66. Blue Suede Shoes ブルー・スウェード・シューズ

Blue Suede Shoes ブルー・スウェード・シューズ : Carl Perkins カール・パーキンス 


Blue Suede Shoes
Alubm : The Fabulous Carl Perkins
Fabulous Carl Perkins
  グレイテスト・ヒッツ20
Released: 1956 (January 1 )
Written by: Carl Perkins
Produced by: Sam Phillips

  カール・パーキンス: 「ブルー・スウェード・シューズ」インタビュー記事
Carl Perkins
  

 カール・パーキンスによって書かれロックのスタンダードとなっているこの曲は、アメリカでR&B (リズム・アンド・ブルース)チャートとポップ・チャートの両方で初のミリオン・セラーとなりました。 当時の音楽業界で百万枚のヒットというと、かなりのものだったはずです。

 1956年1月1日に発売されたこの曲は、エルヴィス・プレスリーがカヴァーすることで注目を集めますが、最初は 「Elvis Presley」
Elvis Presley
というエルヴィスのファースト・アルバム(1956年3月23日)に収められていただけだったので、結果的にカール・パーキンスのEP(シングル)が売れることになりました。 最初78回転だったEPレコードは尻切れトンボ状態で、その後45回転のフォーマットになって全曲(?)が収まるようになりました。 当時はエルヴィスのシングル「Heartbreak Hotel」(ハートブレイク・ホテル)とチャートの順位を争っていたようです。

 エルヴィスはこの曲をカヴァーするにあたり、カール・パーキンスのシングルが売れている間はシングルを出さないという約束が交わされていたそうで、エルヴィスのバージョンは9月8日になってから発売されました。 
 カール・パーキンスはシングルが売れ始めて、「これでやっとこの老いぼれカウボーイ(自分のこと)にもツキが回ってきた」と喜んでいたら、エルヴィスがカヴァーしたと聞いて「これでまた農業に戻らなければ・・・」とガッカリしたそうですが、エルヴィスのヴァージョンが9ヶ月遅れてリリースされたお陰でミリオン・セラーとなった訳です。 (エルヴィスの方は20位までしか上がりませんでした) もっともエルヴィスはその半年ほどの間に、「Heartbreak Hotel」」 、 「I Want You, I Need You, I Love You」 、「Don't Be Cruel」 、「Hound Dog」 の4曲をチャートの1位に送り込んでいます。

 この曲のアイディアは、ジョニー・キャッシュがカール・パーキンスに話したエピソードから来ています。 ジョニーが空軍にいた時に、スエードの靴をいつもピカピカに磨いていた黒人兵がいて、「俺のスエード・シューズを踏むな」が口癖だったとか。 それを曲に書くように勧められても、カールは全然イメージが湧かなかったそうです。
 ところが一月後のショーに出演していたら、客の青年がデートの相手に「俺のスエード靴を踏むな!」―と言うのを実際に聞いてビックリし、その晩ベッドの中でアイディアが閃いて起き上がり、ギターを取り上げてこの曲を書いた―とのことです。 
 ※この辺りのエピソードは インタビュー記事 に詳しく書かれているので、そちらをご覧下さい。
ブルー・スウェード・シューズ の画像はこちら。

 " One for the money, two for the show , three to get ready , and four to go "

 ところでこの曲の出だしにある歌詞ですが、これは children's rhyme [童(わらべ)歌]からの引用です。
 1(いち)で位置について、2(に)でヒザをついて、3(さん)でヨーイ、4(よん)でドン―といったところで、money は ready と掛けて韻を踏んでいるのでしょうが、子供の歌ですから意味不明のものが多いです。
 日本でも「一羽のカラスが カーァカァ、二羽(庭?)のニワトリ コケコッコ・・・」といった数え歌がありますし、「一つ人より力持ち、二つふるさと あとにして・・・」といった歌もありましたっけ。

 4番目はカールによって「Now go, man, go」―と書き換えられ、更にプロデューサーのサム・フィリップスの提案で「 go, cat, go」―となりました。 【「cat」は米俗で「男」(fellow) のこと】 余談ですが、フェンダー社のギターには 「Go Cat Go!」 モデルというのがあったようです。 (「マジカル・ミステリー・ツアー」の頃のジョージ・ハリソンが、フェンダー社のストラトキャスターにサイケデリック・ペイントを施して、そのギターには「GO CAT GO」の文字がペイントしてありました)

 この曲はロックのスタンダード・ナンバーとしてカヴァーしている人も多く、エルヴィスのヴァージョンを始めとして、John Lennon 、Van Morrison & Bob Dylan 、Jimi Hendrix (Live)、Brian Setzer (ストレイキャッツ)、Ry Cooder などが取り上げています。 Ry Cooder のヴァージョンはスライド・ギターがカッコイイのですが、残念ながら音楽共有サイトにはありませんでした。


● Blue Suede Shoes 『ブルー・スウェード・シューズ』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

Elvis Presley (エルヴィス・プレスリー)の「ブルー・スウェード・シューズ」を聴いてみる

  ●歌詞と訳詩●

Well, it's one for the money,   そいつは1 に 金のため、
Two for the show   2に ショーのため、
Three to get ready   3で 用意して、
Now go cat go   さあ、行ってみようぜ、(cat: 米俗「男」の意で、「man」と同じ)
But don't you,   でも やめてくれ
step on my blue suede shoes   俺のブルー・スウェード・シューズを踏んづけるのは
You Can do anything   お前が 何をしてもいいけど
But lay off of my blue suede shoes   でも 俺のブルー・スウェード・シューズからは離れてくれ

You can knock me down,   お前は 俺をノック・ダウン(殴り倒)してもいい
step on my face   俺の顔を 踏んづけてもいい
Slander my name   俺の名前を 悪く行ったっていい
all over the place   そこいらじゅうで
Do anything that you wanna do   お前がしたいことは 何をしてもいい

But uh uh baby,   でも あぁ ベィビィ(かわいい人)
Lay off of my shoes   俺の靴から離れてくれ
But don't you,   でも やめてくれ
Step on my blue suede shoes   俺のブルー・スウェード・シューズを踏んづけるのは
You can do anything   お前が 何をしてもいいけど
But lay off of my blue suede shoes   でも 俺のブルー・スウェード・シューズからは離れてくれ

(間奏)

You can burn my house,   俺の家を 燃やしてもいい
you can steal my car   俺の車を 盗んでもいい
Drink my liquor   俺の酒を 飲んだっていい
from an old fruit jar   古い果実(酒)の壜(ビン)から
Do anything that you wanna do   お前がしたいことは 何をしてもいい

But uh uh honey,   でも あぁ ハニー(かわいい人)
Lay off of my shoes   俺の靴から離れてくれ
But don't you,   でも やめてくれ
Step on my blue suede shoes   俺のブルー・スウェード・シューズを踏んづけるのは
You can do anything   お前が何をしてもいいけど
But lay off of my blue suede shoes   でも 俺のブルー・スウェード・シューズからは離れてくれ

(間奏)

Well, it's one for the money,   そいつは1 に 金のため、
Two for the show   2 に ショーのため、
Three to get ready   3で 用意して、
Now go cat go   さあ、行ってみようぜ
But don't you,   でも やめてくれ
Step on my blue suede shoes   俺のブルー・スウェード・シューズを踏んづけるのは
You can do anything   お前が 何をしてもいいけど
But lay off of my blue suede shoes   でも 俺のブルー・スウェード・シューズからは離れてくれ

Well, it's blue, blue, blue suede shoes   ブルー、ブルー、ブルー・スウェード・シューズ
Blue, blue, blue suede shoes   ブルー、ブルー、ブルー・スウェード・シューズ
Well, blue, blue, blue suede shoes   ブルー、ブルー、ブルー・スウェード・シューズ
Blue, blue, blue suede shoes   ブルー、ブルー、ブルー・スウェード・シューズ
Well, you can do anything   お前が 何をしてもいいけど
But lay off of my blue suede shoes   でも 俺のブルー・スウェード・シューズからは離れてくれ

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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とあるCDでこの曲をきいて
その女性のオリジナルかと思っていたのですが
どうもテイストかエルビスっぽいなぁと。
ググってみたらここを見つけました
まさにエルビスも歌っていた曲でしたね。


ブルー・スウェード・シューズは色々な人がカヴァーしていますが、どちらかというと男の歌で女性が歌っているのはまだ聴いたことがありませんでした。
エルヴィスのヴァージョンもカヴァーではありますが、オリジナル以上に有名になっています。

コメントありがとうございました。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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