307. Old Friends オールド・フレンズ

Old Friends オールド・フレンズ  : Everything but the Girl エブリシング・バット・ザ・ガール

 エブリシング・バット・ザ・ガールとしては6枚目の、初のセルフ・プロデュース・アルバムから、今回はオープニングに収録されているこの曲を選んでみました。


Album : Worldwide (Import)
/ ワールドワイド (紙ジャケ)

Released: 1991
Written by: Ben Watt (ベン・ワット)
Produced by: Everything But the Girl
 エブリシング・バット・ザ・ガール:
Ben Watt & Tracey Thorn
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 エブリシング・バット・ザ・ガールは以前、「Love Is Strange」(ラブ・イズ・ストレンジ:249回目)のカヴァー曲で採り上げたことがありますが、今回は彼らのオリジナルです。 
この曲は 「Twin Cities」(ツイン・シティーズ)とのカップリングでシングル・カットされました。 「Twin Cities」も軽快で楽しい曲ですが、今回はメロディのきれいなこちらを採り上げてみます。

 今から20年前の1991年というと、アメリカでは「グランジ」と呼ばれる人たちが登場して騒がしくなっていた頃ですが、一方のイギリスではそうした流れとは全く無関係にこうした音楽も作られていました。 派手さはありませんが、今聴いても古さを感じさせず、爽やかな風が吹き込んでくるような気分にさせてくれます。

 タイトルの 「Old Friends」(オールド・フレンズ)は辞書を引くと「旧友」くらいの意味になりますが、ここでは「懐かしい人」とか「大切な人」くらいの感じで訳してみました。 「Company」(仲間・友だち)もそうですが、歌の中で恋人みたいな感じで歌っている場合は「友だち」ではおかしいので、自分なりに頭をひねってしっくりする言葉を見つけないと、訳詞としては意味が伝わりにくくなります。
 更にこの歌詞は曲に合わせて途中で区切っているから、次のライン(行)を聴かないと意味が分かりにくくなっています。 歌詞の末尾を見ると、"years" と "ears"、"us" と "bus"、"he" と "me"―と似たような発音の言葉を並べて韻(いん)を踏んでいるのが分かるでしょう。 冬の歌だから年末までとっておいても良いのですが、夏に聴くのも涼やかでよいのではないでしょうか。


Tracey Thorn (トレイシー・ソーン) : Vocals, Background vocals
Ben Watt (ベン・ワット) : Synthesizer, Guitar,, Digital piano, Background vocals

Ralph Salmins : Cymbals, Percussion

Grooveshark で、Old Friends 『オールド・フレンズ』を聴く: (3:47)

  ●歌詞と対訳●

Not for the first time,  これが初めてじゃないわ
I look back - on all those years   これまでの月日を振り返るのは
Not for the last time,  これが最後じゃないわ
names will ring - in my ears  わたしの耳に その名前がこびりついて離れないのは

When there was just a gang of us  彼がただ 私たちの遊び仲間の一人だった頃は
Storming the town by train and bus  電車やバスで 街中をはしゃぎ回っていたものよ
A moment of thought this heart, sends -   この心の 思いのひと時を 
to old friends    懐かしい人に送るわ


Not for the first time,  これが初めてじゃないわ
I look back - on my first love   私の初恋を 振り返るのは
Unable to speak or think or move -  話したり、考えたり、行動したりできないの
hand in glove    (あなたと)一つになって ※

But what of it now and where is he  でも彼は 今どこで何をしているのかしら
He who once meant so much to me  あの頃の彼は 私にとって大切な人だったけど
Because you're not,   でもあなたには そうじゃなかったから、
I can't pretend -    今の私は 強がったりできないの  
now old friends       あの懐かしい人に


I was told love should hold old friends  愛は大切な人を 支えるものだって聞いたわ
I was told love should hold old friends  愛は大切な人を 心に抱(いだ)くものだって
But when you leave,     でもあなたが去る時、 
you will close the door -   あなたは扉を閉ざすでしょう
behind you     あなたの後ろの(ドアを)         
Don't you always    あなたって いつもそうでしょう
And time won't make amends -   そして時は 償いをしてくれなかった ※
to old friends     大切な人に


Standing here with my arm around you - 私の腕をあなたにからめ ここに立てば
life's moved on     人生は (また)動き始め
And all its borderlines -   あらゆるボーダー・ライン(境界線)は、
are being redrawn    (新しく)引き直される

The winter has come, the roads are white  冬がやってきて道路は(雪で)白く覆われ
Everyone's home late tonight  誰もが家路に就くのが遅くなる (特別な日の)今夜
May we stay or will it depend -  私たちは(今夜)泊まるか、それとも場合によっては
as old friends     大切な友だちでいるか
In the end,     結局は、 ※
still ... old friends    まだ・・・ 友だちのままでいるか

Oh, old friends   大切な友だちで、
old friends    友だちのままで・・・



※ hand in glove: 直訳すると「手袋の中の手」で、よく言えば「一つになって」とか「親密になって」、悪く言えば「ぐるになって」。
※ make amends to:(人)に償いをする。
※ In the end: 結局、ついに。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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