193. Black Magic Woman ブラック・マジック・ウーマン

Black Magic Woman ブラック・マジック・ウーマン : Santana サンタナ

 1968年 Fleetwood Mac
(フリートウッド・マック)初期のメンバー Peter Green によって作曲され歌われたこの曲は、イギリスのシングル・チャートで37位になっています。 その二年後にサンタナがカヴァーすることでアメリカとカナダで4位のヒットとなっただけでなく、初期のサンタナを代表する曲にもなりました。 


Alubm : Abraxas
  天の守護神
(試聴可)
Released: 1970
Written by: Peter Green (Fleetwood Mac : 1968)
Produced by: Fred Catero , Carlos Santana

  サンタナについて:
Santana
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 1970年はビートルズやサイモン&ガーファンクルが解散して一つの時代が終わったのと同時に、その後さまざまな形の音楽が登場した頃でもありました。 それまでのギタリストにはブルースに影響を受けた人たちが多かったのですが、1969年伝説の ウッドストック・フェスティバル に参加したサンタナはロックとラテンが融合した「ラテン・ロック」という新しいジャンルを作り出しました。
 たえずメンバー・チェンジを繰り返していたサンタナですが、共通しているのはカルロス・サンタナのむせび泣くようなギターと、強烈なパーカッションでしょうか。 特に「泣きのギター」は日本人の心の琴線(きんせん)に触れるらしく、Europe(哀愁のヨーロッパ)は普段洋楽を聴かない日本人にも人気があります。

 この曲のリード・ヴォーカルをとっていたのは初期メンバーの一人 Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)ですが、この後に参加するギタリストのニール・ショーンと共に脱退して Journey(ジャーニー)を結成してしまいます。 当時のサンタナはカルロス・サンタナのワンマンぶりが目立ってたえずメンバー・チェンジを繰り返していましたから、他のメンバーの名前など一々覚えていられないくらいでした。

 曲のタイトルにある 「Black Magic」―は「黒魔術」という訳語になりますが、魔術 には人の役に立つ「白魔術」と、人を呪ったりして害を及ぼす「黒魔術」というのがあるそうですが、私はそうしたものには興味が無いので白でも黒でも勝手にやって下さいとしか言えません・・・
 歌詞は Got a black magic woman (俺は)黒魔術の女を手に入れた」 ―というフレーズを繰り返す他愛の無いものですが、この曲はカルロス・サンタナのギター・プレイが全てでしょう。

 アルバムでは 「Gypsy Queen」(ジプシー・クイーン)とつながるメドレーになっていますが、シングル・ヴァージョンは「ジプシー・クイーン」をカットした短いものになっています。 「ジプシー・クイーン」はインストゥルメンタルできれいにつなげてあるから(実は別テイク)、そのまま切らずに入れてくれても良いのですが、やはりラジオでオン・エアされるのを考えてのことでしょう。

Santana(サンタナ)当時のメンバー:
* Carlos Santana Guitar, Vocals
* Gregg Rolie - Keyboards, Vocals
* Jos "Chepito" Areas Percussion, Conga, Timbales
* Mike Carabello Percussion, Conga
* Rico Reyes Percussion
* Steven Saphore Tabla
* Alberto Gianquinto Piano
* David Brown Bass
* Michael Shrieve - drums

Black magic woman/Gypsy Queen (ブラック・マジック・ウーマン~ジプシー・クイーン:アルバム・ヴァージョン 5:24)はこちら。

Black Magic Woman 『ブラック・マジック・ウーマン』を聴く: (シングル・ヴァージョン 3:16)
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詞●

Got a black magic woman   黒魔術の女を手に入れた
Got a black magic woman   黒魔術の女を手に入れた
I've got a black magic woman   俺は 黒魔術の女を手に入れたんだ
Got me so blind I can't see   俺の目が くらんで見えなくなってしまうほどの   
that she's a black magic woman   彼女は 黒魔術を使う女
She's trying to make a devil out of me   彼女は俺を 悪魔に仕立てようとしている


Don't turn your back on me, baby   俺に背を向けないで ※
Don't turn your back on me, baby   俺を見捨てないで
Yes, don't turn your back on me, baby   そう、俺に背を向けないでくれ、ベイビィ
Stop messing 'round with your tricks   おまえの魔法で 惑わせないでくれ ※
Don't turn your back on me, baby   俺を見捨てないでくれ、ベイビィ
You just might pick up my magic sticks   おまえは俺の 魔法の杖を拾い上げるかもしれない※


Got your spell on me, baby   おまえは俺に 魔法をかける
Got your spell on me, baby   おまえは俺に 魔法をかける
Yes, you got your spell on me, baby   そう、お前は俺に 魔法をかけて、ベイビィ
Turning my heart into stone   俺の心を 石の中に閉じ込めようとする
I need you so bad - magic woman   どうしようもないくらい おまえが欲しい、 魔性の女よ ※   
I can't leave you alone   俺はおまえから 離れることができないんだ


※ turn one's back on :「~に背を向ける」、「~を見捨てる」、「~を無視する」
※ mess around :「混乱させる」、「ごちゃごちゃにする」、「いじくりまわす」
※ pick up :「拾い上げる」とか「つまみ上げる」だが、オリジナルは「break up」(「壊す」、「折る」)となっている。
※ (cast a) spell on :「魔法をかける」
※ so bad :普通に訳せば「とても悪い」だが、実はスラング(俗語)で「かなり」とか「カッコイイ」とか「いかす」(死語?)といったポジティブな使い方もある。 今の若い人が「やばい」をほめ言葉で使ったりするのと似ています。

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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