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357. Wild Mountainside ワイルド・マウンテンサイド

Wild Mountainside ワイルド・マウンテンサイド : Eddi Reader エディ・リーダー

エディ・リーダー2003年のアルバムから、ストリングスや笛の音色が美しいこの曲を選んでみました。


Alubm : Songs of Robert Burns
  ロバート・バーンズを想う

Released: May 12, 2003 (UK), February 3, 2004 (US)
Written by: John Douglas (ジョン・ダグラス)
Produced by: Boo Hewerdine (ブー・ヒュワディーン)

  エディ・リーダー について:
Eddi Reader
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1990年にフェアーグラウンド・アトラクションが解散してから、ソロとして何枚ものアルバムをリリースしてきたエディ・リーダーの、これは故郷スコットランドの詩人 Robert Burns (ロバート・バーンズ:1759~1796)の曲を歌ったアルバムの中に収められていたものです。 
もっともこの曲だけはロバート・バーンズの作品ではなく、アルバムのレコーディングにウクレレ奏者として参加していた同郷のミュージシャン、ジョン・ダグラスの書いた現代のものとなっていました。

その件については エディ・リーダー自身の解説 によると、
This song was written by John Richard Douglas of Irvine, Ayrshire.
この歌はスコットランドのエアーシア生まれ、アーヴァインのジョン・リチャード・ダグラスによって書かれたもの。

John plays and writes in the band The Trashcan Sinatras.
ジョンは「トラッシュキャン(ゴミ箱)・シナトラズ」というバンドで曲を書いて演奏してる人。
(※ トラッシュキャン・シナトラズ には、エディ・リーダーの弟フランシスも在籍)

I wanted to include this song, because I wanted to show how poetry is alive and well in Burns country.
私はこの曲を(バーンズのアルバムに)入れたいと思った、というのもその詩歌がバーンズの領分内でどのようにより良く活かされるかを見たかったから。

Through the centuries it still breaths its way out of the sons and daughters of the west coast of Scotland.
二世紀もの時を経てそれは未(いま)だに息づき、スコットランド西海岸に住む(バーンズの末裔ともいえる)子息や子女たち(の息吹きの中)から脱け出してくるもの。

Also its a homecoming song.   それはまた、帰郷の歌でもあるし。

I found an appreciation of Burns along with my way home to Scotland.
私は故郷のスコットランドにバーンズ(の歌)と共に戻る途中で、或る感謝の気持ちを見いだしていた。
―ということになっています。 "We are all Robert's babies." (私たちは皆ロバートの子供なの)―ともエディ・リーダーは語っていました。 トラディショナルな曲の中に入っていても特に違和感なく聴けますし、むしろ古くて暗い感じの曲の中にこうしたきれいな歌の流れる方が、ホッとした気持ちになれるのもまた事実です。

フェアーグラウンド・アトラクション以来、野暮ったいメガネがトレードマークだったエディ・リーダーは、21世紀に入ってからあのメガネはやめてしまったみたいですが、歌の方は自分のルーツ(根っこ)であるスコットランドの曲に向けられ、より純粋になっているようです。 飾らない野暮ったさのままでも良かったのですけどね・・・

このアルバムの4曲目に入っている "4. Ae Fond Kiss"(イ・フォンド・キス/6:36)は、フェアーグラウンド・アトラクション解散後にリリースされた企画版 "Ay Fond Kiss"(邦題:「ラスト・キッス」)というアルバムの最後に収められていた "12. Ay Fond Kiss"(アイ・フォンド・キッス/3:20)と基本的には同じものですが(スペルが違う?)、このアルバムのバージョンを聴いた後だと後者の方はデモ・テープのように聴こえます。 彼女が本当にやりたかったのはこうした音作りだったのでしょう。

このアルバムの最後には "11. Auld Lang Syne"(オールド・ラング・ザイン)も入っています。 日本では「蛍の光」といった方が分かりやすいと思いますが、日本語の歌詞は中国の故事を基にしたものでオリジナル歌詞の翻訳ではありませんし、こちらのバージョンはおなじみのメロディとも違うので、知らずに聴いていれば全く別の曲と思うことでしょう。

今回は YouTube に音の良い動画が無かったため、リンクは貼りませんでした。 下の Grooveshark のリンクから音だけ聴いて下さい。  彼女の歌声があれば、余計な映像は不要ですので。

Eddi Reader : vocal
with :
  Ian Carr : acoustic guitar
  Boo Hewerdine : acoustic guitar
  Christine Hanson : cello
  Ewen Vernal : double bass
  Phil Cunningham : accordion, whistle
  John McCusker : whistle
  Kate Rusby : harmony vocal

Royal Scottish National Orchestra
 ( conducted & strings arranged by Kevin McCrae )

Grooveshark で Wild Mountainside 『ワイルド・マウンテンサイド』を聴く: (3:55)

  ●歌詞と対訳●

[1]
Beauty is within grasp  美しさが 手の届くところにある
Hear the islands call  島々の呼び声を 聞こう
The last mile is upon us  最後の行程が 近づいている
I'll carry you if you fall  あなたが倒れたら 私が支えてあげるから

I know the armour's heavy now  その防護服が重いのは 分かっている
I know the heart is tired   その心が疲れているのも 知っている
It's beautiful just over  その美しい所までは あと少しの距離を残すのみ
The wild mountainside   その野生の 山腹まで

[2]
Snow is falling all over  あたり一面に 雪が降っている
Out of clear blue sky  晴れ渡った 青空から
Crow is flying high over  烏(カラス)は 頭上高く舞い上がり
You and I are going to wander  あなたと私は 当てもなく彷徨(さまよ)う

High up where the air is rare  空気の希薄な 高地で
Wild horses ride   野生の馬たちに またがろう
It's beautiful, let's go over  それは美しい、 そこへ行ってみよう
The wild mountainside   その野生の 山腹へと

Wild and free we roam  自然と自由の中を 私たちは気ままに歩き回ろう
Only a mile to go  (そこまでは)たった1マイルの距離だから

間奏 : Royal Scottish National Orchestra / Phil Cunningham & John McCusker : whistle

Wild and free we roam  自然と自由の中を 私たちは当ても無く歩こう
Only a mile to go  (そこまでは)わずか1マイルの距離を残すのみ

[3]
Beauty is within grasp  素晴らしさが すぐ手の届くところにある
Hear the highlands call  (スコットランド)高地の 呼び声を聞こう
The last mile is upon us  最後の行程は もうすぐそこだから
I'll carry you if you fall  あなたが倒れたら 私が支えてあげるから

I know the armour's heavy now  その武具が重いのは 分かっている
I know the heart inside   その心のうちも 知っている
It's beautiful, let's go over  それは美しい、 そこへ行ってみよう
The wild mountainside   その野生の 山腹へと

It's beautiful, just roaming  その美しさの中を、ただ歩き回ろう
The wild mountainside  手付かずの自然が残る 山の中腹へと

Let's go over   そこへ 行ってみよう
Let's go roaming  当てもなく さまよい歩こう 

Hear the highlands call  (スコットランド)高地の 呼び声を聞こう
Hear the highlands call  (スコットランド)山岳地帯の 呼ぶ声を聞こう


※ within (one's) grasp: 手の届くところに、手の届く範囲に。
※ the last mile: 最後の1マイル。 1マイルは1.6km.だが、これは比喩(ひゆ)的な表現。
※ be upon us: upon = on で、「近づいている」
※ I'll cally you: あなたを負ぶって(抱っこして)あげよう。 あなたを運んであげよう。
※ if you fall: もしあなたが転んだら(倒れたら)。 もしあなたが失敗したら。
※ armour: 甲冑(かっちゅう)、鎧兜(よろいかぶと)、防護服。 これも比喩的です。
※ just over: わずか~を残すのみ。 あと~余りで。
※ wild: 野生の。自然の。未開の。手付かずの。  荒れた、荒涼とした。
※ mountainside: 山腹。 山の斜面。

※ all over: 全体に渡って、一面に。 至るところ、くまなく。
※ out of: ~から、~の中から(抜け出して)。
※ high over: 頭上高く。
※ wander: さまよう、うろつく、(あてもなく)歩き回る。 放浪する。
※ high up: 高いところ、上層の、上位の。
※ rare: (空気が)希薄な。 "where" "air" "rare" と並べて韻を踏んでいます。
※ let's go over (there): (あちらへ)行ってみましょう。
※ roam: (あてもなく)歩き回る、ぶらつく、放浪する。 (類語)= wander

※ the highlands: スコットランド高地地方。 「ハイランド」はスコットランドの別名。
(1番の "the islands" と並べて韻を踏んでいます)
    

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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