391. Dirty Paws ダーティ・ポーズ

Dirty Paws ダーティ・ポーズ : Of Monsters and Men 

オブ・モンスターズ・アンド・メン 2012年のファースト・アルバムから、アルバムのオープニングを飾りセカンド・シングルとなったこの曲を選んでみました。


Dirty Paws
Album : My Head Is An Animal
  マイ・ヘッド・イズ・・・

Released: 12 April 2012
Written by: N. B. Hilmarsdóttir, S. Mann, R. Þórhallsson
Produced by: Of Monsters and Men, Aron Arnarsson
 オブ・モンスターズ・アンド・メン:
Arnar (D), Ragnar (G,V), Nanna (G,V), Brynjar (G)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

オブ・モンスターズ・アンド・メンは アイスランド の6人組グループです。 現在ではキーボードが抜けて5人編成のようですが、男女2人のヴォーカル&アコースティック・ギターが特徴でしょうか。 太っちょで野暮ったいラグナルと、細身で可愛いナッナの組み合わせは、何となく「美女と野獣」に見えないこともありません。

最初にファースト・シングルの "Little Talks" (リトル・トークス)を聴いた時はトランペットなどの鳴り物が少しうるさく感じたのですが、YouTube で観たスタジオ・ライヴで印象がかなり変わりました。 トランペットなどはメンバーとは別の女性がやっていて、彼ら自身は割りと素朴なフォークっぽい印象を受けたからです。

アイスランドというと、私は ビョーク(Björk)を思い浮かべますが、人口30万人程度の小さな島国で母国語のアイスランド語の他に小学生の頃から英語とデンマーク語を習っているようで、トライリンガル(三ヶ国語)の人が多いとのこと。
この曲を含むファースト・アルバムは英語で歌われていますが、不思議な歌詞が多いです。

グループ名もアルバム・タイトルもちょっと変わっていますが、それはこの曲の歌詞を見れば分かるでしょう。 この曲はおとぎ話みたいな内容となっていて、タイトルの "Paws" は「動物の手足」という意味ですが、暗喩を含んでいるようです。
ファースト・シングルの "Little Talks" (何気ない会話)も音の方はやたらと元気なのですが、歌詞を訳してみると「愛する人と死に別れた女性が、誰もいなくなった古い空き家でその亡霊と会話している」といった内容で、不思議な感じを受けました。 その曲のコーラスで繰り返し歌われる、


this ship will carry our bodies safe to shore
この船が 私たちの肉体を無事に岸辺へと運んでくれるでしょう

―というフレーズの意味が私には良く分からないので、今回は見送りました。 もっともこの曲の歌詞だって、決して分かりやすくはありませんが・・・

KEXPというアイスランドのFM局でのスタジオ・ライブが YouTube で何曲か聴けるので、今回もLiveヴァージョンのリンクを貼っておきました。 ヘタなPV(プロモーション・ビデオ)より、彼らの魅力が伝わると思います。


Nanna Bryndís Hilmarsdóttir (ナッナ・ブリンディス・ヒルマルスドッティル)– lead vocals, acoustic guitar
Ragnar Þórhallsson (ラグナル・ソウルハッルッソン)– lead vocals, acoustic guitar
Brynjar Leifsson (ブリニャル・レイフッソン)– lead guitar, backing vocals
Kristján Páll Kristjánsson (クリスチャウン・パッル・クリスチャウンソン)– bass, backing vocals
Arnar Rósenkranz Hilmarsson (アルナール・ローゼンクランツ・ヒルマルソン)– drums, backing vocals
Árni Guðjónsson (アウルニ・グウズヨウンソン)– accordion, piano, organ, backing vocals (2012 に脱退)


Grooveshark で、Dirty Paws 『ダーティ・ポーズ』を聴く: (4:26)

  ●歌詞と対訳●

Jumping up and down the floor,
  床の上を 飛んだり跳ねたり

My head is an animal.
  私の頭は 動物だから

And once there was an animal,
  人もかつては 動物だったから

It had a son that mowed the lawn.
  その人には (庭の)芝刈りをする息子がいて   

The son was an ok guy,
  その息子は 良い子だった

They had a pet dragonfly.
  彼らはペットに トンボを飼っていて

The dragonfly it ran away,
  そのトンボは 逃げてしまったけど

But it came back with a story to say.
  でも、ある物語を話すために 戻ってきたの

(間奏)Hey!

Her dirty paws and furry coat,
  彼女は汚れた動物の手足をして 毛皮で覆われていた

She ran down the forest slope.
  彼女は 森の斜面を駆け降りて行った

The forest of talking trees,
  そこは 話をする木々の森で

They used to sing about the birds and the bees.
  その木々は 鳥や蜜蜂たちのことを歌っていた

The bees had declared a war,
  蜜蜂たちが 宣戦布告をしたことを

The sky wasn't big enough for them all.
  大空も 彼ら全てを容れるほど大きくはなかったから

The birds, they got help from below,
  鳥たちは、 下にいる者たちからの応援を受けた

From dirty paws and the creatures of snow.
  汚れた動物の手足をした 雪の生き物たちの(支援を)

(間奏) La la la, La la la ..Hey!

And for a while things were cold,
  しばらくして 事態は鎮(しず)まったようで

They were scared down in their holes.
  彼らは自分たちの巣穴の中で 恐怖に震えていた

The forest that once was green
  かつて 緑で覆われていた森は

Was colored black by those killing machines.
  何台もの殺人マシンによって どす黒く血塗られてしまったの

But she and her furry friends
  そして彼女と その半獣の仲間たちは

Took down the queen bee and her men.
  女王蜂と その手下たちをやっつけたのさ

And that's how the story goes,
  以上が その物語でした

The story of the beast with those four dirty paws.
  四本の汚れた動物の手足を持った 獣の物語でした

La la la, La la la, La la la ...  
  ラララ、ラララ、 ラララ・・・



※ up and down: 上がったり下がったり、 上へ下へと。 行ったり来たり。
※ once there was ..: かつて~であった、~があった。
 once there was a war: かつて戦争があった。

※ mow the lawn: 芝生を刈る。
※ ok = okay: 1.良い、とても良い。 2. まあまあの、可もなく不可もなく。
※ run away: 1.逃げる、逃走する。 2.家出する、駆け落ちする。 3.走り去る。
※ come back: (人や動物が)戻る、帰る。

※ paw: 1.(爪のある動物の)手、足。 2.(不器用な人の)大きくて不恰好な手。
※ furry: 1.(物語の)擬人化して描かれた動物、半神半獣。 2.毛皮のような、毛皮で覆われた。
※ coat: 1.コート、上着。 2.(動物の)毛。

※ run down: (坂道を)駆け下る、 賭け降りる。
※ declare war: 宣戦布告する、戦争を宣言する。
※ big enough for: (~を容れるだけの)充分な大きさ。
※ creature: 1.生き物、動物。 2.不快な(恐ろしい)生き物。 3.(ある種の)人間。

※ for a while: しばらく(の間)、 少しの間。
※ scare: 怖がる、おびえる。
※ killing machine: 殺人マシン(機械)
※ take down: この場合は、「倒す」、「やっつける」、「へこます」など。

※ that's how .. goes: 以上が~です。(前文を受けて)
 (that's how it goes だと「そんなものさ」)

※ beast: 動物、牛馬、家畜。 主に人間にこき使われて、生贄にされる四足獣。
 寓話(おとぎ話)では、animal より良く使われる。              

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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