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108. Walk on the Wild Side ワイルド・サイドを歩け

Walk on the Wild Side ワイルド・サイドを歩け : Lou Reed ルー・リード


Alubm : Transformer
Transformer
  トランスフォーマー
トランスフォーマー
 (試聴可)
Released: 1972
Written by: Lou Reed (ルー・リード)
Produced by: David Bowie (Executive), Mick Ronson (Asst.)

  ルー・リードについて:
 Lou Reed
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 ルー・リードの曲の中で、一番知られているのはおそらくこの曲でしょう。 今でも時々ラジオから流れて来ますし、印象的なベース・ラインも一度聴くと耳に残ると思います。 もっとも last fm で一番人気のある曲を調べてみたら、このシングルのB面に収められていた 「Perfect Day(パーフェクト・デイ)の方でしたけど・・・

 この曲には5人の人物が出てきますが、ニューヨークにあったアンディ・ウォーホルのスタジオ「The Factory」に出入りしていた人やルー・リードの周りにいた人物がモデルになっているようです。 女装したり、怪しげなことをやっている「はみ出した人たち」を歌っているようですが、訳詞を伏字にする必要があったり、差別用語が使われているにもかかわらず放送禁止にはならず、アメリカのビルボードで16位、イギリスのチャートでも10位のヒットを記録しています。 アメリカ・ホンダのスクーターのコマーシャルにも使われたそうですが、歌詞の意味が判っていて使ったのでしょうか?

 タイトルの「Walk on the Wild Side」は直訳すると「(舗装されていない)荒れた側を歩け」くらいの意味になりますが、レールの敷かれた安全でつまらない人生より、危険に思われても自分のやりたいことをやる人生を歩め―くらいの意味に解釈して訳してみました。 歌詞の中の人物は実在の人を知っていれば面白いのかもしれませんが、現在となっては風変わりな人としてとらえるしかありません。

 この曲はデビッド・ボウイがプロデュースをやっていて、終りの方に入るサックスはボウイが幼少の頃にサックスを習った Ronnie Ross という人が吹いているとか。 今聴いても不思議な感じのする曲で、一度きちんと訳してみようと思い、取り上げてみました。 もっともこの曲は歌うというよりボソボソとしゃべっている感じで、とても一緒に歌える代物ではありませんが・・・


Grooveshark で、 Walk on the Wild Side 『ワイルド・サイドを歩け』を聴く: (4:17)


  ●歌詞と訳詞●

"Holly" came from Miami, F.L.A.   「ホリー」は フロリダ州のマイアミから (N.Y.に)やって来た
Hitch-hiked her way across the USA   彼女はヒッチハイクで アメリカを横断してきた
Plucked her eyebrows on the way   その途中で 彼女は眉毛を抜いて
Shaved her legs and then he was a she   すね毛を剃って 彼は「彼女」になったんだ
She says, Hey babe   彼女は言う、「ねぇ、ベイブ
Take a walk on the wild side   ワイルドな側を 歩かない?
Said, Hey honey   ねぇ、ハニー
Take a walk on the wild side   危ない方を 歩かない?」

"Candy" came from out on the Island   「キャンディ」は (ロング)アイランドからやって来た
In the backroom she was everybody's darlin'   バックルーム(楽屋)では 彼女は皆の愛人
But she never lost her head   でも彼女は 決して冷静さは失わなかった
Even when she was giving head   たとえ 彼女が フェラ●●をしている時でも ※
She says, Hey babe   彼女は言う、「ねぇ、ベイブ
Take a walk on the wild side   乱れた方を 行かない?」
I Said, Hey baby   俺は言う、「ヘィ、ベイビィ
Take a walk on the wild side   ヤバい道を 生きなくちゃ」
And the coloured girls go   そして カラード(黒人)の娘たちが歌いだす ※
doo do doo do doo do do doo..   ドゥ、ドゥ、ドゥ・・・

"Little Joe" never once gave it away   「リトル・ジョー」は 一度もそれを与えずに
Everybody had to pay and pay   みんな金だけ 巻き上げられている
A hustle here and a hustle there   こっちでハッスル、あっちでもハッスル ※
New York City's the place where they say,   ニューヨークはそんな場所って、みんな言ってる
Hey babe,   「ヘィ、ベイブ
Take a walk on the wild side   荒れた側を 歩こうぜ」
I said, Hey Joe   俺は言う、「ヘイ、ジョー
Take a walk on the wild side   危ない方を 生きなくちゃな」

"Sugar Plum Fairy" came and hit the streets   「シュガー・プラム・フェアリー」は ストリートをうろついてた奴だ
Lookin' for soul food and a place to eat   ソウル・フード(※)と 食える場所を探してる
Went to the Apollo   アポロ(シアター)へ行って
You should've seen 'em go go go   あんたは 奴らがゴーゴーを踊っているのを観るべきだった
They said, Hey shuga    奴らは言う、「ヘィ、シュガ
Take a walk on the wild side   危ない側を 歩こうぜ」
I Said, Hey babe   俺は言う、「ヘィ、ベィブ
Take a walk on the wild side   ヤバい方を 行こうぜ」
All right, huh   オーライ

"Jackie" is just speeding away   「ジャッキー」は スピード狂だ
Thought she was James Dean for a day   「彼女」は一日だけ 「ジェームズ・ディーン」(※)になれたと思った
Then I guess she had to crash   そんなら「彼女」は クラッシュ(激突)もしなきゃならないはずだ
Valium would have helped that bash   ヴァリウム飲んでりゃ ぶつかる助けになるだろう ※
Said, Hey babe,   「なぁ、ベィブ
Take a walk on the wild side   危ない道を 歩こうぜ」
I said, Hey honey,   「ヘィ、ハニー
Take a walk on the wild side   危ない方を 生きなくちゃ」
and the coloured girls say,   そして 黒人の娘たちが言うことにゃ、
doo do doo do doo do do doo   ドゥ、ドゥ、ドゥ・・・


※ Holly :Holly Woodlawn 
※ Candy :Candy Darling
※ Little Joe :Joe Dallesandro
※ Sugar Plum Fairy :ルー・リードによれば、実在するハスラーらしい
※ Jackie :Jackie Curtis
※ give a (person) head(俗) :〈人を〉フェラ●●する
※ coloured girls :「black」が差別用語ということで「coloured」(有色の)という言葉が使われていたが、「色の付いている人」と言う感じでかえって差別しているようにも聞こえる。
※ hustle :この場合は「ハッスル」するのではなく、不正取引や詐欺まがいの行為でしょう。 もっと別の意味もあるようです。
※ gave it away :「与える」、「くれてやる」、「捨て去る」、他に「判る」の意味も。
※ soul food :アメリカの奴隷として連れて来られた黒人が、白人の食べない動物の脚や腸や残り物の野菜などを使って作られた料理。→ ソウルフード
※ James Dean :映画俳優。 若くして自動車事故で亡くなった。
※ Valium :精神安定剤の名前だが、どうも別の意味がありそう。
※ bash :この場合は前の「crash」(激突)に掛けて、「ぶつかる」と訳しておいた。「ぶん殴る」や「どんちゃん騒ぎ」の意味もある。ホームレスのダンボールの寝床とか・・・
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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こちらにもお邪魔します。
かなり以前にルー・リードが来日した際、歌詞を忘れた曲があるので当時の彼のレコードの発売元であるRCAビクター(現 BMG JAPAN)に歌詞カードを見せてくれるように頼んだそうです。RCA側が聞き取りなので間違っているかもしれないと難色を示したところ、ルー・リードは「それでもかまわない」と言ったという逸話が残っています。
私もルー・リードの作品を取り上げたいのですが、ボブ・ディラン、レナード・コーエン、ブルース・スプリングスティーンらと同様に難解すぎてさっぱり理解できないのが現状です。

歌詞の対訳を付けていると、訳しにくい難解な歌詞の時に困ります。
この曲も意味不明な部分が幾つかありますが、当人だってそんなに深く考えて書いているのではないだろうと思い、適当に解釈しています。

ルー・リードは以前雑誌のインタビューで(確か「ニューヨーク」を出した頃)、ジョン・メレンキャンプと話をしていた時に、「俺のケツにフォークを突き刺してひっくり返せば一丁上がりだ」―というのを聞いてめずらしい表現だと思い、それをメモしておいてのちに自分の歌詞にアレンジして使った―と語っていました。
アドリブでやっているように見えて、案外堅実なところもあるのだと感心した覚えがあります。

この「ワイルド・サイドを歩け」―の部分だけでも色々な解釈の仕方がありますが、面倒なので少しずつ言葉を変えて訳してみました。 ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる式です。

Lou Reedの思い出

jmcmyです
こちらにもお邪魔しています

この曲は「Transformer」に入っていますね
私が中2の時に、友人とレコード屋に行き、私は早川義夫のソロを、友人はLouの「Berlin」を購入しました

友人の自宅で早速聴いたのですが、中2に「Berlin」は理解できませんでした
改めてBerlinを購入したのは、何と3年前

Bowieの「Ziggy Stardust」と共に、なぜリアルタイムで聴かなかったのかを激しく後悔したものです

Velvetsは高校時代に購入していたのですが 
ちなみに私は1965年生れです

Re: Lou Reedの思い出

> 私が中2の時に、友人とレコード屋に行き、私は早川義夫のソロを、友人はLouの「Berlin」を購入しました
> > 友人の自宅で早速聴いたのですが、中2に「Berlin」は理解できませんでした
> 改めてBerlinを購入したのは、何と3年前
> Bowieの「Ziggy Stardust」と共に、なぜリアルタイムで聴かなかったのかを激しく後悔したものです

中学生ともなると少し背伸びをしてみたくなるものですが、中二でルー・リードを聴いてもあまり面白くないでしょうね。
私の若い頃はお金が無かったのであまりレコードが買えず、今頃になって追体験しているアルバムが結構あります。
現在はインターネットで色々な曲が聴けて便利になりましたが、逆に一枚のアルバムを繰り返し聴くといったことは少なくなってしまいました。
歳をとってみて分かる作品というのもありますし、リアル・タイムでなくても好きなものに出会えるのなら、それで良いのではないでしょうか。


プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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