292. Angie 悲しみのアンジー

Angie 悲しみのアンジー : The Rolling Stones ローリング・ストーンズ

 アルバムに先がけてリリースされたローリング・ストーンズ73年のヒット曲で、アメリカやカナダを始めフランスやオーストラリアでも1位となっています(本国では5位)。 ある意味最もストーンズらしくない曲として古くからのファンにはあまり受けが良くない曲ですが、新たなファンを獲得することにもなりました。


France EP
Alubm : Goats Head Soup
  山羊の頭のスープ
(試聴可)
Released: 20 August 1973 (Alubm : 31 August 1973)
Written by: Jagger / Richards
Produced by: Jimmy Miller (ジミー・ミラー)

  ローリング・ストーンズについて:
Watts, Taylor , Jagger, Richards, Wyman
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

 この曲を含むアルバム、"Goats Head Soup" (山羊の頭のスープ)からは以前 "Winter" (ウィンター:206回目)という地味な曲を採り上げたことがありました。 アルバムはオープニングの曲が悪魔趣味であまりいただけないのですが、それ以外は地味ながら佳曲がそろっています。 ミック・テイラーのギターも聴けますし。 ストーンズらしいといえば、フランス版やドイツ版シングルで使われたふざけたジャケットでしょうか。

 このタイトルになっている「アンジー」とは誰のことかと当時は色々と言われていて、デヴィッド・ボウイの最初の妻のアンジェラだとか、キースの恋人の アニタ・パレンバーグ のことだという話もありましたが、「ダイアナ」みたいな響きのいい名前をタイトルにしただけで、特に意味は無いとのことです。 のちにキース・リチャーズがそのインタビューに答えて、『でも、「モーリーン」じゃおかしいだろ?』とか言っていました。 もっともその後アニタ・パレンバーグとの間に生まれた娘の「ダンディライアン」をあとから「アンジェラ」と改名したところ、毎日「アンジー」という名を聞かされることになったとか・・・

 この曲がリリースされる半年前の1973年1月には初来日の予定もあったのですが、麻薬所持などで問題の多かったストーンズには入国許可が下りず、日本公演は中止となってしまいました。 今でも幻のコンサートのチケットを持っているファンは多いみたいですね。 この曲の魅力の一つでもあるピアノの演奏は、当時のストーンズのレコーディングには不可欠だったニッキー・ホプキンスです。 

The Rolling Stones: (1973)
  Mick Jagger (ミック・ジャガー) – lead vocals
  Mick Taylor (ミック・テイラー)– acoustic guitar
  Keith Richards (キース・リチャーズ) – acoustic guitar
  Charlie Watts (チャーリー・ワッツ) – drums
  Bill Wyman (ビル・ワイマン) – bass

Additional musicians:
  Nicky Hopkins (ニッキー・ホプキンス) – piano
  Nicky Harrison (ニッキー・ハリスン) – string arrangement

Angie 『悲しみのアンジー』を聴く: (4:33)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

Angie, Angie,    アンジー、アンジー
when will those clouds all disappear  この(空を覆う)雲は いつになったら消えるのだろう
Angie, Angie,   アンジー
where will it lead us from here    それは俺たちを ここからどこへ連れて行くのだろう

With no loving in our souls    俺たちの心に 愛はなく
and no money in our coats    俺たちのコート(のポケット)には カネも無いから
You can't say we're satisfied   「私たち満ち足りてる」とは とても言えないだろうけど
But Angie, Angie,     でもアンジー、
you can't say we never tried   「二人は何の努力もしなかった」とは言えないはずさ

Angie, you're beautiful,    アンジー、お前はきれいだよ
but ain't it time we said good-bye  でも もう「サヨナラ」を言う時じゃないか
Angie, I still love you,    アンジー、まだお前のことを愛しているんだ
remember all those nights we cried   二人で泣いたあの夜々のことを 覚えているよ

All the dreams we held so close   俺たちの手が届きそうに思えていた すべての夢は ※
seemed to all go up in smoke   みんな煙となって 消えて行きそうに見える ※
Let me whisper in your ear:   だからお前の耳元に ささやこう:
Angie, Angie,     アンジー、アンジー
where will it lead us from here   それは俺たちを ここからどこに連れて行くのだろう

(間奏)

Oh, Angie, don't you weep,    あぁ、アンジー、泣かないでおくれ
all your kisses still taste sweet   お前がしてくれるキスは まだ素敵だから
I hate that sadness in your eyes   お前の目に宿る 悲しみが俺は憎い
But Angie, Angie,    でもアンジー、
ain't it time we said good-bye   もう「サヨナラ」を言う時じゃないか

(間奏)

With no loving in our souls    俺たちの心に 愛はなく
and no money in our coats    俺たちの上着(のポケット)には カネも無いから
You can't say we're satisfied   お前は「私たち満ち足りてる」とは 言えないけど
But Angie, I still love you, baby    でもアンジー、まだお前のことを愛してるんだ
Everywhere I look I see your eyes   どこにいても 俺にはお前の瞳が見える
There ain't a woman that comes close to you   お前をしのぐほどの女はいないさ ※
Come on Baby, dry your eyes   さあベイビィ、お前の涙を拭(ぬぐ)うんだ ※

But Angie, Angie,   でもアンジー、
ain't it good to be alive?    生きているって 素敵なことじゃないか? ※
Angie, Angie,    アンジー、
they can't say we never tried   「二人は何の努力もしなかった」なんて言えないはずさ


※ held: "hold" の過去形だが、ここでは「心に抱く」とか「~であると考える」と訳しています。
※ so close: すぐそばに、もう少しで、あと一歩で。
※ go up in smoke: 煙となって消える、雲散霧消する。(直訳すれば「煙となって立ち昇る」)
※ comes close to..: ~をしのぐほどの。 (~に近いもの。 ~が近くなったら。)
※ dry one's eyes: ~の涙を拭く。(直訳すれば「目を乾かす」) 
※ It's good to be alive: 生きているって素晴らしい、生きていてよかった。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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