424. Stewart's Coat スチュワートのコート

Stewart's Coat スチュワートのコート / Rickie Lee Jones 
リッキー・リー・ジョーンズ1993年のアルバムから、今はもう逢えない恋人を歌ったこの曲を選んでみました。


Alubm : Traffic from Paradise
  トラフィック・フロム・・

Released: September 1993
Written by: Rickie Lee Jones (リッキー・リー・ジョーンズ)
Produced by: Rickie Lee Jones
リッキー・リー・ジョーンズについて:
Lickie Lee Jones
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1979年のファースト・アルバムはアルバム・チャートで全米3位のヒットとなり、グラミーでは最優秀新人賞を獲得して鮮烈なデビューを果たしたリッキー・リー・ジョーンズでした。
このブログでも、そのデビュー・アルバムからは3曲を採り上げています。

その後も寡作(かさく)ながら80年代には4枚のアルバムをリリースし、セカンドが全米最高5位、3rdから5thも39位~44位とまずまずのセールスを記録しています。

90年代以降もコンスタントにアルバムを発表し続けてはいますが、アルバム・チャートで100位以内に入ることはなくなり、シングル・カットされる曲もなくなってしまいました。
1993年リリースのこのアルバムも地味な感じで、あまり他人(ひと)にお勧めできる内容ではありませんが、この曲は割りと好きなので採り上げてみることにしました。 

相変わらず分かりにくい歌詞を書く人ですが、そばに恋人のいない寂しさは伝わると思います。
コーラスで繰り返される言葉の中に "learn to crawl" というフレーズがあり、直訳すると「(赤ちゃんが)ハイハイを覚える」という意味になりますが、ここでは生き方に不慣れな女性が「生きる術(すべ)を学ぶ」くらいの感じで訳してみました。

プリテンダーズのサード・アルバムにも "Learning to Crawl" 「ラーニング・トゥ・クロール」というタイトルが付けられていましたが、それは二人のメンバーの相次ぐ死やグループのメンバー・チェンジなどの困難を乗り越え、赤ん坊がハイハイを覚えるように「また一から始める」という、クリッシー・ハインドの決意表明に思えたものです。

このアルバムのイラストレーションは、Charles Stewart Parker という人が描いています。


Rickie Lee Jones – Vocals, Acoustic guitar, Mandolin, Keyboards
  Jim Keltner : Drums
  John Leftwich : Bass, Backing vocals
  Sal Bernardi : Acoustic guitar, Backing vocals
  Leo Kottke – Twelve-string guitar, Slide acoustic guitar

Grooveshark で、Stewart's Coat 『スチュワートのコート』を聴く: (4:32)

  ●歌詞と対訳●


Hold me, love, I can't sleep again
  私を抱きしめて、愛(いと)しい人、以前のように眠れないの

I have to kiss your nose?
  あなたの鼻先に キスしてあげましょうか?

I wanna lay here next to him, love
  ここで、 あなたのそばで眠りたいの、 愛しい人 

I remember walking in the rain
  雨の中を歩いたことを 思い出すわ

Rain was falling on my hands,
  雨が 私の両の掌(てのひら)に降り注いで・・・

I don't wanna live through that again, (no)
  あの頃をもう一度 生きてみたい訳じゃないけど


Outside, the heart it gets dark, now
  外に出てみても、今は心が暗くなる

Lovers walking in the park, now
  恋人たちは 公園の中を(寄り添って)歩き

Children singing songs that will now
  子供たちは 歌をうたっている

Make all our dreams come true
  「ぼくらの夢が 全て叶(かな)いますように」、と

I'm in love with you
  私はあなたに恋しているの


(I know) it takes is love
  (そう) 必要なのは愛

Love is a healing thing
  愛は 癒(いや)してくれるもの

When you give everything
  あなたが全てを 与えてくれた時に

You love in the world
  あなたの愛は この世界にある 

The world gives you love to hold onto
  その世界が愛を与えてくれたら、 しっかりとつかんで放さないで 

Remembering, we seldom remember love
  覚えておいて、 「人は愛を忘れずにいることは滅多にない」、ということを

[Chorus]
(Someday) Just give me many chances
  (いつか) 何度かチャンスを与えてくれるなら

(Far away) I’ll see you through it all
  (遠くから) その間ずっと あなたを見てるから

(Remember) Just give me time to learn to crawl
  (覚えていて) 生き方を学ぶ(※)時間を 与えてほしいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ生き方を学ぶ 時間が欲しいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ生き方を学ぶ 時間が欲しいの


In September, when the rain comes and the wind blows
  9月になり、雨の季節がおとずれ、風が吹き始めたら

I would see you walking in your coat, (oh)
  (レイン)コートを着て歩く あなたに逢ってみたい

And if you let me,
  そして もしあなたが私に・・・そうさせてくれるなら、

I will keep you here, inside the stars
  私はあなたを ここに留めておきたい、(夜空の)星の中にでも

I will love, the sound of my sheets
  私は愛するでしょう、 (ベッドの)シーツが音を立てるくらいに

since you have moved beneath them
  あなたが ふさわしくない人のところへ引っ越した時からずっと・・・

[Chorus]
Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl  ただ 生き方を学ぶ 時間が欲しいの

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl ただ(幼児が)ハイハイを覚える時間を与えて

Just give me many chances  何度か チャンスを与えてくれるなら
I'll see you through it all  その間ずっと あなたを見てるから
Just give me time to learn to crawl (人生の始めから)生き方を学ぶ時間を与えて

(以下、繰り返し)
Just give me many chances
I'll see you through it all
Just give me time to learn to crawl

Just give me many chances
I'll see you through it all
Just give me time to learn to crawl

Time to learn to crawl  (人生の最初から)生き方を学ぶ時間を
Time to learn to crawl  (赤ちゃんが)ハイハイを学ぶための時間を・・・



※ next to:~の隣で。
※ I don't wanna (want to): 私は~したくない。
※ live through: 生き抜く、生き残る。 乗り越える、乗り切る。
※ that again: もう一度。 "Say that again" 「もう一度言ってみろ」「何て言ったの」。 "Not that again" 直訳で「もうそれはよせ」、(同じことをする人に)「いいかげんにして」
※ gets dark: 暗くなる。
※ dreams come true: 夢がかなう、夢が実現する。
※ I'm in love with you: 私はあなたに恋してる。

※ (all) it takes is ..: 必要なのは~だけ。
※ healing: 癒(いや)し、治療。 ヒーリング。
※ hold onto: ~をしっかりつかまえておく、~を手放さない。
※ seldom: めったに~しない。 ほとんど~ない。
※ through it all: その間ずっと。
※ learn to ..: ~を学ぶ、~の仕方を習う。
※ crawl: (赤ちゃんが)這(は)う、ハイハイする。 水泳の「クロール」ストローク。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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