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47. The Boxer ボクサー

The Boxer ボクサー : Simon & Garfunkel サイモン&ガーファンクル


The Boxer
Alubm : Bridge Over Troubled Water
Bridge Over Troubled Water
  
                    サイモン&ガーファンクルのすべて
サイモン&ガーファンクルのすべて
(試聴可)
Released: 1969 (アルバム:1970)
Written by: Paul Simon
Produced by: Roy Halee , Paul Simon, Art Garfunkel
   サイモン&ガーファンクルについて:
Art Garfunkel & Paul Simon
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 サイモン&ガーファンクルは60年代後半に活躍した人気デュオです。 ソング・ライティングとギターとヴォーカルのポール・サイモン(小さい方)と、ボーイ・ソプラノのような歌声のアート・ガーファンクル(のっぽの方)のコンビでした。
 ファースト・アルバムはたった3千枚しか売れなかったのですが、その中の「サウンド・オブ・サイレンス」にプロデューサーのトム・ウィルソンが(勝手に)エレクトリック・ギターなどロック調のアレンジを加えてリリースしたところ大ヒットして、一躍人気グループとなりました。 その後もヒットを連発し、若き日のダスティン・ホフマンが主演した映画「卒業」では全編にS&Gの曲が使われて、当時は日本でもかなりの人気があったものです。

 この曲は翌年リリースされた「Bridge Over Troubled Water」(明日に架ける橋)というアルバムに収められ、グラミー賞で6部門を受賞するのですが、音楽的な意見の対立から最後のアルバムとなってしまいました。 その後はそれぞれソロとして活動して、時々一緒にコンサートを開いたりもしています。
 ポール・サイモンはギターも上手ですが、ここで聴かれるフィンガー・ピッキングのギターはFred Carter, Jr.(フレッド・カーター・ジュニア)によるものです。 リード・ヴォーカルはポール・サイモン。 レコーディングには100時間以上を要したということで(時間や金をかければ良いものが出来るというのでもありませんが)、かなりリキが入っていることは確かです。

 「ボクサー」というタイトルですが、歌詞は家出してニューヨークで貧しい都会暮らしをしている若者のストーリーです。 終りの5番目の歌詞でいきなりボクサーの話になって、いかにも取って付けたみたいな感じがあり、意味も良く判らないので後から継ぎ足したのではないかとさえ思えます。
 「明日に架ける橋」でも3番目の歌詞は後からアートのアイデアでポールが詩を書き足したそうですが(「銀の少女」というやつ)、ポールはその歌詞がどうしても好きになれなかったと語っていました。 そうしたことが解散の原因になっているのでしょう。

 この曲はビートルズの「ヘイ・ジュード」と同じく後半はずっと同じリフの繰り返しで、飽きもせず延々と2分くらい「ライ・ラ・ライ・・・」―とやっているので、今聴くとさすがに終りまで聴くのがつらくなってきます。 60年代は色々と実験的なことをやっていて、こうした曲はラジオでは途中で切られてしまうので、リクエストには大抵「最後までかけて下さい」―という一言が添えられていました。 そうした時代(40年前)を感じる一曲です。

● The Boxer 「ボクサー」を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詩●

I am just a poor boy.   ぼくはただの あわれな若者で
Though my story's seldom told,   身の上話なんて 滅多にしないけど
I have squandered my resistance   ぼくは自分の反抗心を無駄に使ってしまったんだ
For a pocketful of mumbles,   ポケットにいっぱいの つぶやきのために ※
Such are promises   こんな約束にしたって
All lies and jest   すべては嘘と冗談で
Still, a man hears what he wants to hear   それでも、人は自分の聞きたいことだけ聞いて
And disregards the rest.   そして 他のことは無視するものだから

When I left my home and my family,   ぼくが自分の家と家族を捨てた時
I was no more than a boy   ぼくは「一人の少年」以外の何ものでもなかった
In the company of strangers   見知らぬ人たちと一緒にいたり
In the quiet of the railway station,   (夜の)鉄道の駅の静けさの中を
Running scared,   怖くて走り回ったり、
Laying low,   じっとしていたり、 ※
Seeking out the poorer quarters   貧しい人の住む地区を探して
Where the ragged people go,   ボロを着た人たちが行くところを
Looking for the places   そうした場所を探していた
Only they would know.   彼らだけが知っているところを

Lie-la-lie...   ライ・ラ・ライ・・・ ※

Asking only workman's wages   労働者の賃金でも良いからと
I come looking for a job,   ぼくは仕事を探したけれど
But I get no offers,   でも オファー(申し出)は無く
Just a come-on from the whores   ただ売春婦たちからの「カモン」って誘いがあるだけで
On Seventh Avenue   7番通りに立っていた(そうした娼婦からの)
I do declare,   ぼくは白状するけど、
There were times when I was so lonesome   それでも とても寂しかった時には
I took some comfort there.   少しだけど ぼくは慰められたりもしたのです

Lie-la-lie...   ライ・ラ・ライ・・・
(間奏)
Lie-la-lie...   ライ・ラ・ライ・・・

Then I'm laying out my winter clothes   それからぼくは 冬服を広げて並べてみて   
And wishing I was gone,   そしてぼくは ここから「いなくなりたい」と願った、
Going home   家に帰りたいって
Where the New York City winters   ニューヨーク市の冬は
Aren't bleeding me,   (あまりに寒く)血も流れない ※
Leading me,   ぼくを連れて
Going home.   家に帰りたいんだ

In the clearing stands a boxer,   空き地に 一人のボクサーが立っている ※
And a fighter by his trade   彼の職業はファイター(拳闘士)で
And he carries the reminders   そして彼は (過去を)思い出させるものを引きずっている
Of every glove that laid him down   彼をダウンさせた 全てのグラブの(思い出を)
And cut him till he cried out   そして彼が泣き叫ぶまで 痛めつけられた彼は
In his anger and his shame,   彼の怒りと その恥ずかしさの中で
"I am leaving, I am leaving."   「ぼくは帰る、ぼくは帰るんだ」と(心の中で叫んでいた)
But the fighter still remains   でも そのファイターは まだその場所に留まっているのです

Lie-la-lie...   ライ・ラ・ライ・・・
(このあと、延々と2分くらい続く・・・)


※ mumbles : モゴモゴ言う(言葉)
※ lay low : 「lie low」とも。 「おとなしくしている」(keep still)くらいの意味か。
※ Lie-la-lie : 「lie」には「嘘」と「横になる」(lay)の意味があるが、ここではラララ・・・と同じで大して意味の無いものでしょう。難しく解釈したがる人もいるが、良い歌詞が浮かばなかったというのが本音らしい。
※ bleeding me : 「血を流す」という意味だが、寒すぎて血も(凍って)流れないということか。 
次の「Leading me」と並べて韻を踏んでいるだけで、大した意味は無いかも。
※ clearing : 「開拓地」とか「空き地」の意味だが、ここでは大きな会場でない空き地のボクシング興行だろう。

※ Lie-la-lie...の意味については、ポール・サイモン自身が以下のように述べている

I didn't have any words!    
ぼくは(曲に合う)言葉が見つからなかった

Then people said it was 'lie' but I didn't really mean that.   
人々はそれを「Lie」(嘘)だと言ったけど、ぼくは本当にそんなつもりじゃなかったんだ

That it was a lie.    
それは嘘だったということ

But, it's not a failure of songwriting,   
でもそれは作詞作曲の失敗ということではない

because people like that and they put enough meaning into it,    
なぜなら人々はそれに充分な意味を その中に込めたから

and the rest of the song has enough power and emotion,   
そして歌の残りの部分が 充分な力と感情を持っているから

I guess, to make it go, so it's all right.   
それは出来上がったものだし、それはそれで問題ないと思う

But for me, every time I sing that part... [softly], I'm a little embarrassed.    
でもぼくに関しては、毎回その箇所を歌う時・・・(ささやくように)、 ぼくは少し恥ずかしくなるんだ
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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サイモン&ガーファンクルのハーモニーはいつ聞いても引き込まれます。
The Boxer という曲名とこの曲のイメージが重ならなかったので、訳詞を読んでなんとなく理解できた気がします。
でも、「ライ・ラ・ライ・・・」って確か日本のフォークソンググループが、似たようなニュアンスの曲で使っていた気が・・・
もしかしてオマージュでしょうか。

The Boxer は歌詞の終りの部分が良く分かりませんが、曲が良いから聴けてしまいます。
ポール・サイモンはこの後ソロになってから、「ダンカンの歌」というのでやはり無名の若者の身の上話みたいな曲を歌っていました。 この曲の二番煎じみたいでヒットはしませんでしたが・・・ 

この曲は当時日本でもヒットしていて、それを真似した日本の某グループの曲がありました。 「ライ・ラ・ライ」の部分だけでなく、タイトルも「チャンピオン」となっていてほとんど焼き直しみたいでしたが、特にクレームは付かなかったみたいで今でも堂々と歌っているようです。 
そうしたパクリみたいなことは結構あるのですが、日本のポップスを聴く人で洋楽を聴く人はあまりいないので、時々聴いて呆れてしまうことはありますね。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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