16. Heart of Gold 孤独の旅路

Heart of Gold 孤独の旅路 : Neil Young ニール・ヤング


Neil Young
Alubm : Harvest
Harvest
  ハーヴェスト
ハーヴェスト

Released: 1972
Written by: Neil Young
Produced by: Elliot Mazer

ニール・ヤングについて:
Neil Young
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ニール・ヤングの長いキャリアの中で初のNo.1 ヒットですが、この曲は様々な偶然が重なって生まれたもののようです。 詳しいエピソードはこちらをどうぞ。→ Neil Young's "Heart of Gold" (英語です) 

 それによると、TVの「ジョニー・キャッシュ・ショー」の撮影で集まったニール・ヤング、リンダ・ロンスタッド、ジェームズ・テイラー、トニー・ジョー・ホワイトは、その夜のディナーでプロデューサーのエリオット・メイザーを紹介され、ニール・ヤングは翌日エリオットのスタジオでミュージシャンを集めてレコーディングできるかどうかをたずねたそうです。

 翌日の午後にはミュージシャンも揃ってレコーディングが行われますが、わずか二時間足らずでレコーディングは完了し、その後リンダ・ロンスタッドとジェームズ・テイラーが終りの部分にコーラスを付けました。 録音テープにノイズ・リダクションやコンプレッサーは使わず、ニール・ヤングの声にだけ slapback というエフェクトをかけたようですが、その部分だけでも訳してみましょう。

I don't recall why we started to use slapback on Neil's voice, but that worked wonderfully. 私(エリオット・メイザー)はなぜニールの声にスラップバックを使ったのか思い出せないが、それは素晴らしい効果を発揮した。

Neil really got excited when he heard the first playback.
ニール(ヤング)は最初の再生録音を聴いた時、とてもエキサイト(興奮)していた。

Later on, after he had gone home to California, he told me that this was the first time a tape sounded better at home than in the studio.
その後で彼がカリフォルニアの自宅に帰った時、「テープの音が、スタジオよりも家で聴く方が良かったのは初めてだ」―と言っていた。

In the ’70s, Bob Dylan said that when he first heard “Heart of Gold” on the radio, he got mad, because it should have been him; it sounded like him!
70年代にボブ・ディランがラジオで最初に「ハート・オブ・ゴールド」を聴いた時、それは彼が歌うべき(曲)だと思ったから、彼は腹を立てたという、それはまるで彼(ボブ・ディランの歌)のように聴こえたからである。

The song peaked at Number One in Billboard, as did the album.
その曲はビルボードでNo.1 となった、そしてそれはアルバム(「ハーヴェスト」)も同様であった。


 ニール・ヤングにはこの曲のように生ギターとハーモニカで歌う静かな曲もあれば、クレイジー・ホースの面々をバックに「鮮血のしたたるような」―と形容されたノイジーな爆音ギターでロックする姿もあります。 60歳を過ぎてさすがに髪の毛は薄くなりましたが、今なお現役で活躍している数少ないロックン・ローラーの一人です。

 パンクのジョニー・ロットンが「ロックは死んだ」―と言った時は、「ロックンロールは決して死にやしない」―と歌い、アメリカ同時テロ事件で「テロに報復を」―と叫ぶブッシュ政権がジョン・レノンの「イマジン」を放送禁止にした時には、TVのチャリティ・イベントで堂々と「イマジン」をピアノの弾き語りで歌っていました。 生き様そのものがロックと呼べる、きわめて稀な人です。

● Heart of Gold 「孤独の旅路」を聴く:
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

I wanna (want to) live,   俺は 生きたい
I wanna (want to) give   俺は 与えたい
I've been a miner   俺は探し続けてきた(※)
for a heart of gold.   (黄金のように)美しい心を
It's these expressions   それは こうした表現では
I never give   俺がまだ 与えられないものが
That keep me searching   俺に探し続けさせる   
for a heart of gold   美しい心を
And I'm getting old.   そして俺は 年をとって行く
Keeps me searching   俺は探し続けている
for a heart of gold   美しい心を
And I'm getting old.   そして俺は 段々と年をとって行く

I've been to Hollywood   俺はハリウッドに行ったし
I've been to Redwood   レッドウッド(の森)にも行ってみた(※)
I crossed the ocean   俺は海を渡った
for a heart of gold   美しい心のために
I've been in my mind,   俺の心の中は
it's such a fine line   (狂気と)紙一重の危うい状態 (※)
That keeps me searching   俺は探し続けている
for a heart of gold   美しい心を
And I'm getting old.   そして俺は 年をとって行く
Keeps me searching   俺は探し続けている
for a heart of gold   美しい心を
And I'm getting old.   そして俺は 段々と年をとって行く

Keep me searching   俺は探し続けている
for a heart of gold   美しい心を
You keep me searching   きみは 俺に探し続けさせる
and I'm growin old   そして俺は 年をとって行く
Keep me searching   俺は探し続けている
for a heart of gold   美しい心を
I've been a miner   俺は探求者だ
for a heart of gold.   美しい心の


※mine は「私のもの」という意味の他に、石炭や鉱石を「掘る」という意味もあり、 miner だと「坑夫」といった意味になります。 ここではゴールド(黄金)の心を探している(掘り続ける)と訳しておきました。 heart of gold も日本語にしにくい言葉です。
※Hollywood はご存知映画の都ですが、Redwood はレッドウッド国立公園のことでしょう。 ハリウッドとレッドウッドで韻を踏んでいる訳です。
※my mind (私の心) と fine line (細い線) で韻を踏んでいるが、訳しにくいところ。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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