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86. Please Mr. Postman プリーズ・ミスター・ポストマン

Please Mr. Postman プリーズ・ミスター・ポストマン : The Marvelettes マーヴェレッツ


Please Mr. Postman
Alubm : Best of the Marvelettes
Best of the Marvelettes
  Ultimate Collection
Ultimate Collection

Released: 1961
Written by: Georgia Dobbins, William Garrett,
Brian Holland, Robert Bateman, Freddie Gorman
Produced by: Brianbert (Brian Holland & Robert Bateman)
  The Marvelettes :
The Marvelettes
 From Wikipedia, the free encyclopedia 

 マーヴェレッツはこのデビュー曲でいきなり全米1位に輝きますが、この曲は所属するモータウン・レコードにとっても初のNo.1 ヒットとなりました。
 '60年代はビートルズやボブ・ディランなどに代表される、自分で曲を書いて歌えるシンガー・ソング・ライターが数多く出てきますが、一方ではモータウンのように「ヒット曲量産工場」といった趣きの会社も登場してきます。

 マーヴェレッツ(当時は"the Casinyets")はホーム・タウンのミシガン州 Inkster で、リード・ヴォーカルのグラディス・ホートンとジョージア・ドビンズを中心に、3人のバック・ヴォーカルを加えた5人で編成されました。 彼女たちは1961年始めに Inkster ハイスクールのタレント・ショーに出演し、4位に入賞します。 そのコンテストは上位3組までが新会社モータウン・レコードのオーディションを受けるられる旅行が副賞として与えられましたが、彼女たちは例外としてオーディションを受けることが許可されました。 最初のオーディションでは、彼女たちは何かオリジナルのものを持っているかどうかをたずねられたようです。

 次のオーディションの手配をしたのはメンバーのGeorgia Dobbins (ジョージア・ドビンズ)で、彼女はオーディションで歌うために新しい曲があるかどうかを同行した友人のピアニスト William Garrett (ウィリアム・ギャレット)にたずねました。 ギャレットが持っていたのは楽曲ではなく 「Please Mr. Postman」 と題されたブルース、それはほとんど歌詞だけでしたが、ギャレットは著作権のクレジットが自分に帰するという条件付きで改作に同意します。 ジョージア・ドビンズは歌詞を持ち帰ると作詞・作曲の経験がなかったにもかかわらず、徹夜でオリジナルのタイトルだけを残しガールズ・グループが歌える曲に書き直してオーディションに間に合わせました。

 モータウン社長のベリー・ゴーディーはそのオーディションで彼女たちを採用すると名前を The Marvelettes に変更し、曲を手直しするために「Brianbert」(ブライアン・ホランドとロバート・ベイトマンの作詞・作曲チーム)を雇い入れます。 ソング・ライティングのクレジットが5人もいて複雑なのは、そうした理由からでした。 オーディションのために尽力したジョージア・ドビンズはその後脱退してワンダ・ヤング(後にロジャース)に代わりますが、それはいつも教会通いをしていた真面目な父親が、娘がナイト・クラブで歌うのに反対だったからとか・・・

 この曲は今聴くとさすがに古さを感じますが、何と言っても50年くらい前の曲ですし、モータウン黎明期の音なので仕方ありません。 歌詞は若い女性が恋人からの便りを待つという内容になっていますが、実際は戦地に赴いた恋人からの手紙を待つ気持ちを歌ったもののようです。 この頃からアメリカは南ベトナムに駐留軍を派遣し始めていて、かなり現実味を帯びた歌詞だった訳です。 (1961年というと当時の我が家にはまだ電話が無く、テレビ、洗濯機、冷蔵庫といった三種の神器もありませんでした・・・)

 この曲もオールディズのスタンダード・ナンバーとして、色々な人にカヴァーされています。 

The Beatles (ビートルズ)
の歌うカヴァー・ヴァージョン:
 1963年のアルバム「With The Beatles」に収められています。 本国(英国)ではシングル・カットされず、日本ではシングル・カットされ人気があったので、マーヴェレッツよりビートルズのナンバーの方が知られているかもしれません。 ジョン・レノンがリード・ヴォーカルで、ポールとジョージがコーラスを担当していますが、男性が女性の手紙を待つということで、歌詞の "boy" を "girl" に替えて歌っています。→ 歌詞はこちら

Carpenters (カーペンターズ)
の歌うカヴァー・ヴァージョン:
 カーペンターズはファースト・アルバムでビートルズのカヴァー(Ticket to Ride:涙の乗車券)をやっていたこともあり、これもビートルズの曲をベースにしているようです。 1974年のアルバム「Horizon」(緑の地平線)に収められていますが、シングル・カットされたこの曲は1975年にチャートで1位となりました。
 この曲はカレンがオーヴァー・ダビング(多重録音)を使い、コーラスの部分もほとんど一人で歌っていますが、比較的新しいだけに音は今聴いてもきれいです。 時代と共にテンポも速くなっているみたいですが・・・
(Producer : Richard Carpenter, Drums : Karen Carpenter , Guitar solo : Tony Peluso )
 → カーペンターズの歌う歌詞はこちら 

Please Mr. Postman マーヴェレッツの 『プリーズ・ミスター・ポストマン』 を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詩●

(Wait) oh yes,   (待って)ねえ、
Wait a minute, Mister Postman   ちょっと待って、郵便やさん
(Wait) wait, Mister Postman   (待って)待ってよ、郵便やさん

(Please, Mister Postman, look and see)   (どうか、郵便やさん、良く見てよ) ※
Woah, yeah   ねえ
(Is there's a letter in your bag for me)   (そのカバンの中に 私宛の手紙があるかしら)
Please, please Mister Postman   どうか、どうか郵便やさん
('Cause it's been a mighty long time)   (なぜって、とても長いこと経つから)
Woah, yeah   そう
(Since I've heard from this boyfriend of mine)   (前にボーイフレンドから便りをもらって以来)

There must be some word today   今日は 何か知らせがあるに違いないの ※
From my boyfriend so far away   遠く離れた 私のボーイフレンドから
Please Mister Postman, look and see   どうか郵便やさん、良く見てよ
Is there a letter, a letter for me   そこに手紙があるかしら、私宛の手紙が

I've been standing here   私は今まで ここに立ち続けて
Waiting, Mister Postman   郵便やさんを待っていたの
So, oh, so patiently   とても、とても根気よくね
For just a card or just a letter   たった一枚の葉書きか、一通の手紙のために
Saying he's returning home to me   彼が私のため 家に帰るという知らせを

Please, Mister Postman   どうか郵便やさん
(Please, Mister Postman, look and see)   (どうか、郵便やさん、良く見てよ)
Woah, yeah   ねえ
(Is there's a letter in your bag for me)   (そのカバンの中に 私宛の手紙があるかしら)
Please, please Mister Postman   どうか、どうか郵便やさん
(Cause it's been a mighty long time)   (なぜって、とても長いこと経つから)
Woah, yeah   そう
(Since I've heard from this boyfriend of mine)   (前にボーイフレンドから便りをもらって以来)

So many days, you passed me by   あなたが私の前を通り過ぎた とても多くの日々
You saw the tear standing in my eyes   あなたは私の目に 涙がたまっているのを見ても ※
You wouldn't stop   あなたは 立ち止まってくれなかった
to make me feel better   私の気分を 良くするために
By leaving me a card or a letter      私に一枚の葉書きか 一通の手紙を残すことで

Please, Mister Postman, look and see   どうか郵便やさん、もっと良く見てよ
Is there a letter, oh, yeah   そこに手紙はあるかしら、
In your bag for me   そのカバンの中に 私宛の
You know it's been so long   とても長いこと経ったのは 知ってるでしょ
Yes, since I've heard from   そう、前に便りがあってから
This boyfriend of mine   私のボーイフレンドからの

You better wait a minute, wait a minute   ちょっと待った方がいいわよ、ちょっと待ってよ
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)
Oh, you better wait a minute   ちょっと待った方がいいわよ
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)
Please, please, Mister Postman   どうか、どうか郵便やさん
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)

Please check it and see, just one more time for me  どうか良く調べて見て、 もう一度私のために 
   
You gotta wait (wait)   あなたは待たなきゃ ※ (待ってよ)
Wait a minute (wait a minute, Mister Postman)   ちょっと待って(ちょっと待って、郵便やさん)
Wait a minute, wait a minute, wait a minute   ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと待ってよ
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)
Please, Mister Postman   どうか、郵便やさん
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)

Deliver the letter, the sooner the better   手紙を配達して、 早ければ早いほどいいから ※

Wait a minute, wait a minute   ちょっと待って、ちょっと待ってよ
(Wait, wait a minute, Mister Postman)   (待って、ちょっと待ってよ、郵便やさん)
Wait a minute, please   ちょっと待ってよ、お願いだから
Mister Postman...   郵便やさんってば・・・


※ look and see : see が何となく目に入ってくるのに対し、look は自分から目を向けることだから、正確には see and look の方が良さそうだが、ここは語呂合わせで話しやすさを優先しているのでしょう。 「ぼんやり見てないで、もっとよく見てよ」くらいの感じでしょうか。
※ word :この場合は「知らせ」とか「便り」
※ the tear standing : この場合は「涙が立っている」のではなく、「溜まっている」とか「あふれている」といった感じ。
※ gotta : get to のくだけた形で、have to (~しなければならない)などと同じ意味
※ the sooner the better : 「早ければ早いほど良い」という慣用句だが、その前の Deliver the letter と 語尾に"er" を続けて韻を踏んでいる。
カーペンターズのヴァージョンでは、この前に「C'mon = Come on」 が入るが、「急いで」とか「いい加減にして」とか「勘弁してくれ」といった意味で、「早く手紙を届けてよ」くらいの感じでしょうか。

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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今晩は!junnko3456.exblog.jpです。カーペンターズが歌っていた曲がカヴァーとは驚きです。ビートルズやマーヴェレッツも聴いてみました。いつも快い音楽で癒されています。


kjys1575 さん、こんばんは。

カーペンターズのヴァージョンはNo.1ヒットになっているので、オリジナルを知らない世代の方はカヴァーだとは思わないかもしれませんね。
それだけ良く出来ていますし・・・
私はビートルズのヴァージョンで聴いたのが最初でした。

こんばんはー^^
私はカーペンターズのバージョンが最初でした。そのためカーペンターズの方がしっくり来ますね。
その後でビートルズやオリジナルのマーヴェレッツのも聴いて、いいなと思うようになりました。
ポップなカーペンターズバージョン、ヘビーなビートルズバージョン、ソウルフルなマーヴェレッツバージョン、人それぞれ好みがありますね♪
戦地に赴いた恋人からの便りを待つ気持ちを歌ったものでもあったのですね。

saya さん、こんにちは。

この曲は年齢によって最初に聴いたヴァージョンが違うみたいですね。
オリジナルを最初に聴いた人は少ないのではないでしょうか。
カーペンターズのヴァージョンを聴いた時は新鮮な気分で、そのシングルも買った覚えがあります。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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