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382. Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ

Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ : Radiohead 

レディオヘッドのセカンド・アルバムから、英国でサード・シングル、米国ではファースト・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。 イギリスのシングル・チャートで20位、アメリカでは11位となっています。


Alubm : The Bends
  ザ・ベンズ
(試聴可)
Released: 15 May 1995
Written by: Radiohead
Produced by: John Leckie
  レディオヘッドについて:
Ed(G), Jonny(G), Thom(V), Phil(D), Colin(B)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1993年のファースト・アルバム「Pablo Honey」より先にリリースされたシングル曲『Creep (クリープ:26回目)』のヒットにより一躍有名になったレディオヘッドでしたが、当時のコンサートに来る聴衆の目当ては「クリープ」であり、バンドに対する評価も大抵は「クリープだけの一発屋」といったものでした。

彼らをそうした呪縛から解き放ったのがこの曲を含むセカンド・アルバムで、その中から5曲がシングル・カットされ、イギリスのアルバム・チャートで最高4位となっています。(アメリカでは88位)

歌詞は抽象的で、しかもかなり病的な内容ですが、メロディがきれいなので聴けてしまいます。 むしろ歌詞の意味を知らずに聴いている方が、スンナリと入ってくるかもしれません。
彼らの音楽は決して万人向けではありませんが、病んだ心というのは多くの若い人が抱えている問題であり、当時の若い世代の心情を代弁する曲として採り上げてみました。 自分の中ではまだ新しい曲のつもりでいたけれど、もう19年も前の曲になります。

この曲に関する記事があったので、ちょっと訳してみると、
This is a song about an area in east London called Canary Wharf which was landscaped with a lot of artificial plants.
これは東ロンドンにある、人工の植物を使って造園されたカナリー・ワーフと呼ばれる地区についての歌だという。

Radiohead singer Thom Yorke said
レディオヘッドのヴォーカリスト、トム・ヨークの話によると、

"Fake Plastic Trees" was "the product of a joke that wasn't really a joke,
「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」は、「本当のジョークともいえない、ある冗談から生まれたもの」で、

a very lonely, drunken evening and, well, a breakdown of sorts".
それはひどい孤独感や、酔った状態のあるゆるものとか、それに、分類の崩壊、といったものだ。

He said the song arose from a melody he had "no idea what to do with".
彼によるとこの歌のメロディは、彼の持っていた「no idea what to do with(どうしていいのか分からない)」(という曲)から生まれたもので、

Unlike his usual approach of either keeping note,
それは普段から彼が書きとめていた音楽の、どのアプローチとも似ていないものだった、

"of whatever my head's singing at the particular moment" or forcing "some nifty phrases" he devised onto the melody,
「ぼくの頭の中で、特定の瞬間について歌ったもの」とか、あるいは「なにか気の利いたフレーズ」を詰め込むとか、(いつも)彼がメロディを考える時とは(違っていた)、

Yorke said that creating "Fake Plastic Trees" was the opposite.
(トム)ヨークは、「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」を作り上げることには反対だったと言う。

He said, "That was not forced at all,
彼は、「それはちっとも強制されたことじゃなかった」と言い、

it was just recording whatever was going on in my head, really.
それはただ、「ぼくの頭の中にあったものを記録したに過ぎない」んだ、ほんとにね。

I mean, I wrote those words and laughed.
て言うか、ぼくはそれらの歌詞を書いてから、笑ってしまったんだ。

I thought they were really funny, especially that bit about polystyrene".
ぼくが思うに、それら(の言葉)は本当におかしいし、特に「ポリスチレン(発泡スチロール)」についての一節などはね。

The song incorporates the melodic leap heard on the word 'high' in Rocket Man by Elton John.
この歌は、エルトン・ジョンの「ロケット・マン」の中にある「ハイ」という言葉が頭の中でリープ(跳びはねる)している様な、そんなメロディを盛り込んだものなのさ。

―ということで、深刻に悩んで書かれたものではなさそうです。 自殺を匂わせるようなフレーズもありますが、書いた本人が「酔っ払った状態」や「冗談」から生まれたと言っているのだから、あまり難しく考えることもないでしょう。 それをどう受け止めるかは、聴く人次第だと思います。


Thom Yorke – vocals, guitar, piano, string arrangements, illustrations
Jonny Greenwood – guitar, organ, keyboards, string arrangements
Colin Greenwood – bass guitar
Ed O'Brien – guitar, backing vocals
Phil Selway – drums, percussion

Grooveshark で、Fake Plastic Trees 『フェイク・プラスティック・トゥリーズ 』を聴く: (4:51)

  ●歌詞と対訳●

Her green plastic watering can  彼女の 緑色のプラスティック製ジョウロは
For her fake Chinese rubber plant  偽物の中国製 ゴムの植物に(水を)やるため
In the fake plastic earth  偽物の まがいものの 土の中に植えられている

What she bought from a rubber man  何を彼女は 風船売りの男から買ったのか
In a town full of rubber bands  ゴムのバンドであふれかえった 街の中で
to get rid of itself  それ自身から 逃(のが)れるために

It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out  それは 彼女を疲れさせるから


She lives with a broken man  彼女は 衰弱した男と一緒に暮らしてる
A cracked polystyrene man  傷ついて頭のおかしくなった 発泡スチロールの男と
Who just crumbles and burns  彼はただ 粉々に砕かれて燃やされるだけ

He used to do surgery  その男はかつて (整形)外科手術をしていたものさ
For girls in the eighties 八十歳代にもなった 娘たちのために
But gravity always wins  でも重力が(皮膚よりも) 常に勝(まさ)っていた

And it wears him out,  そしてそれは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out  それは 彼を疲れさせるんだ、
 

She Looks like the real thing  彼女は 本物のように見える
She tastes like the real thing  彼女は 本物みたいな味がする
My fake plastic love  ぼくの偽物(にせもの)の まがいものの恋人


But I can't help the feeling  でもぼくにはどうしても そう思えてしまう
I could blow through the ceiling  その天井を 吹き抜けて行けそうな気がして
If I just turn and run もしぼくが ちょっと向きを変えるだけで逃(のが)れられるなら

And it wears me out,  そしてそれは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせるんだ


If I could be who you wanted もしぼくが きみの望むような男であったら
If I could be who you wanted  もしぼくが きみの望むような男であったなら
All the time,   いつも
All the time   いつの時でも



※ plastic: 1.プラスティック(製)の。 2.見せ掛けの、いかさまの。 3.誠実さに欠ける、白々しい。
※ watering can: (水やりの)ジョウロ。
※ fake: 1.偽物の、偽造の。 2.見せかける、~の振りをする。
※ rubber: 1.ゴム。 2.ゴム製品(消しゴム、タイヤ、コンドームなど)
※ plant: 植物。 (木ではない)草、花。 苗木。
※ earth: (植物が育つ)土、土壌。

※ rubber man: (俗語)風船売り。 直訳すれば「ゴム男」です。
※ full of ..: ~でいっぱいの、 ~で満ちあふれている。
※ band: 1.バンド、ベルト、帯、ひも。 2.(音楽)バンド、楽団。 "rubber band" で「輪ゴム」や「ゴム・バンド」。
※ get rid of ..: 1.~から逃れる、自由になる、解放される。 2.(好ましくない人と)別れる、縁を切る。 3.(不要な人を)追い出す、追放する。
※ wear out: 1.疲れさせる。 2.すり減らす、消耗させる。

※ broken: 1.(体が)衰弱した。 2.壊れた、(骨が)折れた。 3.(数が)半端な。
※ cracked: 1.ひびの入った、砕けた、傷ついた。 2.(話)頭のおかしい、気の狂った。
※ polystyrene: ポリスチレン(樹脂)。 それを発泡させたものが「発泡スチロール」。
※ crumble: 粉々に砕ける、ぼろぼろになる、滅びる、 消え去る。
※ burn: 1.燃える、焦げる。 2.(俗語)殺す、射殺する。

※ used to do: かつて~していた。
※ surgery: 1.外科、外科手術。 2.医院、診療所。         
※ gravity: 重力、引力。
※ always wins: 常に勝つ。 連戦連勝。

※ real thing: 本物、実物。 
※ I can't help: 1.~せずにいられない。 2.しょうがない、どうしようもない、仕方ない。
※ blow through: (風や空気が)吹き込む、吹き抜ける。
※ ceiling: 天井。
※ all the time: いつも、ずっと、四六時中。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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