スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

412. Hello In There ハロー・イン・ゼア (カヴァー)

Hello In There ハロー・イン・ゼア : Bette Midler ベット・ミドラー

ベット・ミドラー1972年のデビュー・アルバムから、孤独な老人の寂しさを歌ったこの曲を採り上げてみました。 シングルにはなっていませんが、本人も気に入っているみたいでベスト版にも収録されています。


Album : Divine Miss M
  Greatest Hits

Released: November 1972 (Album)
Written by: John Prine (ジョン・プライン) Original: 1971
Produced by: Joel Dorn
 ベット・ミドラーについて:
Bette Midler 1972
 フリー百科事典『ウィキペディア』

ベット・ミドラーは40年以上の長いキャリアの中で多くのヒット曲があり、このブログでも何度か採り上げています。 オリジナル曲だけでなく、他の人の曲のカヴァー(採り上げること)も得意で、この曲のオリジナルはカントリー・シンガーの John Prine (ジョン・プライン)という人のファースト・アルバム(1971年)に収められています。

トム・ウェイツの"Shiver Me Timbers"(シヴァー・ミー・ティンバース:240回目)の時もそうでしたが、男性が歌う曲を女性の立場から歌詞を少し変えて歌っています。 
オリジナル曲はカントリーらしくギターの弾き語りで歌われていますが、こちらのヴァージョンではピアノが印象的な曲にアレンジを変えていて、オリジナルを知らない人が聞いたらベット・ミドラーの曲かと思うかもしれません。 それくらいしっかりと自分の曲に仕上げてしまっています。 

それにしても当時まだ26歳だった彼女が、どうしてこれほどまでに老人の心境を歌えてしまえるのか、まさに天与のものとしか言いようがありません。
ちなみにアルバム・タイトルやベスト版のタイトルにもなっている "The Divine" (神の/天与の/すてきな/素晴らしい)は、ベット・ミドラーの非公式のステージ・ネーム(芸名)だそうです。 「神の与えた」とか「神聖なる」と訳すと仰々しいので、私は「すてきなM嬢」くらいに解釈しています。


Vocals – Bette Midler
Piano – Pat Rebillot

Cello – Kermit Moore
Viola – Selwart Clarke
Violin – Emanuel Green, Gene Orloff
Strings Arranged by – William S. Fischer

Grooveshark で、Hello in There 『ハロー・イン・ゼア』を聴く: (4:16)

  ●歌詞と対訳●

[1]
We had an apartment in the city.
  とある街中の アパートの一室で

Me and my husband liked living there.
  私と夫(おっと)は そこが気に入って暮らしてる

It's been years since the kids have grown,
  子供たちが大人になってから もう何年も経って

a life of their own, left us alone.
  彼らは独り立ちして、 私たちは(ここに)取り残された


John and Linda live in Omaha.
  ジョンと(奥さんの)リンダは (ネブラスカの)オマハで暮らし

Joe is somewhere on the road.
  ジョーはどこかで 路上生活でもしてるみたい

We lost Davy in the Korean war.
  (50年代始めの)朝鮮戦争で 私たちは(息子の)デイビィを亡くした  

I still don't know what for,
  それが何のためだったのか 未だに分からないけど、

don't matter any more.
  今ではもう どうでもいいこと

[Chorus]
You know that old trees just grow stronger,
  そう、 年を経た老樹は 皆たくましく成長し

and old rivers grow wilder every day,
  昔ながらの河川は 日ごとに荒々しさを増して行くけど、

but old people, they just grow lonesome
  でも年老いた人々は、 ただ寂しくなるだけ  

waiting for someone to say,
  誰かが話しかけてくれるのを 待っているの

"Hello in there."
  「やぁ、こんにちは。」

" Hello"  「こんにちは」 (って言ってくれるのを)


[2]
Me and my husband, we don't talk much anymore.
  私と夫(おっと)は、 あまり話さなくなって

He sits and stares through the backdoor screen.
  彼は座って 勝手口の網戸越しに (外を)眺めてる

And all the news just repeats itself
  ニュースはいつも さっき言ったことを ただ繰り返すだけ

like some forgotten dream
  まるで忘れかけていた 何かの夢のように

that we've both seen.
  私たち二人が見ていた (夢のように)


Someday I'll go and call up Judy.
  そのうち ジュディに電話して (家を)訪ねてみようかしら

We worked together at the factory.
  私たちは(以前) 工場で一緒に働いていたの

Ah, but what would I say when she asks what's new?
  あぁ、でも彼女に 「近頃どうしてる?」って聞かれたら 何て応えよう

Say, "Nothing, what's with you?
  「別に何も、 あなたはどう?」 って言うだけ

Nothing much to do."
  「別に何も してないわ」 (としか言えないでしょう)

[Chorus]
You know that old trees just grow stronger,
  そう、 年を経た老樹は みな力強く成長し

and old rivers grow wilder every day,
  昔ながらの河川は 日ごとに荒々しさを増して行くけど、

ah, but old people, they just grow lonesome
  あぁ、 でも年老いた人々は、 ただ寂しくなるだけ  

waiting for someone to say,
  誰かが話しかけてくれるのを 待っているの

"Hello in there."
  「やぁ、こんにちは。」

" Hello"  「こんにちは」 (って言ってくれるのを)


[3]
So if you're walking down the street sometime
  だからもし あなたが通りを歩いていて

and you should spot some hollow ancient eyes,
  年老いて空ろな目をした人を 見かけたら

don't you pass them by and stare
  そばを素通りしたりせずに、 その人を見つめて

as if you didn't care.
  もし 良かったら

Say, "Hello in there."
  こう言ってあげて、 「やぁ、こんにちは」 と

" Hello."  「こんにちは」 って



※ it' been .. years since .. : もう何年にもなる、 ~から何年も経つ。
※ life of one's own: 独り歩きする。 (個人として)自分の生活を送る。
※ left alone: 置き去りにされる、放っておかれる、一人ぼっちにされる。

※ Omaha: オマハ (ネブラスカ州最大の都市)
※ on the road: 1、路上で。 2.路上生活をして、ホームレスで。
※ Korean War: 朝鮮戦争。 1950-1953年。 北朝鮮(中国が支援)と韓国(アメリカが支援)で争われた戦争。
※ what for: 何のために、何の目的で。 
※ don't matter: どうでもいい。
※ any more: もはや、今更。 近頃は、最近では。

※ you know: 1.ご存知でしょうが。 2.分かりきったことですが。 3.いいですか、いいかい。 4.ほら、あの。 5.あのね、ところで。 
※ hello (in) there: こんにちは。

※ sit and stare: 座って~を見つめる。
※ .. repeat itself: ~を繰り返す。
※ what's new?: (挨拶言葉として近況をたずねる時に)「何か変わったことは(ある)?」、「最近、どう?」、「元気にしてた?」   
※ what's (new) with you?: 「最近何かあった?」
※ nothing much: (その返事として)変わりない、大したことない、いつも通りさ、まあまあだね。 

※ walk down a street: 通りを歩く、 街を行く。
※ spot: ~に気づく、~を見分ける。
※ hollow: 空ろな。 空しさ、空虚さ。 空洞、隙間。
※ ancient: 年老いた、もうろくした。
※ pass by: ~(のそば)を通り過ぎる。
※ stare: じっと見つめる、凝視する。
※ don't care: 構わない、気にしない。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

全記事タイトル表示リンク

全記事タイトルを表示

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
FC2カウンター
フリーエリア


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

Mail Form:メールフォーム

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
リンク
電子書籍
Amazonから電子書籍を出版しました
QRコード
QR
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。