267. Only the Lonely オンリー・ザ・ロンリー

Only the Lonely オンリー・ザ・ロンリー : Roy Orbison ロイ・オービソン

 "The Big O" (ビッグ・オー)ことロイ・オービソン初のヒット曲で、アメリカとカナダのシングル・チャートで2位、イギリスでは1位となりました。


1960 UK Single
Alubm : Greatest Hits of Roy Orbison
  グレイテスト・ヒッツ

Released: 1960
Written by: Roy Orbison, Joe Melson
Conductor (Orchestra And Chorus): Bob Moore

  ロイ・オービソンについて:
Roy Orbison
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 ロイ・オービソンは始めの内こそヒットに恵まれませんでしたが、この曲を皮切りにヒット曲を連発するようになり、1964年には最大のヒットとなる "Oh, Pretty Woman"(オー・プリティ・ウーマン)でピークを迎えます。 でもビートルズを始めとするブルティッシュ・ロックの台頭や、ラジオからTVへとメディアの中心が移って行く中で人気は下降線をたどって行きました。 ロイ・オービソンの魅力は何と言っても伸びやかな歌声とせつない歌詞やメロディなのですが、いかんせんルックスで勝負できる人ではありませんでしたから・・・

 ロイ・オービソンのファンであるブルース・スプリングスティーンは "Thunder Road"(サンダー・ロード)という曲の中で、
As the radio plays, Roy Orbison singing for the lonely
ラジオから、 ロイ・オービソンがさびしい人たちのためにうたう歌が流れてくる
―と歌っていました。

 1987年にロイ・オービソンが "Rock and Roll Hall of Fame"(ロックの殿堂)入りを果たした時、ブルース・スプリングスティーンは会場でロイのためにスピーチをして、
I wanted to make a record with words like Bob Dylan that sounded like Phil Spector, but most of all I wanted to sing like Roy Orbison.
レコードを作る時はボブ・ディランのような歌詞を書き、フィル・スペクターのようなサウンドにして、そして何よりもロイ・オービソンのように歌いたかった。
―と語っています。 
 ロイ・オービソンは『ブルースがあまりに褒(ほ)めてくれるので、自分の言うことが無くなってしまった』―と語り、ブルースの持っていた原稿を指差して、「それ、使ってもいいかい?」―と冗談を言ったとか。

 1888年にはジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ジェフ・リンらと結成した覆面バンド(?)『トラベリング・ウィルベリーズ』がヒットして久々にカム・バックを果たしますが、元々悪かった心臓病のためその年の12月に心筋梗塞で亡くなってしまいました。 
 ジェフ・リンのプロデュースによる遺作アルバム "Mystery Girl"(ミステリー・ガール:1989年)は全米5位のヒットとなりましたが、個人的にも好きなアルバムなので、このブログでもその中から "California Blue" (カリフォルニア・ブルー)を以前に採り上げています。
 1990年には 『プリティ・ウーマン』 という映画で "Oh, Pretty Woman"(オー・プリティ・ウーマン)が使われてリバイバル・ヒットしていますが、既にロイ・オービソンはこの世にいませんでした。



  ●歌詞と対訳●

(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
(Whoa, yeah, yeah, yeah-yaa)
(Oh, whoa, whoa, whoa-oow, ah-ah)
(Only the lonely)   (孤独な人だけが)
(Only the lonely)   (さびしい人だけが)


Only the lonely   孤独な人だけが
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
Know the way I feel tonight   今夜のぼくの気持ちを知っている ※
(Whoa, yeah, yeah, yeah-yaa)
Only the lonely   一人ぼっちの人だけが
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
Know this feeling ain't right   この嫌な気分をわかってくれる ※
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)

There goes my baby   彼女が いなくなってしまったんだ ※
(Pa, pa, pa, pa)
There goes my heart   大好きな人が 去ってしまったんだ
(Pa, pa, pa, pa)
They've gone forever   永遠に 逢えなくなってしまうほど
(Pa, pa, pa, pa)
So far apart     それほど 遠く離れてしまったんだ
(Pa, pa, pa, pa)
But only the lonely   さびしい人だけが
Know why ... I cry    どうしてぼくが泣いているのか 分かるだろう
Only the lonely    一人ぼっちの人だけが

(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
(Whoa, yeah, yeah, yeah-yaa)
(Oh, whoa, whoa, whoa-oow, ah-ah)
(Only the lonely)
(Only the lonely)


Only the lonely   孤独な人だけが
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
Know the heartaches I've been through  ぼくが受けた心の痛みを分かってくれる ※
(Whoa, yeah, yeah, yeah-yaa)
Only the lonely    さびしい人だけが
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)
know I cry and cry for you  ぼくがきみのために 泣き続けているのを知っている ※
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)

May be tomorrow   もしかして 明日には
(Pa, pa, pa, pa)
A new romance   新しい恋(ロマンス)と出会って
(Pa, pa, pa, pa)
No more sorrow   悲しみとは さよならできるかも
(Pa, pa, pa, pa)
But that's the chance   でも そんなチャンスは
(Pa, pa, pa, pa)
You've gotta take   きみの身に ※
If you're lonely heartbreak  さびしい失恋でも起こって
Only the lonely   一人ぼっちにならなければ (ありえないだろう)
(Dum, dum, dum, dumdy-do, ah)


※ Know the way:よく知っている。
※ ain't right: is not right などのくだけた言い方で、「何かおかしい」とか「どこか調子が悪い」といった感じ。
※ there goes: どこかへ行って(消えて)しまう、~が(い)なくかる。
※ my baby も my heart も「ぼくの彼女」のこと。
※ have been through: 経験する、体験する。
※ cry and cry: 心の底から泣く、泣いて泣いて泣き続ける。
※ (have) gotta(get to) take: ~しなきゃ(ならない)。
※ heartbreak: 胸が張り裂ける(ような思い)、失恋、傷心、心痛。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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No title

初めまして。
私は大阪の寝屋川に住んでいます会社員&カラオケ店手伝いの
シャンティと申します。

最近昔を思い出しながらオールディーズをよく聴いています。
と言うのも、店で月1回「ポップスをカラオケで歌おう」というイベントをするようになったからです。
でも、殆どの曲はうるおぼえですし、意味など全く知らずにいました。
それで意味を検索していたらこのページにたどり着きました。
sumiさんの訳はとても分かりやすく、原語とかけ離れ過ぎず、
それでいて雰囲気が良く表されていると思います。

又ちょくちょく寄せていただくと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、素敵なブログをありがとうございます。

Re: No title

このブログは現在開店休業状態なのですが、まだどなたかのお役に立っていることもあるようなので、消さずにいるといったところです。
そのまま放置しておくと下品な広告が入って嫌なのですが、今は更新している時間も無いので仕方ありません。

今回もコメントが付いたお陰で、リンク切れになっている曲を修正することができました。ありがとうございます。
またいつでもお立ち寄り下さい。

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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