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397. Back to Black バック・トゥ・ブラック

Back to Black バック・トゥ・ブラック : Amy Winehouse エイミー・ワインハウス

エイミー・ワインハウス2006年のセカンド・アルバムから、翌年サード・シングルとなったアルバム・タイトル曲を選んでみました。 地元イギリス、及びドイツとスイスで8位、オーストリアとイタリアで3位、ギリシャのシングル・チャートでは1位となっています。


Back to Black
Album : Back to Black
  バック・トゥ・ブラック
(試聴可)
Released: April 2007 (Single), October 2006 (Album)
Written by: Amy Winehouse, Mark Ronson
Produced by: Mark Ronson
 エイミー・ワインハウスについて:
Amy Winehouse
フリー百科事典『ウィキペディア』

最初にラジオで "Rehab"(リハブ)を聴いた時には、てっきり黒人のオバさんが歌っているのかと思いました。 それがタトゥーを入れた白人の姐ちゃんだと分かった時の衝撃は、今でも良く覚えています。 突然変異でなければ、普通の家庭環境からこうした人は出て来ないでしょう。 セカンド・アルバムをレコーディングしていた頃の彼女はまだ22歳でしたが、まるで人生に疲れたオバさんみたいです。

They tried to make me go to rehab, I said no, no, no
周りは私をリハビリ(更正施設)に行かそうとするけど、私は「ヤダ、ヤダ」って言ってるの
―"Rehab" (リハブ)の最初の部分―

歌は上手いけれど、およそ世の中の一般的な生活には適応できず、酒やドラッグに溺れて中毒患者向け更正施設への入所・出所を繰り返し、泥酔した状態でステージに上がりコンサートをぶち壊して大ブーイングを浴び、わずか27歳の若さで亡くなってしまったところなど、ジャニス・ジョプリンの生き様と重なるところがあります。 とても長生きできそうにないタイプでしたから・・・

この曲を含むアルバムはかなりのヒットを記録し、2008年のグラミーでは5部門を受賞(※)していますが、彼女の死後(2011年)に再び脚光を浴び、ロング・セラーとなっているようです。
(※アメリカからピザの発行を拒否され、授賞式には主席できず、衛星中継で出席したとか)

歌詞の中には、"dick" や "blow" や "puff" といったスラング(俗語)が出てきて、YouTube では他の効果音を入れて聞えないように誤魔化しています。(Grooveshark では普通に聴けるし、そちらの方が音も良いです。)
タイトルの "Back to Black" は "back" と "black" を並べて韻(いん)を踏んでいますが、"black" も単純に「黒」というよりは、死を匂わせる「暗闇」といった感じにしておきました。
"You go back to her" の "her" も、死んだ男が帰って行ったところということで、「(母なる)大地」と解釈しています。 訳し方によってかなり解釈の異(こと)なる歌ですが、私はこんな風に訳してみました。


Bass Guitar – Nick Movshon
Drums – Homer Steinweiss
Guitar – Binky Griptite, Thomas Brenneck
Percussion – Frank Ricotti
Piano – Victor Axelrod
Alto Saxophone – Andy Macintosh, Chris Davies
Baritone Saxophone – Dave Bishop
Tenor Saxophone – Jamie Talbot

Arranged By [Orchestra], Conductor – Chris Elliott

Glooveshark で、Back to Black 『バック・トゥ・ブラック』を聴く: (4:01)
  ●歌詞と対訳●

He left no time to regret  あの人には後悔する暇(いとま)さえ 残されていなかった
Kept his [dick*] wet  いつもペ●スを濡らしたまま(遊んでばかり)で
With his same old safe bet  いつもながらの安全策で 切り抜けていたけど

Me and my head high  私は自分の顔をしっかりと上げて
And my tears dry  涙を拭(ぬぐ)うの
Get on without my guy  (これからは)彼無しで 生きて行かなきゃ

You went back to what you knew あの人は自分の良く知る場所へと戻って行った
So far removed from all that we went through
  私たちがこれまで切り抜けてきた世界とは まるで違うところへと

And I tread a troubled track  私は荒れたデコボコ道を踏み進んで行かなければ
My odds are stacked  この不利な状況の中を
I'll go back to black  暗い闇の中へと 戻って行くの

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは母なる大地へと 還(かえ)って行った ※
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ
I go back to us  私は この世の(しがらみの)中へと 戻って行くの

I love you much  あなたを とても愛していたけど
It's not enough  それでも 充分じゃなかった
You love [blow*] and I love puff
  あなたはコ●インが好きで、私は大麻(マリファナをふかすの)が好きだった

And life is like a pipe  人生は まるでパイプみたい
And I'm a tiny penny rolling up the walls inside
 そして私はその中へと吸い上げられて行く ほとんど価値が無い(煙の様な)もの  

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

Black, black, black, black, black, black, black,  暗い、暗い、暗い、・・・
I go back to....  私は ・・・に戻って行く
I go back to....   私は ・・・へと帰って行くの

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは母なる大地へと 還(かえ)って行った
And I go back to black  そして私は 暗い闇の中へと戻って行くの



※ no time to..: ~している時間が無い。
※ regret: 1.後悔、悔恨。 2.悲嘆、哀悼、落胆。
※ dick*: 1.男性名。(英国語)男、奴。 2.(卑語)男根、ペニス。( YouTube では伏字になっている)
※ same old: いつも通りの、お決まりの、相変わらずの。
※ safe bet: 安全策、確実なこと。必ず当たる賭け事。
 ("regret", "wet", "bet" と末尾が"et" になる単語を並べて韻を踏んでいる)

※ one's head high: ~の頭(顔)を高く上げる。 毅然とする、堂々と振舞う。
※ dry one's tears: ~の涙を拭(ぬぐ)う。
※ get on: 1、先に進む、急ぐ。 2.続ける、続行する。 3、上手くやって行く。
※ far remove from: ~から程遠い、~とはまるで違う。
※ go (went) through: 1.通り抜ける、通過する。 2.切り抜ける、終える。

※ tread: 1.タイヤの溝(トレッド)。2.歩いて行く。 3.踏みつける。
※ track: 1.(車や人の)通った跡、わだち。 行路、通り道。
※ odds are stacked: 情勢(状況)が不利である。
※ go back: (場所や人のもとに)戻る、帰る。

※ with words: ~という言葉で。
※ hundred times: 百回も、 幾度も。
※ her: "she" や "her" といった女性の代名詞は単に「彼女」だけでなく、「大地」や「国」や「船」や「車」などを指すことがある。 
この場合は死んだ男の帰って行った場所ということで、「(母なる)大地」と解釈しています。

※ blow*: (俗語)コカイン。( YouTube では伏字になっている)
※ puff: (タバコを)ふかす。 (俗語)大麻、マリファナ。
※ tiny: 1.小さな、ちっぽけな。 2.つまらない(もの)。
※ penny: 1.ペニー(イギリスの通貨で)1/100ポンド。 2.わずかな金額、つまらないもの。 3.女性の名。
 ( "bad penny":嫌な奴、望ましくない人物。 "two a penny":安価なもの、簡単に手に入るもの。) 
※ roll up: 巻き上がる、クルクルと巻く。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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