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170. I Don't Know Why You Keep Me On

I Don't Know Why You Keep Me On : Nick Lowe ニック・ロウ

 ニック・ロウとライ・クーダーは現在来日していて、一緒にコンサートで各地を周っているようです。 こうした機会でもないとニック・ロウを取り上げることもないと思うので、この際だからやってみることにしました。


Alubm : Party of One
  パーティ・オブ・ワン
(廃盤)
Released: 1990
Written by: Nick Lowe (ニック・ロウ)
Produced by: Dave Edmunds (デイヴ・エドモンズ)

  ニック・ロウについて:
Nick Lowe
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲を含むアルバム Party of One
(パーティ・オブ・ワン)にはライ・クーダーとジム・ケルトナーが参加していますが、この両者を結びつけたのは1987年に行われたジョン・ハイアットのレコーディングの時でした。 (それもこの後にやる予定でいます)

 その時の素晴らしいセッションがキッカケとなって、ニック・ロウはその4人でグループを作ることを提案し、それが1992年の 「Little Village」へとつながるのですが、なぜか一番格下であるジョン・ハイアットが乗り気にならなかったようで、先にジョン抜きのこのアルバムが作られました。 これがなかなか良いのですね。

 私がニック・ロウの名前を知ったのは、1979年のプリテンダーズの記念すべきデビュー・シングルとなった Stop Your Sobbing(ストップ・ユア・ソビン)のプロデューサーとしてでした。 (クリッシー・ハインドの才能を認めたニック・ロウは、自分のバンドのギタリストにとクリッシーを誘ったそうです)
 その後、1987年のジョン・ハイアットのアルバムでまたその名前を聞くことになりますが、その時はベーシストとしてでした。 他の3人はアメリカ人で、ニック・ロウだけがイギリスの人です。

 そのイギリス人のニック・ロウですが、このアルバムのレコーディングはロサンゼルスにあるスタジオで行われました。 このアルバムでは Gai-Gin Man」(ガイジン・マン)という日本を歌った曲も収められていて、
I'm a gai-gin man in "the land of the rising sun" (俺は「日出ずる国」にいる外人マン)
 ―というフレーズが出てきます。 この"the land of the rising sun"(日出ずる国)というのは日本人が自国をそう呼ぶのを皮肉っている訳で、「Little Village」でも同じ言葉で日本を暗喩している曲がありました。 聖徳太子が隋の皇帝に宛てた書簡からの英訳ですが、ちょっと恥ずかしくなる表現です・・・

 まあ、そうしたことはともかくとして、腕の良いミュージシャンが集まると演奏を聴いているだけでも楽しくなります。 このアルバムからは「All Men Are Liars」がシングル・カットされていますが、ヒット・チャートにはかすりもせず、現在はアルバム自体が廃盤になっていて聴く機会も少ないと思うので、もう一曲聴けるようにしておきました。 イギリス人のニック・ロウがロッキー山脈のことを歌った Rocky Road という曲もリンクを貼っておきますので、よかったら聴いてみて下さい。

 今回取り上げた曲は男女の破局を歌ったものですが、韻(いん)を踏んだシンプルな歌詞の中に男の哀しさが良く表れていると思います。 曲が明るめなので、あまり悲しげには聞こえませんが・・・

●参加ミュージシャン:
* Nick Lowe bass guitar, lead vocals
* Ry Cooder electric guitar, mandolin
* Jim Keltner drums
* Dave Edmunds electric guitar 
* Bill Kirchen electric guitar
* Paul Carrack organ, piano
* Austin De Lone piano, acoustic guitar

I Don't Know Why You Keep Me On を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詞●

Our perfect love has died   俺たちは完全に 愛が終わった
You know this as well as I   俺と同じで お前にもわかっていること
We've tried and tried and tried   俺たちは 何度も何度も繰り返し努めてみたけど
Now Its Time to face up to it   今は現実を 直視する時が来たようだ ※

One thing binds us still   まだ一つのことが 俺たちをつなぎ止めている
And that's a chain no-one can see   それは 誰にも見えない鎖であり
To which you hold the key   お前が どちらの鍵を握るかだ
Here's the lock   ここに その錠前がある
Don't hold back   ためらうな ※

The other day I found my wedding ring   先日俺は 自分の結婚指輪を見つけた
I'd clean forgot that I lost that thing   それは失くしたことを きれいに忘れていたもの
The hurts here   ここに その傷がある ※   
The goods gone   失くした その品物の ※   
I don't know why you keep me on   なぜ お前が俺を留めているのか 分からない


Desire's what made us fight   (互いの)要求が 俺たちを争わせた
All those times into the night   すべての時に 夜になってからも 
Lord how we'd scratch and bite   あぁ、俺たちは 傷を掻きむしるようなことをして
Now we don't even do that no more   今はもう それすらもしなくなった

I'm not trying to buck the blame   俺はもう 非難に逆らおうとは思わない
We both must shoulder that shame   俺たち二人は その恥を負うべきなんだ
The hurts here   ここに その痛みがある
The goods gone   善いものは 消え失せて
I don't know why you keep me on   なぜ お前が俺を引き止めているのか 分からない


Every time , I try to picture your face   いつも、俺はお前の顔を思い描いていたけれど
Nowadays I see an empty space   この頃 俺に見えるのは 空っぽの空間だけ    
tell me, are you blind and deaf   本当に、お前は 盲目で耳が聞こえないのか? ※
Just what is it that you think is left?   それでお前に残っているものって 一体何だ?

But hurt strong   でも 苦痛は強く
And good gone   善いものは 消え失せた
I don't know why you keep me on   なぜ お前が俺を留めているのか 分からない
I don't know why you keep me on   なぜ お前が俺を引き止めているのか 分からない


※ face up :「~を直視する」、「~に直面する」
※ hold back :1.「ためらう」、「しりごみする」。2.「(感情を)抑える」。3.「隠す」、「秘密にする」。4.「引き止める」、「控える」。
ここでは前にある「lock」と並べて韻を踏んでいる。
※ The hurts here , The goods gone :この部分、短いだけに意味が判りにくいです。「It hurts here」だと「ここが痛む」くらいの感じですが、1番、2番、3番で解釈を少し変えてみました。
※ tell me :ここでは「本当に」とか「まったく」といった単なる呼びかけでしょう。
※ blind and deaf :blind は「盲目」、 deaf 「耳が聞こえない」で、「~が不自由な」という腫れ物に触るような表現はしていません。 かえって意味が判らなくなりますので。 

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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