423. Hanging By A Moment ハンギング・バイ・ア・モーメント

Hanging By A Moment ハンギング・バイ・ア・モーメント : Lifehouse 

ライフハウス2000年のデビュー・アルバムから、翌年ファースト・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。 アメリカのビルボードで最高2位、オーストラリアのシングル・チャートでは1位となっています。


Maxi Single
Album : No Name Face
/ ハンギング・バイ・ア・モーメント

Released: April, 2001 (Album: October, 2000)
Written by: Jason Wade (ジェイソン・ウェイド)
Produced by: Ron Aniello (ロン・アニエロ)
Mixed By : Brendan O'Brien (ブレンダン·オブライエン)
   ライフハウスについて:
Lifehouse (手前がジェイソン・ウェイド)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

この曲は当時20歳だったリード・シンガーのジェイソン・ウェイドによって書かれました。
He said that he wrote the song in about five minutes without thinking about what would happen to it. (From Wikipedia)
彼によると、「それがどうなるかなんて考えもせず、5分ほどで書いたものだ」という。

その曲がアルバムのリリースされた翌年にシングル・カットされ、ビルボードのトップ100で最高2位まで上がる大ヒットとなり、更に年間のチャートでは堂々の1位となるセールスを記録したのだから、曲の運命というものは分からないものです。

ジェイソン・ウェイドはファースト・アルバムをリリースした翌年の1月、まだこの曲がヒットする前に結婚していますから、ここで歌われている女性はその相手がモデルなのでしょう。 それにしても現代の20歳の若者と比べると、随分と早熟という気がします。 私だけかもしれませんが、私が20歳の頃なんて自分が何をしたら良いのかも分かりませんでしたから・・・

ライフハウスは、1995年頃にジェイソン・ウェイド(Vo, G)、セルジオ・アンドレイド(B)、ジョン・パーマー(Dr) の三人でバンド活動を始めています。 (つまり、15歳の頃)
ファースト・アルバムをリリースする前の2000年にドラマーのジョンが脱退し、2004年にはベーシストのセルジオも抜けて、オリジナル・メンバーはジェイソン・ウェイド1人だけとなってしまいました。


当時のメンバー:
Jason Wade (ジェイソン・ウェイド) – Vocals, Guitars
Sergio Andrade (セルジオ・アンドレイド) – Bass
Jon "Diff" Palmer (ジョン・パーマー) – Drums (アルバム発売前に脱退)

  Ron Aniello: Guitar, Bass, Keyboards, Percussion, Engineer, Producer
  John Leftwich: String bass (Album tracks: 1)
  Collin Hayden: Electric guitar

Hanging By A Moment 『ハンギング・バイ・ア・モーメント』を聴く: (3:36)

  ●歌詞と対訳●

[1]
Desperate for changing
  状況を変えようと がむしゃらにやってみる

Starving for truth
  真実を求めることに 飢えているんだ

I'm closer to where I started
  自分がスタートした地点に 近づいている

I'm chasing after you
  きみの後を 追いかけているから

(Chorus 1)
I'm falling even more in love with you
  よりいっそう きみに恋しているんだ

Letting go of all I've held onto
  つかんでいたものを すべて手放して

I'm standing here until you make me move
  きみがぼくを衝(つ)き動かすまで ここに立ち尽くし

I'm hanging by a moment here with you
  きみとここで この瞬間にしがみついていよう

[2]
Forgetting all I'm lacking
  捜していたものを 全て忘れ

Completely incomplete
  完全に 不完全な状態となり

I'll take your invitation
  ぼくは きみの招きに応じよう

You take all of me now
  きみは今 ぼくの全てを手に入れる

(Chorus 1)
I'm falling even more in love with you
  前よりもいっそう きみに恋しているんだ

Letting go of all I've held onto
  つかんでいたものを すべて手放して

I'm standing here until you make me move
  きみがぼくを衝(つ)き動かすまで、ここに立ち尽くす

I'm hanging by a moment here with you
  きみとここで この瞬間にしがみついていよう

(Chorus 2)
I'm living for the only thing I know
  ぼくは自分の知っている 唯一つのもののために生きている

I'm running and not quite sure where to go
  ぼくは走っているけど どこへ行けばいいのか全く分からないし

And I don't know what I'm diving into
  何に向かって飛び込んで行けばいいのか ぼくには分からない

Just hanging by a moment here with you
  ただ きみとここで この瞬間にしがみついているだけ

(Bridge)
There's nothing else to lose  失うものなど 他には何もなく
There's nothing else to find  見つけるものも 他に何もない
There's nothing in the world that can change my mind
  この世界で ぼくの心を変えられるものなんて 何もありはしないんだ

There is nothing else,  他には何もない
There is nothing else,   他には何もない
There is nothing else ..   何もありはしないんだ・・・


[1] (始めから繰り返し)
Desperate for changing 状況を変えようと 必死でやってる
Starving for truth  真実を知ることに 飢えているんだ
I'm closer to where I started 自分の出発点に 近づいている
I'm chasing after you  きみの後を追っているから

(Chorus 1)
I'm falling even more in love with you これまで以上に きみに恋しているから
Letting go of all I've held onto つかんでいたものを 全て手放し
I'm standing here until you make me move きみがぼくを動かすまでここに立ち
I'm hanging by a moment here with you きみとここで この瞬間にしがみつく

(Chorus 2)
I'm living for the only thing I know 自分の知る 唯一のもののために生き
I'm running and not quite sure where to go 走ってもどこへ行けばいいか分からず
And I don't know what I'm diving into 何に飛び込めばいいのかも分からない
Just hanging by a moment here with you ただきみと瞬間にしがみついてるだけ

Just hanging by a moment,  ただ この瞬間にしがみついている
Hanging by a moment,  この瞬間にしがみついて
Hanging by a moment,  この瞬間にしがみついて
Hanging by a moment here with you きみとここでこの瞬間にしがみついているんだ



※ desperate: 1.(努力などが)必死の、死に物狂いの。 2.(戦いが)決死の。 3.(事態が)絶望的な。 (行動が)捨て身の、やけくその。
※ starving: 1.飢えた。 2.【話】腹ペコで、お腹が空いて。
※ closer to ..: ~に近づく。
※ chasing after: ~を追いかける。

※ I'm falling in love with you.: ぼくはきみに恋してる。 ぼくはきみと恋に落ちた。
※ even more: 更にいっそう。
※ let go of ..: ~から手を放す。 ~を解き放(はな)つ。
※ hold (held) onto: ~をしっかりつかまえる。 ~にしがみつく。
※ make one's move: ~に行動を起こさせる。
※ hang by ..: ~にぶらさがる、 ~にすがる。
 ("hang by a hair" や "hang by a thread" だと「危険にさらされる」、「危機に瀕している」)
 
※ I'm looking: ~を捜している。
※ completely: 完全に。 すっかり。
※ incomplete: 1.不完全な、不十分な。 2.未完成の。
※ invitation: 招き、招待。

※ I'm not sure where to go: どこへ行けば良いか分からない。
※ quite: まったく、完全に。
※ dive into: ~に飛び込む。 ~に没頭する。 ~に突き進む。
※ there is nothing else to ..: 他に~することがない。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

422. Twin Cities ツイン・シティーズ

Twin Cities ツイン・シティーズ / Everything But The Girl 

エヴリシング・バット・ザ・ガール1991年のアルバムから、軽快なこの曲を選んでみました。


Album : Worldwide
  ワールドワイド
(紙ジャケット)
Released: October, 1991 (Album)
Written by: Ben Watt (ベン・ワット)
Produced by: Everything but the Girl
 エヴリシング・バット・ザ・ガール
Tracey Thorn & Ben Watt
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この曲を含むアルバムからは、以前 "Old Friends"(「オールド・フレンズ」:307回目)を採り上げたことがありますが、この曲はその「オールド・フレンズ」とのカップリングでシングルになっています。 どちらもチャートでは100位以内にも入っていませんが、個人的にはどちらも好きな曲で「寂しさ」と「明るさ」といった好対照な組み合わせも気に入っています。 

この曲のタイトルの "Twin Cities" は、アメリカでは一般的に「ミネアポリス」と「セントポール」を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指します。
アメリカ最長のミシシッピ川が始まる「水の街」でもあり、その「双子の都市」とデュオである自分たちを重ね合わせているのでしょう。 アメリカに長いこと滞在しているうちに本国(イングランド)に戻ることを忘れてしまいそうになり、「そろそろ動き始めないと・・・」と思っているうちに、デトロイトでの暴動がキッカケで荷造りを始めた、という内容のようです。 

このアルバムが出る前年の1990年に、ベン・ワットが原因不明の難病にかかり一時活動を休止していたことがあるので、そうした病気からの復活の意味も込められているのでしょう。
ちょっと分かりにくい歌詞で何度かやりかけてそのままになっていたものを、今回はキチンと最後まで訳してみました。 「多分こんな感じだろう」という、あくまでも私個人の解釈ですが・・・


Tracey Thorn (トレイシー・ソーン) : Lead vocals
Ben Watt (ベン・ワット) : Acoustic Guitar, Drum Programming, Backing Vocals
  Geoff Gascoyne : Bass
  Martin Ditcham : Congas, Tambourine
  Ralph Salmins : Drums
  Peter Murray : Organ
  Damon "The Doctor" Butcher : Piano
  Pete Whyman : Tenor Saxophone
  James McMillan : Trumpet, Flugelhorn

Grooveshark で、Twin Cities 『ツイン・シティーズ』を聴く: (4:38)

  ●歌詞と対訳●
[1]
Now we're in twin cities
  私たちは今 ツイン・シティーズ(双子の都市)にいる

Where the Mississippi rises and then falls
  そこからミシシッピ(川)が始まり、すぐに(セント・アンソニー)滝となる

One is Minneapolis and the other no less famous is St. Paul’s
  一方はミネアポリス市、もう一方はそれと同じくらい有名なセントポール市

There are stray dogs on the highway
  そこでは野良犬たちが ハイウェイの上をたむろして  

And the local farmers moan about lack of rain
  地方の農家は 雨不足に喘(あえ)いでいる

When the winds blew last winter,
  去年の冬に 風が吹き荒れた時なんか、

I swear England had another hurricane, hurricane
  本当に、イングランドならハリケーンと同じくらいだった、 ハリケーンと

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are that river
  私たちは(たとえるなら)双子の都市で、 その川は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

[2]
Last time in New York was with Mandela and Madonna and The Mets
 この前ニューヨークにいた時は (ネルソン)マンデラとマドンナと(NY)メッツがいて

They're icons of an era where that's about as famous as it gets
  彼らはその時代の象徴として 同じくらい有名だから  

(That's what I call famous, babe)  (それが有名っていうものさ、ベイビィ)

I've seen cities full of ticker-tape,
  街中が(パレードで) テープや紙吹雪がいっぱい舞い散るのを見たものよ

and cotton-trains through Utah disappearing out of sight
  コットン(綿花)を積んだ列車は ユタ州を抜けて視界から消えて行くけど

But I'm standing in a city that's as pretty as an ocean in the night
  でも私は 夜の海のように美しいこの街で 立ち止まったまま

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are that ocean
  私たちは双子の都市で、 その海は私たち(みたいなもの)

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは動き始めるでしょう

(Bridge)
And no one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“How long are you going to be away?”  「どのくらい そっちにいるつもり?」って
(Are you ever coming back?)  (ずっと戻って来ないつもり?)
Yeah yeah…
(Are you ever coming back?)  (ずっと帰って来ないのかい?)

No one calls me up to say   誰にも電話で こんなこと言わせない
“Don't let that life lead you astray” 「人生を踏み外すようなことをするな」って
(Don't forget to come back)  (帰って来るのを 忘れないで)
Yeah!
(Don't forget to come back)  (必ず 戻ってきてね)

(間奏)

[3]
They were rioting in Detroit on the night the Pistons won it back to back
 (NBAのデトロイト)ピストンズの勝利と連動し、デトロイトで夜に暴動が起きたので

I was out of there the next day,
  私は翌日に そこを出たの

and I only had just two bags to pack
  わずか二つのバッグをパック(荷造り)しただけで

(Chorus 1)
And we are twin cities, and we are one river
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの川

From the standing still, we will be delivered
  この静止状態から、 私たちはまもなく動き始めるでしょう

(Chorus 2)
And we are twin cities, and we are one ocean
  私たちは二つの街、 そして私たちは一つの海

From the standing still, we are set in motion
  この静止状態から、 私たちは始動するの

(以下、アドリブ)
Yeah
We are twin cities
We are one river
(We are twin cities)
One ocean

We are twin cities
(We are twin cities)
We are one river
Yeah
One ocean

We are twin cities
One ocean
We are ...



※ twin cities: アメリカではミネソタ州最大の都市ミネアポリス市と、ミネソタの州都で第二の都市セントポール市を合わせた「ミネアポリス・セントポール都市圏」を指すことが多い。 
※ Mississippi (River): ミシシッピ川。 アメリカで一番長い川で、ミネソタ州に始まり、南のメキシコ湾に注ぐ。
※ falls: この場合は「滝」のことで、ミシシッピ川唯一の滝が「セント・アンソニー滝」。その水力を利用して製材や製粉などが行われ、産業が発展した。 
※ no less: 同様に。 ~に劣らず。
※ stray dog: 野良犬。 "stray cat" なら「野良猫」。
※ moan: 1.うめく。 2.不満を言う。 3.嘆く。
※ lack of rain: 雨不足。
※ I swear: 本当に。 誓って。
※ another: 似たようなもの。
※ standing still: 静止状態。
※ be delivered: 配達される、発送される、届く。

※ last time: この前。 前回。 最後に。
※ icons of ..: ~の象徴。 アイコン。
※ era: 時代。 年代。
※ that's about it: そういったところだ。 まあ、そんなところだ。
※ as famous as: ~と同じくらい有名。
※ That's what ..: それが~というものだ。
※ ticker tape: (パレードで投げられる)紙テープや紙吹雪。
 "ticker tape parade" で「紙吹雪の舞うパレード」
※ out of sight: 見えないところに。
※ as pretty as: ~のように美しい。
※ set in motion: 運転する、発動する、動かす。 始動する。

※ call up: 電話する、電話で呼び出す。
※ How long are you going to .. ?: いつまで~しているつもり?
 "How long are we going to be away?" で「どれくらいそっちにいるつもり?」
※ lead someone astray: ~を道に迷わせる。 (人を)堕落させる。
※ Don't forget to ..: ~するのを忘れないで。
 "Don't forget to come back" だと、「必ず戻って来てね」

※ rioting: 1.暴動を起こす。 2.暴徒と化す。
※ back to back: 連動して、背中合わせに。 相次いで、連続して、次から次に。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

421. Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト

Farewell and Goodnight フェアウェル・アンド・グッドナイト : 
      The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

スマッシング・パンプキンズ1995年の二枚組アルバムから、アルバムの最後に収められていたこの曲を選んでみました。 メンバー4人それぞれの歌声を聴くことができます。


Album : Mellon Collie & the Infinite Sadness
  
メロンコリーそして終りのない悲しみ
(試聴可)
Released: October 1995 (Album)
Written by: Billy Corgan, James Iha
Produced by: A. Moulder, Flood, B. Corgan, J. Iha

  スマッシング・パンプキンズについて:
James, D'arcy, Billy & Jimmy
 フリー百科事典『ウィキペディア』

全米で一千万枚のセールスを記録したこのメガヒット・アルバムからは、以前に
"Tonight, Tonight"(「トゥナイト、トゥナイト」:380回目)、
"Thirty-Three"(「サーティ・スリー」:207回目)、
"1979"(「ナインティーン・セヴンティナイン」:22回目)を採り上げたことがありました。

この曲は二枚組アルバムを締めくくるものとして最後に収められていて、タイトルの"Farewell"(さようなら、ごきげんよう)からしてラストにふさわしい曲です。
ソング・ライティングにはギタリストのジェームス・イハも参加しており、彼らしい静かな曲調ですが、歌はメンバー4人が交互に歌っていて、普段は歌わないドラマーのジミーやベーシストのダーシーの声も聴くことができます。

ただ、歌詞が文章の途中で切り替わって訳しにくいので、歌う為の英文の歌詞と、意味を知るための対訳とを、今回は二つに分けておきました。
最初をいつものようにビリー・コーガンが歌い、次いでギタリストのジェームス・イハ、間奏の後でドラマーのジミー・チェンバレン、その後を紅一点のベーシストであるダーシー・レッキーが歌っています。 ちょっと地味な曲ですが、一日の終わりに聴くと良いかもしれません。


Billy Corgan (ビリー・コーガン) – lead vocals, lead guitar, piano
James Iha (ジェームス・イハ) – rhythm guitar; vocals
Jimmy Chamberlin (ジミー・チェンバレン) – drums, vocals
D'arcy Wretzky (ダーシー・レッキー) – bass guitar, vocals

Farewell and Goodnight 『フェアウェル・アンド・グッドナイト』を聴く: (4:23)

  ●歌詞と対訳●
 (※ 和訳は下にあります)
[Billy]
Goodnight, to every little hour that you
Sleep tight, may it hold you through the winter of a
Long night, and keep you from the loneliness of yourself

[James]
Heart strung, is your heart frayed and empty cause it's
Hard luck, when no one understands your love it's
Unsung, and I say

[Billy & James]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart

(間奏)

[Jimmy]
Goodnight, may your dreams be so happy and your
[D'arcy]
Head light, with the wishes of a sandman and a
[Jimmy]
Night light, be careful not to let the bedbugs
[D'arcy]
Sleep tight, nestled in your covers

[Jimmy & D'arcy]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Pumpkins]
The sun shines but I don't
A silver rain will wash away

[Billy]
And you can tell, it's just as well
And you can tell, it's just as well

[Pumpkins]
Goodnight, my love, to every hour in every day
Goodnight, always to all that's pure that's in your heart


Goodnight, to every little hour that you sleep tight.
  おやすみ、ぐっすりと眠れる わずかな時間に

May it hold you through the winter of a long night,
  その眠りは長い冬の夜を 包み込んでくれるだろう

And keep you from the loneliness of yourself.
  そしてその寂しさから 守ってくれるだろう


Heart strung is your heart frayed and empty,
  張り詰めた心は その心が擦り切れたり 空しかったりするから   

Cause it's hard luck, when no one understands your love.
  それは不運だったり、誰もその愛情を分かってくれなかったりするから

It's unsung, and I say
  誰も称賛してくれないのなら、せめてこう言おう


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛(いと)しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart
  おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)であるように

(間奏)

Goodnight, may your dreams be so happy and your head light
  おやすみ、その夢が楽しいものであるように、そしてその目まいが

with the wishes of a sandman and a night light,
  睡魔と常夜灯の仕業(しわざ)でありますように、

Be careful not to let the bedbugs sleep tight, nestled in your covers.
  ぐっすりと眠りなさい、 毛布に優しく くるまれて

The sun shines but I don't,
  天気が好くても、自分には関係ないこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう

The sun shines but I don't,
  良いことなんて、自分とは関係の無いこと

A silver rain will wash away.
  銀色の雨が 洗い流してしまうだろう


And you can tell, it's just as well.
  分かっているなら、 かえって好都合さ

And you can tell, it's just as well.
  それが分かっているなら、 むしろ好都合ってものさ


Goodnight, my love, to every hour in every day.
  おやすみ、愛しい人、いつの時も、いつの日も

Goodnight, always, to all that's pure that's in your heart.
    おやすみ、いつも、その心の中がピュア(純粋)でありますように



※ Farewell: さようなら、ごきげんよう。 比較的長い別れ際に交わす言葉。
※ Good night: おやすみ、お休みなさい。

※ sleep tight: 熟睡する、ぐっすり眠る。
※ strung: 1.string(弦、糸)の過去形。 2.糸(弦)を張った。
※ fray: 擦り切れる、ぼろぼろになる。 (神経を)すり減らす。
※ hard luck: 不運、不幸。
※ unsung: (詩歌に)うたわれていない。 (英雄として)称賛されない。

※ one's head (go) light: めまいがする、ふらつく。 
※ sandman: 睡魔、眠りの精。(おとぎ話で、子供の目に砂をかけて眠らせるという)
※ night light: 常夜灯。 前列の "head light" と掛けている。
※ bedbugs bite: 直訳すると「虱(シラミ)に喰われる」だが、
 "Sleep tight. Don't let the bedbugs bite." で、「ぐっすりお休み。(シラミや南京虫に噛まれませんように)」という決まり文句。

※ nestle in ..: ~にくるまって眠る。
※ the sun shines: 「日が照る」だが、「好機」や「良いこと」、「うまく行く」といった比喩(ひゆ)的な意味で使われる。
※ but I don't: 「だけど自分はそうじゃない」とか「自分とは関係ない」といった感じでしょうか。
※ wash away: 洗い流す、洗い落とす。
※ (as) you can tell: お分かりのように、お察しの通り。 見ての通り。
※ just as well: かえって好都合な。 丁度いい。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

420. Daydream Believer デイドリーム・ビリーバー (カヴァー)

Daydream Believer デイドリーム・ビリーバー : Anne Murray アン・マレー

モンキーズ1967年のヒット曲をカナダのアン・マレーが12年後にカヴァーしたもので、女性の立場から歌詞を少し変えて歌っています。


Japanese EP
Album : I'll Always Love You
  The Best..So Far

Released:December 1979
Written by: John Stewart (ジョン・スチュアート)
Produced by: Jim Ed Norman (ジム・エド・ノーマン)
 アン・マレーについて:
Anne Murray
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アン・マレーはカナダを代表する歌手の一人で、1978年のヒット曲"You Needed Me"「辛(つら)い別れ:9回目」ではカナダ人で初めて全米1位に輝き、グラミーでも最優秀ポップ女性歌手賞に選ばれています。
この曲がリリースされたのは1979年12月ですが、ヒットチャートに入ったのは1980年1月と80年代に入ってからで、アメリカで12位、カナダで17位の中ヒット、アダルト・コンテンポラリー部門ではどちらも1位となりました。

モンキーズのオリジナル曲はこのブログの10回目で採り上げていますが、ここでは女性の立場から歌詞の"I"と"you"を入れ替えて歌っています。 カヴァーといってもイントロのピアノや後半のストリングスなどは同じようなアレンジで、原曲のニュアンスを損なわないものとなっています。

この曲の歌詞は結論先送り型で意味が分かりにくいのですが、同棲を始めた若い男女が朝の6時に起きて出かけなければならないという、厳しい現実を歌っているようです。
歌詞の中に出てくる "homecoming queen" の「ホームカミング」はアメリカの高校や大学で年に一度、元教諭や卒業生を招待して行われるイベントで、そこで投票によって選ばれるのが「キング」と「クイーン」ということなので、日本でいう「ミス・キャンパス」みたいなものでしょうか。

作曲者のジョン・スチュアートはカントリー系の人で、カウボーイみたいなテンガロン・ハットをかぶってログ・ハウス風のライブ・ハウスでこの歌を歌っている映像を見たことがありますが、
"Now you know how happy I can be" という部分を、
"Now you know how funky I can be" と歌っていたのが印象的でした。
『デイビー(ジョーンズ)は「ファンキー」という言葉は下品と思って「ハッピー」に変えたみたいだけど、ぼくは「ハッピー」の方が下品だと思ってる』―と、かなりこだわった発言をしていました。

アン・マレーはモンキーズのバージョンをそのまま踏襲(とうしゅう)し、男の立場からの歌詞を女性の立場から見て、主語を変更して歌っているようです。


Keyboards - Pat Riccio Jr., Brian Gatto
Drums & Percussion - Jorn Anderson
Bass - Peter Cardinali
Guitars - Aidan Mason, Brian Russell, Bob Man
Steel Guitar & Dobro - Bob Lucier
Strings & Horns arranged by Rick Wilkins & Peter Cardinali

  ●歌詞と対訳●

[1]
Oh, I could hide 'neath the wings of the bluebird as she sings
  あぁ、あそこでさえずっている 青い鳥の翼の下にでも 潜(もぐ)り込みたいくらい

The six o'clock alarm would never ring
  6時の目覚ましのベルは まだ鳴らないけど・・・

But it rings and we rise, wipe the sleep out of our eyes
  でもそれが鳴るので 二人して起き上がる、寝ぼけ眼(まなこ)をこすりながら

The shavin' razor's cold and it stings
  ヒゲを剃(そ)る剃刀(カミソリ)は冷たくて、(肌に)ヒリヒリするでしょ

(CHORUS)
Cheer up, sleepy Jean, oh, what can it mean
  「元気を出して、寝ぼすけジーン」っていう、 その言葉は

To a daydream believer and a homecoming queen
  夢ばかり見てる男の子と、ミス・キャンパス(※)だった女の子への(言葉)

[2]
I once thought of you as a white knight on a steed
  私はかつて、あなたを白馬に乗った王子様みたいに思ってた

Now you know how happy we can be
  今のあなたは どうすれば私たちが楽しくなれるか分かってる

Oh, and our good times started then
  私たちの楽しかった日々は あの時に始まった

With a dollar one to spend
  ほんの少ししか (自由に)使えるお金を持っていなくて (※)

But how much baby do we really need?
  でも私たちに本当に必要なものって、どれくらいあればいいんでしょう?

(CHORUS)
Cheer up, sleepy Jean, oh, what can it mean
  「元気を出して、寝ぼすけジーン」って、その言葉は

To a daydream believer and a homecoming queen
  夢ばかり見てる男の子と、ミス・キャンパスだった女の子に

(間奏)

Cheer up, sleepy Jean, oh, what can it mean
  「元気を出して、寝ぼすけジーン」って、その言葉は

To a daydream believer and a homecoming queen
  夢ばかり見てる男の子と、ミス・キャンパスだった女の子に

Cheer up, sleepy Jean, oh, what can it mean
  「元気を出して、寝ぼすけジーン」って、その言葉は

To a daydream believer and a homecomin' queen ...
  夢ばかり見てる男の子と、ホームカミン・クイーンだった女の子に・・・



※ 'neath = beneath: ~の下に。
※ bluebird: 幸運の象徴としての意味もありますが、"eastern bluebird"(ルリツグミ),"arctic bluebird"(ムジルリツグミ)という鳥がいますから、ツグミの一種の青い鳥ということでしょう。 "she" というのは、その鳥を指します。
※ wipe out: 拭き取る、こする。
※ (rub) sleep out of one's eyes: 目をこすって眠気をさます。 
※ shaving: 髭剃(ひげそ)り。
※ razor: カミソリ(の刃)。
※ sting: (刺されたように)ヒリヒリする、チクチクする。 ※カミソリをお湯でなく、冷たい水で剃るとカミソリ負けで肌が荒れます。 湯を沸かす時間が無いのでしょう。

※ cher up: 元気を出せ。 元気出しなさいよ。
※ sleepy ..: 寝ぼすけ~、おねむの~ちゃん。 ※眠そうな人への呼びかけ。
※ Jean: ジーン(人名)。 (フランス語だと「ジャン」) 作曲者がジョン・スチュワートだから、彼自身のことかも。
※ what .. it mean: それってどういうこと(意味)ですか?
※ daydream: 白日夢を見る、 楽しい空想にふける。
※ homecoming: 意味は「帰郷」だが、アメリカの高校や大学で年に一度(主に秋に)元教諭や卒業生を招待して行う行事。 そこで投票によって「キング」と「クイーン」が選ばれ、戴冠式が行われる。 日本で言うと、「ミス・キャンパス」みたいな感じでしょうか。

※ white knight on steed (knight on white horse): 白馬にまたがった騎士。 救世主、救いの手。 "steed" は古語で「馬」のこと。
※ know how: 仕組み、~のやり方、ノウハウ。 
※ (person) with money to spend だと「自由にお金の使える人」。
"with a dollar one to spend" だと「1ドルしか(自由に)使えるお金が無い」くらいの感じでしょうか。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

419. Shine Like It Does 運命の輝き

Shine Like It Does 運命の輝き : INXS インエクセス

インエクセス1985年のアルバムから、シングルにはならなかったこの曲を採り上げてみました。


Listen Like Thieves
Album : Listen Like Thieves
  グレイテスト・ヒッツ

Released: October 1985 (Album)
Written by: Andrew Farriss, Michael Hutchence
Produced by: Chris Thomas (クリス・トーマス)
 INXS(インエクセス)について:
INXS 1985
 フリー百科事典『ウィキペディア』

インエクセスはオーストラリアのグループですが、プロデューサーにイギリス人のクリス・トーマスを迎え、この曲を含むアルバムが作られました。
このアルバムからは、1曲目~3曲目までがシングル・カットされ、ファースト・シングルの1曲目 "What You Need" 「ホワット・ユー・ニード」は全米5位のヒットとなっています。

アルバムの4曲目に入っていたこの曲はシングルにはなっていませんが、ヴォーカルのマイケル・ハッチェンスの死後にリリースされたベスト版"INXS - Greatest Hits"/ 「グレイテスト・ヒッツ」にも収録されているから、メンバーは気に入っていたのでしょう。

歌詞は非常にシンプルだけど抽象的な表現で、それだけに意味の分かりにくいものとなっています。 「誰の心の中にもあった、光り輝いていたもの、もしそれを捜すなら、人はそれを見つけるだろう」―と、私はそんな風に解釈して訳してみました。

インエクセスの曲は234回目に "Beautiful Girl"(ビューティフル・ガール)を採り上げたことがありますが、そちらも意味の分かりにくい歌詞となっています。


Michael Hutchence (マイケル・ハッチェンス) – vocals
Andrew Farriss (アンドリュー・ファリス) – keyboards, guitar
Jon Farriss (ジョン・ファリス) – drums, percussion
Tim Farriss (ティム・ファリス) – guitar
Garry Gary Beers (ギャリー・ゲイリー・ビアーズ) – bass guitar
Kirk Pengilly (カーク・ペンギリー) – saxophone, guitar, vocals

Grooveshark で、Shine Like It Does 『運命の輝き』を聴く: (3:05)

  ●歌詞と対訳●

This is the power since time began
  それは はるか昔からの力(パワー)

Every single hour that we have known
  すでに分かっていた 全ての 唯一つの時

And from each moment all that is left
  過ぎ去った全ての 一瞬一瞬の時から    

Sleep of the innocent, just one desire
  穢(けが)れの無い無垢な眠り、 ちょうど或る欲望のように

(Chorus)
Shine like it does into every heart
  それは光り輝いている 全ての人の心の中のように

Shine like it does and if you're looking
  それはまるで・・・みたいに輝いている、そしてそれを捜すなら

You will find it
  人はそれを見つけ出すだろう

(間奏)

This is the story since time began
  それは はるか昔からの物語

There will come a day when we will know
  それを知る日が やがて訪れるだろう

(Chorus)
Shine like it does into every heart
  それは光り輝いている 全ての人の心の中のように

Shine like it does and if you're looking
  それはまるで・・・みたいに輝いている、そしてそれを捜すなら

You will find it
  それを見つけ出すだろう

(Chorus)
Shine like it does into every heart
  それは光り輝いている 全ての人の心の中のように

Shine like it does and if you're looking
  それはまるで・・・みたいに輝いている、そしてそれを捜すなら

You will find it
  人はそれを見つけ出すだろう

You will find it, you will find it, ( you will find it )
  それを見出すだろう、それを見つけ出すだろう

You will find it
  それを見出せるだろう


※ since time began: (時が始まって以来の)はるか昔から、古代から。
※ each moment: 一瞬一瞬、刻一刻。
※ innocent: 罪の無い、無垢な、素朴な、純真な、無邪気な。
※ There will come a day when ..: ~という日が いつか来るだろう。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

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昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
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