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410. Ol' '55 オール’55

Ol''55 オール’55 : Tom Waits トム・ウェイツ

トム・ウェイツ1973年のファースト・アルバムから、アルバムのオープニングを飾り、唯一シングルにもなったこの曲を採り上げていました。


Album : Closing Time
  クロージング・タイム
(試聴可)
Released: March 1973
Written by: Tom Waits
Produced by: Jerry Yester
  トム・ウェイツについて:
Tom Waits
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲は大してヒットはしませんでしたが、同じアサイラム・レコードのイーグルスを始めとして多くの人にカヴァーされています。 もっともトムウェイツはイーグルスをあまり認めていないようで、
I thought their version was a little antiseptic.
彼らのヴァージョンは、ちょっと個性(生気)がねェな・・・
―と語っていました。

ところでタイトルの "Ol''55" ですが、これは "Old 1955" の略で、1955年製の古い車ということになります。 この曲が書かれた1973年で既に18年前の車ですから、かなりのポンコツと見て良いでしょう。
ウィキペディアで検索すると、"1955 Oldsmobile" (GM社の「オールズモビル」)の55年モデルという意味にもなるようで、画像検索 すると色々な型が出てきます。 たぶんその両方に掛けているのでしょう。 トム・ウェイツは1949年生まれですから、彼が6歳の頃に生産されたオールド・カーということになります。

トム・ウェイツ自身当時24歳にしてはかなり老けた若者でしたが、そのくたびれた若者が同じようにくたびれた古い車に乗り、明け方のフリーウェイを走っているという歌で、様々な情景が浮かんできます。
このアルバムからは、"Grapefruit Moon" (「グレープフルーツ・ムーン」:106回目)を採り上げたことがありました。


Tom Waits – vocals, piano
Shep Cooke – guitar
Bill Plummer – bass guitar
John Seiter – drums, backing vocals

Grooveshari で、Ol''55 『オール’55』を聴く: (3:58)

  ●歌詞と対訳●

Well, my time went so quickly,
  まったく、時間って奴は あっという間に過ぎて行く

I went lickety-split out to my ol''55
  俺は古い55年モデル(※)に飛び乗り、大急ぎで出かけたけど

As I drove away slowly, feeling so holy,
  言った通りの古い車でゆっくりとしか走れず、気分はひどい状態 ※

God knows, I was feeling alive.
  誰も知らないだろうけど、 俺が生きてることを実感できる瞬間さ 

Now the sun's coming up,
  いま、朝日が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるんだ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車やトラック(が走ってる)

Stars beginning to fade,
  (夜空の)星たちは 次第に姿を消し始め

And I lead the parade
  俺はそのパレード(行列)の 先頭に立つ

Just a-wishing I'd stayed a little longer,
  俺のささやかな願いは もう少しこのままでいさせてくれないか、ってこと

Oh, Lord, let me tell you
  あぁ、どうか、俺の話を聞いてくれ

That the feeling's getting stronger.
  気分がどんどん 上向きになってきてるんだ


And it's six in the morning,
  いま 朝の6時になったとこ

Gave me no warning; I had to be on my way.
  警告なんてやめてくれ; 俺はこれから家に帰らなきゃならないから

Well, there's trucks all a-passing me,
  どのトラックも みんな俺を追い越して行くし

And the lights are all flashing,
  そのライトは どれもみんなフラッシング(点滅)してやがる    

I'm on my way home from your place.
  お前のとこから 俺は家に帰る途中

And now the sun's coming up,
  そして今、朝日が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるのさ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車やトラック(が走ってる)

Stars beginning to fade,
  (夜空の)星たちは 次第に姿を消し始め

And I lead the parade
  俺はそのパレード(行列)の 先頭に立つ

Just a-wishing I'd stayed a little longer,
  俺のたった一つの願いは もう少しこのままでいさせてくれないか、ってこと

Oh, Lord, let me tell you
  あぁ、たのむから、俺の話を聞いてくれ

That the feeling's getting stronger.
  気分がどんどん 上向きになっているんだ


And my time went so quickly,
  そして俺の時間は あっという間に過ぎ去って行く

I went lickety-split out to my ol''55
  俺は古ぼけた55年モデルに乗り、大急ぎで出かけたけど

As I pulled away slowly, feeling so holy,
  (古い車なので)ゆっくりとしか進めず、 まったくひどい気分だ 

God knows, I was feeling alive.
  誰にも分かるまいが、 俺が生きてることを実感できる瞬間さ

Now the sun's coming up,
  いま太陽が昇るとこ

I'm riding with Lady Luck,
  俺は幸運の女神と一緒に ドライブしてるんだ

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車とトラック(が走ってく)

Freeway cars and trucks,
  フリーウェイは 車とトラック(が走ってく)

Freeway cars and trucks...
  フリーウェイは 車とトラック(が走り抜けて行く)



※ go so quickly: (時間の経過が)本当に早い。 あっという間に。
※ lickety-split: (米話)全速力で。
※ go out: 出かける、外出する。
※ ol'55: 古い1955年(の車)ということですが、他にもGM(ゼネラルモータース)社の「Oldsmobile(オールズモビル)の1955年モデル」という見方もできます。 いずれにしても18年前の古い車であることに変わりはないでしょう。
※ drive away: 車で走り去る。
※ holy: 1.神聖な。 2.(口語)ひどい、困った、めちゃくちゃな。
 (たぶん反語的な使い方ということで、後者を選択しました)
※ God knows: 神のみぞ知る、誰も知らない。 確かに~である。
※ feel alive: 生きていることを実感する、元気でいる。

※ Lady Luck: 幸運の女神。
※ freeway: 1.(米)高速道路。(この場合の"free"は「無料」ではなく、通行が阻害されないという意味)
 2.(米)無料の幹線道路。
※ little longer: もう少し、今しばらく。
※ Lord: 「主(しゅ)」や「神」といった意味もあるが、単に「あぁ」とか「おぉ」といった言葉にもなる。
※ let me tell you: 聞いてください。 ちょっと聞いてよ。 話してあげよう。
※ getting stronger: どんどんたくましくなる。 段々と強くなってくる。 
※ on my way home: 家に帰る途中。
  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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TOMの思い出

jmcmyです

Tom Waitsのことを初めて知ったのは、大学2年生の頃でした
友人と、テレビで洋楽のヴィデオクリップを流す番組を観ていたときのこと
司会の人の趣味で、少し毛色の変わったヴィデオが流れることが多かったのですが

流れてヴィデオは、Tomの「In The Neighborhood」
異様な形相の楽団がただ演奏をしつつ横切っていくというものでした

曲も、トロンボーンが中心で所謂ロック色は一切なし
Tomのダミ声が鳴り響くというもの
ベッドに寝そべりながらテレビを観ていたのですが、ベッドから転げ落ちそうなほど
驚いたものです
こういうヴィデオもあるのかと

そのヴィデオクリップを下敷きにしたような、某飲料メーカーのCMもしばらくして流れるようになりました
Tomも映画に出演していましたね

Tomの作品で持っているのはアルバムが一枚
代表作である「BLUE VALENTINE」が収録されています

いつか、歌詞カードを見ながら英訳してみようと思っています いつになるやら

Re: TOMの思い出

トム・ウェイツにはいわゆるヒット曲と言われるものはありませんが、好きな人なので時々採り上げています。
写真を撮るだけでも絵になるので、映画などにも引っ張り出されていますね。

私が好きなのは、未だしわがれ声になる前の初期のアルバムが多く、最近の作品には正直付いて行けません。
アルバム"Blue Valentines" は持っていませんが、たしか5作目くらいで、ラストにそのタイトル曲が収められているようですね。

She sends me blue valentines  彼女が送ってくれた ブルー(憂鬱な)ヴァレンタイン(のカード)
All the way from philadelphia  はるか遠くの フィラデルフィアから
To mark the anniversary   その日を 記念して
Of someone that I used to be  俺が以前付き合っていた その誰かとの(記念日として)

―そんな内容でしたっけ・・・
このブログでは、なるべく幅広く色々な人を採り上げるようにしているので、同じ人を並べることはありませんが、好きなミュージシャンの一人なので忘れた頃にまたやってみたいと思っています。
コメント、ありがとうございました。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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