244. As Tears Go By 涙あふれて ('87 ヴァージョン)

As Tears Go By 涙あふれて ('87 ヴァージョン)  : Marianne Faithfull マリアンヌ・フェイスフル

 これは17歳の時のデビュー曲を、40歳になったマリアンヌ・フェイスフルがセルフ・カヴァーしたものです。 ラジオからこの曲が流れてきた時には、1オクターブくらい低くなったしわがれ声に誰が歌っているのかと思いました。


Alubm : Stranger on Earth
  イントロダクション
(試聴可)
Released: 1987 (Original:1964)
Written by: Mick Jagger, Keith Richards, Andrew Loog Oldham
Produced by: Hal Willner

  マリアンヌ・フェイスフルについて:
Marianne Faithfull
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 マリアンヌ・フェイスフルくらい壮絶な転落人生を歩んだ人もめずらしいでしょう。 1964年17歳にしてローリング・ストーンズの「ジャガー/リチャーズ」作 "As Tears Go By (涙あふれて)"でデビューすると、そのルックスと相まって全英9位のヒットとなり、アイドル歌手の仲間入りを果たします。

 1968年にはアラン・ドロン主演の映画、"La Motocyclette" (英題:"The Girl On A Motorcycle" / 邦題:「あの胸にもういちど」)にヒロインとして抜擢されています。 当時の映画のパンフレットでカメラマンの人が、「カメラのレンズを通して、これほどきれいな女性はこれまで見たことがない」―と語っていました。
 当時はミック・ジャガーとの関係も噂されていましたが、同時にドラッグによるスキャンダルで清純なイメージが崩れ去ってしまった頃でもありました。 

 そうしたドラッグやアルコール中毒による壮絶人生はリンクの記事を読んでいただくとして、この曲は最初の「ジャガー/リチャーズ」作として、1965年にはストーンズ自身が歌っています。 私はストーンズのヴァージョンも好きですが、今回はマリアンヌのヴァージョンを採り上げてみました。 

 キース・リチャーズによると、当時のマネージャーだったアンドリュー・オールダムが「これからのミュージシャンは曲が書けなくちゃいけない」と言って二人を台所に閉じ込めて鍵をかけ、曲が出来るまで出してくれなかったとか。 あの悪ガキ二人を閉じ込めてしまうなんて相当の豪腕マネージャーだったのでしょうが、キースに言わせると「ひでェ出来だったけど、でもやってみれば出来るってことが分ったよ」―ということで、それがなければ現在のストーンズも無かったでしょう。 
 
 マリアンヌ・フェイスフル自身が歌ったこのセルフ・カヴァー曲は、Strange Weather
というアルバムに収められています。 デビューから23年間の人生がどんなものだったかは、このつぶれてしまった声とデビュー当時の歌声とを聴き比べてみればよく判ると思います。



As Tears Go By 『涙あふれて(1987ヴァージョン) 』を聴く:

  ●歌詞と対訳●

It is the evening of the day,   一日の 夕暮れ時に
I sit and watch the children play.   腰掛けて 子どもたちの遊ぶのを眺めてる
Smiling faces I can see   にこやかな笑顔が 目に映るけど
But not for me,     自分には 関係の無いもの ※
I sit and watch as tears go by.  それを座って眺めながら 涙がこぼれ落ちる

My riches can't buy everything,   金があっても 全てが買える訳じゃない
I want to hear the children sing.   子どもたちの 歌声が聞きたいのに
All I hear is the sound    聞えてくるのは ただ 
Of rain falling on the ground,   雨が 大地に降りしきる音だけ
I sit and watch as tears go by.  それを座って眺めながら 涙がこぼれ落ちる

(間奏)

It is the evening of the day,   一日の 夕暮れ時に
I sit and watch the children play.   腰掛けて 子どもたちの遊びを眺めてる
Doing things I used to do   自分が 昔していたことも
They think are new,    彼らにとっては 新しいこと
I sit and watch as tears go by.  それを座って眺めながら 涙があふれて こぼれ落ちる

Hmm, hmm, hmm, hmm, hmm....


※ not for me:私には不要です、遠慮しときます、私は結構です。
It's not for me.で、それは好きじゃない。 それは(私の)趣味じゃない。
※ Smiling face:にこやかな顔、ニコニコ顔。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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No title

いつの間にか再開されていたのですね。

何となく分かった気になっていた歌詞が
ちゃんと理解できるのはとても楽しいです。

アールさん、こんにちは。

やっと新しいブログが完成してこちらも再開したのですが、全然反応が無いのでまたしばらくお休みしていました。

記事の更新をしても全然コメントが付かないと「つまらないのかな?」―と思って続ける気がしなくなるのですね。
このところ古い曲ばかり採り上げているので、若い人には興味無いのかもしれませんが・・・

今ちょっと別の対訳に取り組んでいて、それが片付いたらまたこちらも更新する予定でいます。

いい歌ですね

自分で歌える洋楽って楽しいですね。この曲はなんといってもアコギが光っているので、頑張って練習します。

Re: いい歌ですね

随分と昔の懐かしい曲にコメントが付いたので、いささかビックリしました。
これはゆったりしたテンポの曲で、歌詞もシンプルで歌いやすい方だから、頑張って練習してみて下さい。
既に曲が聴けなくなっていたので、YouTubeのリンクを代りに貼っておきました。
コメント、ありがとうございます。
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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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