387. Set Fire To The Rain セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン

Set Fire To The Rain セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン : Adele アデル

アデル2011年のセカンド・アルバムから、ヨーロッパ諸国でセカンド・シングル、本国イギリスとアメリカではサード・シングルとなったこの曲を選んでみました。 アメリカとオランダのシングル・チャートで1位、カナダでは2位のヒットとなっています。


Album : 21(UK盤) (Import)
  21
(試聴可)
Released: 4 July 2011
Written by: Adele Adkins, Fraser T Smith
Produced by: Fraser T Smith
  アデルについて:
Adele
 フリー百科事典『ウィキペディア』

アデルが19歳の2008年にリリースされたファースト・アルバム「19」からは、「Chasing Pavement」(チェイシング・ペイヴメンツ:337回目)を採り上げたことがありました。

これはその3年後の2011年、アデル22歳の時にリリースされたアルバムからのサード・シングルです。 このアルバムからは5曲がシングル・カットされ、1st~3rdまでが全米1位の大ヒットとなっています。
アルバム自体もその年のアルバム・セールス年間チャートで全世界で1,530万枚を売って1位、更に翌年も920万枚を売り上げて2年連続の1位を獲得しました。
第54回グラミー賞ではノミネートされた6部門全てを受賞しています。

そうした数字もさることながら、歌声を聴いただけで並みの22歳でないことはすぐに分かるでしょう。 いや、すごい22歳で、おそらく30歳の女性シンガーが歌っていると言われても通用しそうです。

ところで以前に採り上げた「Chasing Pavement」と同じく、これも失恋の歌です。 それも失恋ソングと呼べるような生やさしいものではなく、「一途な女の情念が、自分を裏切った男を焼き焦がしてしまう」―というすさまじい内容となっています。
私はこの歌詞を訳しながら、自分をだました男をどこまでも追いかけ、ついには大蛇に化身して鐘の中に隠れた男を焼き殺したという「安珍・清姫」の昔話を思い出しました。

この歌詞はコーラスの部分が抽象的な表現で分かりにくいのですが、自分をだました男に対する仕打ちは相手を焼き殺してしまうほどだということなのでしょう。 現実にそれをやったら殺人罪になってしまうから表現上のことだとは思いますが、「裏切った男の居るバーまで出向いていって、その男にパンチを喰らわせた」―くらいのことは実際にやっているようです。 この歌詞も現実のものとならなければ良いのですが・・・



Grooveshark でSet Fire To The Rain 『セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン』を聴く: (4:02)

  ●歌詞と対訳●

I let it fall, my heart,
  落ち込むに任せていた、私の心

And as it fell you rose to claim it
  その落ち込んでいた時に、あなたが現れ それ(私の心)を求めてきた

It was dark and I was over
  そんな暗闇で、私はもう終わっていたの

Until you kissed my lips and you saved me
  あなたが私の唇にキスをして、私を救ってくれるまでは

My hands, they're strong
  私の両手は、 強いけど

But my knees were far too weak,
  でもこの両膝ときたら、あまりにも弱すぎる

To stand in your arms
  あなたの腕の中にいて

Without falling to your feet
  支えてくれるあなたに 寄りかかることができない時には


But there's a side to you
  でも あなたの別の側面

That I never knew, never knew.
  それは私の知らなかったこと、 決して知らなかったこと  

All the things you'd say
  あなたが言った すべてのこと

They were never true, never true,
  それは決して本当じゃなかった、 本当のことじゃなかった  

And the games you play
  あなたは(恋という)ゲームで あそんでいるだけで

You would always win, always win.
  勝つのはいつも あなたでしょう、 勝つのはいつも

[Chorus:]
But I set fire to the rain,
  でも私は そんな雨に向かって火を放つ

Watched it pour as I touched your face,
  降りしきる雨を見つめ 私はあなたの顔に(手を)触れた

Well, it burned while I cried
  そう、私が泣いている間に そいつは焼け焦げたのよ

'Cause I heard it screaming out your name, your name!
  だって私は聞いたから、 あなたの名を大声で呼ぶ声を、 あなたの名前を!
  

When I lay with you
  わたしが あなたと一緒に寝ていた時は

I could stay there
  そこで そうしていることができた

Close my eyes
  両目を閉じて

Feel you here forever
  あなたがずっと そこにいる気がしてた

You and me together
  あなたと私が 一緒にいても

Nothing gets better
  何も 良くなることはない

'Cause there's a side to you
  だって あなたの別の一面 

That I never knew, never knew,
  それは私の知らなかったこと、 決して知らなかったこと

All the things you'd say,
  あなたが言った すべてのこと

They were never true, never true,
  それは決して本当じゃなかった、 本当のことじゃなかった

And the games you'd play
  あなたは(恋という)ゲームで あそんでいただけで

You would always win, always win.
  勝つのはいつも あなたでしょう、 勝ち誇るのはいつも

[Chorus:]
But I set fire to the rain,
  でも私は そんな雨に向かって火を放つ

Watched it pour as I touched your face,
  土砂降りの雨を見つめ 私はあなたの顔に(手を)触れた

Well, it burned while I cried
  そう、私が泣いている間に そいつは焼け焦げたのよ

'Cause I heard it screaming out your name, your name!
  だって私は聞いたから、 あなたの名を大声で叫ぶのを、 あなたの名前を!

I set fire to the rain
  私はそんな雨に向かって 火を放つ

And I threw us into the flames
  私は燃えさかる炎の中に 私たちを投げ込んだ

When it fell, something died
  それが崩れ落ちた時、 何かが死んだの

'Cause I knew that that was the last time, the last time!
  だって私は それが最後だと知っていたから、 最後だって!


Sometimes I wake up by the door,
  時々私は 扉のそば(の床の上)で目を覚ます

That heart you caught must be waiting for you
  それはあなたが捕らえた (未だに)あなたを待ち続けている私の心

Even now when we're already over
  私たちが既に終わってしまった 今となってさえ  

I can't help myself from looking for you.
  私は あなたを探さずにはいられないから

[Chorus:]
I set fire to the rain,
  私は そんな雨に向かって火を放つ

Watched it pour as I touched your face,
  降りしきる雨を見つめ 私はあなたの顔に(手を)触れた

Well, it burned while I cried
  そう、私が泣いている間に そいつは焼け焦げたのよ

'Cause I heard it screaming out your name, your name!
    だって私は聞いたから、 あなたの名を大声で呼ぶ声を、 あなたの名前を!

I set fire to the rain
  私はそんな雨に向かって 火を放つ

And I threw us into the flames
  私は燃えさかる炎の中に 私たちを投げ入れた

When it fell, something died
  それが崩れ落ちた時、 何かが死んだの

'Cause I knew that that was the last time, the last time,
  だって私は それが最後だと知っていたから、 最後だって

Oh noooo  あゝ・・・

Let it burn   燃えろ

Let it burn  燃えるがいい

Let it burn!  燃えてしまえ!


※ let it ..: ~しろ。 ~するに任せる。
【例】:let it rain (snow):雨(雪)よ降れ、 降るなら降れ、 降るがままにしておけ。
【例】:let it be: 放っておけ、なるがままになれ。 (構わず)そのままにしておいて、放っておいて。

※ fell: fall (落ち込む)の過去形。
※ rose: rise (立ち上がる、起き上がる)の過去形。
※ claim: 要求する、求める。

※ saved me: (私が)救われた、助かった。
※ far too: あまりに~過ぎる。
※ stand in ..: ~に並ぶ、~の前に立つ。
※ to one's feet: (その人が)脚で立っている(状態)

※ set fire to: ~に火をつける、~に火を放つ、~を焼き討ちする。
※ pour (rain): 土砂降りの(雨)
※ burned: 焼けた、焼け焦げた、黒焦げになった、火傷(やけど)した。
※ scream out: 金切り声をあげる、大声で叫ぶ、悲鳴を上げる。
※ hear (someone) call one's name: (誰かが人の)名を呼ぶ声が聞える。 
(このあたり抽象的な表現で色々な解釈ができますが、正直書いた本人でないから真意のほどは分かりません)

※ get better: 良くなる、良い方向にむかう。
※ last time: 1.最後の。 2.前回の。
※ even now: 今でさえ、今もなお。
※ I can't help myself: 我慢できない。 自分でも~を抑えられない。
※ looking for you: あなたを探し回る。
 この前の "waiting for you" (あなたを待ち続ける)と並べて韻を踏んでいる。    

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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