417. Seven Days セブン・デイズ

Seven Days セブン・デイズ : Ron Wood ロン・ウッド

ロン・ウッド1979年のソロ・アルバムから、ボブ・ディランの作ったこの曲を採り上げてみました。


Japanese EP
Album : Gimme Some Neck
  ギミ・サム・ネック

Released: April 1979 (Album)
Written by: Bob Dylan (ボブ・ディラン)
Produced by: Roy Thomas Baker
  ロン・ウッドについて:
Ron Wood
 フリー百科事典『ウィキペディア』

前回エリック・クラプトンの時にこの曲について少し触れましたが、これは元々クラプトンのレコーディングのためにボブ・ディランが提供した新曲の一つでした。 でもクラプトンがこちらはパスしたので、その時レコーディングに参加していたロン・ウッドが代わりに歌わせてもらったという経緯(いきさつ)があります。 
確かに当時のエリック・クラプトンのイメージには合わなかったかもしれませんが、クラプトンのギターとヴォーカルのヴァージョンもあるなら聴いてみたい気もします・・・

ロン・ウッドはガラガラ声だし、ギターもそんなに上手という訳ではありませんが、味があって個人的には割りと好きです。 ローリング・ストーンズに居てもバック・コーラスくらいしか歌わせてもらえないから、時々こうしてソロ・アルバムを出したりするのでしょう。 
音楽の他に絵も得意で、このアルバム・ジャケットも自分で描いています。 アルバム・タイトルの"gimme"は"give me"を詰めた形、"neck"は「首」(ギターのネックも含む)の他に「(首に)抱きつく」や「愛撫する」という意味もありますから、その両方に掛けているのでしょう。
「ちょっとでいいから抱きしめてくれ」、あるいは「(ギターの)ネックを数本くれないか」(?)、です。

このアルバムが出た当時、何かの雑誌でキース・リチャーズが「山のてっぺんから地上に向けてロケットを発射する奴があるかい」―みたいな意味不明の発言をしていたのを読んだことがありました(昔の記憶で確かではありませんが)。 それでもキース・リチャーズを始めとするストーンズのメンバーもこのアルバムに参加していますし、キースはこの曲でバック・ヴォーカルを務めています。

ロン・ウッドはフェイセズ時代の曲で、"Ooh La La"(「ウー・ラ・ラ」:293回目)を採り上げたことがありました。 特に1988年にボ・ディドリーと一緒にやった"Live at the Ritz" ( ライブ・アット・リッツ)のヴァージョンが好きです。 ゴキゲンなナンバーなので、聴いてみて下さい。

この曲はボブ・ディランの歌詞らしく随所で韻(いん)を踏んでおり、言葉のあそびみたいな歌詞が並んでいますが、日本語に訳してしまうとその面白さが消えてしまうので、対訳である程度の意味が分かったら、なるべく原文の言葉のリズムを楽しむようにして下さい。 


Ron Wood (ロン・ウッド) : Vocals, Guitar, Pedal Steel Guitar
Mick Fleetwood (ミック・フリートウッド) : Drums (フリートウッド・マック)
Ian McLagan (イアン・マクラガン) : Organ (元フェイセズの仲間)
Keith Richards (キース・リチャーズ) : Backing Vocals (ローリング・ストーンズ)

Grooveshark で、Seven Days 『セブン・デイズ』を聴く: (4:11)

  ●歌詞と対訳●

Seven days, seven more days she'll be comin'
  七日も、 七日もすれば彼女は戻ってくるだろう

I'll be waiting at the station for her to arrive
  俺は駅で 彼女の到着を待っているんだ

Seven more days, all I gotta do is survive.
  七日もの間、 俺にできるのは 何とか生き延びることだけ


She been gone ever since I been a child
  彼女が去ってからずっと 俺は(まるで)子供みたいだ

Ever since I seen her smile,
  彼女の微笑を見てからというもの 俺はずっと、

I ain't forgotten her eyes.
  彼女の瞳が 忘れられないんだ

She had a face that could outshine the sun in the skies.
  彼女の顔は 太陽が青空の中で最も光り輝いているようなものだったから

(Chorus)
There's kissing in the valley,
  そいつは ヴァリー(谷間)で交わしたキス

Thieving in the alley,
  (街の)アーリー(路地裏)では 窃盗があり、

Fighting every inch of the way.
  路上にあっては 至るところで喧嘩してるけど

Trying to be tende with somebody I remember
  俺が忘れられずにいるその人には 優しくあろうと努めてる

In a night that's always brighter in the day.
  夜でも常に 昼間よりも明るいんだ 

(間奏)

Seven days, seven more days that are connected
  七日も、 七日もの間(気持ちが)繋がり合っている

Just like I expected, she'll be comin' on forth,
  ただ俺の期待みたいなものだけど、彼女は急いで戻って来るだろう

My beautiful comrade from the north.
  俺のきれいな相棒が 北からやって来るんだ

(間奏)

I been good, I been good while I been waitin'
  俺なら大丈夫、 (彼女を)待ち続けている間は大丈夫なのさ

Maybe guilty of hesitatin', I just been holdin' on
  そんな躊躇(ためら)いは 罪なことさ、 俺はただ何とか持ちこたえているだけ

Seven more days, all that'll be gone.
  七日もすれば、 それで全てはお終(しま)いさ

(Chorus)
There's kissing in the valley,
  そいつは ヴァリー(谷間)で交わしたキス

Thieving in the alley,
  (街の)アーリー(路地裏)では 窃盗があり、

Fighting every inch of the way.
  路上にあっては 至るところで喧嘩してるけど

Trying to be tende with somebody I remember
  俺が忘れられずにいるその人には 優しくあろうと努めてる

In a night that's always brighter in the day.
  夜でも常に 昼間よりも明るいんだ

(間奏)

Seven days, seven days she'll be comin'
  七日も、 七日もすれば彼女は戻ってくるだろう

I'll be waiting at the station for her to arrive
  俺は駅で 彼女の到着を待っているんだ

Seven more days, all I gotta do is survive.
  七日もの間、 俺にできるのは何とか生きていることだけ

Seven more days, all I gotta do is survive.
  七日もの間、 俺にできるのは何とか生きていることだけ

Seven more days, all I gotta do is survive.
  七日もの間、 俺にできるのは何とか生きていることだけ・・・

(以下、繰り返し)



※ arrive: 着く、到着する。
※ survive: 1.生き延びる。 2.(困難な状況で)何とかやって行く、どうにか生きて行く。
 ("arrive" と "survive" を並べて韻を踏んでいる)
※ ever since: その後ずっと。
※ outshine: 1.~より光り輝く。 2.~より勝る、~より優れている。

※ thieving: 窃盗、(物を)盗むこと。 (これも"fighting", "trying" で韻を踏んでます)
※ every inch of ..: ~の至るところで。

※ connect: 1.つながる、接続する。 2.【米俗】気持ちが通じる。
※ expect: 期待する、予期する。 (これも"connect" と "expect" で韻を踏んでいます)
※ on forth: VCR on forth で「ビデオ(テープ)を早送りする」だから、「急いで」くらいの感じで訳しておきました。
 次の"from the north"と並べて韻を踏んでいますが、日本語に訳すと意味が無くなりますね・・・
※ comrade: 仲間、同僚。 同士。

※ guiltiy: 罪な、やましい、後ろめたい。
※ hesitating: ためらう、躊躇する、決心のつかない。
※ hold on: 持ちこたえる、踏ん張る。
※ that'll be ..: それで~です。 
 that'll be all / that'll be it: それでおしまいです。
 (that'll be fine / that'll be good: それでいいです) 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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うれしいです

このアルバムは私も好きです。
キースのコメントの真意な何なんでしょうね?

Re: うれしいです

ロン・ウッドは決して上手な人ではありませんが、ギターも歌も味があって好きですね。

キース・リチャーズには意味不明の発言が多いのですが、たぶん「ストーンズでおとなしくギター弾いてりゃいいのに、売れないソロ・アルバムなんか作ってどうすんだい?」―みたいなことではないでしょうか。
真意は現在でも不明ですが、謎めいた発言だけに今でも良く覚えています。

コメント、ありがとうございました。

Thanks!

先日ラジオでものすごく久しぶりにロン・ウッドのSeven Daysを聞きました。上手い下手は別としてサウンドもボーカルも味のある大好きな曲です。そのラジオでボブ・ディランの曲であることを知りました。ボブ・ディランはあまり知りませんが、こちらで歌詞の意味を知り、ますます好きな曲になりました。
ありがとうございます。

Re: Thanks!

この曲が出たのが1979年ですから、もう37年も前になるのですね。
ロン・ウッドの声は割と好きなので、このブログでは二回ほど採り上げたことがあります。
上手くはないけど味があって、今でも時々聴いています。

訳詞がお役に立ったのなら何よりでした。
コメント、どうもありがとうございます。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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