65. Summertime Blues サマータイム・ブルース

Summertime Blues サマータイム・ブルース : Eddie Cochran エディ・コクラン


Eddie Cochran
Alubm : Best of Eddie Cochran
Best of Eddie Cochran
  ベスト・オブ・エディ・コクラン
ベスト・オブ・エディ・コクラン

Released: 1958
Written by: Eddie Cochran , Jerry Capehart
Produced by: Jerry Capehart

  エディ・コクランについて:
Eddie Cochran
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 エディー・コクランは1938年ミネソタ州に生まれ、12歳の時にギターを手にして以来、ピアノ・レッスンよりもラジオのカントリー・ミュージックを聴きながらギターレッスンをしていたようです。 1955年にエルビス・プレスリーのステージを見て影響を受けたエディー・コクランは、それまでのカントリースタイルからロカビリーに演奏法を変えたとのことで、このあたりは同年代のバディ・ホリーと似ています。 プレスリーと違うのは、エディー・コクランやバディ・ホリーは自分で曲が書けたということで、シンガー・ソング・ライターのはしりと言えるでしょう。 もっとも両者はかなり対照的ですが・・・

 16歳の頃からスタジオ・ミュージシャンとして活動を始めたエディー・コクランは1956年に映画に出演し、その中で 「Twenty Flight Rock」 を演奏しています。 (この曲はローリング・ストーンズが1982年の 「スティル・ライフ」 というライヴ・アルバムの中でカヴァーしていました) エディーはその翌年にも映画に出演して、その中で歌った「Sittin' in the Balcony」(バルコニーに座って)という曲が初ヒットとなりました。 

 この 「サマータイム・ブルース」 はマネージャーのジェリー・ケイプハートとの共作で、手拍子にはソング・ライターで恋人のシャロン・シーリーも参加していますが、当初はシャロン・シーリーが書いた 「Love Again」 という曲のB面だったようです。 1970年にザ・フーがカヴァーしたのをはじめ、ビーチ・ボーイズ、T-REX など多くのミュージシャンがこの曲をカヴァーしています。
 歌の中に出てくるボスの役や親の役も、エディが一人で声音を変えて歌っています。 歌詞の中に選挙権のことが出てきますが、当時のアメリカは21歳にならないと選挙で投票できず、こうした歌の影響もあってか、のちに年齢が18歳にまで引き下げられました。

 1987年に公開された映画ラ★バンバの中で、エディー・コクラン役のブライアン・セッツァー (元ストレイキャッツ)がこの曲を歌っていましたが、こうしたロカビリー調の曲をやらせるといかにもピッタリという感じでした。
 日本ではRCサクセションが「カバーズ」というアルバムの中でカヴァーしています。 (そういえばRCの「ボスしけてるぜ」って、この曲の歌詞と似たところがありますね)

 1970年にエディ・コクランはシングルが本国アメリカよりもイギリスの方が評判が良いと聞き、やはりイギリスで人気の高いジーン・ヴィンセント
と共に英国公演ツアーに出かけます。 恋人のシャロン・シーリー
も一緒でした。 
 公演は予定を延期するほどの人気だったようですが、帰国の途に着こうとヒースロー空港に向かっていたタクシーが、雨でタイヤがスリップして街路灯に衝突。 フロント・ガラスを突き破って外に放り出されたエディ・コクランは頭部にひどい怪我をして、搬送先の病院で翌日亡くなってしまいます。 わずか21歳の若さでした。 
(ジーン・ヴィンセントとシャロン・シーリーも重症を負いますが、命に別状はなかったようです)

● Summertime Blues 『サマータイム・ブルース』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詩●

Well, I'm gonna raise a fuss   そうさ、俺は大騒ぎするつもりだ
I'm gonna raise a holler   俺は叫び声をあげたい
About a working all summer   夏(休み)の間中 働いてばかりいることについて
Just to try to earn a dollar   (それも)たった1ドルの収入を得るためにさ
Well, time I called my baby   俺が彼女に電話して
Try to get a date   デートをとりつけようとしたら
My boss says, no dice, son   俺のボス(上司)が言うんだ、 『駄目だ、坊や ※
You gotta work late   お前は残業があるから』
Sometimes I wonder   俺は時々 訳が判らなくなる
What I'm a gonna do   俺は一体どうしたらいいんだ
But there ain't no cure   でも治療法なんてないんだ
For the summertime blues   夏の日のブルース(憂鬱)には

Oh, well my Mom and Poppa told me,   あぁ、俺の親父とお袋も俺に言うんだ、
Son, you gotta make some money   『せがれ、お前 少しは金を稼いできな
If you want to use the car   もし お前が(うちの)車を使いたけりゃ
To go ridin' next Sunday   次の日曜日に (車に)乗りたければ』
Well, I didn't go to work   いや、俺は仕事(バイト)に行かなかった
Told the boss I was sick   ボスには 俺は病気だって言ってある
Well, you can't use the car   『それなら お前は車を使えないな
Cause you didn't work a lick   なぜってお前は ちっとも仕事をしてないからな』
Sometimes I wonder   俺は時々 訳が判らなくなる
What I'm a gonna do   俺は一体どうすりゃいいんだ
But there ain't no cure   でも救いようがないんだ
For the summertime blues   夏の日のブルース(憂鬱)は

I'm gonna take two weeks   俺は二週間の (休みを)とるつもりさ
Gonna have a fine vacation   楽しい休暇を過ごすために
I'm gonna take my problem   俺は自分の問題を 持ち込むことにした
To the United Nations   国連に
Well, I called my congressman   俺は 我が下院議員さんに電話したのさ
And he said, whoa   そいで そいつが言うには 『うーん、
I'd like to help you, son   私はきみを助けてあげたいが、坊や
But you're too young to vote   でもきみは投票するには若過ぎるだろ?』 ※
Sometimes I wonder   俺は時々 訳が判らなくなる
What I'm a gonna do   俺は一体どうすりゃいいんだ
But there ain't no cure   でも治療法なんてないんだ
For the summertime blues   夏の日のブルース(憂鬱)には


※ no dice : 駄目だ
※ 当時アメリカの選挙権は21歳からであり、こうした抗議活動(?)によって年齢が18歳に引き下げられた。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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ロカビリーは、映画の中で耳にするぐらいで、あまり馴染みがなかったのですが、
この曲は聞いたことがありました。(このブログでは実は2回目。長くお世話になってごめんなさい。)
いろいろな人達がカヴァーしてたからなのですね。
明るくてノリノリで気分が良くなりました。ちょっと鬱々してる時にぴったりかも。
vacation,Nations で韻を踏むなんて、これまた皮肉っぽくてカッコいいですね。
選挙権の年齢のことも知りませんでした。

ロカビリー・・・。もっと聴きたくなってきました。

サマータイム・ブルースは50年以上も前の曲ですが、色々な人がカヴァーしているし、映画でも使われているからどこかで聴いたことがあると思います。

今となってはどうということも無いでしょうが、当時としては若者の気持ちを代弁するものとしてヒットした訳です。 私も当然リアル・タイムで聴いた訳ではありませんが、たまには50年代も良いかと思い、採り上げてみた次第です。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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