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295. San Diego Serenade サンディエゴ・セレナーデ 

San Diego Serenade サンディエゴ・セレナーデ : Tom Waits トム・ウェイツ

 トム・ウェイツのセカンド・アルバムから、これは男の哀愁がにじみ出ている切ないバラードです。


Alubm : The Heart of Saturday Night
  土曜日の夜
(試聴可)
Released: 1974
Written by: Tom Waits (トム・ウェイツ)
Produced by: Bones Howe

  トム・ウェイツについて:
 Tom Waits
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲を含むセカンド・アルバムはビルボードのアルバム・チャートで最高201位とそんなに売れず、シングル・カットされた曲もありませんが、好きな曲なので採り上げてみました。 この頃のトム・ウェイツはそんなにしわがれ声にもなっていないし、アルバムのA面(CDだと前半)にはきれいなメロディの曲が多いので、トム・ウェイツのアルバムの中でも一番聴きやすいと思います。 このアルバムからの選曲は "Shiver Me Timbers"(シヴァー・ミー・ティンバース:240回目)に続き、これで二度目になりました。 

 歌詞は、"I never saw the morning, until I stayed up all night" (夜通し起きているまで、 朝を見ることなどなかった)―のように、全て "never" で始まり、"until" に続く形がずっと繰り返されています。 ここでは歌いやすいように "'til" の手前で折り返しているので順序が逆になっているように見えますが、これが英語表現の配列ということで無理に並べ替えることもないでしょう。

  Tom Waits: Piano、Vocals
  Jim Hughart: Bass
  Jim Gordon: Drums
  Bones Howe: Percussion
  Arthur Richards: Electric Guitar
  Mike Melvoin: Orchestra Arrange & Conductor

San Diego Serenade 『サンディエゴ・セレナーデ 』を聴く:
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

Cover (カヴァー)について:
 これも隠れた名曲の一つとして何人ものミュージシャンがカヴァーしていますが、Grooveshark で見つかるものを幾つか聞き比べてみても、あまり感心するものはありませんでした。 トム・ウェイツは独自の世界を持った人であり、それを越えることはなかなか難しいでしょう。 でも参考までに幾つか紹介しておきますので、興味があればご自分の耳で聞き比べて下さい。

Late Night Grand Hotel : Nanci Griffith (ナンシー・グリフィス) 1991
 ナンシー・グリフィスはカントリー界では有名な人ですが、何を勘違いしたのかかなり場違いな曲を選んで歌っています。 たぶん自分を見失っていた時期だと思いますが、自分の良さも分からず安易に他人(ひと)の曲をカヴァーするとこうなるという良い例でしょう。
→ Nanci Griffith (ナンシー・グリフィス)のヴァージョンを聴く:


Coversカヴァーズ): Thomas Lang (トーマス・ラング) 1994
 この人もAOR系のまったく畑違いな人ですが、薄汚れた路地裏が似合いそうなトム・ウェイツの曲を、オシャレなサウンドに作り変えてしまっています。 肌にまとわり付くような声で、トム・ウェイツのしわがれ声とは比べる気にもなりません。
→ Thomas Lang (トーマス・ラング)のヴァージョンを聴く:


Real Emotional: Curtis Stigers (カーティス・スタイガース) 2007
 この人はジャズ系の人なので、詳しいことは何も知りません。 ピアノ、上手ですね・・・

→ Curtis Stigers (カーティス・スタイガース)のヴァージョンを聴く:


 あと、サンディエゴ出身のDelta Spirit (デルタ・スピリット)というインディーズ・バンドがこの曲をカヴァーしていました。 多少荒削りだけど、案外これが一番まともかもしれません。
→ Delta Spirit (デルタ・スピリット)のカヴァーを聴いてみる:  

  ●歌詞と対訳●

I never saw the morning   朝を見ることなんて なかっただろう
'til I stayed up all night   夜通し寝ずに 起きているまでは
I never saw the sunshine   日の光を 拝むこともなかっただろう
'til you turned out the light   お前が 灯りを消すまでは ※

I never saw my hometown   生まれた町のことなんて まるで気付かなかった
'til I stayed away too long   遠く離れたところで 暮らすまでは
I never heard the melody,   メロディなんて 聴いたこともなかった
until I needed a song.   一つの歌が 俺に必要になるまでは


I never saw the white line,   (道路の)白線なんて 見ることもなかった
'til I was leaving you behind   お前を後に残して 俺が立ち去るまでは
I never knew I needed you   お前が必要なことにも 気付かなかった
until I was caught up in a bind   俺が苦境に立たされるまでは ※

I never spoke 'I love you'    「愛してる」なんて 言ったこともなかった
'til I cursed you in vain,   無意味にお前のことを 罵(ののし)るまでは ※
I never felt my heartstrings   心の琴線に 触れるものなど無かった ※
until I nearly went insane.   俺の頭が ほとんどおかしくなるまでは ※


I never saw the east coast   東海岸を 知ることもなかっただろう
'til I move to the west   俺が西(海岸)に 移住するまでは
I never saw the moonlight   月明かりを 見ることもなかっただろう
until it shone off of your breast  それがお前の胸から 輝きを奪うまでは ※

I never saw your heart   お前の心なんて 知ろうともしなかった
'til someone tried to steal,   誰かが そいつを盗もうとするまで、
tried to steal it away.    そいつを持ち去ろうとするまでは
I never saw your tears   お前の涙など 見ようともしなかった
until they rolled down your face.   それがお前の頬を伝って 流れ落ちるまでは ※


I never saw the morning   朝を見ることなんて なかっただろう
'til I stayed up all night   一晩中眠らずに 起きているまでは
I never saw the sunshine   日の光を 拝むこともなかっただろう
'til you turned out your love-light, baby   お前が愛の灯りを消すまでは、ベイビィ

I never saw my hometown   生まれた町のことなんて まるで気付かなかった
'til I stayed away too long   はるか遠く離れたところで 暮らすまでは
I never heard the melody,   メロディなんて それまで頭に浮かばなかった
until I needed a song.   一つの歌が 俺に必要になるまでは


※ turn out: (ツマミをひねって、照明や電灯などを)消す。
※ caught in a bind: 苦境に陥る、困難に陥る。
※ curse: 呪う、~に悪態をつく、冒とくする。
※ in vain: 無駄に、役にも立たない。
※ heartstrings: 心の琴線(きんせん)。
※ go (went) insane: 気が狂う、気違いになる、精神に異常をきたす。
※ shone: "shine" (輝き)の過去形。
※ tears rolled down someone's face: 涙が~の顔を伝って流れ落ちた。 
"roll down" は「転がり落ちる」で、かなり大袈裟な表現。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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大好きです

トム・ウェイツ大好きです!
イーグルスの曲の中で、一番好きだったのが「懐かしき55年」だったので、オリジナルを聴いてみたくなって嵌りました。どの時代の曲も好きですが、この歌が特別好きです。
アルバムの中では何故かこの曲だけ遠くから聞こえてくるようで、ラジカセに耳を寄せて物凄く一生懸命(?)聴いていました。

今回たどり着いたのは、ボブ・シーガーの「アゲインスト・ザ・ウインド」を検索していてなのですが、好きな曲がたくさん紹介してあるので、凄く嬉しいです。
また時々寄せて頂きますね(*^^*)

めぐるさん、こんにちは

トム・ウェイツなどを紹介してもほとんど反応が無いのですが、こうして喜んでもらえるとうれしいです。

このところ記事を更新しても二ヶ月くらい全然コメントが無いので、「そろそろ止めようかな」と思っていたところでした。
でもこうしてコメントが付くと、「もう少しやってみようかな」という気になるから現金なものです。

コメントありがとうございました。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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