298. Lyin' Eyes いつわりの瞳

Lyin' Eyes いつわりの瞳 : Eagles イーグルス

 イーグルス初の全米1位となった4thアルバムから、セカンド・シングルとしてリリースされた曲で、全米で2位のヒットとなりました。 1位になれなかったのは、当時エルトン・ジョンの曲が1位にあったからとか。


Japanese EP
Alubm : One of These Nights
  呪われた夜
(試聴可)
Released: 1975
Written by: Don Henley (ドン・ヘンリー), Glenn Frey (グレン・フライ)
Produced by: Bill Szymczyk (ビル・シムジク)

  イーグルスについて:
(L to R) Felder, Leadon, Frey, Meisner, Henley
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  

 イーグルスは5人のメンバー全員が曲が書けて、楽器が演奏できて、歌もうたえるというグループで、アルバムもオムニバスのようにバラエティに富んでいて楽しかったです。 ロック調の曲の時はドン・フェルダーが主にリード・ギターを弾き、この曲のようにカントリーっぽい曲の時にはブルーグラスをバック・グラウンドに持つバーニー・リードンがリード・ギターを担当していました。 バーニーはマンドリンも得意ですがこの曲ではドン・フェルダーが演奏して、リード・ヴォーカルはグレン・フライが務めています。

 イーグルスもこの頃までは民主制が保たれていて、メンバー全員の曲とヴォーカルが楽しめるのですが、このアルバムを最後にカントリー寄りだったバーニー・リードンが抜け、代わりのギタリストとしてジョー・ウォルシュが加入したことで一気にロック色を強めて行きます。 そして例の大ヒット・アルバムが誕生するのですが、その頃にはランディ・マイズナーが脱退して、オリジナル・メンバーはドン・ヘンリーとグレン・フライの二人だけになってしまいました。

 この曲は初期のイーグルスのように爽やかなカントリー・ナンバーとなっていますが、歌詞の方は金持ちの年寄りと暮らしながら若いボーイ・フレンドとの浮気を繰り返す小娘を皮肉った内容となっていて、爽やかさとは程遠いものです。 アルバム・ヴァージョンは長いのでラジオ向けの短いシングル・ヴァージョンもありますが、2番の歌詞を省いて3番の歌詞も後半は飛ばしているので、意味が分かりにくいものになっています。
→  Single Version (シングル・ヴァージョン)を聴く: (4:13)

Glenn Frey (グレン・フライ): Lead vocals, acoustic guitar
Bernie Leadon (バーニー・リードン): Lead guitar, backing vocals
Don Felder (ドン・フェルダー): Acoustic guitar, mandolin
Don Henley (ドン・ヘンリー): Drums, percussion, backing vocals
Randy Meisner (ランディ・マイズナー): Bass guitar, backing vocals
     Jim Ed Norman: Piano

Lyin' Eyes 『いつわりの瞳』を聴く: Album Version (6:22)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●
[1]
City girls just seem to find out early  都会の娘たちは 早い時期から見つけるようだ
How to open doors with just a smile  (男に)微笑みながら ドアを開けるという(ずるい)手口を
A rich old man and she won't have to worry  金持ちの中年男と暮す彼女は生活の心配は無いし
She'll dress up all in lace and go in style  彼女は流行りのレースで 身を飾り立てられるけど ※

Late at night a big old house gets lonely  夜も更けると 大きな古びた屋敷は寂しくなる
I guess ev'ry form of refuge has its price  そうした逃避のやり方は 全て代価を支払うものさ ※
And it breaks her heart to think her love is - only  彼女の胸は痛む 彼女の愛は、ただ
given to a man with hands as cold as ice   氷の様に冷たい男の手に与えているだけだと思うと

So she tells him she must go out for the evening  それで彼女は「夕方に出かけなくちゃ」と言う
To comfort an old friend who's feelin' down  「落ち込んでいる親友を 慰めてあげるために」と
But he knows where she's goin' as she's leavin'  でも彼は 彼女がどこに行くのか知っている
She is headed for the cheatin' side of town  彼女が街のある場所へ 浮気をしに向うことを ※

(Chorus)
You can't hide your lyin' eyes   きみはその いつわりの瞳を隠しきれない
And your smile is a thin disguise   きみの微笑みは 薄っぺらな仮面さ ※
I thought by now you'd realize   そろそろ きみも気付くだろう
There ain't no way to hide your lyin' eyes  その嘘をつく目を 隠すことなどできないのだと ※

[2]
On the other side of town a boy is waiting  街のあちら側では ボーイ(フレンド)が待っている
with fiery eyes and dreams no one could steal  燃える様な瞳と 誰にも奪えなかった夢を持って
She drives on through the nice anticipating  彼女は素敵なことを期待しながら車を走らせる ※
'Cause he makes her feel the way she used to feel  だって彼は彼女に、あの頃の様な気分にさせてくれるから

She rushes to his arms,   彼女は 彼の腕の中に飛び込み、 ※
They fall together   二人は共に (車の中に)倒れこむ
She whispers that it's only for awhile  彼女は「少しの間しかいられないの」と耳元でささやき ※
She swears that soon she'll be comin' back - forever  「すぐに戻ってくるから」と誓うと、絶えず
she pulls away and leaves him with a smile  微笑みながら 彼のもとを離れ、去って行くけど ※

(Chorus)
You can't hide your lyin' eyes   きみはその いつわりの瞳を隠しきれない
And your smile is a thin disguise   きみの微笑みは 薄っぺらな仮面だから
I thought by now you'd realize   そろそろ きみも気付くだろう
There ain't no way to hide you lyin' eyes  その嘘をつく目を 隠すことなどできないのだと

[3]
She gets up and pours herself a strong one  彼女は起き上がり 自らきつい酒をあおると ※
And stares out at the stars up in the sky  窓の外の 空の上にある星々を眺める
Another night, it's gonna be a long one  またいつもの夜、 また(独りの)長い夜になりそうで ※
She draws the shade and hangs her head to cry  日除けを下すと、うなだれて泣いたのさ ※

She wonders how it ever got this crazy  彼女は「なぜこんなおかしなことになったのか」と思い
She thinks about a boy she knew in school  学校で顔見知りの男の子について考えてみる
Did she get tired or did she just get lazy?  彼女は疲れたのか、それとも単に怠惰になったのか
She's so far gone she feels just like a fool  彼女はひどく酔って 自分が馬鹿みたいに思える ※ 

My, oh my, you sure know how to arrange things  やれやれ、きみは物事をどうまとめたらいいかを充分に判ったつもりで
You set it up so well, so carefully   とても上手に、とても慎重に 手はずを整えたはずだったのに
Ain't it funny how your new life didn't change things  新しい生活を手に入れても、何も物事は変わらないなんて それもおかしな話だね
You're still the same old girl you used to be  きみはこれまで通り まだ相変わらずの小娘なのさ

(Chorus)
You can't hide your lyin' eyes   きみはその いつわりの瞳を隠しきれない
And your smile is a thin disguise   きみの微笑みは 薄っぺらな仮面だから
I thought by now you'd realize   そろそろ きみも気付くだろう
There ain't no way to hide you lyin' eyes  その嘘をつく目を 隠すことなどできないのだと

(There) ain't no way to hide your lyin' eyes  その嘘をつく目を 隠すことなどできない
Honey, you can't hide your lyin' eyes   ハニー、きみはその いつわりの瞳を隠しきれないのさ ※


※ in style: 流行の。
※ I guess: I think のくだけた言い方。
※ refuge: 避難。 避難所、隠れ家。  
※ cheating: (恋人などの)浮気。 不正行為。
※ head for: ~へ向う。
※ disguise: 変装、仮装、ごまかし、いつわり。
※ by now: そろそろ。 今頃はもう。
※ no way: 決して~でない。

※ anticipate: ~を期待して待つ。 ~を予想する。
※ rush to: ~に駆け寄る。 ~に殺到する。 ~に押し寄せる。
※ for awhile: しばらくの間。
※ pull away: 離れて行く。

※ pour: ~(液体など)を注ぐ。 Pour yourself another drink:ご自由にもう一杯飲んで。
※ stare out: (窓の外を)見つめる、眺める。
※ another night: いつもと変わらない夜、 またいつもと同じ夜。
※ It's gonna be: ~になりそうだ、~になるだろう。
※ draw the shade: 日除け(ブラインドやロール・スクリーン)を下ろす。
※ hang one's head: 顔を下に向ける、 うなだれる。
※ far gone: 気が狂って、病気が重くなって、ひどく疲れて、死にかけて。 2.ひどく酔って。 3.老けて、ボロボロになって。

※ ain't(isn't) it funny..: (~というのも)おかしな話だね。 (~というのは)変だね。 
※ same old: これまで通りの、相変わらずの、いつもながらの、お決まりの。 
※ Honey: 愛する者に対する呼びかけだが、うがった見方をすればこの金持ちの中年男というのは、もしかしたら歌っている当人なのかもしれません。

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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