414. Love Hurts ラヴ・ハーツ (カヴァー)

Love Hurts ラヴ・ハーツ : Gram Parsons feat. Emmylor Harris

グラム・パーソンズの死後1974年にリリースされたセカンド・ソロ・アルバムから、エミルー・ハリスとのデュエットが切ないこの曲を選んでみました。


Love Hurts (Limited Edition)
Album : グリーヴァス・エンジェル(試聴可)
  Duets

Released: January 1974 (Album)
Written by: Boudleaux Bryant
Produced by: Gram Parsons
グラム・パーソンズについて
Gram Parsons
/ エミルー・ハリスについて
Emmylou Harris


Gram Parsons & Emmylou Harrisこの曲は1960年にエヴァリー・ブラザースによって録音され、1961年にリリースされたヴァージョンが最初のようですが、ロイ・オービソンシェールなど多くの人によってカヴァーされています。

そのカヴァー曲の中でも一番のヒットは、1975年にリリースされたハードロック・グループ:ナザレスのバージョンで全米トップ10に入っているようですが、今回はカントリー系のこの二人のデュエット曲を選んでみました。
エミルー・ハリスは1983年にこの曲を再レコーディングしてグラミーにノミネートされ、彼女のコンサートでも今では定番となっているようです。

グラム・パーソンズはフォーク・ロックの草分け的グループ:ザ・バーズに一時期在籍していました。 60年代には明確なジャンル分けがなされていたフォークとロックを結びつけたのがザ・バーズのようなグループだとすると、ロックの世界にカントリーを取り入れてカントリー・ロックという新しいジャンルを作り出した人の一人がこのグラム・パソンズだったでしょう。

残念ながら当時としては早すぎたようで、ロックの世界でもカントリーの世界でもあまり受け入れられなかったみたいです。
むしろイギリスのバンドであるローリング・ストーンズは、1969年にヒット曲「ホンキー・トンク・ウィメン」をカントリー調に仕立てた「Country Honk (カントリー・ホンク)」なんて曲をやっていました。 そのストーンズの中でもキース・リチャーズはカントリー好きで、グラム・パーソンズとは親交があり、一緒にレコーディング(未発表)もしていたようです。

※そのキース・リチャーズがノラ・ジョーンズと歌っているヴァージョンもあり、曲のアレンジはこのグラム・パーソンズとエミルー・ハリスのヴァージョンがベースになっているようです。
→ Keith Richards and Norah Jones - Love Hurts, live 2004

エミルー・ハリスはカントリーの人ですが、何しろあの声であのルックスですからデュエットの相手としては引っ張りだこのようで、文字通りデュエット曲だけを集めた「Duets」というアルバムも出ています。
デュエットの相手はグラム・パーソンズを始めとして、ロイ・オービソン、ウィリー・ネルソン、ニール・ヤング、ジョン・デンバーなど多彩で、アルバムの最後にはザ・バンド1978年のライブ映画「ザ・ラスト・ワルツ」に収録されていたロビー・ロバートソンの曲(「エヴァンジェリン」)も入っていました。

グラム・パーソンズはセカンド・アルバムのレコーディング後、アルバムが発売される前の1973年9月にドラッグと酒の過剰摂取により亡くなっています。 まだ26歳の若さでした。


(画像はエミルー・ハリスのみですが、YouTubeでは音が一番良かったのでこれにしました)

Gram Parsons(グラム・パーソンズ): lead vocals, acoustic guitar
Emmylou Harris(エミルー・ハリス): vocals

  James Burton (ジェームズ・バートン): electric lead guitar
  Al Perkins (アル・パーキンス): pedal steel guitar
  Emory Gordy, Jr. (エモリー・ゴーディ・ジュニア): bass
  Ronnie Tutt (ロニー・タット): drums

Grooveshark で、Love Hurts 『ラヴ・ハーツ』を聴く: (3:41)

  ●歌詞と対訳●

[1]
Love hurts,
  愛するって つらい

love scars,
   愛は(心に) 傷跡を残すから

love wounds and mars
  愛は傷付けて 損なうから
 
Any heart not tough nor strong enough
  人の心はタフではないし そんなに強くないから

To take a lot of pain,
   この幾多の苦しみを 取り除いておくれ

take a lot of pain
   多くの痛みから 逃(のが)れさせておくれ

Love is like a cloud holds a lot of rain
  愛とは たくさんの雨粒を含んだ雲のよう

Love hurts,
   恋って つらいもの

mmm, mmm, love hurts
   人を愛するって つらいものさ

[2]
I'm young I know but even so
   ぼくはまだ若い、そうさ、でもそうはいっても、※

I know a thing or two
   少しは 分かっているつもりさ ※ 
 
I learned from you
   きみに 教わったから

I really learned a lot,
   本当に 沢山のことを教わったから

really learned a lot 
   ほんとに 多くのことを習ったから

Love is like a stove burns you when it's hot
  愛って 暑い時にストーブを燃やすみたいだ

Love hurts,
     愛って つらいもの

mmm, mmm, love hurts
   人を愛するって つらいことさ

[Bridge]
Some fools think of happiness 
  どこかの愚か者が 幸福について考える

Blissfulness,
   この上ない 至福の時を、

togetherness
   一緒にいられることを

Some fools fool themselves I guess 
 その愚か者は 自分をだましているかもしれないけど

But they're not fooling me
   でも ぼくをだましてはいない

I know it isn't true,
   それは 本当のことじゃないかもしれないけど

know it isn't true
    ほんとのことじゃないかもしれないけど

Love is just a lie made to make you blue
  愛はただ人を憂鬱にする 嘘にすぎないから

Love hurts,
     愛って つらい

mmm, mmm, love hurts
   人を愛するって つらいことさ

(間奏)

Love hurts,
     愛って つらい

mmm, mmm, love hurts
   恋をするって つらいもの

Oooh, love hurts 
   あぁ、人を愛するって つらいことさ



※ but even so: それにしても。そうは言っても。しかし、それでも。
※ know a thing or two: 少し(ある程度)は知っている。「かなり知っている」の控え目な表現。 直訳すると、「一つか二つくらいなら知っている」となります。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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