38. Southern Accents サザン・アクセンツ

Southern Accents サザン・アクセンツ : 
   Tom Petty And The Heartbreakers トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ


Southern Accents
Alubm : Southern Accents
Southern Accents
  サザン・アクセンツ
サザン・アクセンツ

Released: 1985
Written by: Tom Petty
Produced by: Tom Petty , Mike Campbell
String arrangement by: Jack Nitzsche
  トム・ペティについて:
Tom Petty And The Heartbreakers
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 1985年にリリースされたアルバム「サザン・アクセンツ」からの、これはタイトル・チューンです。 カントリー風のアルバム・ジャケットですが、中身はロックンロールからこうした静かな曲まで、かなりバラエティに富んだものとなっています。 「サザン・アクセンツ」とは「南部の発音」で、「南部訛(なま)り」といった意味になります。

 このアルバムは最初トム・ペティのルーツをテーマにしたソロ・アルバムになる予定でしたが、自宅のスタジオにこもっての作業はかなりのストレスになったらしく、段々と煮詰まって行きます。 アルバムのオープニングを飾る「Rebels」(反逆者)という曲のミックスを夜遅くまで行っていたトムは、偶然その曲のデモ・テープを見つけるのですが、ギター1本で歌われていたデモの方が自分の伝えたいことが表現されているように感じました。 そして衝動的に左手の拳を壁に叩きつけ、骨折してしまいます。 当然ギターは弾けなくなりミュージシャンとしては活動できなくなるのですが、いかに大きなプレッシャーの中で戦っていたかが判るエピソードでしょう。

 トムは最終的にプロデューサーのジミー・アイオヴィンを呼んで、それまでのセッションで録音したものを一つのアルバムにまとめてもらうことにします。 アルバム自体としてはまとまりに欠けるとしても、そうした中から生まれたアルバムであることを聞いてしまうと、とても悪くはとれません。 そうしたことも含めて、このアルバムはトム・ペティが自分を見つめ直し、いかに音楽が好きかを再確認するきっかけにもなったようです。

 この曲は数年前に亡くなった母のことと、自分の出身地である南部のルーツから生まれたもののようです。 30歳くらいの若さで母を亡くしたことはつらいことだったようで、「現実を受け入れるには、しばらく時間がかかった」―と言っています。
 曲は夜中にピアノに向かっている時に数分で出来たらしく、文字通り歌詞が頭に浮かんだとか。 3番目の母の祈りの部分は、寝ようとしたらまた浮かんできたので急いで書き留めたそうです。 曲が浮かぶのは閃きもあるのでしょうが、それを形にするまでには文字通り骨を折るような苦労が隠されているのですね。

 トム・ペティの発音は実際聞き取りにくく、歌詞カードの無かった頃は書き取りするのに苦労しました。 日本でも方言は未(いま)だに馬鹿にされたりしていますが、この曲はそうしたルーツ(根っこ)を背負った人たちの心にしみるものだと思います。 東京育ちの自分でも、歌詞を訳している内に涙が出てきましたから・・・

● Southern Accents 「サザン・アクセンツ」を聴く:

(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詩●

There's a southern accent,   南部訛(なま)りなんだ
where I come from   俺が生まれた故郷(ふるさと)の
The young 'uns call it country   若い連中は田舎者と呼ぶし(※)
The yankees call it dumb   北部の奴らは 言葉もロクに話せないと言うけど
I got my own way of talkin'   俺は俺のやり方で話すのさ
But everything gets done,   全て その流儀でやってきた
with a southern accent   南部なまりの者として
Where I come from   俺が出てきた故郷の

Now that drunk tank in Atlanta's   いまはアトランタで酔いつぶれている
Just a motel room to me   俺にあてがわれたモーテルの一室で
Think I might go work Orlando   オーランドにだって働きに行くさ
If them orange groves don't freeze   オレンジの手袋が凍りつかなければ
I got my own way of workin'   それが俺流の働き方
But everything is run,   でも全ては 去って行く
with a southern accent   南部なまりと共に
Where I come from   俺が出てきた故郷の

(Bridge)
For just a minute there I was dreaming   ほんの少しの間、俺は夢を見ていた
For just a minute it was all so real   ほんの少しの間、全ては現実になった
For just a minute she was standing there,   少しの間、彼女はそこに立っていた
with me   俺と一緒に・・・(※)   

There's a dream I keep having   俺が見続けている夢がある
Where my mama comes to me   母さんが(幼い)俺のそばにやってきて
And kneels down over by the window   窓辺にひざまずき
And says a prayer for me   そして俺のために祈ってくれた
Got my own way of prayin'   俺のやる祈り方は
But everyone's begun   (南部じゃ)誰もが習ったやり方さ
With a southern accent   南部なまりと一緒に
Where I come from   俺が育った故郷の

(間奏)

I got my own way of livin'   俺は俺流のやり方で生きて行くのさ
But everything gets done   全て その流儀でやってきた
With a southern accent   南部なまりの者として
Where I come from   俺が生まれ育った故郷の


※ young'uns は young ones の略
※ トム・ペティはこの数年前、彼が30歳の頃に母親を亡くしている。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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