Across the Universe アクロス・ザ・ユニバース

Across the Universe アクロス・ザ・ユニバース Rufus Wainwright ルーファス・ウェインライト 


Alubm : Poses
  I Am Sam [Soundtrack]

Released: 2002
Written by: Lennon / McCartney
Produced by: Mitch Rotter, Rob Schnapf

  ルーファス・ウェインライトについて:
Rufus Wainwright
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 おなじみビートルズの、―というよりジョン・レノンの名曲ですが、最近は若い人がこの曲をカヴァーしているのを良く耳にするので、聴き比べも兼ねて取り上げてみました。

 ルーファス・ウェインライトという人は前回やったI Am Sam
(アイ・アム・サム)のサウンド・トラックで知ったのですが、この曲は彼自身のアルバムのボーナス・トラックにも収録されていて、今回はストリングスも入るそのボーナス・トラック版(リミックス)の方を聴いてみます。 彼はジョンの息子のショーン・レノン(「チョウドイイ、ホンダ」の人)と一緒にツアーもしていて、三人でこの曲を歌っています。
そのミュージック・ヴィデオはこちら→ Rufus, Moby, & Sean Lennon - "Across The Universe"

 前回の「Two of Us」が言葉のあそびを得意とするポール・マッカートニーらしい曲とすれば、この曲は歌詞を大切にするジョン・レノンを代表する曲でしょう。
 この曲の歌詞の最初の一行「words are flowing out like endless rain into a paper cup」(言葉があふれ出す 紙コップに降りそそぐ 終わらない雨のように)は、ジョンの前妻シンシアが寝室で口にした言葉がヒントになったようです。 シンシアが寝た後でその言葉が果てしのない流れのように繰り返され、ジョンは階下に降りて残りの歌詞を書きました。 そして翌朝その紙片を見つけたジョンはピアノに向かい、少しずつ曲が形作られたということです。
 1967年に作られたこの曲はなかなかレコーディングの機会に恵まれず、チャリティ・アルバムに収められたりもしましたが、最終的には最後のアルバム「Let It Be」に収録されたヴァージョンが一般に知られています。

 歌詞の中にヒンドゥー教のマントラ、
Jai Guru Deva, Om」(ジャイ グル デイーヴァー、オーム)
が繰り返し入りますが、これは当時インドの文化に傾倒していたジョージ・ハリスンの影響でしょう。
 「Jai」(ジャイ)は「~を讃える」とか「~に感謝を捧げる」、「Guru」(グル)はヒンドゥー教の伝道師で、「Dev」(デーヴァ)は当時彼らが信奉していたヒンドゥーの導師マハリシ・マヘシ・ヨギの導師名なので、
Jai Guru Dev と唱えることは「デーヴァ導師を讃えよう」ということになります。(ジョンは「Deva」と名前を変えていますが、後で実際にインドで会って、どうも幻滅したようです)
 「Om」(オーム)は日本のインチキ宗教の名前に使われ悪いイメージが付いてしまいましたが、日本に伝わった仏教の「南無」(なむ)と同じような意味で、最も短いマントラ(特殊な意味を持ち、神聖な響きを発する呪文)であり、「阿吽」(あ・うん)はその梵字の日本での発音とか。

 ―といった小難しい講釈は検索すれば出てくるからそれくらいにして、この曲は歌詞がつながっていて息継ぎする箇所が少ないので、一緒に歌おうとすると息が苦しくなってきます。 呼吸困難を引き起こさないよう、ご注意下さい。 ルーファス・ウェインライトはいとも容易(たやす)く歌っているように聴こえますが、耳コピーなのか「tumble」(転倒する)を「stumble」(つまづく)と歌っていたり、歌詞の「earth」を「love」に変えるなど少し違って聴こえます。





  ●歌詞と訳詞●

Words are flowing out   言葉が あふれ出す
like endless rain into a paper cup   紙コップに降りそそぐ 終わらない雨のように
they slither while they pass, they slip away  ズルズルと滑りながら通過し、滑り落ちて行く
across the universe   全世界に ※

Pools of sorrow, waves of joy   悲しみのプール(水たまり)、 歓びのウェーヴ(波)が
are drifting through my open mind   私の開いた心の中を 漂いながら過ぎて行く
possessing and caressing me   私に とりついて 私を抱擁(愛撫)する

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (サンスクリット語のマントラ)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Images of broken light which dance before me   私の前で踊る 屈折した光のイメージは
like a million eyes   百万もの(無数の) 目のようで
they call me on and on   ずっと 私に呼び続ける
across the universe   世界中から

Thoughts meander   想いは 当てもなくさまよう
like a restless wind inside a letter box   郵便箱の中の やむことの無い風のように   
they tumble blindly as they make their way   それは転んだ盲人のように 彼らなりのやり方で
across the universe   世界を渡る

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (ディーヴァ導師を讃えよう、オーム)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Sounds of laughter, shades of earth (※)   笑い声の響きと 大地の陰が
are ringing through my open mind   私の開いた心を通して 鳴り響き
inciting and inviting me   私を激励し 招きよせる ※

Limitless undying love which shines around me   私の周りで輝く 限りも終焉もない愛は
like a million suns   百万もの(無数の) 太陽のようだ
it calls me on and on   それが たえず 私を呼び続ける
across the universe   宇宙を越えて

Jai guru deva, om   ジャイ グル デイーヴァー、 オーム (ディーヴァ導師を讃えよう、オーム)

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world   何ものも 私の世界を変えることはできない
Nothing's gonna change my world    何ものも 私の世界を変えることはできない

Jai guru deva,   ジャイ グル デイーヴァー (ディーヴァ導師を讃えよう)
Jai guru deva,    ジャイ グル デイーヴァー
Jai guru deva,    ジャイ グル デイーヴァー
Jai guru deva...    ジャイ グル デイーヴァー・・・
 

※ universe :「宇宙」、「万物」、「全世界」
※ on and on :「どんどん」、「 引き続き」、「 休むことなく」
※ earth :この部分、ルーファス・ウェインライトでは「love」となっている。
※ inciting :「刺激する」、「激励する」、「扇動する」。次の「inviting」(招待する)とは一字違いで、韻を踏んでいる。

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
老母の介護をしていた頃に、息抜きも兼ねて始めたブログです。
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