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173. Across the Borderline アクロス・ザ・ボーダーライン

Across the Borderline アクロス・ザ・ボーダーライン : Ry Cooder ライ・クーダー

 ニック・ロウとライ・クーダーの来日記念特集4回目で、今回はライ・クーダーを取り上げてみました。 ライ・クーダーは「How Can a Poor Man Stand Such Times and Live?」以来二度目になります。


Alubm : ゲット・リズム(紙ジャケ)
  スライド天国
(国内版LP:廃盤)
Released: 1981-1987
Written by: Ry Cooder , John Hiatt , James Dickinson
Produced by: Ry Cooder

  ライ・クーダーについて:
Ry Cooder
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 今回取り上げたこの曲は映画の挿入歌として作られ、それから日本のTVコマーシャル用に別のアレンジで歌われ、最終的に別のヴァージョンでアルバムに収められたので、3種類のヴァージョンが存在します。

●映画のサウンド・トラックで使われた Across the Borderline」:を聴いてみる。

 この曲は1981年のジャック・ニコルソン主演映画 The Border 」(ボーダー)のサウンド・トラックとして作られたものでした。 曲作りにはジョン・ハイアットも参加していますが、歌っているのはフレディ・フェンダーです。
 映画はボーダー(アメリカとテキサスの国境を指す)で不法入国を取り締まる警察官をジャック・ニコルソンが演じています。
 現在サウンドトラックとしては「アラモ・ベイ」とカップリングされた The Border/Alamo Bay
というCDが出ているくらいです。

●TVコマーシャルで使われた Across the Borderline:を聴いてみる。

 1981年に パイオニアのロンサム・カーボーイ
というカー・ステレオのTVコマーシャルにこの曲が使われ、ライ・クーダー自身が歌っているだけでなく、TVや雑誌の映像にも本人が使われてちょっと話題になりました。
 ここで使われた曲は'82年のアルバム 「The Slide Area」の国内版レコード スライド天国
のボーナス・トラックとして収められていました。 なぜか現在のCDはオリジナルのままで、ボーナス・トラックはありません。
 同じコマーシャルでもラジオ(FM)ではギターの弾き語りによる Big City」(ビッグ・シティ)という曲が使われて、これも国内版レコードのボーナス・トラックに入っていました。 これも現在は入手できないので、曲へのリンクを貼っておきます。

●1987年のアルバム 「Get Rhythm」(ゲット・リズム)に収められていたヴァージョン:

 それから約5年後にリリースされたアルバム ゲット・リズム
ではアレンジを変えて、かなりゆったりとしたテンポの曲に作り変えています。 コマーシャルで使われたヴァージョンが昼の砂漠地帯なら、こちらは夜の砂漠といった感じでしょうか。 ライ・クーダーが音楽を担当した'85年の映画「パリ・テキサス」で主演を務めたハリー・ディーン・スタントンがゲストで参加していて、途中からスペイン語で歌っています。 冷えびえとしたギター・プレイをお楽しみ下さい。 歌詞はヴァージョンごとに少しずつ違います。

「Get Rhythm」 の Across the Borderline  『アクロス・ザ・ボーダーライン』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詞●

There's a land so (place where) I've been told   話で聞いた (素敵な)ところがある
Every street is paved with gold   全ての通りは 黄金で舗装されているという
And it's just across the borderline   そしてそれは 国境を越えたすぐ向こう側にある
When it's time to take your turn   でも今は きみの考えを変える時だ
Here's one lesson that you must learn   ここに きみが学ぶべき 一つの戒めがある
You could lose more than you'll ever hope to find  きみは見つけるより多くのものを失うだろう

(Chorus)
When you reach the broken promised land   きみが 夢破れた約束の地に着いた時に
Every dream slips through your hands   すべての夢が きみの指の間をすり抜けて行くのを
Then you'll know    きみが 気付く時には   
that it's too late to change your mind   心を入れ替えようとしても もう遅すぎるんだ
'Cause you've paid the price to come so far  きみはここに来るための代価を支払ったのだから
Just to wind up where you are   きみが今いる そんな羽目に陥るために
You're still just across the borderline   きみは ただ国境の向こう側にとどまるだけ


Up and down the Rio Grande   (アメリカとメキシコ国境の)リオ・グランデ川を上ったり下ったりの
A thousand footprints in the sand   砂の上に残る 無数の足跡は
Reveal a secret no one can define   誰も その秘密を解き明かすことはできないだろう
The river flows on like a breath   その川は まるで呼吸でもしているように流れている
In between our life and death   我々の 生と死のあいだを
Tell me,    まったく、
who's the next to cross the borderline   次に この国境(の川)を越えるのは誰なのか

※サウンド・トラックのフレディ・フェンダー・ヴァージョンは (Chorus) に戻る

(間奏) (以下の歌詞はヴァージョンによって違います)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※The Slede Area (国内版 ボーナス・トラック・ヴァージョン)

High across the desert sand   デザート(砂漠地帯)の砂の上を渡って
Voices whispering in the wind   風の中の ささやき声が
Recall a past you thought you left behind   きみが置き去りにした過去を 思い出させる
But love remains when pride is gone   でも誇りを失くした時でも 愛は残されている
And it keeps you moving on   そしてそれが きみを前にと進めてくれる
And calls you back across the borderline   国境の向こうへ帰れと きみを呼ぶ

(Chorus)
When you reach the broken promised land   きみが 夢破れた約束の地に着いた時に
Every dream slips through your hands   すべての夢が きみの指の間をすり抜けて行くのを
Then you'll know    きみが 気付く時には   
that it's too late to change your mind   心を入れ替えようとしても もう遅すぎるんだ
'Cause you've paid the price to come so far  きみはここに来るための代価を支払ったのだから
Just to wind up where you are   きみが今いる そんな羽目に陥るために ※
You're still just across the borderline   きみは ただ国境の向こう側にとどまるだけ

When you reach the broken promised land   きみが 夢破れた約束の地に着いた時に
Every dream slips through your hands   すべての夢が きみの指の間をすり抜けて行くのを
Then you'll know    きみが 気付く時には   
that it's too late to change your mind   心を入れ替えようとしても もう遅すぎるんだ
'Cause you've paid the price to come so far  きみはここに来るための代価を支払ったのだから
Just to wind up where you are   きみが今いる そんな羽目に陥るために
You're still just across the borderline   きみは ただ国境の向こう側にとどまるだけ

And you're still just across the borderline   そしてきみは ただ国境の向こう側にとどまるだけ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※Get Rhythm ヴァージョン (スペイン語:ハリー・ディーン・スタントン)

En la triste oscuridad   (In the sad darkness)   悲しい 暗闇の中で
hoy tenemos que cruzar  (today we have to cross)  今日我々は 渡らなければならない
este río que nos llama más allá
(this river which calls us further away)   もっと遠くへと 我々を呼ぶ この川を

But hope remains when pride is gone   でも誇りを失くした時でも 希望は残されている
And it keeps you moving on   そしてそれが きみを前にと進めてくれる
Calling you across the borderline   国境の向こうへと きみを呼ぶ

(Chorus)
When you reach the broken promised land   きみが 夢破れた約束の地に着いた時に
Every dream slips through your hands   すべての夢が きみの指の間をすり抜けて行くのを
And you'll know    きみが 気付く時
it's too late to change your mind   心を入れ替えようとしても もう遅すぎる
'Cause you pay the price to come so far   きみはここに来るための 代価を支払ったのだから
Just to wind up where you are   きみが今いる そんな羽目に陥るために
And you're still just across the borderline   そしてきみは ただ国境の向こう側にとどまるだけ

Now you're still just across the borderline   今のきみは ただ国境のあちら側にとどまるだけ


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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はじめまして。この曲に思い出のある人の多くが、おそらくロンサム・カーボイだと思いますが、ボクもそのうちの一人です。「サイレンの音は夢の中で荒野を渡る風に変わった」「荒野にいるときより都会にいるときの方が寂しかった」「ワイフが子供の時の写真をダッシュボードの上にテープでとめた」・・・とかいう、秋山晶氏のコピーと片岡義男氏(たぶん)のナレーション。そのバックで流れていた「Borderline」が好きでした。その他にも「Go Home Girl」や「Big City」のシリーズもあったと記憶しています。
「Across The Borderline」の検索で偶然たどり着いたブログでした。落ち着かれたら、また更新してください。では。

WATARU さん、こんにちは。 初めまして。

この曲のTVコマーシャルは30年くらい前に流れていたものですから、そのコマーシャルに思い入れがあるというのは、おそらくその頃に青春していた方なのでしょうね。 私もその内の一人ですが・・

この曲は幾つかのヴァージョンがありますが、あのCMで使われていたヴァージョンは現在入手できませんので、リンクを貼ってあります。 この曲の乾いた空気感が好きでした。

現在は小説の対訳をやっていてこちらはお休みしておりますが、来月あたりにまたスポット的に更新する予定でいます。 今年はまだやることがあるので、本格的に再開するのは来年になると思いますが・・・

コメントありがとうございました。 

はじめまして。

実はライ本人の唄う、シングル盤ヴァージョンは意外なところでCDになっています。
通販の千趣会が出したセットCDのうちの1枚、「HeartLand」という巻に、このヴァージョンが収録されています。この盤はWEA系の曲ばかり収録。入手は、中古盤店を探すしかないとは思いますから、簡単に見つからないとは思いますが・・・・

TJNさん、こんにちは

パイオニアのTVコマーシャルで使われたヴァージョンは、国内版のレコードにボーナス・トラックとして収録されていましたが、なぜかボーナス・トラック大盤振る舞いの現在のCDには収められていません。 ひょっとしたら、本人の意向なのかもしれませんが・・・

私は当時のレコードを持っているから良いのですが、それを聴きたいという方のためにこうしてリンクを貼っている次第です。
情報の提供、ありがとうございました。

ずっと好きだった曲

ずっとこの曲が好きでした。
英語が苦手なため、いつもムードに酔いしれながら、ぼんやりとメロディにゆられていました。
昨夜父が亡くなり、いま通夜が明けて 雨上がりの空を眺めながら、この曲をiPhoneで聴きました。
詳しい歌詞が知りたくなりこのサイトにたどり着きました。
歌詞をみながら何度か繰り返し、ライ・クーダーとハリー・ディー・スタントンの声を聴きました。泣けてきました。
ありがとうございました。

Re: ずっと好きだった曲

身内の方が亡くなって、葬儀などで日常と違う状態に置かれると心身共に疲れるから、それだけ音楽が心にしみてきたりしますね。
私もこれまでに何度かそうした体験をしてきました。

音楽で世界を救うことはできなくても、疲れた人の心を少しでも軽くしてくれるのであれば、それで充分その人の役に立ったと言えるでしょう。
私にしても、訳詞が少しでもお役に立てたのであれば、やった甲斐があったというものです。

コメント、ありがとうございました。
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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