430. Joy ジョイ

Joy ジョイ: Tracey Thorn トレーシー・ソーン

トレーシー・ソーン2012年のクリスマス・アルバムから、オープニングを飾るオリジナル曲を選んでみました。


Joy
Album : Tinsel & Lights
/ Tinsel and Lights (mp3)
Released: October 29, 2012
Written by: Tracey Thorn (トレーシー・ソーン)
Produced by: Ewan Pearson
 トレイシー・ソーン について:
Tracey Thorn in 2012
 フリー百科事典『ウィキペディア』

トレーシー・ソーンは公私共に伴侶であるベン・ワットと組んで「エヴリシング・バット・ザ・ガール」で活動していましたが、2000年以降は出産や育児など色々な事情が重なってソロでの活動が多くなっていました。

このアルバムについては、昨年エヴリシング・バット・ザ・ガールの "25th December" (「12月25日」:378回目)を採り上げた時に少し触れています。
これまでの彼女は毎年クリスマスになると色々なアーティストのクリスマス・アルバムが出ても羨(うらや)ましく思っているだけだったそうですが、これでやっと念願が叶ったというところでしょうか。

ベン・ワットはこうしたクリスマス・アルバムの企画にはあまり乗り気でなかったらしく、トレーシーのソロ名義での制作となっていますが、ベンはギターやコーラスで参加しています。 
二人の間に生まれた双子の娘(アルフィーとジーン)と息子(ブレイク)の名前もコーラスにクレジットされていますが、 二人の娘は1998年生まれだから当時14歳、息子は2001年生まれだから11歳だったことになります。

オリジナル曲はこの曲の他にアルバム・タイトルにもなっている "Tinsel and Lights" があり、どちらも静かめのクリスマス・ソングです。 全12曲中10曲が他の人のカヴァーですが、いわゆる派手な定番ソングは無く、あまり知られていない渋めの選曲が多くなっています。

おなじみの曲といえば10曲目に収められているジョニ・ミッチェルの "River" くらいですが、アルバムの最後に歌われる "Sister Winter" (Sufjan Stevens の曲) もなかなか良い出来です。 でも今回はやはり本人の作ったオリジナル曲を採り上げてみました。


Tracey Thorn (トレーシー・ソーン) : Vocals, Piano
Ben Watt (ベン・ワット) : Electric Guitar, Acoustic Guitar
Ewan Pearson : Synthesizer, Producer
  ( Choir – Tracey Thorn, Ben Watt & Alfie, Jean, Blake )

Grooveshark で、Joy 『ジョイ』を聴く: (4:00)

  ●歌詞と対訳●

When someone very dear, calls you with the words
  誰か とても親しい人が、 こんな言葉で電話してきて

Everything's all clear
  「すべて問題なし」と言ったとして、

That's what you want to hear
  それが その人の聞きたかったことだったとしても

But you know it might be different in the new year
  それが新年を迎える頃だとすると 話は違ってくるでしょう

That's why, that's why
  だから、 そんなわけで

We hang the lights so high
  明かりを とても高いところに吊るすの

Joy, joy,  joy, joy
  ジョイ(歓び)を、ジョイ(歓び)を


You loved it as a kid, and now you need it more than you ever did
  子供の頃のあなたはそうしたことが好きで、今でも それ以上のものを望んでる  

It's because of the dark, we see the beauty in the spark
  だってそれは暗い(季節の)せいで、だから私たちは火花(の輝き)に美しさを感じるの

That's why, that's why
  だから、 そんなわけで

The carols make you cry
  (クリスマスの)キャロル(賛美歌)は 人々を泣かせるの

Joy, joy,  joy, joy
  ジョイ(歓び)を、ジョイ(歓び)を

(Chorus)
The tinsel on the tree,  yes I see
  きらびやかな(クリスマス)ツリーの飾りつけを、 私は見てる

The holly on the door,
  like before
  扉にはヒイラギ(を飾って)、 以前のように

The candles in the gloom,
 light the room
  暗がりにはキャンドル(ろうそく)を灯(とも)して、 部屋を明るくしましょう

The story of the globe,  yes I understand
  この世界の物語、  えぇ、分かっているわ 

(間奏)

So light the winter fire, and watch as the flames grow higher
  だから冬のかがり火を灯して、 炎が高く燃え上がるのを眺めましょう

We'll gather up our fears
  不安や心配事なんて ひとまとめにして

And face down all the coming years
  来るべき年に向けて それに立ち向かいましょう

All that they've destroyed
  そうしたものは すべてを損(そこ)なうから

And in their face we throw our - joy
  そして そうしたものに向かって私たちの 歓びを投げかけてやりましょう

Joy, joy, joy
  歓びを、 歓びを


It's why, we hang the lights so high
  そのために、 明かりを高く吊るして

And gaze at the glow, of silver birches in the snow
  その輝きを見つめるの、 雪の中の白樺の木々の

Because of the dark, we see the beauty in the spark
  だってそれは暗い(季節の)せいで、だから私たちは火花(の輝き)に美しさを感じるの

We must be alright, if we could make up Christmas night.
  全ては上手く行くはず、 クリスマスの夜のための準備が すっかりできているならば



※ dear: いとしい人、親切な人、大切な人。 
※ with the word: ~という言葉で。
※ all clear: 問題なし、危険なし。
※ what you want to hear: あなたが聞きたい(喜ばせるような)こと。
※ that's why: そんなわけで、そのせいで、それが~の理由だ。

※ as a kid: 子供の頃、幼少の頃に。
※ carol: (クリスマス)キャロル。 賛美歌、聖歌。喜びの歌。
※ make someone cry: (人を)泣かせる。 涙を流させる。
※ tinsel: (ピカピカ光る金属やプラスティックでできた)飾り用の薄片。
※ holly: (クリスマスの飾り用の)西洋ヒイラギ。
 発音は「ハーリー」が近く、"holy"「ホーリー(聖なる)」とは違います。

※ in the gloom: 暗がり(の中)に。
※ of the globe: 地球の、世界の。
※ gather up: 集める、まとめる。
※ face down: 1.(睨み付けて)脅す、威圧する。 2.~に勇敢に立ち向かう。
※ destroy: 1.損なう、駄目にする。 2.破壊する、打ち砕く。
※ gaze at: ~をじっと見る、見つめる。
※ silver birch: アメリカ白樺、シダレカンバ。

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JOY

はじめまして。
先日、無断でOne headlightの訳詩をある掲示版に転載した者です。この記事もよろしければ転載させて下さい。
もしもご迷惑なら、速やかに削除致します。

転載先
ケムトレイル・気象操作掲示板
http://hidemaro36.bbs.fc2.com/


こんにちは。返信になります。

ディランの息子のもURLを貼らせてもらいました。
T・ソーンのJOYはPHIL SPECTORの画像のところに貼ります。

今後も一読者として訳詩をありがたく読ませて頂きたいと思います。

それでは、よいクリスマスを。

Re: JOY

初めまして。 こんにちは。

「無断」でなくても記事を転載されると後で訂正ができなくなるので、訳詞を紹介したいのであれば「記事へのリンクを貼る」という形にして下さい。
URLは記事タイトルをクリックするか、右クリックでURLをコピーできますので。

私としては勝手に転載されると困るので、よろしくお願いいたします。

プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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