333. Worn Me Down ウォーン・ミー・ダウン

Worn Me Down ウォーン・ミー・ダウン : Rachael Yamagata レイチェル・ヤマガタ

 Rachael Yamagata (レイチェル・ヤマガタ)2004年のデビュー・アルバムから、シングルとなったこの曲を選んでみました。 ビルボードのアダルト・ホット40で33位くらいの中ヒットにはなっているようです。


Alubm : Happenstance
  ハプンスタンス
(試聴可)
Released: June 2004 (US), Sept. 2004 (Jp.), May 2005 (UK)
Written by: Rachael Yamagata (レイチェル・ヤマガタ)
Produced by: John Alagia

  レイチェル・ヤマガタについて:
Rachael Yamagata
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 彼女は「ヤマガタ」という名前からも分かる通り、日系三世で弁護士の父親と、イタリア系で画家の母親との間に生れた日系四世とのことです。 幼い頃に両親が離婚したため、双方の家庭を行き来する生活を送っていたとか。 Benji(ベンジ)という日本人みたいな名前の双子の兄弟もいるそうですが、それだけでも普通とはちょっと違う性格が形成されそうな環境で育った訳で、本人には悪いのですがその方が傍(はた)から見ている分には面白いのですね。 ハーバード大学出の弁護士という真面目そうな父親と、情熱的なイタリア人芸術家の母親がどう結びついたのかは分かりませんが、それだけでも一つの混沌といえるでしょう。

 彼女は写真ごとに別人のように写っているのでどれが素顔なのか良く分かりませんが、アルバムでも曲ごとに違う表情を見せているのが興味深いです。 多面的な性格なのでしょうが、まだ固まってない方が聴いていて楽しいですしね。

 彼女自身の ホームページ によると、今月(5月)の19日と20日に韓国でLIVEを行い、翌21日には大阪、23日には東京でのビルボード・ライヴがあって、その日の昼には東京のInter FM にも出演していました。 私は名前くらいしか知らなかったのですが、もっと早く聴いていれば良かったなと思い(いつも)、遅ればせながらブログで採り上げてみた次第です。

 「Gone, she's gone」という歌詞で始まるこの曲は、一瞬誰かが死んだのかと思いましたが、どうやら全てを捧げるほど好きな男性がいるのに、彼氏には別の彼女がいて、その彼女が彼のもとを去って行ってしまった、―という内容のようです。 サビの部分で声が裏返るところなど、彼女の激しさの一面を垣間見るようですが、心の中がストレートに伝わってくるような歌詞や歌い方には好感が持てます。 届かぬ片思いに悩んでいる人には、共感できるフレーズもあるのではないでしょうか。



Worn Me Down 『ウォーン・ミー・ダウン』を聴く: (3:42)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

Gone, she's gone   いなくなった、 彼女は去ってしまった
How do you feel about it?   それって どんな気分? ※
That's what I thought   そうだろうと思ったわ ※
You're real torn up about it  あなたの胸が 今にも張り裂けそうでも ※

And I wish you the best   あなたがうまく行くことを 祈ってるわ ※
But I could do without it   わたしなら そんなもの無くてもやっていけるけど ※
And I will, because you've worn me down  でも、そう、あなたはわたしを疲れさせたから
Oh, I will, because you've worn me down   そうよ、あなたはわたしをボロボロにしたから

(Chorus)
Worn me down like a road   まるで道路みたいに すり切れてしまった ※
I did everything you told   あなたには わたしのすべてを話したけど
Worn me down to my knees   (今は)膝が崩れそうなくらい 疲れきってる ※   
I did everything to please   あなたを歓ばせることは 何でもやったのに ※

But you can't stop thinkin' about her  でもあなたは 彼女のことが忘れられない ※
No, you can't stop thinkin' about her  そう、彼女のことが まだあきらめきれないのね  

And you're wrong, you're wrong  思い過ごしよ、 あなたが間違ってるわ
I'm not over-reacting   わたしは(そんなことで) 大げさに騒いだりしない
Something is off   何かが おかしくなっても (うまく行かなくても)
Why don't we ever believe ourselves?   いつも 自分自身を信じるようにしない? ※

And I, oh, I...     そうね、 わたし、
I feel that word for you  その言葉は あなた向きだと思うわ
And I will, because you've worn me down  でも、そう、あなたはわたしを疲れさせたから
Oh, I will, because you have worn me down  そうよ、あなたはわたしをクタクタにさせたから

(Chorus)
Worn me down like a road   まるで道路みたいに ボロボロになって
I did everything you told   あなたには わたしのすべてを話したのに
Worn me down to my knees   膝が崩れそうなくらい (いまは)疲れ果てて   
I did everything to please   あなたを歓ばせるために あらゆることをしてきたのに

But you can't stop thinkin' about her  でもあなたは 彼女のことが忘れられない
No, you can't stop thinkin' about her  そう、彼女のことが まだあきらめきれないのね

(Bridge)
She's so pretty; she's so damn right   彼女はとてもきれいな人ね; そうよ、その通りよ ※
But I'm so tired of thinkin' about her again tonight 
     でも今夜は疲れ果ててしまって もう彼女のことなんか 二度と考えたくないの

(Chorus)
Worn me down like a road   まるで道路みたいに すり減ってしまった
I did everything you told   あなたには わたしのすべてを話したのに
Worn me down to my knees   膝が崩折れそうなくらい すっかり疲れ果てて   
I did everything to please   あなたを歓ばせるためには 何でもやったのに

Worn me down like a road   まるで道路みたいに ボロボロになって
I did ever-everything you told to me to do  あなたにはいつも、わたしのしたこと全てを話したのに
But you... can't stop thinkin' about her  でもあなたったら 彼女のことが忘れられずにいる

No, you can't stop thinkin' about her  そうよ、彼女のことが どうしてもあきらめきれないのね
No, you can't stop thinkin' about her  そう、彼女のことが まだあきらめきれずにいる
No, you can't stop thinkin' about her  そうよ、彼女を思う気持ちを あなたは止められないのね



※ How do you feel (about it) :「気分はどう?」、「(それについて)どう思う?」、「具合はいかが」
※ That's what I thought :「そうだろうと思った」、「そう(言うと)思った」
※ torn up :胸が張り裂ける、断腸の思いがする、心がズタズタになる。
※ I wish you the best :(手紙などの結びで)「あなたの幸運を祈ります」、「あなたのご活躍をお祈りします」、「あなたがうまく行きますように」といった、他人事のような決まり文句。
※ I could do ... : そんなこと~だってできる。(眠っていてもできる、目をつぶってもできる等、簡単にできること)

※ worn down : worn は wear の過去分詞だから、元々は服が磨り減ったりくたびれたりすることで、worn down だと「疲れ果てる」とか「やつれ果てる」といった意味になる。 
※ Worn me down to my knees :直訳すると「ひどく疲れて(それが)膝まできている」ですが、詩的でないのでこんな風に訳してみました。
※ do anything to please : ~を喜ばせる(満足させる)ためには何でもする。
※ you can't stop thinking about her : これも直訳すると、「あなたは彼女のことを考えるのをやめられない」となります。試験の答案にはそう書きましょう。

※ Why don't we : ~しませんか?。 ~しない?
※ ever believe (in) : いつも(いかなる時も)~を信じる。
※ damn right :(米俗)まったくその通り。 まさにそうだ。


 記事の編集

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

No title

すばらしい訳。
わかりやすく、せつなさが伝わります。

Re: No title

これは4年ほど前の記事になりますが、この曲にコメントが付くとは思いませんでした。
有名・無名を問わず、自分が聴いて良いと思える曲を採り上げるようにしているので、一人でも共感して下さる方がいてうれしく思います。
コメント、どうもありがとうございました。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

全記事タイトル表示リンク

全記事タイトルを表示

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
FC2カウンター
フリーエリア


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

Mail Form:メールフォーム

リンク
電子書籍
Amazonから電子書籍を出版しました
QRコード
QR
RSSリンクの表示