スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

240. Shiver Me Timbers シヴァー・ミー・ティンバース

Shiver Me Timbers シヴァー・ミー・ティンバース : Tom Waits

 トム・ウェイツの曲を採り上げるのは三度目ですが、これはセカンド・アルバムから家族や友人から離れて一人船出する男の歌です。


Alubm : The Heart of Saturday Night
  土曜日の夜
(試聴可)
Released: 1974
Written by: Tom Waits
Produced by: Bones Howe

  トム・ウェイツについて:
 Tom Waits
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲を含むセカンド・アルバムは今でこそ名盤と言われておりますが、当時はほとんど売れなかったようでシングル・カットされた曲もありません。 この頃のトム・ウェイツはまだそんなにしわがれ声になってはおらず、Side one (A面)はメロディアスな佳曲が多いので良くA面を聴いていました。 Side two はやや暗めのジャジーな曲が並んでいます。(レコードの場合)

 この曲は"sailing"(船旅、航海)を歌ったものですが、今どき帆をかけて帆走する船などあまりありませんから、あくまでも比喩的なものです。 タイトルにある "Timbers" も「船材」とか「肋材(ろくざい)」など船の木材のことで、きしむ声をあげて俺の船出を祝ってくれといった内容になっています。 ある意味身勝手な男と言えなくもありませんが、大体男の心の中はこんなものでしょう。

 男の歌ではありますが、ベット・ミドラーのベスト版にこの曲のカヴァー(ライヴ)が入っています。 女性の立場から歌詞を少し変えてありますが、このヴァージョンもなかなか良いので、併せて聴いてみて下さい。
 曲の前のおしゃべりで 「Sea」 の付く言葉として、「Sea horses(タツノオトシゴ)」、「Sea-shells(貝殻)」の後に、「C Minors(ハ短調)」といったジョークが入ります。
→ Bette Midler (ベット・ミドラー)のヴァージョン 4:43

* Tom Waits - Vocals, Piano, Guitar
* Pete Christlieb - Tenor Sax
* Bill Goodwin - drums
* Jim Hughart - upright bass
* Bob Alcivar - Arranger

Shiver Me Timbers 『シヴァー・ミー・ティンバース』を聴く: 4:27
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

(I'm) leavin' my fam'ly   家族を置き去りにして
Leavin' all my friends   友だちからも みんな離れて
My body's at home   俺の体は 家にあっても
But my heart's in the wind   心はすでに 風の中
Where the clouds are like headlines   ヘッドライン(見出し文字)みたいな雲が
On a new front page sky   刷り立てのトップ・ページの様な 空の上に延びている
My tears are salt water   俺の涙は 海の水
And the moon's full and high   月は満ちて 高く昇っている

And I know Martin Eden's   あの マーティン・イーデンは ※
Gonna be proud of me   俺を誇りに思ってくれるだろう
And many before me   そして多くの 俺の先人たち―
Who've been called by the sea   この海に惹かれた者たちも(同様に)
To be up in the crow's nest   (マストの)上の 見張り台から ※
Singin' my say   俺の言いたいことを 歌おう   
Shiver me Timbers   きしんでくれ ティンバー(船板)たち
I'm sailin' away   俺は 出帆するのだから

And the fog's liftin'   霧が 晴れてきて
And the sand's shiftin'   砂が 退(ひ)き始めて 
I'm driftin' on out   俺は(海上へと) 滑り出して行く
Ol' Captain Ahab   老エイハブ船長だって ※
He ain't got nothin' on me, now.   俺には 何もできないだろう

So swallow me,   だから 俺の言うことを聞いて ※
don't follow me   俺の後を追わないでくれ
I'm travelin' alone   俺は一人で 旅に出るのだから
Blue water's my daughter   青い(海の)水は 俺の娘
I'm gonna skip like a stone   俺は(その上を)飛び跳ねる小石のようだ

(間奏)

(So) please call my missus   だから 俺の女房に電話して ※
(Gotta) tell her not to cry   泣かないでくれと 伝えてくれないか
('Cause) my goodbye is written   俺の さよならは 書いてあるからって
By the moon in the sky   あの 夜空に浮かぶ 月の中に
Hey, and nobody knows me   誰も 俺のことを知らないし
I can't fathom my stayin'   いつまで居られるかは 俺にも判らない
Shiver me timbers   きしんでくれ ティンバー(船板)よ
I'm a sailin' away   俺は 出帆(しゅっぱん)するのだから

And the fog's liftin'   霧が 晴れてきて
And the sand's shiftin'   砂が 退き始めて 
I'm driftin' on out   俺は(海上へと) 滑り出して行く
Ol' Captain Ahab   老エイハブ船長だって
He ain't got nothin' on me   俺には 何もできないだろう
So come and swallow me,   だから 俺の言うことを聞いて
(don't) follow me   俺の後を追わないで
I'm trav'lin' alone   俺は一人で 旅に出る
Blue water's my daughter   青い(海の)水は 俺の娘
I'm gonna skip like a stone   俺は(その上を)飛び跳ねる小石のようだ

I'm leavin' my fam'ly   俺は 家族を置き去りにして
Leavin' all my friends   友だちもみんな 捨て去って
My body's at home   俺の体は 家にあっても
But my heart's in the wind   心はすでに 風の中
Where the clouds are like headlines   ヘッドライン(見出し文字)みたいな雲が
On a new front page sky   刷り立てのトップ・ページの様な 空の上に延びている

Shiver me timbers   きしんでくれ ティンバー(船板)たち
'Cause I'm a sailin' away   俺は 出帆して行くのだから


※ Martin Eden :ジャック・ロンドンの自伝的長編小説 「マーティン・イーデン」の主人公。 ジャック・ロンドンはサーフィンをハワイからカリフォルニアに伝えた人物で、映画「タイタニック」の主人公ジャックはジャック・ロンドンをモデルにしたとも言われる。
※ crow's nest:「カラスの巣」のことだが、帆船ではマストの上に張られた見張り台。
※ Old Captain Ahab :小説「白鯨」に出てくる、ものすごい執念の老船長。
※ swallow :「ツバメ」には、「飲み込む」、「鵜呑みにする」、「耐える」といった意味もありますが、自分の身勝手なわがままを聞いてくれという風に訳してみました。
※ missus:(口語)女房、細君。


 記事の編集

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

Shiver me timber

たまたま、ここに来て、面白く拝見しました。
"Shiver me timber"は船乗りのswear wordsのようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Shiver_my_timbers
日本語に訳せば、くそったれとかちくしょうとかしか言いようがないです。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

全記事タイトル表示リンク

全記事タイトルを表示

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
FC2カウンター
フリーエリア


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

Mail Form:メールフォーム

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
リンク
電子書籍
Amazonから電子書籍を出版しました
QRコード
QR
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。