224. Stand Inside Your Love スタンド・インサイド・ユア・ラヴ

Stand Inside Your Love スタンド・インサイド・ユア・ラヴ
                    The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

 2000年にリリースされた5作目のアルバムからのシングル曲ですが、このアルバムを最後に彼らはグループを解散してしまいました。


Alubm : Machina [Import]
  マシーナ (試聴可)

Released: 2000
Written by: Billy Corgan (ビリー・コーガン)
Produced by: Flood and Billy Corgan

  スマッシング・パンプキンズについて:
Billy(V), D'arcy(B), James(G), Jimmy(D)
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 1995年のアルバム 『Mellon Collie & The Infinite Sadness』 (メロンコリーそして終りのない悲しみ)によって頂点を極めた彼らでしたが、1996年にドラムのジミー・チェンバレンがドラッグの使用により逮捕され、グループを解雇されてからは歯車が狂い始めたようでした。

 1998年にジミー抜きの三人で制作されたアルバム『Adore』(アドア)では轟音を捨て去り、これまでのイメージを大きく変える内容だったため、セールス的には失敗に終わります。 変化というものは季節と同じようにバランスのとれたもので、多くのリスナーはその急な変化について来られなかったのでしょう。

 このアルバムではドラムにジミーが復帰したことによって轟音パンプキンズはよみがえりましたが、そのことによりベースのダーシーが抜け、最後のツアーの後にギターのジェームスも脱退し、オリジナル・メンバーとしてはこれが最後のアルバムとなってしまいました。

 この曲を含む『Machina: The Machines of God』(マシーナ)というアルバムもセールス的には芳しくなかったようで、CDは現在中古でかなりの安値が付いています。 私はこのアルバムも好きでよく聴いていたのですが、どれか一曲を選ぶとなると悩んでしまいました。 シングル・ヒットしそうな曲があまり見当たらないからです。
 この曲はビリー・コーガンのガールフレンド "Yelena Yemchuk" のことを歌ったラヴ・ソングで、ミュージック・ヴィデオにも登場するようですが、今度はマネージャーの "Sharon Osbourne" (シャロン・オズボーン)がそのヴィデオへの嫌悪とビリーとの対立により辞めてしまいます。 詳しいことは分りませんが、みんなビリーから離れて行ってしまうのですね・・・

 ビリー・コーガンは2000年代になってからもZWAN(ズワン)というユニットを組んだり、ソロ・アルバムを出したり、パンプキンズ名義でアルバムを出していますが、ギターのジェームスがいないとこの音は出せないようで評価も大きく分かれています。 私にとってはこのアルバムが実質的な彼らのラスト・アルバムとなりました。


●The Smashing Pumpkins (当時のオリジナル・メンバー):
*Billy Corgan(ビリー・コーガン) – lead vocal, guitar, piano
*James Iha(ジェームス・イハ) – guitar
* Jimmy Chamberlin(ジミー・チェンバレン) – drums
* D'arcy Wretzky(ダーシー・レッキー) – bass

● Stand Inside Your Love 『スタンド・インサイド・ユア・ラヴ 』を聴く:

  ●歌詞と対訳●

You and me   きみと ぼくは
Meant to be   そうなる運命 ※
Immutable   不変で
Impossible   不可能な

It's destiny   それは運命さ
Pure lunacy   純粋な狂気 ※
Incalculable   計り知れず ※   
Insufferable   耐え切れない ※

But for the last time   でも 最後には
You're everything that I want    きみは ぼくの必要とする すべてのもの 
and ask for     そして ぼくの求めるもの ※
You're all that I'd dreamed        きみは ぼくが夢見ていた すべてだ

Who wouldn't be the one you love   誰もが きみに愛される者になりたい ※
Who wouldn't stand inside your love  誰もが きみの愛に包まれていたい ※    
Protected and the lover of   守られて そして 恋人になる 

A pure soul    純粋な 心 ※ 
and beautiful you   そして 美しい きみ

Don't understand    理解できなくても
Don't feel me now   今は ぼくを好きになれなくても
I will breathe   ぼくは 息をしていよう
For the both of us   ぼくら 二人のために

Travel the world   世界を旅して
Traverse the skies  空を 縦横に駆けめぐっても ※
Your home is here   きみの家は ここさ
Within my heart   ぼくの心の中だよ

And for the first time   まるで初めてのように
I feel as though I am reborn   ぼくは 生まれ変わったような気がする ※
In my mind      ぼくの心の中で
Recast as child and mystic sage  子供のように生まれ変わり、神秘的な賢者となる ※

Who wouldn't be the one you love   誰もが きみに愛される者になりたい
Who wouldn't stand inside your love  誰もが きみの愛に包まれていたい

(間奏)

And for the first time   そして 初めて
I'm telling you how much I need   ぼくがどれくらい きみを必要としているかを告げよう
and bleed for    そのために (どれくらい)心を痛めたかを ※
Your every move and waking sound   きみのあらゆる動きや 目覚める音を
In my time    ぼくの 時間の中で
I'll wrap my wire around your heart   きみの心に ぼくのワイヤー(針金)を巻き付けよう
and your mind   それを きみの心に ※  
You're mine forever, now   きみは永遠に ぼくのものさ

Who wouldn't be the one you love   誰もが きみに愛される者になりたい
and live for    そして(きみのために)生きよう ※
Who wouldn't stand inside your love  誰もが きみの愛に包まれていたい
and die for    そして(きみのために)死のう ※
Who wouldn't be the one you love   誰もが きみに愛される者になりたい



※ Meant to be:~であるべき、~になる運命。"meant to be together" (一緒になる運命)
※ lunacy:狂気、精神錯乱。 (古)月の満ち欠けによる一時的な精神錯乱。月(ラテン語でluna)の光を浴びることで気が狂うと考えられことから。
※ Incalculable:数え切れない、計り知れない。
※ Insufferable:耐え切れない、我慢できない。 前の"Incalculable"と並べて韻を踏んでいるだけでしょう。
※ ask for:~を求める。前にある"I want"と同じですが、この歌詞には"love for" とか "live for" といった具合に語尾に"~for" を使うことで韻を踏んでいます。

※ lover of:~を好きになる、~を愛好する。この場合は「恋人になる」としておきました。
※ wouldn't be:~だったらいいね。 ~だといいと思う。
※ stand inside your love:直訳すると「きみの愛の内側に立つ」となるけれど、堅苦しいから「きみの愛に包まれる」としました。

※ soul:普通は「たましい」だが、ここでは「心」としておきました。
※ Traverse:縦走、横断。 越える、行き来する。 旋回する。
※ reborn:生き返った、よみがえった、生まれ変わった。
※ Recast:作り直す。 改作。

※ bleed:直訳すると「血を流す」ことですが、「心痛する」、「心を痛める」、「嘆き悲しむ」。
※ mind:"heart" も "mind" も日本語では「心」とした方が自然な感じがします。「精神」と訳すとどうも堅苦しいし、違う気がしますから・・・
※ live for:~のために生きる。
※ die for:~のために死ぬ。

 記事の編集

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

全記事タイトル表示リンク

全記事タイトルを表示

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
FC2カウンター
フリーエリア


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

Mail Form:メールフォーム

リンク
電子書籍
Amazonから電子書籍を出版しました
QRコード
QR
RSSリンクの表示