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354. Wild West End ワイルド・ウェスト・エンド

Wild West End ワイルド・ウェスト・エンド : Dire Straits ダイアー・ストレイツ

ダイアー・ストレイツのファースト・アルバムから、地味だけど味わい深いこの曲を選んでみました。


Alubm : Dire Straits (Import)
  悲しきサルタン
(試聴可)
Released: 7 October 1978
Written by: Mark Knopfler (マーク・ノップラー)
Produced by: Muff Winwood (マフ・ウィンウッド)

  ダイアー・ストレイツ について:
L to R: Pick(D), John(B), Mark(V, G), David(G)
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

このファースト・アルバムから "Sultans Of Swing" (邦題「悲しきサルタン」:40回目)がヒットしたことで、 dire straits (ひどい苦境)を脱した彼らでしたが、この曲はシングルにはなっていません。 セカンド・シングルになったのはアルバムの1曲目と2曲目に収められていた "Down To The Waterline" と "Water Of Love" のカップリングでした。

新人のデビュー・アルバムとはいえ、1949年生れのマーク・ノップラーはこの時点で既に29歳になっていた訳で、かなりの遅咲きでした。 当時の音楽シーンを席巻していたパンク・ミュージックには目もくれず、ひたすらフィンガー・ピッキングによる長いギター・ソロを演奏するスタイルはむしろ新鮮で、人気が出たのもうなずけます(日本は除く)。

この曲はロンドンの西の外れにある(らしい)、チャイナ・タウンとかちょっとアブナイ地域のことを歌っているようで、とても新人バンドのデビュー・アルバムとは思えない余裕の歌いっぷりです。 歌詞も一度聴いたくらいでは分かりにくいところが多々あるのですが、何度も聴くうちに段々とイメージが浮んできたので、それを何とか形にしてみました。 
マーク・ノップラーの書く歌詞には「プライヴェート・ダンサー」(「娼婦」の隠語らしい)みたいにそれを歌ったティナ・ターナー自身でさえ意味を知らなかったというのもあるくらいで、この曲に出てくる「ゴーゴー・ダンサー」というのもセクシーな衣装やポーズで踊る女性の俗語らしく、昔のゴーゴーを踊る娘ではありませんでした。



  Mark Knopfler (マーク・ノップラー) – vocals, lead and rhythm guitars
  David Knopfler (デヴィッド・ノップラー) – rhythm guitar
  John Illsley (ジョン・イルズリー) – bass
  Pick Withers (ピック・ウィザース) – drums

Wild West End 『ワイルド・ウェスト・エンド』を聴く: (4:42)

  ●歌詞と対訳●

Stepping out to Angelucci's   (イタリア人の)アンジェルッチの店(カフェ・バー)まで出かけてく
for my coffee beans   お気に入りの (イタリアン焙煎)コーヒーのために   
Checking out the movies and the magazines  (そこで)映画や雑誌なんかを チェックしてたら
Waitress she watches me   ウェイトレスが 俺の方をじっと見つめてたんだ
crossing from the Barocco Bar   そのバロック風(カフェ)バーの 向こうから

I get a pickup for my steel guitar  俺がスチール・ギターのピックアップを手に入れた時
I saw ya walking out Shaftesbury Avenue  きみがシャフツベリー通りを歩いてるのを見かけた

Excuse me talking   ちょっと ぶしつけな話で悪いけど、
"I wanna, marry you"   「俺 きみと結婚したいんだ」 (笑)
This is the seventh heaven street (to me)  ここは俺にとって 七番街のヘヴン(天国)通り
Don't you seem so proud  そんな すまし顔するなよ
You're just another angel in the crowd  きみはどこにでもいる 人混みの中の天使なんだから

And I'm,   そして 俺は(ロンドンの)
Walking in the wild west end  荒れた 西の外れを歩いてる
Walking in the wild west end  ワイルドなウェスト・エンドを歩いてる
Walking with your wild best friend  きみのワイルドなベスト・フレンドと歩いてるんだ


And now my -   それから今、 俺の
conductress on the number nineteen,   (バスの)女車掌は 19番線に乗っている
She was a honey   彼女は 俺の恋人だった
(She was a honey)   (俺の恋人だったんだ)
Pink toenails and hands all,  ピンクの足の爪と 手(の爪)は全て、
dirty with the money    (乗車賃の)金(かね)で 汚れてる
Greasy, greasy, greasy hair, easy smile  脂でベタベタした髪の毛と、 穏やかな微笑みは
Made me feel nineteen for a while しばらくの間、俺を19歳の頃みたいな気分にしてくれたんだ

And I went down to, Cha, Cha, uh, uh, Chinatown  それから俺は 中華街へと行ってみた
In the backroom it's a man's world   そこの舞台裏は 男たちの(ギャンブルの)世界さ
All the money go down   あらゆる金(かね)が 動いてるんだ
Duck inside the doorway,   ドアの向こう側には いいカモがいて、
(gotta) duck to eat    カモ(は食いもの)にされるけど
Just ain't no way   そんなことには ならないさ
You and me, we can beat  お前と俺と、 俺たちなら 勝てるから

Walking in the wild west end  アブナイ 西の外れを歩いてる
Walking in the wild west end  ワイルドなウェスト・エンドを歩いてる
Walking with your wild best friend  お前のワイルドなベスト・フレンドと歩いてるのさ


Now eh, a gogo dancing girl,  そして今(クラブで)、 セクシーな衣装とポーズで踊る娘を
yes, I saw her   そう、 俺は彼女を(前にも)見たことがある
The deejay, he say,  司会役の DJ(ディスク・ジョッキー)が言うには、
"here's Mandy for ya"  「これからお目にかけるのはマンディです」
I feel alright,   俺は気分が良くなって、
saying now, Do that stuff   例のアレをやってくれ、って言ったんだ
She's dancing high I move on by  彼女の踊りは最高潮だけど 俺は立ち去ることにした
The close ups can get rough (ライトで)クローズアップされ 荒っぽい歓迎を受けそうだったから

When you're, walking in the wild west end  お前と ヤバイ西の外れを歩いた時に
(Walkin' it, Walkin' it)
Walking in the wild west end   ワイルドなウェスト・エンドを歩いてる
(Walkin' it, Walkin' it)
Walking with'cha wild best friend  お前のワイルドなベスト・フレンドと歩いてるんだ

(Walkin' it, Walkin' it)


※ step out: 外へ出る、外出する。 席を外す、ちょっと出かける。
※ Angelucci: アンジェルッチ(イタリア人の苗字)。 イタリアン・コーヒーといえば深炒り焙煎のエスプレッソでしょう。
※ check out: (話)調べる、調査する。 stepping out と checking out と並べて韻を踏んでいる。
※ Barocco: ポルトガル語で「歪んだ真珠」の意味で、「バロック」の語源。 Baroque とも表記。
ちなみに "Bar" はイタリア読みだと「バール」で、エスプレッソなどが飲めるのが「カフェ・バール」。イタリア人は小さなカップでエスプレッソを一日に7~8杯は飲むとか。

※ steel guitar: (音楽)スチール・ギター奏法。 スライド・バーを使ってスライド・ギター演奏を行うこと。 元々スライド・バーはスチール製の管を薬指にはめて演奏したのでそう言う。 現在ではガラス製のスライド・バーもあり、壜の口を指にはめて演奏するスタイルをボトル・ネック奏法とも言う。
※ pick-up: (エレクトリック・ギターなどの)ピックアップ。(ギターの弦の振動を電気信号に変換して、アンプを通して増幅した音を出す装置)
※ ya: you を詰めた形。
※ just another: よくある、 ありふれた、 月並みの。
※ in the crowd: 人混みの中の、 群集の中にいる。
※ best friend: (無二の)親友。一番の味方。 前の "west end" と並べて韻(いん)を踏んでいる。

※ conductress: (バスや電車の)女車掌。 検札係。(切符切り係)
※ toenail: 足の指の爪。
※ greasy: グリースを塗ったような、 ベタベタした、 脂っぽい、 脂で汚れた。 "easy" と並べて韻を踏んでいる。
※ easy smile: 穏やかな微笑み。 ゆったりした笑み。

※ go(went) down: 下る。 道を進む。 俗語で「出来事が)起る。 "come over go down" だと「大もうけする」とか「大当たりをとる」
※ backroom: 裏(秘密)の部屋。 舞台裏(での取引き)
※ (There's) just no way: そんなこと、あるわけがない。
※ can beat: 叩きのめせる、 倒せる、 勝てる、 やっつけられる。

※ gogo dancer: (俗語)「ゴーゴー・ダンサー」はナイトクラブなどで、きわどい衣装でセクシーなダンスを披露する踊り子のこと。 60年代のゴーゴー・ダンスではない。
※ here's ... for you: (プレゼントなどを渡す時に)これはあなたへの~です。 DJ の場合は、「これからお届けする(曲)は~です」
※ I feel alright (= all right): 気分が良くなる。
※ move on: 立ち去る、立ち退く。 先に進む。
※ get rough: ひどい扱いを受ける、 乱暴にされる。 (手などが)荒れる。       

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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