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87. People Get Ready ピープル・ゲット・レディ

People Get Ready ピープル・ゲット・レディ : The Impressions インプレッションズ


People Get Ready
Alubm : 21 Greatest Hits
21 Greatest Hits
  ピープル・ゲット・レディ
ピープル・ゲット・レディ

Released: 1965
Written by: Curtis Mayfield (カーティス・メイフィールド)
Produced by: Johnny Pate

  The Impressions :
Sam Gooden , Curtis Mayfield & Fred Cash
 From Wikipedia, the free encyclopedia 

 インプレッションズは1957年に、二つのグループが合流する形で結成されました。テネシー州のチャタヌーガでThe Roosters(ルースターズ:雄鶏たち)というグループをやっていたサム・グッデンとフレッド・キャッシュ、それにリチャードとアーサーのブルックス兄弟が、シカゴでゴスペル・シンガーをやっていたジェリー・バトラーとカーティス・メイフィールドに出会い、ルースターズの面々はシカゴに引っ越すことに決めますが、フレッド・キャッシュは非常に若かったので母親がシカゴ行きを許してくれず、5人で活動を始めました。

 彼らがシカゴのローカルなタレント・ショーに出演していた時、The Medallionaires のマネージメントをやっていたエディ・トーマスと出会い、自分たちのマネージメントもやってもらえないかと話を持ちかけます。 彼らのユニークな音に感銘を受けたトーマスはマネージメントを引き受け、ルースターズから名前を変える時に何か印象(Impression)に残る名前にしようということで、"Jerry Butler & the Impressions"(ジェリー・バトラーとインプレッションズ)となりました。 この時はまだリード・ヴォーカルのジェリー・バトラーが中心的存在でした。

 1958年にファースト・シングルのFor Your Precious Loveがいきなり100万枚を越えるヒットを記録しますが、このヒットによりわずか半年でジェリー・バトラーはソロに転向し、代わりにルースターズの若きフレッド・キャッシュが呼び戻されます。
 リード・ヴォーカルのジェリー・バトラーが抜けたインプレッションズはレコード会社との契約が継続できず、カーティス・メイフィールドが代わりとなってグループの建て直しを図ります。 彼らは「ジプシー・ウーマン」のデモ・テープを作り、マネージャーのトーマスは飛行機でニューヨークへ飛んでABC-パラマウント・レコードと契約を交わしました。
 そして1961年にリリースしたシングルGypsy Woman」(ジプシー・ウーマン)がそれまでで最大のヒットとなります。 (私はライ・クーダーのカヴァーが好きですが・・・) 1962年にはリチャードとアーサーのブルックス兄弟が脱退してテネシーに戻り、グループは3人となってニューヨークからまたシカゴに戻りました。

 カーティス・メイフィールドとサム・グッデンとフレッド・キャッシュのトリオとなった1963年に、インプレッションズとして最初のアルバム「The Impressions」をリリースし、シングルIt's All Rightがヒットして人気グループの仲間入りを果たし、その後も I'm So Proud (1964) や Keep on Pushing (1964)など数々のヒット曲を生み出して行きます。
 1968年にはカーティス・メイフィールドが設立したカートム・レーベルと契約し、1970年にカーティス・メイフィールドがソロとなって抜けた後も、代わりのメンバーを入れ替えながら1976年頃までグループは継続して行きました。 1991年にはロックの殿堂入りを果たしています。

公民権運動People Get Ready (ピープル・ゲット・レディ):
 1965年にリリースされたこの曲は、単にゴスペル(福音書)や宗教への信仰を歌ったというだけでなく、当時黒人の社会的地位向上を目的とした公民権運動とも結び付けられることになりました。
 "It was warrior music," (それは戦士の音楽だった)と人権運動家のゴードン・セラーは語っています。 「それは我々が戦いの準備をしている間に聴いた音楽だった」―と。 この曲が発表されるとすぐ、シカゴにある教会は歌集にその歌を含め始めました。 つまり作り手の手を離れて、曲が勝手に一人歩きを始めた訳です。

 この曲はインプレッションズを代表する曲というだけでなく、Curtis Mayfield (カーティス・メイフィールド)が1070年にソロとなってからもライヴで歌う重要な曲の一つになりました。
 既にスタンダード・ナンバーとなっているこの曲も、実に多くの人がカヴァーしています。 ざっと名前を並べただけでも Aretha Franklin (アレサ・フランクリン「レディ・ソウル」)、Bob Marley (ボブ・マリー)、U2Al Green (アル・グリーン)、Rod Stewalt (ロッド・スチュワート)、Bob Dylan (ボブ・ディラン)、Maceo Parker (メイシオ・パーカー:サックス)、それにPrince (プリンス)もライヴでこの曲を演奏していました。

 ボブ・マーレィ(マリー)は One Love / People Get Ready という曲で、オリジナル曲とこの曲を組み合わせてレゲエのリズムで歌っています。 同じように不平等と戦ってきた黒人の戦士として、共鳴するところがあったのでしょう。

 こうしたカヴァー曲の中で一番ポピュラーなのはロッド・スチュワートのヴァージョンではないでしょうか。 ロッド・スチュワートはTVのコマーシャルで歌っていたこともあり、この曲をロッドの歌と思って探している人もいるようですが、これは Jeff Beck (ジェフ・ベック)の Flash
Flash
というアルバムに収録されています。
 ジェフ・ベックが最初にソロ・アルバムを出した時、グループのメンバーとして連れてきたのが当時まだ無名だったロッド・スチュワートとロン・ウッド(現ローリング・ストーンズ)でした。 ロッドは昔のよしみで一曲だけ歌っていますが、このアルバムの中ではおなじみヤン・ハマーとのコラボレーションで「Escape」(エスケープ)という曲がかっこいいです。 このジェフ・ベックとロッド・スチュワートのヴァージョンもリンクしておきますので、聴いてみて下さい。

● People Get Ready 『ピープル・ゲット・レディ』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

Jeff Beck & Rod Stewart (ジェフ・ベック&ロッド・スチュワート)のカヴァー・ヴァージョンはこちら

  ●歌詞と訳詩●

People get ready   みんな 用意はできたかい 
There's a train a-comin'   列車がやってくる ※
You don't need no baggage   荷物なんて 要(い)らない
You just get on board   ただ乗り込めばいいんだ
All you need is faith   必要なのは 信仰心だけ
To hear the diesels hummin'   ディーゼル(エンジン)のハミングを聴こう ※
Don't need no ticket   切符なんか 要らない
You just thank the Lord   ただ 主(しゅ)に感謝するだけ

So people get ready   だから みんな 用意はいいかい
For the train to Jordan   ジョーダン(ヨルダン)行きの列車がやってくる
Picking up passengers   乗客たちを 乗せながら
(From) Coast to coast   海岸から 海岸へと
Faith is the key   信仰こそが 鍵(かぎ)
Open the doors and board them   その扉を開き それに乗り込むための
There's hope for all    全ての人に 希望がある  
among those loved the most   最も (主に)愛されている人々には   

There ain't no room   そこ(車内)に 席は無い
For the hopeless sinner   (改心する)望みの無い 罪びとには ※
Who would hurt all mankind   それは 全人類を傷つける者
Just to save his own   ただ彼自身を 守るためだけに
Have pity on those   そんな彼らを憐れんでやろう
Whose chances grow thinner   チャンスがわずかな者たちを ※
For there is no hiding place   そこには 隠れる場所など無いのだから
Against the Kingdom's Throne   (神の)王国の 御座の前では   

So people get ready   だから みんな 用意はいいかい
There's train a-comin'   列車がやってくる
You don't need no baggage   荷物なんて 要らない
You just get on board   ただ乗り込めばいいんだ
All you need is faith   必要なのは 信仰心だけ
To hear the diesels hummin'   ディーゼル(エンジン)のハミングを聴こう
Don't need no ticket   切符なんか 要らない

You just, thank the Lord.   ただ 主に感謝するだけ


※ comin' (coming) と hummin' (humming) を並べて韻を踏んでいる。
※sinner(罪びと)と thinner(薄い)で似た発音を並べ、韻を踏んでいる。
記事編集

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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知りませんでした、これってロッド・スチュアートのオリジナルでなくカヴァーしていた曲だったなんて・・・

むかしFMで(おそらくサウンドストリートあたり)エアチェックしてて、たまたま録音して気に入ってた曲です。それが何十年かぶりに再会できるとは・・・!

歌詞は結構ゴスペルっぽいというか、メッセージ性のつよいものだったんですね。
これまた発見!

う~ん、勉強になります。

カーティス・メイフィールドやインプレッションズはあまり一般的ではないので、オリジナル曲を知っている人は少ないと思います。

ロッド・スチュワートはオリジナルよりもカヴァーの得意な人で、このブログで採り上げている「セイリング」や「ダウンタウン・トレイン」もロッドのオリジナル曲ではありません。 この曲のカヴァーはジェフ・ベックのアルバムに収められているものですしね。 ジェフのギターもロッドのヴォーカルも私は好きなので、オリジナルと両方聴けるようにしておきました。

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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