49. Jumpin' Jack Flash ジャンピング・ジャック・フラッシュ

Jumpin' Jack Flash ジャンピング・ジャック・フラッシュ : 
              The Rolling Stones ローリング・ストーンズ


Jumpin' Jack Flash
Alubm : Forty Licks [Best of]
Forty Licks
  フォーティー・リックス [Best of]
フォーティー・リックス

Released: 1968
Written by: Jagger/Richards
Produced by: Jimmy Miller

  ローリング・ストーンズについて:
(L to R) Bill , Brian , Mick , Keith , Charlie
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 ローリング・ストーンズのように半世紀近いキャリアを誇るバンドから、どれか一曲を選ぶというのは難しいのですが、60年代のオリジナル・メンバーだった頃を代表する曲といえば「サティスファクション」かこの曲でしょう。 ロックンロールを「反逆の歌」や「不良の歌」と定義するなら、これほどそのイメージを表している曲は他に無いからです。 『100年後の人間に 「ロックンロールって何だ?」 って聞かれたら、この曲を聴かせればいい』―と或るミュージシャン(名前を忘れた)が言っていました。

 ストーンズはこの前にセルフ・プロデュースで 『サタニック・マジェスティーズ』 というビートルズの 『サージャント・ペッパーズ~』 の二番煎じみたいなアルバムを出していて、最も彼ららしくないと不評を買っていたのですが、このシングルにより見事に復活を果たしました。 そして次のアルバムとなる 『ベガーズ・バンケット』や、その後の 『レット・イット・ブリード 』 といった彼らのイメージを決定付ける傑作アルバムを発表して行きます。 ある意味、彼らを目覚めさせたのがこの曲だったかもしれません。
 この曲は 『ベガーズ・バンケット』 のセッションから産み出されたようでプロデューサーもジミー・ミラーになっていますが、オリジナル・アルバムには収められていません。 「ホンキー・トンキー・ウィメン」もやはりシングルのみで、 『レット・イット・ブリード 』 に「カントリー・ホンク」というカントリー風にアレンジされた「ホンキー・トンキー・ウィメン」が収録されていました。

 タイトルの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」については歌詞の方に解説を付けておきましたが、キースの別荘の庭師ジャックからインスピレーションをもらったようです。 この曲のメインのギター・リフはベーシストのビル・ワイマンのアイデアだったということがビルの著書「ストーン・アローン」に書かれていますが、クレジットはされていません。 ストーンズは他の曲でもビリー・プレストンやミック・テイラーやロン・ウッドのアイデアを「ジャガー/リチャーズ」作としたり、ライ・クーダーが演奏したギターのトラックを後でキースのギターと差し替えて(リフをパクッたらしい)相手を怒らせたりしているのですが、ストーンズの場合そうしたことを言い始めるとキリがありません。 この曲がラジオから流れていた頃(当時のTVでは海外の映像は見られなかった)、私はまだ中学生でした。

● Jumpin' Jack Flash 「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を聴く:
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と訳詩●

I was born in a cross-fire hurricane   激しいハリケーンの中で 俺は生まれた ※
And I howled at my ma in the driving rain,   土砂降りの雨の中、俺は母の前で産声をあげた※
But it's all right, now    でも そんなこと どうでもいいぜ
In fact, it's a gas!   実は、 そいつはデタラメさ ※
But it's all right.    でも そんなこと どうでもいいぜ
I'm Jumpin' Jack Flash,   俺は ジャンピン・ジャック・フラッシュ ※
It's a gas! Gas! Gas!   そいつは嘘さ、ホラさ、デタラメさ!

I was raised by a toothless, bearded hag,   歯抜けで顎ひげを生やした魔女に俺は育てられ※
I was schooled with a strap right across my back,   背中をムチで叩かれて、俺は学習した
But it's all right, now    でも そんなこと どうでもいいぜ
In fact, it's a gas!   実は、 そいつはデタラメさ
But it's all right,    でも そんなこと どうでもいいぜ
I'm Jumpin' Jack Flash,   俺は ジャンピン・ジャック・フラッシュ
It's a gas! Gas! Gas!   そいつは嘘さ、ホラさ、デタラメさ!

(間奏)

I was drowned,    俺は (海で)溺れて
I was washed up and left for dead.   俺は浜辺に打ち上げられ、死んだものとして見捨てられ
I fell down to my feet and I saw they bled.   俺は足元に倒れこみ、足が出血してるのを見た
I frowned at the crumbs of a crust of bread.   パンの皮の小片を前に 俺は眉をひそめた
Yeah, yeah, yeah   イェー、イェー、イェー
I was crowned with a spike right thru' my head    頭に釘を打ち込まれ、俺が完成したんだ※

But it's all right, now    でも そんなこと どうでもいいぜ
In fact, it's a gas!   実は、 そいつはデタラメさ
But it's all right,    でも そんなこと どうでもいいぜ
I'm Jumpin' Jack Flash,   俺は ジャンピン・ジャック・フラッシュ
It's a gas! Gas! Gas!   そいつは嘘さ、ホラさ、デタラメさ!

Jumping Jack Flash, its a gas   ジャンピン・ジャック・フラッシュ、そいつはデタラメさ
Jumping Jack Flash, its a gas   ジャンピン・ジャック・フラッシュ、そいつは大嘘さ
Jumping Jack Flash, its a gas   ジャンピン・ジャック・フラッシュ、そいつはデタラメさ
Jumping Jack Flash, its a gas   ジャンピン・ジャック・フラッシュ、そいつは大嘘さ
Jumping Jack Flash ...   ジャンピン・ジャック・フラッシュ・・・


※ cross-fire :「十字放火」(砲弾の雨が飛び交う状態)、「激しいやりとり」
※ howled : 「ハウル」は狼などが「吠える」とか、「泣きわめく」といったニュアンス
※ gas : 「法螺(ほら)」とか「無駄話」
※ Jumpin' Jack Flash : 「Jumpin'(Jumping)」は「飛び跳ねる」、「Jack」は男の名前、「Flash」は「閃光」や「悪者」などだが、庭師のジャックという人物からインスピレーションを受けたらしい。

Richards has stated that he and Jagger wrote the lyrics while staying at Richards' country house,
リチャーズは、彼とジャガーがリチャーズの田舎の別荘に滞在している間にその歌詞を書いたという。

where they were awoken one morning by the sound of gardener Jack Dyer walking past the window.
そしてある朝、彼らは窓の外を通り過ぎた庭師ジャック・ダイアーが立てた物音で目を覚ました。

When Jagger asked what the noise was, Richards responded: "Oh, that's Jack - that's jumpin' Jack."
(ミック)ジャガーが「あの騒音は一体何だ?」とたずねると(キース)リチャーズは「あぁ、あれはジャックだ、ジャンピン・ジャックの奴だ」と答えた。

The rest of the lyrics evolved from there.
歌詞の残りの部分はそこから生まれた。

※ hag : 「醜い老婆」、「鬼婆」、「魔女」
※ frown : 「眉をひそめる」、「不機嫌になる」、「しかめ面をする」
※ crown : 「王冠をかぶせる」、「即位させる」、「完成させる」だが、(話)では「殴られる」という意味もある。 要するに「出来上がった」ということだろう。 「thru'」は「through」である。  
記事編集

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

全記事タイトル表示リンク

全記事タイトルを表示

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
FC2カウンター
フリーエリア


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

Mail Form:メールフォーム

リンク
電子書籍
Amazonから電子書籍を出版しました
QRコード
QR
RSSリンクの表示