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302. Brothers in Arms ブラザーズ・イン・アームス

Brothers in Arms ブラザーズ・イン・アームス : Dire Straits ダイアー・ストレイツ

 ダイアー・ストレイツ’85年の大ヒット・アルバムから、アルバムの最後に収められているタイトル曲です。


Alubm : Brothers in Arms
  ブラザーズ・イン・アームス

Released: 14 October, 1985
Written by: Mark Knopfler (マーク・ノップラー)
Produced by: Neil Dorfsman (ニール・ドーフスマン), Mark Knopfler

  ダイアー・ストレイツについて:
Dire Straits '85 (左上:マーク・ノップラー)
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 Resonator guitarリゾネーター・ギター)をジャケットにあしらった5枚目のアルバムは、本国のイギリスを始めアメリカやヨーロッパ諸国でも1位を獲得し、バンドにとって最大のセールスを記録しました。

 ’81年にCD(コンパクト・ディスク)が登場してから、この頃は丁度レコードからCDに移行する過渡期に当たり、このアルバムはレコードよりCDの方が売れた最初のものということです。 それだけでなく、レコードよりCDの収録時間の方が長いということでも最初のアルバムとなりました。 私が持っているのは古いレコードですが、今回聴き比べてみたらLPよりも長い曲が4曲ほどありました。 これまで発売されたこのアルバムの中にはA面とB面のあるレコードと、片面のみのCDとで曲の配列が違っているものもあります。

 この曲は3枚目のシングルとして英国連邦の一部やアイルランドでのみリリースされたようですが、これも初のCDシングルということで、英16位、アイルランド10位、ニュージーランドでは5位となりました。
 戦争の悲惨さと愚かさを歌ったこの曲は、1982年に フォークランド諸島 の領有権をめぐって英国とアルゼンチンの間で勃発した フォークランド紛争 の犠牲者を悼(いた)む内容となっています。 戦争反対を声高に叫ぶのではなく、むしろ静かなつぶやきにも似た歌い方ですが、その心の裡のすべてをギターが代弁しているようです。 もっともここで弾いているのは Gibson Les Paul (ギブソン社のレス・ポール)のようで、1992年の "On Every Street" ツアーでは "Pensa-Suhr MK1" というカスタム・モデルでこの曲を演奏したとか。

 この曲も7分近い アルバム・ヴァージョン や6分のものなど、幾つかのヴァージョンがありますが、ここでは「The Best of..」という2枚組みのベスト版に収録されているヴァージョンを選んでみました。
 タイトルの 「Brothers in Arms」 ですが、 "Arms" は「腕」ではなくこの場合「武器」とか「兵器」ということで、『戦友』 という意味の熟語になっています。 人類が同じ先祖から生れた兄弟だとすれば、戦争というのは正(まさ)しく兄弟同士で殺し合いをしているようなものですから・・・


Band personnel ('85)
  Mark Knopfler (マーク・ノップラー): guitars, vocals
  John Illsley (ジョン・イルズリー): bass, vocals
  Alan Clark (アラン・クラーク): keyboards
  Guy Fletcher (ガイ・フレッチャー): keyboards, vocals
  Terry Williams (テリー・ウィリアムズ): drums

Additional personnel
  Omar Hakim: drums
  Jack Sonni: guitar
  Neil Jason: bass
  Tony Levin: bass

Brothers in Arms 『ブラザーズ・イン・アームス』を聴く: ("The Best of.."Version 4:55)

  ●歌詞と対訳●

These mist covered mountains  山々は 霧で覆(おお)われ
Are a home now for me   今では そこがぼくの居場所となっているけど
But my home is the lowlands  でも ぼくの実家は(スコットランドの)低地にあり ※
And always will be   ずっと(永遠に) そうあり続けるもの   
Some day you'll return to   いつの日か きみたちは戻れるだろう
Your valleys and your farms   きみたちの谷間へ きみたちの農場へと
And you'll no longer burn   その時はもう (戦場を)焼き尽くすこともないだろう ※ 
To be brothers in arms   (祖国の)戦友であろうとするために ※

Through these fields of destruction  その破壊された 戦場を通り抜け
Baptism of fire   厳しい試練を受けながら ※
I've witnessed (watched all) your suffering  ぼくはきみの(あらゆる)苦しみを目撃してきた ※
As the battles raged higher   戦いが 更に激しさを増し ※
And though they did hurt me so bad   敵が ぼくをひどく傷めつける
In the fear and alarm   その恐怖と不安の最中(さなか)にあって
You did not desert me   きみらは ぼくを見捨てたりしなかった
My brothers in arms   ぼくの 戦友たちよ

There's so many different worlds  この世には 様々な世界があり
So many different suns  そこでは それぞれに違った(場所で)太陽が輝いているけれど
And we have just one world   ぼくらの(住む)世界は たった一つのもの
But we live in different ones  でもぼくらは(それぞれ) 別々の世界に生きているんだ

(間奏)

Now the sun's gone to hell   日は もうすっかり地平深く沈んで ※
And the moon's riding high   月が 高く昇っている
Let me bid you farewell  きみたちにもう さよならを言わなければ ※
Every man has to die   すべての人は 死ななければならないから
But it's written in the starlight  でもそうしたこと(運命)は 星明りの中に書かれているし
And every line on your palm  その全ての行(線)は きみらの掌にも記(しる)されている
We're fools to make war   ぼくらは戦争をするために(集められた) 愚か者さ
On our brothers in arms   この戦場にいる 我々の戦友たちと戦うための 


※ the lowlands = the Scottish Lowlands:スコットランド低地。 イギリス・スコットランドの、ハイランド境界断層(the Highland Boundary Fault)の南部および東部の地域。名前が示すような低地だけとは限らず、南部高地(the Southern Uplands)のような山地も含まれる。
※ no longer: もはや~でない。
※ brothers in arms: 戦友。 この場合の "arms" は「武器」や「兵器」のことです。
※ baptism of fire: (忍耐や勇気などの)厳しい試練。 "baptism" はキリスト教の「洗礼」のこと。
※ witnessed: 「目撃する」。 曲によっては "watched all"(すべて見続ける)となっているヴァージョンもあります。
※ suffering: 苦しみや悩み。
※ rage: 激怒、逆上、憤怒。
※ go to hell: 地獄に落ちる、くたばる。 駄目になる、荒廃する、没落する。
※ bid: [古語] (挨拶や別れなどを)述べる、告げる。"I bid you farewell" 「さようなら」    

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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素晴らしすぎますね。マークノップラー

Re: タイトルなし

これは27年ほど前の曲で、日本ではほとんど知られていませんが、好きな曲なので採り上げてみました。
特に今夜みたいな月のきれいな夜になると聴きたくなります。
コメント、ありがとうございました。

No title

なぜか知名度がひくいんですよね。

この曲はー

うん、素晴らしい、傑作ですね、何度聞いてもそう思う。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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