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109. Piano Man ピアノ・マン

Piano Man ピアノ・マン : Billy Joel ビリー・ジョエル 

 この曲はビリー・ジョエルにとって初ヒットになったというだけでなく、数あるヒット曲の中で現在でも一番人気のあるのがこの曲です。


Piano Man (仏版)
Alubm : Piano Man
Piano Man
  ピアノ・マン
ピアノ・マン
 (試聴可)
Released: 1973
Written by: Billy Joel (ビリー・ジョエル)
Produced by: Michael Stewart (マイケル・スチュアート)

  ビリー・ジョエルについて:
 Billy Joel
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 ビリー・ジョエルは十代の頃からバンドを組んで音楽活動をしていましたが、かなり苦労していたみたいです。 1971年にソロ・アルバムを出すも全然売れず、精神的にも参っていたビリーはマネージャーのエリザベス・ウェーバー(のちの奥さん)とニューヨークからロサンゼルスへと移り住みます。 そして「ビル・マーティン」と名前を変えてクラブなどで歌っていたようで、この歌詞に出てくるピアノ弾きの「ビル」はビリーのことでしょう。 

 そして1973年に別のレーベルから再デビューして発表したアルバム「ピアノ・マン」と、シングル・カットされたこのタイトル曲がヒットして、やっと名前が知られるようになりました。 
 その後しばらくパッとしませんでしたが、1977年の The Stranger
(邦題:ストレンジャー)が大ヒットして1,000万枚を売り上げ、翌年のグラミーでは「最優秀楽曲賞」と「最優秀レコード賞」を受賞しています。
 そして1979年には 52nd Street
(邦題:ニューヨーク52番街)もヒットして、その頃にはトップ・ミュージシャンの仲間入りを果たしていました。

 '80年代に入ると音楽的にかなり方向性が変わってしまい、この曲にあるような瑞々(みずみず)しさやひたむきさが感じられなくなって、私は聴かなくなってしまいましたが・・・ 今回改めてこの曲の歌詞を訳してみて、ビリー・ジョエルの原点はやはりこの曲にあることを再認識させられました。 名曲と呼ばれるものは、歌詞もメロディも歌も演奏も、全てに渡ってバランスがとれているもので、人を感動させる力を持っているものです。

Piano Man 『ピアノ・マン』を聴く:
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックして下さい)

  ●歌詞と訳詞●

It's nine o'clock on a Saturday   土曜日の (夜の)9時
The regular crowd shuffles in   常連客たちが ぼちぼちと入って来る ※
There's an old man sitting next to me   老齢の男が一人 俺の隣に座って
Makin' love to his tonic and gin   (両手の中の)ジン・トニックを いとおしんでいる ※

He says,   彼が言う、
"Son, can you play me a memory   「若いの、思い出(の曲)を 演(や)ってくれないか
I'm not really sure how it goes   どんなのだったか はっきりしないんだけど
But it's sad and it's sweet   その、悲しげで それでいて、やさしくて
and I knew it complete   (あの頃は )よく知っていたやつなんだ
When I wore a younger man's clothes."   わしが ずっと若かった頃にはな」 ※

la la la, di da da   ラ、ラ、ラ・・・
La la, di di da da dum   ラ、ラ、・・・

(Chorus)
Sing us a song,   歌っておくれ
you're the piano man   きみは ピアノ・マンだろう
Sing us a song, tonight   俺たちに歌ってくれよ、今宵
Well, we're all in the mood for a melody   俺たちはみんな、メロディに浸りたい気分なんだ
And you've got us all feelin' all right   俺たちをみんな、いい気分にさせてくれよ

Now, John at the bar is a friend of mine   このバーの(バーテンの)ジョンは 俺の友だちさ
He gets me my drinks for free   彼はタダで 俺に飲み物を出してくれるし、
And he's quick with a joke   彼は ジョークと共に すばやく、   
and he'll light up your smoke   客のタバコに 火をつけるんだ
But there's some place   でも どこかに居場所があるはず
that he'd rather be   彼にもっと ふさわしい場所が

He says,   彼は言う、
"Bill, I believe this is killing me."   「ビル、ここにいたんじゃ、俺は駄目になる」 ※
As his smile ran away from his face   彼の顔からは 笑みが消え失せて
"Well, I'm sure that I could be a movie star   「俺きっと 映画スターになれると思うんだ
If I could get out of this place"   ここから 出て行くことさえできるなら」

Oh, la la la, di da da
La la, di da da da dum

Now, Paul is a real estate novelist   ポールは小説家(志望)で 不動産業を営むけど ※
Who never had time for a wife   奥さんを持つ時間は 持てなかった   
And he's talkin' with Davy,   彼は ディヴィと話している
who's still in the Navy   (ディヴィは)まだネィヴィ(海軍)にいる ※
And probably will be for life   おそらく 一生そこにいるだろう

And the waitress is practicing politics   ウェイトレスは 政治(ずる賢い駆け引き)の練習中 ※
As the businessman slowly gets stoned   ビジネスマンに ゆっくりと酔いが回るにつれて ※
Yes, they're sharing a drink   そう、彼らが 酒を分かち合っている相手は
they call loneliness   人々から「孤独」と呼ばれているもの
But it's better than drinkin' alone   でも 独りきりで呑むよりは ずっといいさ

(Chorus)
Sing us a song,   歌っておくれ
you're the piano man   きみは ピアノ・マンだろう
Sing us a song, tonight   俺たちに歌ってくれよ、今宵
Well, we're all in the mood for a melody   俺たちはみんな、メロディに浸りたい気分なんだ
And you've got us all feelin' all right   俺たちをみんな、いい気分にさせてくれよ

It's a pretty good crowd for a Saturday   この土曜日は 客の入りもなかなか良いみたいで
And the manager gives me a smile   マネージャーは 俺に微笑みかける
'Cause he knows   なぜって 彼は知っているのさ
that it's me they've been comin' to see   お客のお目当ては 俺だってことを
To forget about their life for a while   彼らはしばらく 自分の(つらい)生活を忘れたいのさ

And the piano, it sounds like a carnivore   そしてピアノは カーニバルみたいな音を立て
And the microphone, smells like a beer   マイクロフォンには ビールの匂いが染(し)みつき
And they sit at the bar   みんなは バー(の椅子)に座り
and put bread in my jar   俺の ジャー(瓶)に チップを入れながら ※
And say,   そして言うには、
"Man, what are you doin' here?"   「きみ、こんなところで 何してるんだい?」
                               (もっと 上を目指せよ)
Oh, la la la, di da da
La la, di da da da dum

(Chorus)
Sing us a song,   歌っておくれ
you're the piano man   きみは ピアノ・マンだろう
Sing us a song, tonight   俺たちに歌ってくれよ、今宵
Well, we're all in the mood for a melody   俺たちはみんな、メロディに浸りたい気分なんだ
And you've got us all feelin' all right   俺たちをみんな、いい気分にさせてくれよ


※ shuffle :「(脚を)引きずる」、(トランプなどを)「混ぜる」、「順不同」
※ Making love :男女がセックスすることを柔らかく表現したものだが、この場合は酒を「愛(め)でる」くらいの感じでしょうか。
※ younger man's clothes :直訳すると「若者の服を着ていた」となる。
※ Bill :ビリー・ジョエルは当時マネージャーのエリザベス・ウェーバー(のちの妻)と共にロサンゼルスに移り住み、「ビル・マーティン」という名前でクラブを中心のライヴ活動を行っていた。
※ killing me :直訳すれば「俺は殺される」でしょうが、才能や能力を殺される=「駄目になる」と訳してみました。
※ a real estate novelist :この部分は判りにくいのですが、ビリー本人によれば小説家になりたいと思いながら実務的な不動産の書類ばかり書いている人物とのこと。 ジョンやポールという名前が出てくるのは、ビートルズ・ファンのビリーだからでしょう。
※ Davy と Navy で韻を踏んでいるだけでなく、女のいない海兵隊員同士で男の愛人関係という見方もできます。 奥さんを持たないという理由も、勘ぐればそれかも・・・
※ politic :「政治上の」、「巧妙な」、「ずるい」。 政治がずるさと同義語というのは、日本と変わらないみたいです。
※ gets stoned :石になるのではなくて、「酔いが回る」ということ。 日本だと「目が据わる」みたいな感じでしょうか。
※ bread :「パン」、「(生活の)糧(かて)」、(俗)「金」

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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この曲は大好きなのですが、
特にブルースハープが印象的なイントロと
強いタッチの間奏のピアノが大好きです。

BYマーヒー

kaneniwa さん、こんにちは。

ピアノもハーモニカもいい味出していますが、売れる前の曲って真剣さが伝わってくるものが多い気がします。
このブログで取り上げているのは、実質的なデビュー曲となったものが多いですね。

逆にビッグ・ネームになってしまうと、ヒットはしても聴く気になれないものが多いような気がします。

デビュー曲、もしくはメジャーなレーベルからのデビュー曲に
特別な思いをもつのは、次の二つの理由を思い浮かべます。

リアルタイムにそのデビューに接した場合は、
まず文句なしに 「これは凄い」 とか 「これは今までになかった」
とかいう、新鮮度や衝撃度です。

もう一つは、デビュー曲以外でその新鮮さや衝撃を感じて
そのアーティストを好きになり、CDやアナログレコードで
後追いしていった場合に、デビュー曲にすでにその衝撃の原型を
感じられることが多いからではないかと思います。
荒削りでも、後の曲はデビュー曲のバリエーションといえば
そう言えるのではないか? 
といえるぐらい魅力的なデビュー曲が多い人こそ
(後追いなのですが) 素晴らしいヒット・メーカーになるケースが
多いのではないかと感じられます。

BYマーヒー

現在名曲と呼ばれているものでも当時は全くの無名で、その曲に初めて接した時は新鮮な驚きがありました。 それは現在の若い人がこうした曲を聴いた時も同じだと思うので、こうしてブログで紹介している訳ですが。

逆にいい曲であっても売れすぎて毎日ラジオやTVから流れていると、聴き飽きて食傷気味になってしまうことがありますね。
そうした点は食べ物と同じで、おいしい物でもたまに食べる方が飽きなくて良いかも・・・
プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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