14.Have You Ever Seen the Rain 雨を見たかい

Have You Ever Seen the Rain 雨を見たかい :
 Creedence Clearwater Revival クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

Alubm : Pendulum
Pendulum
  GREATESTHITS
GREATESTHITS

Released: 1970
Written by: John Fogarty (ジョン・フォガティ)
Produced by: John Fogarty

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
C.C.R.
 『ウィキペディア(Wikipedia)』

 Creedence Clearwater Revival とは何とも長ったらしいバンド名ですが、面倒なので C.C.R. と呼ばれていました。 直訳すると 「クリーデンスのきれいな水・復刻版」 とでもいったところでしょうか。 メンバーによると特に深い意味は無いらしく、クリーデンスは友だちの名前で、クリアーウォーターは当時流行っていたビールのCMから、リバイバルはバンドの活動を再開したことから来ているとのこと。 あの頃は割りといい加減なバンド名が多かったですが、グループはこの名前にしてからカヴァー曲の 「スージーQ」 がヒットし、その後 「プラウド・メアリー」 のヒットでブレイクしますから、名前の力も馬鹿にはなりません。

 C.C.R.の前身はカリフォルニア(バークレー)のハイスクール・バンドから始まりますが、その割には南部っぽい土臭いサウンドで、最初に 「プラウド・メアリー」 を聴いたポール・マッカートニーは「何てすばらしい黒人グループかと思ったけど、それが白人のグループと聞いてびっくりした」―と語っていました。

 バンド名と同じく変わっているのがこの曲のタイトルで、実際に雨を見たことが無い人はいないでしょうが、ここで歌われている「雨」とは当時アメリカ軍がベトナム戦争で絨毯(じゅうたん)爆撃に使っていた ナパーム弾 を暗喩したものと言われ、当時のアメリカでは放送禁止となりました。

 数あるC.C.R.のヒット曲の中で日本で最も馴染みが深く、今でも雨にちなんだ曲としてラジオから流れたり、TVのCMで使われたりしていますが、決して恵みの雨という意味ではなさそうです。
 最近ではイラクやアフガニスタンでアメリカ軍がナパーム弾を使ったかどうかが問題になっていますが、ペンタゴン(アメリカ国防省)が何と言おうと爆弾の名称が違うだけで非人道的な行為であることに変わりはありません。 この曲はそうした爆撃が行われる度に、色々な人によってカヴァーされ歌われています。

●追記: 1971年にヒットしたこの曲は、いわゆる反戦歌として歌詞だけが勝手に一人歩きを始めてしまった感がありますが、作者のジョン・フォガティ自身はそうした解釈に対し、ずっと後の1997年になってから当時のウェブ・サイト(現在は無し)で反論しています。→ 雨を見たかい (Have You Ever Seen the Rain?) 

● Have You Ever Seen the Rain 「雨を見たかい」を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックしてみて下さい)

 ↓歌詞と対訳は、下の「続きを読む」のリンクをクリックして下さい。 

  ●歌詞と対訳:

Someone told me long ago   誰かがずっと以前 俺に言っていた
There's a calm before the storm,   「嵐の前には凪(なぎ)がある」
I know,   判ってる
It's been comin' for some time.   そいつはそのうち やって来る
When it's over, so they say,   それ(静けさ)が終わる後に、そう彼らは言う
It'll rain a sunny day,   その「雨」(※)は 良く晴れた日に降るだろう
I know,   判ってるさ
Shinin' down like water.   輝きながら まるで雨水みたいに降り注ぐんだ

I wanna (want to) know,   俺が知りたいのは、(※)
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
I wanna know,   俺が知りたいのは、
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
Comin' down (on a) sunny day.   晴れた日に 降り注ぐのを

Yesterday, and days before,   昨日も、そして その前の日も
Sun is cold and rain is hard,   太陽は冷たく、「雨」は激しかった
I know,   判ってるさ
Been that way for all my time.   俺の時間(任務)中は ずっとそうだった
'Til forever, on it goes    永遠の時まで、それは続くんだ
Through the circle, fast and slow,   その圏内を通して、速く そしてゆっくりと、
I know,   判ってるさ
It can't stop, I wonder.   そいつは止められない、俺はそう思う

I wanna (want to) know,    俺が知りたいのは、
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
I wanna know,   俺が知りたいのは、
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
Comin' down (on a) sunny day.   晴れた日に 降り注ぐのを
Yeah!

I wanna know,   俺が知りたいのは、
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
I wanna know,    俺が知りたいのは、
Have you ever seen the rain?   きみは今までに その「雨」を見たことがあるかい?
Comin' down (on a) sunny day.   晴れた日に 降り注ぐのを

※ここで歌われている「雨」とは、ベトナム戦争でアメリカ軍が使ったナパーム弾(焼夷弾)のことらしい。
(ナパーム弾(Napalm bomb):ナフサにナパーム剤と呼ばれる増粘剤を添加してゼリー状にしたものを充填した油脂焼夷弾。アメリカ軍が開発したもので、きわめて高温(900~1,300度)で燃焼し、広範囲に全ての物や人を焼き尽くすという)

※I wanna know :wanna = want to のことですが、歌っているジョン・フォガティは訛(なま)りが強く、歌詞によっては「won't」となっているものもあって、それだと意味がまったく反対になってしまいます。
know もジョンは「ヌー」と発音しているし、ラジオから聞こえてくる音楽を必死に聴き取ろうとしていた若い頃は苦労しました。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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アメリカで放送禁止になっていたとは知りませんでした。
なんか耳に残る曲だなあと思っていました。でも、この曲の歌詞はすごく聞き取りにくく、殆ど意味がわかっていませんでした。
まさかrainがナパーム弾だったとは思いもしませんでした。
ほのぼのした感じの曲だと思っていたのに、
哀しい歌だったんですね・・・

この曲は今でもTVのコマーシャルで使われたりしますが、意味を分からずに使っているものがほとんどでしょう。 ノリのいい曲なので気軽に歌えますが、内容はかなりシリアスなものです。

ナパーム弾かどうかについては色々な説があり、歌詞が勝手に一人歩きし過ぎたこともあって、作者のジョン・フォガティ自身は後になってから否定しているので、そのことも言及しておくことにしました。
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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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