42. Sailing セイリング

Sailing セイリング : Rod Stewart ロッド・スチュワート


Sailing
Alubm : Atlantic Crossing
Atlantic Crossing
  アトランティック・クロッシング
アトランティック・クロッシング

Released: 1975
Written by: Gavin Sutherland (1972)
Produced by: Tom Dowd

  ロッド・スチュワートについて:
Rod Stewart
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 アルバム「アトランティック・クロッシング」は、フェイセズ解散後のロッド・スチュワートがイギリスからアメリカに渡って制作されました。 文字通りアトランティック(大西洋)をクロッシング(渡る)したという訳です。 このアルバムは、レコードではロック色の強いA面とバラード中心のB面に分かれていて、私はB面ばかり聴いていました。 私の好きなギタリストのデヴィッド・リンドレーがフィドル(ヴァイオリン)とマンドリンで参加しています。 

 この「セイリング」という曲はアルバムのラストに収められていて、シングルもヒットしました。 オリジナルはギャヴィン・サザーランドという人が1972年に書いた曲のカヴァーですが、すっかりロッドの曲みたいになっていますね。 いかにも帆船で海を渡って行くイメージでアルバムのラストを飾るにふさわしいのですが、歌詞を読んでみるとかなり重い内容のようです。

 歌詞自体はとてもシンプルで一緒に歌うのも簡単なのですが、これは死に瀕している人の歌であり、終りの方にあるLord(主)に対する呼びかけからしても、これは単純に家に帰るのではなく、主(しゅ)の御許(みもと)へ旅立とうとする人の歌ということでしょう。
 ロッド・スチュワートというとどうも「アホで軽い」(失礼)というイメージがあって、こうした曲を歌っても重さや暗さを感じさせないのですが、かえってそれが良いのかもしれません。 一応対訳を付けておきますので、あとは聴く人がそれぞれ自分なりの解釈していただければ良いと思います。 



  ●歌詞と訳詩●

I am sailing,   私は出帆する
I am sailing,   私は帆走して行く
home again   家へと帰るため
'cross (across) the sea.   海を渡る
I am sailing,   私は航行して行く
stormy waters,   嵐の海の中を
to be near you,   あなたの元へと
to be free.   自由になるために

I am flying,   私は飛んで行く
I am flying,   私は空を翔けて行く
like a bird   鳥のように
'cross the sky.   空を渡る
I am flying,   私は飛んで行く
passing high clouds,   高い雲の間を抜けて
to be with you,   あなたのそばへと
to be free.   自由になるために

Can you hear me,   私の声が聞こえますか
can you hear me   あなたに私の声が聞こえていますか
thro' (through) the dark night,   夜の闇を抜けて
far away,   はるか遠くまで
I am dying,   私は死に瀕しています
forever trying,   いつも努めて ※
to be with you,    あなたの元へ行こうとしています
who can say.   そうなるかは 誰にも判りませんが ※

Can you hear me,   私の声が聞こえますか
can you hear me,   あなたに私の声が聞こえていますか
thro' (through) the dark night,   夜の闇を抜けて
far away.   はるか遠くまで
I am dying,   私は死に瀕しています
forever trying,   いつも努力して
to be with you,    あなたのおそばに近づこうとしています
who can say.   そうなるかは 誰にも判りませんが

(間奏)

We are sailing,   私たちは出帆する
we are sailing,   私たちは帆走して行く
home again    家へと帰るために
'cross the sea.   海を渡る
We are sailing    私たちは航行して行く
stormy waters,   嵐の海の中を
to be near you,    あなたの御許(みもと)へと
to be free.   自由になるために

Oh Lord,    おぉ、主(しゅ)よ、
to be near you,    あなたのおそばへまいります
to be free.   自由になるために   
Oh Lord,    おぉ、主よ
to be near you,    あなたのおそばへまいります
to be free,   自由になるために
Oh Lord.   おぉ、主よ
to be near you,    あなたの御許へとまいります
to be free,   自由になるために
Oh Lord.   おぉ、主よ


※ forever trying は歌詞によって forever crying となっているものもあるが、それだと意味が判らなくなるので trying の方を選んでおいた。 ロッドのカヴァー曲にはそうしたものが他にもある。
※ who can は「誰が~できるものか」とか「誰にも~できない」といったところで、who can say は Nobody can say という感じだろうか。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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シンプルで歌いやすい曲なので、よく口ずさむのですが、カヴァー曲だったんですねー。
私からは、ロッド・スチュワートは大分年上で人物像などはあまり思い浮かばないのですが、、、
そういうイメージの方なのですね。(^^)
でも、ハスキーで、聴いてると遠くへ連れていかれそうな気持ちになる素敵な声の持ち主だと思います。

内容を知ると、歌うのも少し神妙な感じになります。
曲のイメージが変わりました。

ロッド・スチュワートのヒット曲にはカヴァーが多く、人の曲を自分のものにするのが上手な人でもあります。 オリジナルを書くのがあまり得意でないからかもしれませんが・・・

ロッド・スチュワートの声やキャラクターは割りと好きで、若い頃は結構よく聴いていました。
この曲も以前は単なる航海の歌だと思っていたのですが、訳してみるとかなり重い内容になっています。
まあ、あまり難しく考えずに口ずさんでいれば良いかと思いますが・・・

No title

Sumiさん。 こんにちは。

わたしも、ロッド・スチュワートのSailingが大好きです。

>I am dying,   私は死に瀕しています
>forever trying,   いつも努めて ※
>to be with you,    あなたの元へ行こうとしています
>who can say.   そうなるかは 誰にも判りませんが ※

私は英語学の専門家です。

I am dying to see you. は「あなたに死ぬほど会いたい」という日常表現です。英語の母国語話者なら誰も取り違えようのないフツーの言い回しです。
dyingという単語があるからといって、「死ぬ」という意味は全くありませんので気を付けて使う必要があります。
従って、I am dying to be with you. は「あなたのおそばにいたいと乞い、焦がれています」というほどの意味です。

また、forever cryingのほうが意味は強くなります。cry にも「(泣き叫びたいほど)強く求める」という意味があります。
ですから、forever crying to be with you で、「いつまでもあなたのおそばにいられることを希求しています」というほどに意味になります。

trying to be with you でも、上とそれほど変わらない意味ですが、語感的には cry のほうが感情がこもっていますよね。

ここから先は老婆心になりますが、Lord を「自分にとって一番大切な存在」という普遍性のある意味でとれば、Lord と共にいたければ、心がいつも free でなければならないとも言えますよね。

「一心に」とか「夢中になる」のではなく、精神がいつも「自由」でなければ「真理」に近づくことができないと取れば、このフレーズの深みが一層増す気がします。

でも who can say (誰にもそんなことは断言できません)よね。

なんか、ケチをつけたような感じで本当に申し訳ありませんでした。

これはやっぱり名曲ですね〜。

これは名曲ですよね〜。
病院で診察待ちをしながらこのブログを最初から読んでいるのですが、自分でも口ずさめる(脳内再生ですが)曲にやっと出会えました。(^_^;
シンプルな中にも味わい深さのあるこの曲、なかなかロッドのようには歌いこなせませんが、ま、素人が楽しみで口ずさむ分はそれでも良いですよね。
久し振りにこのアルバム通して聴きたくなりました。

Re: これはやっぱり名曲ですね〜。

このアルバムはB面(レコードの頃)が好きで、良く聴いていました。
一緒に口ずさめるのは、やはりこうしたスローな曲でしょうね。
コメント、ありがとうございました。
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Sumi Haruo

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訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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