒に(たまり場で)たむろしていた、

their friend Chuck E. Weiss at the seedy Tropicana Motel in Los Angeles.
彼らの共通の友達であるチャックE.ワイスと、ロサンゼルスにある怪しげなトロピカーナ・モーテルをたまり場にしていた。

Eventually Weiss, affectionately referred to as "Chuck E." disappeared.
最終的にワイスは、親しみを込めて「チャック・E.(イー)」と呼ばれるようになったが、(急に)姿を消したのである。

Later Weiss called the apartment where Jones and Waits lived.
後になって、ワイスはジョーンズとウェイツが一緒に暮らしていたアパートに電話をした。

Waits took the call, at which time Weiss explained the reason for his disappearance,
(トム)ウェイツが電話に出ると、その時にワイスは彼が姿を消した理由を説明した、

he was now in Denver, and had moved there because he had fallen in love with a cousin in Colorado.
彼はその時(コロラド州の)デンバーにいて、そして彼が転居した理由は、コロラドに住む従姉妹(いとこ)と恋に落ちたからであった。

Waits hung up, then explained to Jones, "Chuck E.’s in love."
(トム)ウェイツは電話を切り、ジョーンズに「チャック・E.は恋してる」と説明した。

Jones liked the sound of the sentence and wrote a song around it.
ジョーンズはその言葉の響きが気に入ったので、そのことをヒントにしてこの歌を書いた。

Although toward the end of "Chuck E.’s In Love" the lyrics state,
とは言うものの、「恋するチャック」の歌詞における終わりの方にある箇所、

"Chuck E.’s in love with the little girl singing this song," the twist ending is fictional;
「チャック・E.は、この歌を歌ってる可愛い娘に恋してる」という、ひねったエンディングはフィクション(虚構)である;

Jones was never the girl with whom Chuck E. was in love.
(リッキー・リー)ジョーンズ自身は、チャック・E.が恋した娘ではなかったから。
―ということでした。
「チャック・E.は恋してる」というフレーズを繰り返し、最後に「with me (私に)」というオチが入るのですが、その部分は彼女の作り話ということです。 実際にそうなっていたら、トム・ウェイツとの三角関係でもつれていたことでしょう。

Ricie Lee Jones : Vocals, Bass, Drums, Horn arrangements

Musicians:
Rickie Lee Jones - vocals, guitar, keyboards, horn arrangements on all tracks, drums on tracks 1, 2, 5, 8, 9, bass on tracks 1, 2, 5

Randy Newman, Michael Boddicker - synthesizer
Nick DeCaro - accordion, orchestral arrangements
Buzz Feiten - guitar
Fred Tackett - guitar, mandolin
Dr. John, Neil Larsen, Randy Kerber, Ralph Grierson - keyboards
Jeff Porcaro, Steve Gadd, Andy Newmark - drums
Mark Stevens - drums, percussion
Victor Feldman - percussion, drums, keyboards
Willie Weeks, Red Callender - bass
Tom Scott, Chuck Findley, Ernie Watts - horns
Michael McDonald - vocals
Matthew Weiner, Joe Turano, Leslie Smith, Arno Lucas - background vocals
Johnny Mandel - orchestral arrangements

Grooveshark で、Chuck E.'s In Love 『恋するチャック』を聴く: (3:32)

  ●歌詞と対訳●

How come he don't come and P.L.P. with me
  どうして彼は 私に寄りかかって来なくなったのかしら? ※

Down at the meter no more?
  (パーキング)メーターの前で (いつも)やってたみたいに

How come he turn off the TV?
  どうして彼は テレビを消しちゃって

And he hang that sign on the door?
  あんな看板(貼り紙)を ドアにぶら下げておくのかしら?

We call and we call
  何度も 何度も(彼に)電話して

"How come?" we say, (hey)
  「どうしたの?」って聞いてるのに

What could make a boy behave this way?
  一体何が(原因で) 彼にそんな素振りをさせてるの?、


He has learnt all of the lines now
  今の彼って あらゆる台詞(セリフ)を覚えようとしてる人みたい

And every time, he don't stutter when he talks
  いつだって、彼は話す時に つっかえたことなんて無かったのに

It's true! It's true!
  それは確かな、 本当のこと!

He sure is acquired a cool and inspired sorta jazz when he walks
  彼はちょっぴりジャズからインスパイアされた 格好いい歩き方を身に着けたし

Where's his jacket and his old blue jeans?
  彼のジャケットや くたびれたブルー・ジーンズはどこに行ったのかしら?

This ain't healthy this is some kinda clean?
  それって健康的じゃなかったし、 今の方が清潔じゃない?

I think Chuck E.'s in love
  チャック・E.は恋をしてるみたいね

Chuck E.'s in love  チャック・E.は恋してる
Chuck E.'s in love
Chuck E.'s in love  チャック・E.は恋してる

I don't believe what you're saying to me
  あなたの言ったことが (にわかには)信じられないの

This is something I have to see
  これは自分の目で見て 確かめないと

Is he here?
  「彼はここにいる?」

I look in the pool hall
  「ビリヤード場で見かけたけど」

Is he here?
  「彼はいる?」

I look in the drugstore
  私はドラッグストアで見たけど」

Is he here?
  「彼はいる?」

No, he don't come here no more
  「いや、彼はもう ここには来ないよ」

I'll tell you what, I saw him
  「ちょっと聞いて、 私は彼を見かけたから」  

He was sitting behind us down in the Pantages
  「彼なら(ハリウッドの)パンテージ映画館で 私たちの後ろの座席に座ってたよ」

And whatever it is that he's got up his sleeve
  彼が隠そうとしているものが 何であれ

I hope it isn't contagious
  それが私に伝染(うつら)なければ 良いのだけど

What's her name?
  「彼女の名前は何ていうの?」

Is this her there?
  「その彼女って どこにいるの?」

Oh Christ, I think he's even combed his hair
  あぁ、(今の)彼って 髪の毛まできれいにとかしてるのね
 
Is that her ?
  「それって 彼女?」

What's her name?
  「彼女の名前は 何て言うの?」

Oh, it's never gonna be the same
  あぁ、もう以前とは 同じじゃないのね

But that's not her
  でもそれは 彼女のせいじゃない

I know what's wrong
  どうかしちゃったのは 分かるけど

Chuck E.'s in love
  チャック・E.は恋をしてる

With the little girl who's singin' this song
  この歌をうたってる 可愛い娘にね

Don't you know?
  もう 分かったでしょ?

That Chuck E.'s in love    チャック・E.は恋してる
Chuck E.'s in love
Chuck E.'s in love, oh my    チャック・E.は恋してる
Chuck E.'s
Chuck E.'s in love    チャック・E.は恋してる
Chuck E.'s in love,
Oh,     あぁ、
With me ...   わたしに・・・



※ how come: どうして。 なぜ。
※ P.L.P. = Public Leaning Post の略で、俗語で「もたれかかる」くらいの意味。
 ちなみに "Leaning Post" は「釣り竿を立てかける支柱」のことで、大抵は座椅子と一体になっている。
※ meter = parking meter の略。
※ no more: 1.もはや~しない。 2.それ以上~ない。
※ turn off: (スイッチなどを)切る、消す、止める。
※ hang a sign on the door: ドアに看板をぶら下げる(貼り紙をする)。
※ behave: そぶり。

※ line: (役者の)セリフ。 一節。
※ stutter: 口ごもる、つっかえながら話す。
※ acquired: 獲得した、習得した。
※ sorta = sort of : 幾らか、幾分、ある程度、多少。 
※ kinda = kind of 
 some kind of :(米俗)なかなか良い。

※ pool hall: ビリヤード場。
※ Pantages: Pantages Theatre  ハリウッドにある映画館。
※ I'll tell you what,: (自分の考えを述べる時に)いいかい。いいですか?。ちょっと話を聞いて。じゃあ、こうしよう。
※ what it is: それが何であれ。
※ got up one's sleeve: 切り札。奥の手。
※ contagious: 1.(病気が)接触によって感染する。 接触伝染性の。 2.(態度や様子が)人から人へと広がりやすい。
※ Christ: キリストのことだが、間投詞として「あぁ」とか、「しまった」、「ちくしょう」、「くそっ!」などの意味にもなる。   

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

408. Heroes ヒーローズ

Heroes ヒーローズ : David Bowie デビッド・ボウイ

デビッド・ボウイ1977年のアルバムに先駆けてリリースされたシングル曲ですが、アルバム・ヴァージョンより短く編集されています。 
当時のイギリスのシングル・チャートで24位、オーストラリアで18位、アイルランドで8位となったくらいでアメリカではヒットしませんでしたが、現在ではデビッド・ボウイの長いキャリアの中でも代表曲の一つとなっています。


Heroes
Album : Heroes (Import)
  Best of David Bowie

Released: September 1977 (Album : October 1977)
Written by: David Bowie, Brian Eno
Produced by: David Bowie, Tony Visconti
  デビッド・ボウイ について:
David Bowie (写真:鋤田正義)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲はデビッド・ボウイがベルリンに住んでいた頃に作られたもので、東ドイツと西ドイツを分断する「ベルリンの壁」の前で、銃で撃たれる危険をも顧みずに逢っていた二人の恋人たちの古い物語からインスパイアされたもののようで、歌詞の終わりの方にそのことが出てきます。
ベルリンの壁が崩壊したのは1989年でこの曲の出た12年後のことですから、当時はまだ冷戦時代の象徴的なものでした。

We can be Heroes, just for one day
  ぼくらはヒーロー(主役)になれる、 たった一日だけなら

銃を持った警備兵が看守る(ベルリンの)壁の前で抱きあっていた恋人たちは、その瞬間だけは人生という舞台の主役であり得たということでしょう。

この曲には、作曲とシンセサイザーでブライアン・イーノが参加しており、プロデュースにはT・レックスのプロデュースでお馴染みのトニー・ヴィスコンティ、そして印象的なギターにはキング・クリムゾンのギタリストのロバート・フリップが参加しています。
デヴィッド・ボウイの曲の中でも多くのミュージシャンにカヴァーされ、ロバート・フリップ自身も2000年のキング・クリムゾンのツアーでこの曲を採り上げたことがあるとか。

近いところでは1998年のアメリカ映画「Godzilla (ゴジラ)」でウォール・フラワーズがカヴァーしていますが、ギターのリフも含め原曲にほぼ忠実なカヴァーで、サウンド的にはより力強いものとなっています。 
ゴジラが街じゅうを破壊しながら通り抜ける最中(さなか)にも、平気な顔して演奏し続けているところなど、正に「一日だけのヒーローたち」といったところでしょうか。
→ The Wallflowers - Heroes (YouTube)

   (3:25 Single Edit)

David Bowie (デヴィッド・ボウイ): Vocals, guitar, saxophone, keyboards
Robert Fripp (ロバート・フリップ:King Crimson): Lead guitar
Carlos Alomar (カルロス・アロマー): Rhythm guitar
George Murray (ジョージ・マーレイ): bass
Dennis Davis (デニス・デイヴィス): Drums
Brian Eno (ブライアン・イーノ): Synthesizer

Grooveshark でHeroes 『ヒーローズ』を聴く: (6:10 album version)

  ●歌詞と対訳●
  アルバム・ヴァージョン: (シングルは途中から)
I, I will be king
  ぼくは、 ぼくは(主役の)王になれるだろう

And you, you will be queen
  そしてきみ、 きみは(主演の)女王にだってなれるだろう

Though nothing will drive them away
  とは言っても 彼らを撃退できるものなど何もないけど

We can beat them, just for one day
  ぼくらは彼らをやっつけることが出来る、一日だけなら

We can be Heroes, just for one day
  ぼくらはヒーロー(主役)になれる、 たった一日だけのことなら


And you, you can be mean
  そしてきみ、 きみは意地悪にもなれるし

And I, I'll drink all the time
  ぼく、ぼくは四六時中飲んだくれていることも出来る

'Cause we're lovers, and that is a fact
  だってぼくらは恋人同士だし、 それが事実さ

Yes we're lovers, and that is that
  そうさ、ぼくらは恋人同士さ、 それだけの話だけど


Though nothing, will keep us together
  とは言っても、 ぼくらをつなぎ止めておけるものなんて無いけど

We could steal time, just for one day
  ぼくらは時を奪うこともできる、 一日だけなら  

We can be Heroes, for ever and ever
  ぼくらはヒーローにだってなれるさ、永遠に

What d'you say?  きみはどう思う?

(間奏) ・・・・(シングルはここから)・・・・

I, I wish you could swim
  ぼくが、ぼくが泳ぐことができたなら

Like the dolphins, like dolphins can swim
  イルカみたいに、イルカのように泳ぐことができたなら

Though nothing, nothing will keep us together
  とは言っても何も、ぼくらをつなぎ止めておけるものは何もない

We can beat them, for ever and ever
  ぼくらは奴らをやっつけることができる、永遠に

Oh, we can be Heroes, just for one day
  ぼくらはヒーローにだってなれる、 一日だけなら

(間奏)

I, I will be king
  ぼくは、 ぼくはキング(王)にもなれるだろう

And you, you will be queen
  そしてきみ、 きみはクイーン(女王)にだってなれるだろう

Though nothing will drive them away
  とは言っても 彼らを撃退できるものなど 何もないけど

We can be Heroes, just for one day
  ぼくらはヒーローにだってなれる、 一日だけなら

We can be us, just for one day
  ぼくらは我々になれる、 たった一日だけなら


I, I can remember (I remember)
  ぼくは、ぼくは覚えてる

Standing, by the wall (by the wall)
  (ベルリンの)壁の前に立っていたことを ※

And the guns shot above our heads (over our heads)
  銃弾が ぼくらの頭上をかすめて行く中で

(over our heads)

And we kissed,
  ぼくらがキスしたことを

as though nothing could fall (nothing could fall)
  まるで 倒れることなんて思ってもみないように

And the shame was on the other side
  そしてその不名誉なことが (ぼくらにとっては)天国だった ※

Oh, we can beat them, for ever and ever
  ぼくらは彼らを打ち負かすことができる、永遠に

Then we could be Heroes,just for one day
  その時 ぼくらはヒーローになれる、たった一日だけなら

We can be Heroes  ぼくらはヒーローになれる
We can be Heroes   ぼくらはヒーローになれる
We can be Heroes  ぼくらはヒーローになれる
Just for one day  たった一日だけなら

 ・・・・(シングルはここまで)・・・・・

We can be Heroes  ぼくらはヒーローになれる

We're nothing, and nothing will help us
  ぼくらには無い、 ぼくらを助けてくれるものなど何も無い

Maybe we're lying, then you better not stay
  多分ぼくらは(地面に)横たわっているだろうから、きみはここに居ない方がいいけど
 
But we could be safer, just for one day
  でもぼくらは安全であることもできる、たった一日だけなら

Oh-oh-oh-ohh, oh-oh-oh-ohh,

just for one day   ただ 一日だけならば



※ drive away: 追い払う、撃退する。 退散させる、吹き飛ばす。
※ beat (them): (彼らを)打ち負かす、やっつける、参らせる。
※ be mean: いじわるする、いじめる。
※ all the time: 年がら年中、四六時中、のべつ幕なしに。
※ that is that: それだけの話だ。

※ for ever and ever = forever and ever "forever" の強調で、「永遠に」、「永久に」
※ The wall: The Berlin Wall (ベルリンの壁)のこと。
※ shame: 「恥」や「不名誉」のことだが、ベルリンの壁は "Wall of Shame" とも呼ばれていた。 
※ on the oter side: (あちら側の)天国で。
"(be) on the other side of.." 「~の反対側で} 
※ lying: 1.嘘をつく。 2.横たわる、 横たわっている。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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