322. My Secret Place マイ・シークレット・プレイス

My Secret Place マイ・シークレット・プレイス : Joni Mitchell ジョニ・ミッチェル

  ジョニ・ミッチェル1988年のアルバムからのファースト・シングルです。 出身地のカナダで44位になったくらいで大したヒットはしていませんが、ピーター・ガブリエルとの不思議なデュエットが楽しめます。


Alubm : Chalk Mark in a Rain Storm
レインストームとチョークの痕

Released: 1988
Written by: Joni Mitchell (ジョニ・ミッチェル)
Produced by: Joni Mitchell, Larry Klein (ラリー・クライン)

  ジョニ・ミッチェルについて:
Joni Mitchell
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

 この曲を含むアルバムには多くのミュージシャンが参加していて、曲によっては二人で歌ったり、トム・ペティとビリー・アイドルとの三人で大はしゃぎながら歌ったものもあります。 でもそこはジョニ・ミッチェルらしく普通のデュエット・アルバムとは違った仕上がりになっていて、最後の曲ではウェイン・ショーターのサックスと絡みながら歌っていました。 共同プロデュースとベースの演奏は、当時の夫君だったラリー・クラインによるものです。

 ジョニ・ミッチェルの書く歌詞は訳しにくいものの一つで、この曲も色んな意味にとれそうな部分が幾つかありますが、対訳は参考程度と考えて、なるべく原文の持つ言葉の響きやニュアンスを味わうようにして下さい。
 曲のサビのところで、"I was born and raised, in New York City" (私は生れも育ちもニューヨーク)―というフレーズが出てきますが、それをカナダ生れのジョニが歌うところが面白いです。 この部分は最初に聴いた時にゾクッとしたことを覚えていますが、二十年以上経った今でもその感覚は色褪せていません。

 ジョニ・ミッチェルとピーター・ガブリエルの二人の声が絡み合いながら、時に歌うパートを替えたりしながら歌っているところも不思議な感じがします。 これは恋する二人が同じことを考えていると、その人格も似たようなものになってくるということらしいのですが、当時はまだ熱々だったラリー・クラインとの関係を歌っているのでしょうか。
 このアルバムからは、以前 "Cool Water" (クール・ウォーター:168回目)を採り上げているので、興味があれば併せて聴いてみて下さい。 その曲ではウィリー・ネルソンとデュエットしています。


Joni Mitchell (ジョニ・ミッチェル) - vocals, guitar, keyboards
Larry Klein (ラリー・クライン) - bass
Manu Katché (マヌ・カッチェ) - drums
Peter Gabriel (ピーター・ガブリエル) - guest vocalist

Grooveshark で、My Secret Place 『マイ・シークレット・プレイス』を聴く: (5:03)

  ●歌詞と対訳●

I'm gonna take you to   あなたを連れて行こう ※
(My special place)    (わたしの 特別な場所へ)
It's a place that you   そこは あなたにふさわしいところ
(Like no one else I know)   (わたしの知ってる 他の誰とも違う人なら)
Might appreciate   その価値を 認めてくれるでしょう

I don't go there with anyone, but   わたしは誰とも そこには行かないけど、でも
(You're a special case)   (あなたの場合は 特別だから)
For my special place   わたしの 特別な場所のために
(My special place)   (わたしの 特別な場所)
For my secret place   わたしの 特別な場所のために

(My secret place)
For my secret place...


People talk to tell you something   人があなたに 何か言おうと話しかける
(Or to take up space)   (それとも 間を持たせるために)
Guess I'm only talking   わたしは ただ話しているだけだと思うけど
(To be talking to your pretty face)  (あなたの きれいな顔のことを)

I don't talk much to anyone, but   わたしは誰とも それほど話はしないけど、でも
You're a special case   あなたの場合は 特別なの
(For my special place)   (わたしの 特別な場所のために)
My secret place    わたしの 秘密の場所

I was born and raised   わたしは 生れも育ちも
In New York City   ニューヨーク市だった
I'm just getting used to Colorado-   やっとコロラドにも 慣れてきてたけど、
Oh, street bravado   あぁ、この街の通りにあふれる 空威張りや強がりが ※
Carry me       わたしを (そこへと)連れて行く

Why did you bring me to   なぜ わたしを連れて来たの
A place so wild and pretty?   自然のままの きれいなこの場所へと  
Are there pigeons in this park-   この公園に 鳩たちはいるのかしら
Muggers after dark-   暗くなったら 強盗が出るのかしら
In these golden trees-   黄金色の 木々の中に

(In the secret place, in the secret place)

In my, my secret space   わたしの 秘密の場所で
In the secret        秘密の
In my, my secret space    わたしの 秘密の場所で
In the secret ...        秘密の・・・


I'm gonna take you to   あなたを 連れて行こう
(My special place)   (わたしの 秘密の場所へ)
It's a place no amount of hurt and anger -   そこは 苦痛や怒りであろうとも ※
Can deface       人を損ねることが できない所      
I put things back together there   そこでは 壊れた物でも 元通りにできるの ※
It all falls right in place-   落として割れた物でも 問題ないわ   
(In my special space    (わたしの 特別の場所
My special place)     わたしの 特別な場所では)  

Once I saw a film   かつて 観たことのある映画
In New York City    ニューヨーク市にいた頃に
That was shot in Colorado-   それはコロラドで 撮影されたもので
Girl meets desperado   娘が 無法者と出会う(というストーリー)
In the trembling mountain trees  山の木々が 震えている中で(の話) 

Out of all of the girls that you see  あなたが出合った 多くの女の子たちと
In bleachers and cafe windows   (スタジアムの)観覧席とか カフェの窓辺で ※
Sitting-flirting with someone   誰かと一緒に座って (その娘と)ふざけながら ※
Looking to have some fun   ちょっとは楽しんでいるように見えたのに ※
Why did you pick me?    あなたはなぜ このわたしに声をかけたの? ※

For the secret place   この秘密の場所に(連れて来るのに)
(For the secret place)

In my, my secret space   わたしの 秘密の場所へ
In the secret place   秘密の場所の中へ
In my, my secret space   わたしの 秘密の場所へ
In the secret ...    秘密の・・・


※ gonna = (話し言葉) going to (~しようと思う、~するつもりだ)
※ bravado: 虚勢、強がり、空威張り。 強がりの行動。 (スペイン語)自慢、得意。
※ mugger: (戸外で人を襲う)強盗。
※ no amount of: ~ですら...でない、 いくら~しようと...できない。

※ deface: ~(の外観)を損なう。
※ back together: (壊れた物を)元通りにする。

※ bleachers: (競技場の)観覧席、外野席。
※ flirting: (異性と)いちゃつく。 (異性を)誘惑する。
※ have fun: 楽しむ。
※ pick me (up): (異性との)デート。 ナンパする。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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ありがとうございました

何となく心地よくて開放感があって好きな曲ですが
歌詞の内容が気になってこちらのブログにたどり着きました。

訳詞を見ながら聴くと不思議な感じが増しますね。
ジョニ・ミッチェルの曲を、歌詞を気にせず聴いていた事を反省しました。

どうもありがとうございました。

Re: ありがとうございました

ジョニ・ミッチェルは日本ではあまり人気がありませんが、好きなミュージシャンの一人なので時々採り上げています。
独特な歌詞を書く人ですが、英語だと日本ではあまり通じないから、良さが分かりにくいのかもしれません。
難解な歌詞が多いので、訳すのが難しい人でもありますが・・・

コメント、ありがとうございました。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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