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336. God Says Nothing Back ゴッド・セズ・ナッシング・バック

God Says Nothing Back ゴッド・セズ・ナッシング・バック : 
The Wallflowers ザ・ウォールフラワーズ

 ザ・ウォールフラワーズ2005年のアルバムから、セカンド・シングルとなったこの曲を選んでみました。 ヒット・チャートにはかすりもしませんでしたが、好きな曲なので紹介いたします。


Rebel, Sweetheart
Alubm : Rebel, Sweetheart
  レベル、スウィートハート

Released: 2005
Written by: Jakob Dylan (ジェイコブ・ディラン)
Produced by: Brendan O'Brien (ブレンダン・オブライエン)

  ザ・ウォールフラワーズ (ジェイコブ・ディラン)
The Wallflowers (中央:ジェイコブ・ディラン)
について:  

 ザ・ウォールフラワーズはジェイコブ・ディランを中心としたグループで、1996年のセカンド・アルバム「Bringing Down the Horse」(ブリンギング・ダウン・ザ・ホース)と、ヒット・シングルとなった「One Headlight」(ワン・ヘッドライト:138回目)で注目されることになりました。
 でもそれ以降はこれといったヒット曲もなく、2000年代に発表した三枚のアルバムの売上げは下降線をたどり、ウォールフラワーズはこのアルバムを最後にレコード会社との契約は終了し、以来グループとしてのアルバム製作はしていないようです。
※追記: 今年(2012年)の9月には新譜が出るとのこと。 (コメント欄参照)

 ジェイコブ・ディランは父親のボブ・ディランよりも、むしろトム・ペティやブルース・スプリングスティーンといった人たちの影響を受けているようで、それはこのアルバムからのファースト・シングル
Beautiful Side Of Somewhere」(ザ・ビューティフル・サイド・オブ・サムウェア)を聴いてみると良く分かります。 そうしたストレートなロックンロールを演(や)っていても2000年代に受けるはずもありませんが、私のようなオジさんの耳には心地よく響いてくるのですね。
 このアルバムでは終わりの方にHow Far You've Come」(ハウ・ファー・ユーヴ・カム)というバラードも収められていて、なかなか良く出来た作品に仕上がっていると思うのですが、アメリカのアルバム・チャートでは最高でも40位までしか上らず、ウォールフラワーズはレーベルとの契約を更新できませんでした。 2007年にはメンバーのラミ・ジャフィーが脱退し、ジェイコブ・ディランはソロとしての活動が多くなっているようです。

 この曲の歌詞も抽象的で訳しにくい詩の一つでしたが、「大体こんな感じかな」―という自分なりの解釈でまとめてみました。 いわゆる「サビ」に当たるコーラスの部分が無く、淡々と歌われる歌詞からぼんやりと、凍(い)てついた冬の朝や、晩秋の墓地(ぼち)の情景などが浮び上ってきます。



●The Wallflowers●
  Jakob Dylan (ジェイコブ・ディラン): vocals and guitar and songs written
  Rami Jaffee (ラミ・ジャフィー): keyboards and vocals
  Greg Richling: bass guitar
  Fred Eltringham: drums and percussion

  ●歌詞と対訳●
[1]
Seems like the world's gone underground  世界はまるで 地の底に沈んでしまったように思える
No gods or heroes dare to go down   神々や英雄たちでも あえて降りて行かないところまで ※
Teardrops from a hole in heaven come  涙(のような雨粒)が 空の裂け目から降りそそぐ
Overhead like ravens -   頭上から 漆黒の鴉(カラス)みたいに、 ※
dropping down like bombs   まるで爆弾のように 舞い降りてくる

Through the mornings silver frosted glow     明け方の 銀色の霜に覆われた輝きの中で ※
God says nothing back but I told you so  ぼくの問いかけに 「神」は何も応えてくれなかった ※
I told you so         ぼくの問いかけに対して

[2]
God bless the void of my daydreams   ぼくの空虚な白昼夢に 神の祝福あれ ※
Head back in the snow making angel wings  雪の中を引き返すと (足跡が)天使の翼を描いてた
As slow motion dancing lights at dawn   夜明けの光が まるでスローモーションの様に踊ってる
Sail beneath a burning yellow sun   燃上がる黄色い太陽(の光)を (背中という)帆に受けて

I'm calling out from the deep ends of my bones   ぼくは身体の奥底から 叫んでみたけど ※
Time says nothing back but I told you so   ぼくの問いかけに 「時」は何も応えてくれなかった
I told you so         ぼくが そう問いかけても

[3]
Still waters rising in my mind  ぼくの心の中は まだ潮が満ちたまま(の状態)で ※
Black and deep smoke behind my eyes   黒くて深い靄(もや)が ぼくの瞳から光を覆い隠す
Last night I could not sleep at all   昨夜は まったく眠ることができず ※
I hallucinated that you were in my arms   きみがぼくの腕に抱かれているような 幻覚を見た ※

To be in your heart I failed my own   きみの恋人になろうとして ぼくは自分を駄目にしたのか ※
Love says nothing back but I told you so  ぼくがそうたずねても 「愛」は何も応えてくれなかった
I told you so         ぼくが そうたずねても

(間奏)

[4]
Still here re-climbing every rung  まだここにいて すべての段階を もう一度よじのぼってみる ※
Someone saw something    誰かが 何かを見たと
Now Someone speak up   今 誰かが声高(こわだか)にしゃべってる
Back over the rotted bridge I cross   腐りかけた橋を渡って ぼくは元へと引き返す

Open up these graves, let these bodies talk 墓を開いて、その屍(しかばね)たちに語らせてやれ
Buried under leaves blood red and gold  血の様な赤や金色の落葉の下に 埋もれている者たちに
Death says nothing back but I told you so  ぼくがそう話しても 「死」は何も応えてくれなかった
I told you so         ぼくが そう話しかけても



※ dare to: あえて、思い切って、怖れずに~する。
※ raven: (crow より大きな)ワタリガラス。 死や疫病を予知する不吉な鳥とされ、羽根の色は「漆黒の」とか「ぬれた羽根色の」といった形容に使われる。
※ morning: (詩語)夜明け。 暁(あかつき)。 二番の歌詞からみても、「夜明け」とする方が自然のようです。
※ say something back: 「何かを言い返す」。 この場合は "says nothing back" だから、「何も返事がなかった」となります。

※ God bless...: ~に神の祝福を。 ~の幸運を祈る。
※ call out: 叫ぶ。 大声で呼ぶ。
※ deep end of..: ~の一番深い場所。
※ bones: (複数形で)身体。 骨格。 この場合、「骨」では意味がおかしくなります。

※ water rising: 水位の上昇。
※ at all: まったく~でない。 少しも~でない。
※ hallucinate: 幻覚を起す。 そこにないものを知覚する。
※ to be: ~になる。 "To be in your heart" だと「きみの心にかなう(ふさわしい)ものになる」くらいの感じでしょうか。 訳しにくいところです。    
※ rung: (はしごの)段、横木。 段階(だんかい)。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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ご子息もシンガーとは。

お邪魔致します。
ボブ・ディランさんのご子息もシンガーだったのですね。
初めて知りました。
ボブさんの歌は、好きなのですがぁ、声が苦手なのです。
ご子息のほうがワタクシには魅力的に聞えます。(笑)
教えて頂き有難うございました。

Re: ご子息もシンガーとは。

> ボブ・ディランさんのご子息もシンガーだったのですね。
> 初めて知りました。
> ボブさんの歌は、好きなのですがぁ、声が苦手なのです。
> ご子息のほうがワタクシには魅力的に聞えます。(笑)

ボブ・ディランは家族のことを何も語りませんが、息子の方も親の力を借りずに頑張っています。
ウォール・フラワーズがグラミーを受賞した年はボブ・ディランも別の賞にノミネートされていて、親子でのダブル受賞となりました。

私もボブ・ディランのだみ声は苦手で、どちらかというと他の人が歌ってくれる方が聴きやすいです。
丁度"Make You Feel My Love" という曲を訳したところですが、これも色んな人たちがカヴァーしているので、そのうち機会があれば紹介したいと思っています。
コメントありがとうございました。

ウォールフラワーズ新譜

初めまして。
ウォールフラワーズの新譜がコロムビア・レコーズから9月発売予定ですよ~♪ラミ(キーボード)グレッグ(ベース)の旧メンバーと「レベル~」のギタリストのステュアート・マシアス、あと、ドラムはパール・ジャムのジャック・アイアンズを加えた5人でこの1月にレコーディング開始。発売前のツアーが6月下旬からぼちぼち始まってます。私は、7月27日シカゴでのライブに夏休みを取っていく予定です。(どうか、急な仕事が入りませんように!)新譜、もうちょっと売れるとうれしいんですけどねぇ。

Re: ウォールフラワーズ新譜

> ウォールフラワーズの新譜がコロムビア・レコーズから9月発売予定ですよ~♪
それは良かったです。 こうした良質な音楽をやっているバンドがそのまま消えてしまうのは惜しいので、再契約ができてうれしい限りです。

> 発売前のツアーが6月下旬からぼちぼち始まってます。私は、7月27日シカゴでのライブに夏休みを取っていく予定です。
いいですね~。 私は老母の介護をしているので歩いて30分の範囲内でしか移動できませんが、もしライヴに行けたならその時の様子などを記事にしていただけるとうれしいです。

> 新譜、もうちょっと売れるとうれしいんですけどねぇ。
私もそう思います。 メガ・ヒットでなくても、バンドとしての活動が続けられる範囲で売れてくれることを願います。 それで微力ながらも、こうしてブログで紹介している訳なのですが・・・

コメント、ありがとうございました。

the wallflowers live

ご無沙汰してすみません。

ウォールフラワーズの新譜の発売が本国アメリカでも1週間を切りました(アメリカでは10月9日、日本は10月24日)。今回はプロモーションも大分活発なようで、テレビ・ラジオ出演が続いています。
ウォールフラワーズのfacebookにいろいろリンクがはってありますが、今日出たもので、1時間ほどのライブ映像のリンクが、

http://budurl.com/439j

です。"LIVE ON LETTERMAN" での生演奏をWEB上で生で流した映像(livestream というのでしょうか)が見られます。新曲とおなじみの曲が聴ける構成の、力強いライブです。新曲以外はどうしても2ndアルバムからのものが多くなってしまうのが少し物足りない、と言えなくもないですが、とても良い演奏でしたので、ぜひのぞいてみてください。

Re: the wallflowers live

こんにちは。 素晴らしいライヴ映像を紹介していただき、ありがとうございます。
ちょっと見てから返信するつもりが、結局最後まで通して聴いてしまいました。
私は介護で中々外出する機会が無いので、こうした映像をヘッドフォンで聴いているだけでもちょっとしたトリップができます。

このライブでは、キーボードの Rami Jaffee とベースの Greg Richling の他に、メンバー紹介によると"Red Letter Days" で参加していた Stuart Mathis が戻ったようですね。
彼のギター・プレイは、そのスタイルも含めてカッコ良かったです。
ラミはキーボードの他に、アコーディオンも弾くのですね。

先ほどAmazon.で検索してみたら、新作の "Glad All Over"(グラッド・オール・オーバー)は輸入版が来週発売予定となっていましたが、国内版が2,520円なのに対し輸入版が1,014円と半値以下だから、たぶん購入するとしても輸入版になるでしょう。
ライブ映像を観た限りではバンド・メンバーとの息も合っているようだし、アルバム・ジャケットがメンバー全員の後姿であることからも、バンドとしての音を大切にしたものになっているのではないかと思っています。

このブログは二ヶ月ほどコメントが無くほとんど開店休業状態でしたが、久しぶりにコメントが付いてうれしかったです。 どうもありがとうございました。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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