69. Wonderful World ワンダフル・ワールド

Wonderful World ワンダフル・ワールド : Sam Cooke サム・クック


Wonderful World
Alubm : Portrait of a Legend
Portrait of a Legend
  グレイテスト・ヒッツ
グレイテスト・ヒッツ

Released: 1960
Written by: Sam Cooke, Lou Adler, Herb Alpert
Produced by: Sam Cooke, Lou Adler

  サム・クックについて:
Sam Cooke
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲は Louis Armstrong (ルイ・アームストロング)の 「What a Wonderful World」 (この素晴らしき世界)とタイトルが類似していて紛らわしいのですが、こちらの方が7年ほど先になります。

 Witness」 (刑事ジョン・ブック 目撃者)
Witness
という映画(1985年)で、ハリソン・フォード演じる刑事さんが納屋で車を修理中にカー・ラジオからこの曲が流れてきて、レイチェルというアーミッシュの女性と二人で踊る印象的なシーンがありました。
 翌年の1986年にはリーバイス501ジーンズの広告に使われたこともあり、re-issue(再編集)されたこの曲がリリースされ、UK(イギリス)チャートでは二位を記録しています。

 歌詞は「~なんか知らない」―という単純なフレーズの繰り返しですが、とてもシンプルなラヴ・ソングとなっています。 ソング・ライティングにHerb Alpert (ハーブ・アルパート)の名前がクレジットされていますが、この人 Tijuana Brass (ティファナ・ブラス)でトランペット吹く前からこうした仕事もしていたのですね。 知りませんでした・・・

 サム・クックはその甘い歌声とルックスで人気のあったソウル・シンガーですが、1964年12月にモーテルで銃撃され、わずか33歳で謎の死を遂げてしまいます。
 現在サム・クックで一番人気のある曲は 「A Change Is Gonna Come」(ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム)ですが、この曲は死の翌年にリリースされた 「Shake」 というシングルのB面に収められていたものでした。
 1963年にボブ・ディランの 「Blowin' in the Wind」 (風に吹かれて)を聞いたサム・クックはそのメッセージに衝撃を受け、「これは本当に白人の少年が書いたものなのか?」―と驚き、そして 「A Change Is Gonna Come」 を書くきっかけになったとか。
 当時の黒人差別を歌った 「A Change Is Gonna Come」 は物悲しく、ポップなラヴ・ソングの 「Wonderful World」 とは好対照ですが、どちらもサム・クックの代表曲として聴き比べてみると良いでしょう。 それにしてもミュージシャンの死後に発表された曲には、なぜか物悲しいものが多いような気がします。

● Wonderful World 『ワンダフル・ワールド』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

A Change Is Gonna Come 「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」を聴いてみる

  ●歌詞と訳詩●

Don't know much about history   歴史については 多くを知らない
Don't know much biology   生物学も ほとんど知らない
Don't know much about the science book   化学の本も 判らないし
Don't know much about the French I took.   フランス語の授業は 受けたけど駄目だった

But I do know that, I love you   でもぼくは きみを愛していることは知っているし
And I know that,   そして ぼくが判っていることは、
if you love me too   もしきみがぼくを 同じように愛してくれるなら
What a wonderful world this would be.   この世界は 何て素晴らしいものになることだろう

Don't know much about geography   地理については 多くを知らない
Don't know much trigonometry   三角方なんて 判らないし
Don't know much about algebra   代数についても サッパリだし
Don't know what a slide rule is for.   計算尺も 使い方さえ判らないけど

But I do know that, one and one is two,  でも1足(た)す1が 2になることなら判るし
And if this one could be with you,   そしてもし この1(人)がきみと一緒になるなら
What a wonderful world this would be.   この世界は 何て素晴らしいものになることだろう

Now, I don't claim to be an "A" student,   ぼくは 「A」(成績優秀)の生徒とは言わないけど
But I'm trying to be.   でもぼくは そうなるように努めている
For maybe by being an "A" student, baby   なぜって たぶん「A」の生徒になることで
I can win your love for me.   ぼくへのきみの愛を 勝ち取ることができるから

Don't know much about history   歴史については 多くを知らない
Don't know much biology   生物学も ほとんど知らない
Don't know much about the science book   化学の本も 判らないし
Don't know much about the French I took.   フランス語の授業は 受けたけど駄目だった

But I do know that, I love you   でもぼくは きみを愛していることは知っているし
And I know that,   そして ぼくが判っていることは、
if you love me too   もしきみがぼくを 同じように愛してくれるなら
What a wonderful world this would be.   この世界は 何て素晴らしいものになることだろう

(コーラス)

But I do know that, I love you   でもぼくは きみを愛していることは知っているし
And I know that,   そして ぼくが判っていることは、
if you love me too   もしきみがぼくを 同じように愛してくれるなら
What a wonderful world this would be.   この世界は 何て素晴らしいものになることだろう

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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こんにちは。
私も『刑事ジョン・ブック』でハリソン・フォード扮する刑事がアーミッシュの女性と「Wonderful World」で踊る印象的なシーンをよく憶えています。あの頃のハリソン・フォードは格好良かったですね。この曲は数々のカヴァーがありますが、アート・ガーファンクルのヴァージョンも落ち着いた感じで秀逸です。
「A Changes Is Gonna Come」は最初、「I go to the Movie ~」の部分の歌詞が省かれてリリースされていたようです。差別が具体的に示されたていたからNGになったのかもしれません。それ故、多くのカヴァーではこの部分が歌われていません。

Backstreets さん、こんにちは。

「刑事ジョン・ブック 目撃者」 は好きな映画で、何度か観た覚えがあります。 アーミッシュの人たちの暮らしぶりもあの映画で初めて知りました。
この曲の使われ方も好きですが、アート・ガーファンクルが歌っているヴァージョンは知りませんでした。

「A Changes Is Gonna Come」はサム・クックの死後に発表されていますが、あの内容なので当時としてはそのまま出す訳には行かなかったのかもしれませんね。
オバマ氏が黒人初の大統領となった現在のアメリカがあるのも、そうした人たちの礎(いしずえ)があってのことでしょう。
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Sumi Haruo

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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