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401. Help! ヘルプ!(カヴァー)

Help! ヘルプ!(カヴァー) : Tina Turner ティナ・ターナー

おなじみビートルズ(1965年)のカヴァー曲ですが、スローなバラードにアレンジを変えて歌っています。 これはどん底の状態から這い上がろうともがいていたティナ・ターナーの、文字通り「助けを希(こいねが)う」叫びでしょう。 できれば当時のLiveヴァージョンで聴いてみて下さい。


Tina Turner Live
Album : Private Dancer
  Private Dancer Live

Released: May, 1984 (Album), February, 1985 (Live)
Written by: John Lennon, Paul McCartney
Produced by: J. Sample, N. Chancler, W. Felder (Album)
  ティナ・ターナー について:
Tina Turner
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1960年代から「アイク&ティナ・ターナー」として活動してきたティナ・ターナーでしたが、1970年代には夫アイクのアルコール&薬物中毒や家庭内暴力に悩まされ、1976年にデュオとしての活動を停止、1978年には裁判により離婚が成立しています。 
そしてソロとして「ティナ・ターナー」の名前で再出発するものの、裁判による取り決めで「アイク&ティナ・ターナー」時代の曲は歌えないことになり、しばらくは不遇の時代が続きます。 「歌いたくても歌えないのが一番つらかった」―と、彼女は当時を振り返って語っていました。

1983年にシングルとしてリリースされたアル・グリーンのカヴァー曲「Let's Stay Together」(レッツ・ステイ・トゥギャザー:101回目)は英国で6位、本国アメリカでも26位のヒットとなり、翌年のファースト・アルバム製作へとつながって行きます。

アルバムの製作に当たっては、彼女のファンであるというデヴィッド・ボウイが「1984」を書いてくれ、同じく「River Deep - Mountain High」(1966年)を聴いて彼女のファンになったというマーク・ノップラー(当時ダイアー・ストレイツ)がお蔵入りとなっていた古い譜面を送ってくれ、それがアルバムのタイトル曲「Private Dancer」(プライヴェート・ダンサー:37回目)となりました。

アルバムのレコーディングにマーク・ノップラーは都合で参加できませんでしたが(次のアルバムで参加)、代わりにベーシストのジョン・イルズリーが参加し、「プライヴェート・ダンサー」のギター・ソロはジェフ・ベックが演奏しています。 彼女のファンというジェフ・ベックはレコーディング終了後に真新しいギターの裏に彼女のサインを入れてもらい、後でそれを彫らせたとか。
このアルバムからは、"What's Love Got to Do with It"(愛の魔力)がアメリカとカナダでナンバー・ワン・ヒットとなっています。 

このビートルズのカヴァー曲はオリジナル・アルバムにも入っていますが、翌1985年に行われた "Private Dancer Tour" のヴァージョンが良いので、まずはそちらで聴いてみてください。 間奏のサックスが少しうるさいけど、彼女の歌声は30年経った今でも素晴らしいです。

(1985年「Private Dancer Tour」のLiveヴァージョン)
ツアー・メンバー:
  Jack Bruno - drums
  Bob Feit - bass guitar
  Timmy Cappello - saxophone, percussion, keyboards, vocals
  Kenny Moore - piano, vocals
  James Ralston - guitar, vocals
  Jamie West-Oram - guitar, vocals


Grooveshark で、アルバム・ヴァージョンの Help! 『ヘルプ!』を聴く: (4:32)
  Joe Sample - Piano, Synthesizer
  Ndugu Chancler - Drums
  Wilton Felder - Bass, Saxophone
  Guitar – Charles Fearing, David Walker
  Backing Vocals – Alex Brown, Gwen Evans, Jessica Williams
  Programmed By [Synthesizer] – David Erin

  ●歌詞と対訳●

[1]
When I was younger, so much younger than today
  私が若かった頃、 今よりずっと若かった頃は

Never needed anybodys help in anyway
  「誰の助けも要らない」って 意地を張ってたものだけど

Now those days are gone
  今ではそうした日々も 過ぎ去って 

And I'm not so self assured
  そんな自信も すっかり無くしてしまったわ

Now I find, I've changed my mind,
  今になってそれに気付き、 心を入れ替えたのよ  

I've opened up the doors
  (心の)扉を 開いたの

(Chorus)
(So) Help me if you can I'm feeling down
  (だから) 私が落ち込んでいる時は できれば助けて欲しいの

And I do appreciate you being around
  あなたがそばにいてくれることを 有難く思っているわ

Oh, help me get my feet back on the ground
  私が自らの足で立ち上がる 手助けをして欲しいの

Won't you please, please help me
  どうか、どうかお願いだから 助けてちょうだい


[2]
Now my life has changed in (oh) so many ways
  色々な意味で 私の人生は一変してしまい 

My independence seems to vanish in the haze
  私の自立心なんて 煙のように消えてしまったわ   

Every now and then I feel so insecure
  時々、 私はとても不安になるの

And now that I just need you like I never did before
  今では、 かつてなかったほど あなたを必要としているの

(Chorus)
Help me if you can I'm feeling down
  私が落ち込んでいる時は できれば助けて欲しいの

And I do appreciate you being around
  あなたがそばにいてくれることを 有難く思っているわ

Oh, help me get my feet back on the ground
  私が立ち直る 手助けをして欲しいの

Won't you please, please help me
  どうか、どうかお願いだから 助けてちょうだい

(間奏)

[3]
When I was younger, so much younger than today
  私が若かった頃、 今よりずっと若かった頃は

Never needed anybodys help in anyway
  「誰の助けも要らない」って 意地を張っていたものだけど

Now those days are gone
  今ではそうした日々も 過ぎ去って 

And I'm not so self assured
  そんな自信も すっかり無くしてしまったわ

Now I find, I've changed my mind,
  今になってそれに気付き、 心を入れ替えたのよ  

I've opened up the doors
  (心の)扉を 開いたの

(Chorus)
Help me if you can I'm feeling down
  私が落ち込んでいる時は できれば助けて欲しいの

And I do appreciate you being around
  あなたがそばにいてくれることに 感謝しているわ

Oh, help me get my feet back on the ground
  私が立ち直る 手助けをして欲しいの

Won't you please, please help me
  どうか、どうかお願いだから 助けてちょうだい

Won't you please, please help me
  どうか、どうかお願いだから 助けて欲しいの

Oh, please, please...
  どうか、お願いだから・・・


Won't you...
  どうか・・・

Please help me!
  私を 助けてちょうだい!

(Help!, help!, help!, help!)



※ anyway: 何としても、意地でも、どうしても。
※ self assured: 自信のある、物怖じしない。
※ change one's mind: 考え(心)が変わる。
※ open up: 1.開ける、開く。 2.心を開く、心を打ち明ける。
※ if you can: できれば、できるものなら。
※ feel down: 1.(気分が)落ち込む、へこむ。 2.元気が無い、気が重い。
※ do appreciate: ~に感謝する。
※ being around: そばにいる、一緒にいる。
※ won't you please: どうぞ、どうか。
※ get back on one's feet: ~から立ち直る。
"get one's feet back on the ground" だと、倒れていた人が「再び大地の上に自分の足で立ち上がる」くらいの感じだから、「立ち直る」としておきました。

※ life has changed: 人生が一変する。
※ in many ways: 色々、様々に。 色々な意味で。
※ independence: 独立(心)。自立、自活、(人に)依存しない。
※ vanish: 消える、消えてなくなる。 突然見えなくなる。
※ in the haze: 靄(もや)の中に。
※ (every) now and then: 時々、時折。
※ feel insecure: 不安になる、心もとない、不安を感じる。
※ like never before: かつてないほど、 今までなかったような。            
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

400. Forever Man フォーエバー・マン

Forever Man フォーエバー・マン : Eric Clapton エリック・クラプトン

エリック・クラプトン1985年のアルバムからファースト・シングルとなった曲で、クラプトン初のミュージック・ビデオが作られた曲でもありました。


Forever Man
Album : Behind the Sun
  ビハインド・ザ・サン

Released: March 1985 (Album)
Written by: Jerry Lynn Williams
Produced by: Lenny Waronker, Ted Templeman
 エリック・クラプトンについて:
Eric Clapton
 フリー百科事典『ウィキペディア』

前作 "Money & Cigarettes" (マネー・アンド・シガレット)では、ライ・クーダー(G)やドナルド”ダック”ダン(B)といったアメリカのミュージシャンたちとプレイすることで、久々に元気が出てきたように見えたエリック・クラプトンでした。
この曲を含むアルバムでは何とフィル・コリンズと組んでレコーディングしており、全11曲中8曲がフィル・コリンズのプロデュースで、フィルはドラムやシンセサイザーでも参加しています。

でもレコーディングが終了した時点で「シングルになる曲が無い」(つまり売れそうな曲が無い)ということで、レコード会社のワーナーから待ったがかかったとか。
そんな訳で後からテキサス州の作曲家 Jerry Lynn Williams に頼んだ曲が3曲入っており、
2. "See What Love Can Do"
5. "Something's Happening"
6. "Forever Man"
―がジェリー・リン・ウィリアムスの曲で、その3曲だけテッド・テンプルマンとレニー・ワロンカーがプロデュースしています。 私はフィル・コリンズが苦手なので、5曲目から聴いていました。

この曲はエリック・クラプトン初のミュージック・ビデオも作られましたが(YouTube 参照)、演奏しているメンバーと、映像で映っているメンバーがかなり違っているので、多分アフレコ(口ぱく)と思われます。 このアルバムが出た1985年に私は代々木体育館までクラプトンのコンサートを聴きに行ったことがありますが(二階席の端で、ほとんどステージが見えなかった)、ベースがドナルド・ダン、ギターがティム・レンウィックだったから、たぶんツアー・メンバーで撮影したのでしょう。 そのメンバーでのLIVEビデオ「Behind The Sun Tour」も出ています。

あの頃はCDやビデオ・デッキが出て間もない頃で、うちには未だCDプレーヤーもビデオ・デッキもありませんでした。
ビデオ映像の中でクラプトンが弾いているのは "Blackie" (ブラッキー)と呼ばれたフェンダー社のストラトキャスターでしょう。 歌詞の方は割りとありふれたラブ・ソングで別にどうということもありませんが、間奏のギター・ソロはやはり格好いいです。


Music Video: (アルバムで演奏しているメンバーとは違うので、たぶんアフレコでしょう)
  Eric Clapton : Vocals, Rhythm Guitar, Solo Guitars
  Donald "Duck" Dunn : Bass Guitar
  Jeff Porcaro : Drums (Toto)
  Tim Renwick Rhythm Guitar
  Michael Omartian : Keyboards
    Yvonne Elliman, Marcella Detroit : Background Vocals


Grooveshark で、Forever Man 『フォーエバー・マン 』を聴く: (3:14)
  Eric Clapton : Vocals, Rhythm Guitar, Solo Guitars
  Nathan East : Bass Guitar
  Jeff Porcaro : Drums (Toto)
  Steve Lukather : Rhythm Guitar (Toto)
  Lenny Castro : Congas
  Ted Templeman : Timbales
  Marcy Levy : Background Vocals

  ●歌詞と対訳●

[1]
How many times must I tell you, babe
  何度 お前に話さなきゃならないんだ、ベイビィ

How many bridges I've got to cross?
  俺は一体 幾つの橋を渡らなきゃならないんだ?

How many times must I explain myself
  どれくらい自分のことを説明しなきゃいけないんだ

Before I can talk to the boss
   そのボス(上役)と 話ができるまで

'fore I can talk to the boss?
    そいつと直接 話ができるようになるまでに

[2]
How many times must I say I love you
  何度「愛してる」って言わなきゃならないんだ?

Before you finally understand?
    最終的に お前が納得するまでに

Won't you be my forever woman?
   ずっと 俺の女でいてくれないか?

I'll try to be your forever man,
   俺はずっと お前の男でいるからさ

Try to be your forever man.
    ずっとずっと お前の男でいよう

(間奏)

[3]
How many times must I say I love you
  何度「愛してる」って言わなきゃならないんだ?

Before you finally understand?
    最終的に お前が納得するまでに

Won't you be my forever woman?
   ずっと 俺の女でいてくれないか?

I'll try to be your forever man,
   俺はずっと お前の男でいるからさ

Try to be your forever man.
    ずっとずっと お前の男でいよう

(Forever man)

'rever man, 'rever man, 'rever man.
  ずっと、ずっと、お前の男で

(Forever man)

'rever man, 'rever man, 'rever man.

Try to be your forever man.
    ずっとずっと お前の男でいよう

'rever man, 'rever man, 'rever man.
  ずっと、ずっと、お前の男で

(Forever man)

'rever man, 'rever man, 'rever man.
  ずっと、ずっと、お前の男で

(Forever man)

'rever man, 'rever man, 'rever man.

(Forever man)

Try to be your forever man.
    ずっとずっと お前の男でいよう

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

399. Kiss of Live キス・オヴ・ライフ

Kiss of Life キス・オヴ・ライフ : Sade シャーデー

シャーデー1992年のアルバムから、サード・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。


Album : Love Deluxe
  love deluxe
(試聴可)
Released: May 1993 (Single), October 1992 (Album)
Written by: S. Adu, S. Matthewman, A. Hale, P. Denman
Produced by: Sade, Mike Pela
  シャーデー (バンド)について:
Sade (band)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

シャーデーの曲はこれまで何度か採り上げていますが、「シャーデー」はヴォーカリストのシャーデー・アデュを紅一点のメンバーとする4人組のバンド名です(ややこしい・・・)。
シャーデー・アデュのハスキーなヴォーカルと、ジャジーで洗練されたサウンドで、アダルト(大人)世代に人気があります。

残念ながら歌詞の方はどこかで聞いたような表現が並んでいて、訳していて少し恥ずかしくなってくるのですが(いつも)、でもあの声で歌われるとそうしたことはどうでもよくなってくるのも確かです。 細かいことは気にせず、ゆったりとした大人のサウンドをお楽しみ下さい。


Sade Adu – vocals
Andrew Hale – keyboards
Stuart Matthewman – guitar, saxophone
Paul S. Denman – bass

Martin Ditcham – drums, percussion
Nick Ingman – string arrangements

Grooveshark で、Kiss of Life 『キス・オヴ・ライフ』を聴く: (5:51)

  ●歌詞と対訳●

There must have been an angel by my side
  天使が 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly led me to you
  何か神聖なものが 私をあなたに引き寄せたから

Look at the sky  
  空を見て

It's the color of love 
  愛の色に染まっているわ

There must have been an angel by my side
  天の使いが 私のそばにいるに違いない 

Something heavenly came down from above 
  何か天上のものが 空から降りてきて

He led me to you 
  私をあなたに 引き合わせたから

He led me to you  
   私をあなたへと 導いたから

He built a bridge to your heart
  その使いは あなたの心に橋を架けたの

All the way   
  (遠くの)端から端まで ※

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて ※

I can't say
  私には とても言い表すことができない

When I was led to you
  私があなたに 引き合わされた時

I knew you were the one for me
  私にとって あなたが唯一の人だと分かったの

I swear the whole world could feel my heartbeat
  きっとこの世界は 私の心のときめきを感じたはず

When I lay eyes on you
  私があなたと 出会った時に

Ay ay ay

You wrapped me up in the color of love
  あなたは私を 愛という色に(染めることに)夢中になってる

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

(間奏)

Wasn't it clear from the start
   始めから 分かりきっていたことでしょう
 
Look the sky is full of love
   愛でいっぱいの 空を見て

Yeah, the sky is full of love
   そう、 愛に満ちあふれた空を

He built a bridge to your heart
  その天使は あなたの心に橋を架けてくれた

All the way
  ずっと向こうまで

How many tons of love inside
  その心の愛は 計り知れなくて

I can't say
  私には とても言い表すことができない

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
   あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life 
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  あなたは 生命(いのち)のキスを与えてくれる

Kiss of Life   
生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss that's like
  あなたは そんなキッスをしてくれる

The kiss of life
   生命(いのち)のキスを

You gave me the kiss of life
  わたしに 生命(いのち)のキスを与えてくれる 

Kiss of Life
   生命(いのち)のキッスを

You gave me the kiss of life
  あなたは私に 生命(いのち)のキスを与えてくれる
 
The kiss of life ...
  生命(いのち)のキッスを・・・


※ all the way: 1.はるばる、わざわざ。 2.さまざまに、幅広く。 3.(性俗)どのようなセックスでも許すこと。
all the way down だと、「端から端まで」、「ずっと向こうまで」
※ tons of: 沢山の、大量の、山ほどの。
※ wrapped up in: ~に没頭している、~に熱中する、~に夢中になっている。
※ lay eyes on: ~を見つける、~と出会う。
※ from the start: 始めから、 最初から。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

398. Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー

Sweethearts Together スウィートハーツ・トゥゲザー : The Rolling Stones

ローリング・ストーンズ1994年のアルバムから、フラーコ・ヒメネスのアコーディオンがいい味を出しているこの曲を選んでみました。


Album : Voodoo Lounge
  ヴードゥー・ラウンジ

Released: 11 July 1994 (Album)
Written by: Mick Jagger, Keith Richards.
Produced by:Don Was, Glimmer Twins (Mick & Keith)
 ローリング・ストーンズ について:
(L to R) Charlie, Keith, Mick, Ronnie
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1993年にベーシストのビル・ワイマンが脱退し、ストーンズのオリジナル・メンバーは3人になってしまいました。 新たにヴァージン・レコードと契約を交わしてリリースされたのがこのアルバムで、ベースは以後ダリル・ジョーンズが担当していますが、正式メンバーにはなっていません。

このアルバムが出たのは20年前で、ミック、キース、チャーリーの3人は既に50歳を超えていました。 往年のパワーは望むべくも無く、ファースト・シングルとなったオープニングの "Love Is Strong" (ラヴ・イズ・ストロング)は本国イギリスでこそ14位でしたが、ドイツで40位、アメリカでは91位までしか上がらず、ヒットしなかった最初のシングルとなっています。

もっとも評論家からの評価は良かったようで、翌年のグラミー賞では「ベスト・ロックアルバム」を受賞しているようです。 15曲も入っているアルバムは通して聴くにはちょっとつらいところがありますが、好きな曲が何曲か入っているので当時はCDから編集したテープで聴いていました。

昔のストーンズには凝(こ)ったアルバム・ジャケットが多かったものですが、売る気の無さそうな変なジャケットに風変わりなアルバム・タイトルでは、ファンでなければ手にする気にはならないでしょう。
「ヴードゥー」というのはてっきりヴードゥー教のことかと思ったら野良猫の名前から採ったそうで、キースが付けたタイトルのようです。 記事があったのでちょっと訳してみると、
During the recording of the album, Richards adopted a stray cat in Barbados which he named Voodoo,
そのアルバムをレコーディングしていた間、(キース)リチャーズはバルバドスにいて彼が「ヴードゥー」と名づけた野良猫から(タイトルを)採ったそうだ、

because they were in Barbados, and the kitten had survived the odds.
というのも彼らはバルバドスにいて、その子猫はとても見込みの無さそうな状態を生き延びたからだという。

He dubbed the terrace of the house, Voodoo's Lounge.
彼はその家のテラスでダビングをした、ヴードゥーのラウンジ(居間、リビング)で。

この曲はシングルにはなっていませんが、割と好きな曲なので採り上げてみました。 アコーディオンで参加しているフラーコ・ヒメネスは、ライ・クーダーのアルバムではおなじみのミュージシャンです。
ライ・クーダーといえば1969年の「レット・イット・ブリード」の頃にストーンズのレコーディングに参加して、ギターのフレーズをパクられたという因縁があるのですが(キースは否定)、それから25年後にフラーコが参加するというのも不思議な感じがします。 
せっかく間奏のアコーディオンでいい感じに盛り上がっても、その後に入るキースの調子っ外れなギターには思わず笑ってしまいます。 例によって酒でも飲みながらプレイしていたのでしょうか?
 
このレコーディングにはジェリー・リー・ルイスも参加して数曲を録音したそうですが、アルバムには採用されなかったみたいでルイスが怒ったとか。 ストーンズの周辺には、そんな裏話が色々と転がっています。 何しろ問題児の元祖みたいな人たちですから・・・


Mick Jagger - Lead Vocals, Acoustic Guitar
Keith Richards - Backing Vocals, Electric Guitar, Acoustic Guitar
Charlie Watts - Drums
Ronnie Wood - Steel Guitar [Pedal & Lap]

Accordion – Flaco Jimenez
Bajo Sexto – Max Baca
Organ – Chuck Leavell
Percussion – Luis Jardim
Backing Vocals – Bernard Fowler, Ivan Neville, Keith, Mick

Sweethearts Together 『スウィートハーツ・トゥゲザー』を聴く: (4:46)

  ●歌詞と対訳●

Sweethearts together  恋人同士が 一緒になる
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We'll take life as it comes  俺たちの人生は 成り行きにまかせて
Sweathearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる

Everybody needs someone  (人間)誰でも 他の誰かが必要なのさ
To tell their troubles to  悩みを打ち明けられる (相手が)
To share the pain and laughter  悩みや笑いを 分け合える(人が)  
In a world beset with fools  この世界は 馬鹿な奴らに悩まされるから
To help you with your ups and downs  浮き沈みの激しい時は 手助けが要る
Someone to heal your wounds  傷を癒してくれる 誰かが
So we're  だから 俺たち・・・

(Chorus)
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
When two hearts beat as one  二人の鼓動が 一つに重なる時
Sweethearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

Everyone so cynical   誰もが かなりひねくれた見かたをして
And says that love won't last  「愛なんて長続きしない」って言うけど
Think about your future  未来のことを 考えるようにして
Stop living in the past  過去に生きるのは やめにしなよ
Time's not standing still   時間は立ち止まっては くれないのだから
So stop looking through those tinted glasses 
  そんな色眼鏡を通してものを見るのは やめにしたらどうだい

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

(間奏) Flaco Jimenez (フラーコ・ヒメネス) – accordion 

But love is never easy  だけど 愛は一筋縄では行かないし
It's never silky smooth  シルク(絹)のように スムース(滑らか)でもない
There's always something tempting  そこにはいつも 心をそそる何かがあって
In the wilderness of youth  (まるで)若さという 荒野の中にいるみたいだけど
But I will stay right by your side  俺はお前の すぐそばにいるから
The truth will out, you'll realize 「真実はやがて明らかになる」って、分かるだろう
We're   俺たちは・・・

(Chorus)
Sweathearts together  恋人同士 一緒にいよう
We've only just begun  俺たちは まだ始まったばかり
Sweathearts together  一緒にいられる 恋人同士
So glad I've found someone  そんな相手を見つけて すごくうれしいのさ
Sweethearts forever  ずっと 恋人同士でいよう
Two hearts together as one  二つの心が解け合って 一つになる
As one    一つになるのさ

As one
As one ...



※ sweetheart: (やや古い表現)恋人、ボーイ(ガール)・フレンド。
※ take it as it comes: 人生を成り行きにまかせる。
※ beset with: ~に悩まされる。
※ up and down: 上がったり下がったり。 良かったり悪かったり。 浮き沈みが激しい。
※ heal a wound: 傷を治す(癒す)。

※ cynical: ひねくれた、小ばかにした。 皮肉な。
※ last: この場合は「長続きする」、「持続する」、「持ちこたえる」など。
※ live in the past: 過去(のこと)に生きる。
※ stand still: じっと立っている。 静止する、現状にとどまる。
※ tinted glasses: 色付き眼鏡。 "rose tinted glasses" だと「楽観的な考え」だが、"those tinted glass" (そんな色眼鏡)と似たような発音で少し表現を変えている。

※ so glad: すごくうれしい、本当にうれしい。
※ (be) never easy: 一筋縄では行かない。
※ silky smooth: (絹のように)滑らかな、しなやかな、スベスベの。
※ tempting: 心をそそる、魅力的な、誘惑的な。
※ in the wilderness: 荒野の中に。 孤立して。
※ by your side: きみのそばに、 あなたの隣に。"right" が付くと、「すぐそばに」。
※ The truth will out: 【諺】真実はいつか現れるもの。 事実は必ず明らかになる。
   

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

397. Back to Black バック・トゥ・ブラック

Back to Black バック・トゥ・ブラック : Amy Winehouse エイミー・ワインハウス

エイミー・ワインハウス2006年のセカンド・アルバムから、翌年サード・シングルとなったアルバム・タイトル曲を選んでみました。 地元イギリス、及びドイツとスイスで8位、オーストリアとイタリアで3位、ギリシャのシングル・チャートでは1位となっています。


Back to Black
Album : Back to Black
  バック・トゥ・ブラック
(試聴可)
Released: April 2007 (Single), October 2006 (Album)
Written by: Amy Winehouse, Mark Ronson
Produced by: Mark Ronson
 エイミー・ワインハウスについて:
Amy Winehouse
フリー百科事典『ウィキペディア』

最初にラジオで "Rehab"(リハブ)を聴いた時には、てっきり黒人のオバさんが歌っているのかと思いました。 それがタトゥーを入れた白人の姐ちゃんだと分かった時の衝撃は、今でも良く覚えています。 突然変異でなければ、普通の家庭環境からこうした人は出て来ないでしょう。 セカンド・アルバムをレコーディングしていた頃の彼女はまだ22歳でしたが、まるで人生に疲れたオバさんみたいです。

They tried to make me go to rehab, I said no, no, no
周りは私をリハビリ(更正施設)に行かそうとするけど、私は「ヤダ、ヤダ」って言ってるの
―"Rehab" (リハブ)の最初の部分―

歌は上手いけれど、およそ世の中の一般的な生活には適応できず、酒やドラッグに溺れて中毒患者向け更正施設への入所・出所を繰り返し、泥酔した状態でステージに上がりコンサートをぶち壊して大ブーイングを浴び、わずか27歳の若さで亡くなってしまったところなど、ジャニス・ジョプリンの生き様と重なるところがあります。 とても長生きできそうにないタイプでしたから・・・

この曲を含むアルバムはかなりのヒットを記録し、2008年のグラミーでは5部門を受賞(※)していますが、彼女の死後(2011年)に再び脚光を浴び、ロング・セラーとなっているようです。
(※アメリカからピザの発行を拒否され、授賞式には主席できず、衛星中継で出席したとか)

歌詞の中には、"dick" や "blow" や "puff" といったスラング(俗語)が出てきて、YouTube では他の効果音を入れて聞えないように誤魔化しています。(Grooveshark では普通に聴けるし、そちらの方が音も良いです。)
タイトルの "Back to Black" は "back" と "black" を並べて韻(いん)を踏んでいますが、"black" も単純に「黒」というよりは、死を匂わせる「暗闇」といった感じにしておきました。
"You go back to her" の "her" も、死んだ男が帰って行ったところということで、「(母なる)大地」と解釈しています。 訳し方によってかなり解釈の異(こと)なる歌ですが、私はこんな風に訳してみました。


Bass Guitar – Nick Movshon
Drums – Homer Steinweiss
Guitar – Binky Griptite, Thomas Brenneck
Percussion – Frank Ricotti
Piano – Victor Axelrod
Alto Saxophone – Andy Macintosh, Chris Davies
Baritone Saxophone – Dave Bishop
Tenor Saxophone – Jamie Talbot

Arranged By [Orchestra], Conductor – Chris Elliott

Glooveshark で、Back to Black 『バック・トゥ・ブラック』を聴く: (4:01)
  ●歌詞と対訳●

He left no time to regret  あの人には後悔する暇(いとま)さえ 残されていなかった
Kept his [dick*] wet  いつもペ●スを濡らしたまま(遊んでばかり)で
With his same old safe bet  いつもながらの安全策で 切り抜けていたけど

Me and my head high  私は自分の顔をしっかりと上げて
And my tears dry  涙を拭(ぬぐ)うの
Get on without my guy  (これからは)彼無しで 生きて行かなきゃ

You went back to what you knew あの人は自分の良く知る場所へと戻って行った
So far removed from all that we went through
  私たちがこれまで切り抜けてきた世界とは まるで違うところへと

And I tread a troubled track  私は荒れたデコボコ道を踏み進んで行かなければ
My odds are stacked  この不利な状況の中を
I'll go back to black  暗い闇の中へと 戻って行くの

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは母なる大地へと 還(かえ)って行った ※
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ
I go back to us  私は この世の(しがらみの)中へと 戻って行くの

I love you much  あなたを とても愛していたけど
It's not enough  それでも 充分じゃなかった
You love [blow*] and I love puff
  あなたはコ●インが好きで、私は大麻(マリファナをふかすの)が好きだった

And life is like a pipe  人生は まるでパイプみたい
And I'm a tiny penny rolling up the walls inside
 そして私はその中へと吸い上げられて行く ほとんど価値が無い(煙の様な)もの  

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

Black, black, black, black, black, black, black,  暗い、暗い、暗い、・・・
I go back to....  私は ・・・に戻って行く
I go back to....   私は ・・・へと帰って行くの

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは 母なる大地に還(かえ)って行った
And I go back to.....  そして私は・・・の元へ

We only said goodbye with words  私たちの言った唯一の言葉は「サヨナラ」だけ
I died a hundred times  私はもう(数え切れないほど) 何度も死にかけたわ
You go back to her  あなたは母なる大地へと 還(かえ)って行った
And I go back to black  そして私は 暗い闇の中へと戻って行くの



※ no time to..: ~している時間が無い。
※ regret: 1.後悔、悔恨。 2.悲嘆、哀悼、落胆。
※ dick*: 1.男性名。(英国語)男、奴。 2.(卑語)男根、ペニス。( YouTube では伏字になっている)
※ same old: いつも通りの、お決まりの、相変わらずの。
※ safe bet: 安全策、確実なこと。必ず当たる賭け事。
 ("regret", "wet", "bet" と末尾が"et" になる単語を並べて韻を踏んでいる)

※ one's head high: ~の頭(顔)を高く上げる。 毅然とする、堂々と振舞う。
※ dry one's tears: ~の涙を拭(ぬぐ)う。
※ get on: 1、先に進む、急ぐ。 2.続ける、続行する。 3、上手くやって行く。
※ far remove from: ~から程遠い、~とはまるで違う。
※ go (went) through: 1.通り抜ける、通過する。 2.切り抜ける、終える。

※ tread: 1.タイヤの溝(トレッド)。2.歩いて行く。 3.踏みつける。
※ track: 1.(車や人の)通った跡、わだち。 行路、通り道。
※ odds are stacked: 情勢(状況)が不利である。
※ go back: (場所や人のもとに)戻る、帰る。

※ with words: ~という言葉で。
※ hundred times: 百回も、 幾度も。
※ her: "she" や "her" といった女性の代名詞は単に「彼女」だけでなく、「大地」や「国」や「船」や「車」などを指すことがある。 
この場合は死んだ男の帰って行った場所ということで、「(母なる)大地」と解釈しています。

※ blow*: (俗語)コカイン。( YouTube では伏字になっている)
※ puff: (タバコを)ふかす。 (俗語)大麻、マリファナ。
※ tiny: 1.小さな、ちっぽけな。 2.つまらない(もの)。
※ penny: 1.ペニー(イギリスの通貨で)1/100ポンド。 2.わずかな金額、つまらないもの。 3.女性の名。
 ( "bad penny":嫌な奴、望ましくない人物。 "two a penny":安価なもの、簡単に手に入るもの。) 
※ roll up: 巻き上がる、クルクルと巻く。 

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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