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384. One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ

One Too Many Nights ワン・トゥー・メニー・ナイツ : The Hooters 

ザ・フーターズ1993年のアルバムから、ロブ・ハイマンの歌うこの曲を選んでみました。 


Album : Out of Body (Import)
  アウト・オブ・ボディ

Released: May 11, 1993 (Album)
Written by: Rob Hyman, Eric Bazilian
Produced by: Joe Hardy, Eric Bazilian, Rob Hyman
  ザ・フーターズについて
中央左から、Eric (G), Mindy (Vi), Rob (Vo, Key)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

このアルバムからは以前、シンディ・ローパーをゲストに迎えた "Boys Will Be Boys"(ボーイズ・ウィル・ビー・ボーイズ:308回目)を採り上げたことがあります。 個人的には好きなアルバムですが、セールス的には振るわなかったようで、シングルになった曲はありませんでした。

フーターズはエリック・バジリアン(G)とロブ・ハイマン(Ky)の二人が中心になって結成されたグループで、どちらも曲を書いて歌えるのが魅力ですが、この曲ではロブがリード・ヴォーカルをとっています。
更にこのアルバムでは初の女性メンバーとなるミンディ・ジョスティンが加入し、ヴァイオリンとバック・ヴォーカルで新しい風を吹き込んでくれました。 

残念ながらその後ミンディは脱退し、グループもしばらくは活動休止となってしまいます。 その後エリックとロブの二人は、ジョーン・オズボーンのデビュー・アルバム作りに参加したりしていました。 この二人、シンディ・ローパーのファースト・アルバムにも参加しているし、他の人のアルバムに提供した曲の方が良かったりするのですね。 

この曲の歌詞は "one too many" (一つ余計に多い)というフレーズの繰り返しで、アメリカでは「(酒を)飲みすぎる」といった意味で使われるようです。 それに "drink" (飲みすぎ)と "think" (考えすぎ)といった単語を並べて韻(いん)を踏んでいる訳ですね。 派手さや新しさはないけれど、ストレートなアメリカン・ロックが好きな方には楽しんでいただけると思います。

The Hooters:
Rob Hyman: lead vocals, organ, synthesizer, Mellotron, accordion, hooter
Eric Bazilian: vocals, guitars, mandolin, sitar, hooter, recorder, synthesizer
David Uosikkinen: drums, percussion
John Lilley: guitar, vocals
Fran Smith Jr.: bass guitar, vocals, tambourine
Mindy Jostyn: violin, vocals, guitar, harmonica, string arrangements

Grooveshark で、One Too Many Nights 『ワン・トゥー・メニー・ナイツ』を聴く: (4:25)

  ●歌詞と対訳●

Was it one too many words I could not say?
  その余計な一言は 言ってはいけないことだったのか?

Was it one too many times I drove away?
  あの残された時間は 俺が追いやってしまったのか?

Well, this heart of mine is way beyond repair
  この(傷ついた)俺の心は とても治癒できないほどで

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる


Now it's one too many shots I gotta drink
  もう一杯 余計に飲まずにはいられない

And it's one too many times I gotta think
 そしてまた 余計な考えにとりつかれている

It's easy to pretend that I don't care
  関心が無いフリをするのは とても容易なことだけど

But it's one too many nights without you there
  そうしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏) Keyboard Solo : Rob Hyman

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽は常に 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

(間奏)  Guitar Solo : Eric Bazilian

And if it's over said and done
  何を言っても結局 終わってしまったというのであれば

Why do I go on believing?
  どうして俺は 信じ続けることができるだろう?

And if too much time has passed
  もし既に 多くの時が過ぎ去ったとしても

Let me find my peace at last...
  この俺に 最後の安らぎを見つけさせてくれないか

And the sun will always rise and set again
  太陽はいつも 昇っては沈んでを繰り返し

(and set again)

And the wind will blow no matter where or when
  風は いつでもどこでも吹いているだろう

(or where or when)

Well, it blows me down a road that goes nowhere
  それは行き場の無い 俺に向かって吹きつけ

And it's one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It is one too many nights without you there
  そしてまた きみのいない一夜を過ごしてる

It's too many nights without you there...
  きみのいない ウンザリするほど長い夜を過ごしているんだ・・・


※ one too many: 一つだけ多過ぎる、一つだけ余分な。 
(話)過剰な量の酒 one too many (beers)
have one too many:(米俗)酒を飲みすぎる、酔っ払う。 
drink one too many: ちょっと飲みすぎた。

※ drive away: 1.(車で)走り去る。 2.追い払う、追い出す、吹き払う、吹き飛ばす。
※ way beyond..: ~をはるかに超えている。
※ repair: 1.修理、修繕。 2.~を治療する、~を生き返らせる。

※ shot: (蒸留酒など強い酒の)1ショット。 ショット・グラス(25~50ml.)1杯分。
※ gotta = got to: ~しなければならない、 ~しなきゃ。
※ pretend: 装う、取り繕う。 ~のふりをする、~のように見せかける。
※ I don't care: 構わない、気にしない、関心が無い。 どうでもいい、どっちでもいい。

※ it's over: (関係は)もう終わりだ、もうおしまいだ。
※ after all is said and done = after all (結局)
 when all is said and done : とどのつまりは、何を言っても、結局、帰するところ。

※ go on: ~し続ける。
※ let me..: ~させてくれ。
※ at last: 最後に、ついに。

※ no matter when or where: いつでもどこでも。
※ blow down: (風が)吹き落とす、吹き倒す。
※ go nowhere: 行き詰る、どこにも行きようがない。 行き着く所の無い。  
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

382. Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ

Fake Plastic Trees フェイク・プラスティック・トゥリーズ : Radiohead 

レディオヘッドのセカンド・アルバムから、英国でサード・シングル、米国ではファースト・シングルとなったこの曲を採り上げてみました。 イギリスのシングル・チャートで20位、アメリカでは11位となっています。


Alubm : The Bends
  ザ・ベンズ
(試聴可)
Released: 15 May 1995
Written by: Radiohead
Produced by: John Leckie
  レディオヘッドについて:
Ed(G), Jonny(G), Thom(V), Phil(D), Colin(B)
 フリー百科事典『ウィキペディア』

1993年のファースト・アルバム「Pablo Honey」より先にリリースされたシングル曲『Creep (クリープ:26回目)』のヒットにより一躍有名になったレディオヘッドでしたが、当時のコンサートに来る聴衆の目当ては「クリープ」であり、バンドに対する評価も大抵は「クリープだけの一発屋」といったものでした。

彼らをそうした呪縛から解き放ったのがこの曲を含むセカンド・アルバムで、その中から5曲がシングル・カットされ、イギリスのアルバム・チャートで最高4位となっています。(アメリカでは88位)

歌詞は抽象的で、しかもかなり病的な内容ですが、メロディがきれいなので聴けてしまいます。 むしろ歌詞の意味を知らずに聴いている方が、スンナリと入ってくるかもしれません。
彼らの音楽は決して万人向けではありませんが、病んだ心というのは多くの若い人が抱えている問題であり、当時の若い世代の心情を代弁する曲として採り上げてみました。 自分の中ではまだ新しい曲のつもりでいたけれど、もう19年も前の曲になります。

この曲に関する記事があったので、ちょっと訳してみると、
This is a song about an area in east London called Canary Wharf which was landscaped with a lot of artificial plants.
これは東ロンドンにある、人工の植物を使って造園されたカナリー・ワーフと呼ばれる地区についての歌だという。

Radiohead singer Thom Yorke said
レディオヘッドのヴォーカリスト、トム・ヨークの話によると、

"Fake Plastic Trees" was "the product of a joke that wasn't really a joke,
「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」は、「本当のジョークともいえない、ある冗談から生まれたもの」で、

a very lonely, drunken evening and, well, a breakdown of sorts".
それはひどい孤独感や、酔った状態のあるゆるものとか、それに、分類の崩壊、といったものだ。

He said the song arose from a melody he had "no idea what to do with".
彼によるとこの歌のメロディは、彼の持っていた「no idea what to do with(どうしていいのか分からない)」(という曲)から生まれたもので、

Unlike his usual approach of either keeping note,
それは普段から彼が書きとめていた音楽の、どのアプローチとも似ていないものだった、

"of whatever my head's singing at the particular moment" or forcing "some nifty phrases" he devised onto the melody,
「ぼくの頭の中で、特定の瞬間について歌ったもの」とか、あるいは「なにか気の利いたフレーズ」を詰め込むとか、(いつも)彼がメロディを考える時とは(違っていた)、

Yorke said that creating "Fake Plastic Trees" was the opposite.
(トム)ヨークは、「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」を作り上げることには反対だったと言う。

He said, "That was not forced at all,
彼は、「それはちっとも強制されたことじゃなかった」と言い、

it was just recording whatever was going on in my head, really.
それはただ、「ぼくの頭の中にあったものを記録したに過ぎない」んだ、ほんとにね。

I mean, I wrote those words and laughed.
て言うか、ぼくはそれらの歌詞を書いてから、笑ってしまったんだ。

I thought they were really funny, especially that bit about polystyrene".
ぼくが思うに、それら(の言葉)は本当におかしいし、特に「ポリスチレン(発泡スチロール)」についての一節などはね。

The song incorporates the melodic leap heard on the word 'high' in Rocket Man by Elton John.
この歌は、エルトン・ジョンの「ロケット・マン」の中にある「ハイ」という言葉が頭の中でリープ(跳びはねる)している様な、そんなメロディを盛り込んだものなのさ。

―ということで、深刻に悩んで書かれたものではなさそうです。 自殺を匂わせるようなフレーズもありますが、書いた本人が「酔っ払った状態」や「冗談」から生まれたと言っているのだから、あまり難しく考えることもないでしょう。 それをどう受け止めるかは、聴く人次第だと思います。


Thom Yorke – vocals, guitar, piano, string arrangements, illustrations
Jonny Greenwood – guitar, organ, keyboards, string arrangements
Colin Greenwood – bass guitar
Ed O'Brien – guitar, backing vocals
Phil Selway – drums, percussion

Grooveshark で、Fake Plastic Trees 『フェイク・プラスティック・トゥリーズ 』を聴く: (4:51)

  ●歌詞と対訳●

Her green plastic watering can  彼女の 緑色のプラスティック製ジョウロは
For her fake Chinese rubber plant  偽物の中国製 ゴムの植物に(水を)やるため
In the fake plastic earth  偽物の まがいものの 土の中に植えられている

What she bought from a rubber man  何を彼女は 風船売りの男から買ったのか
In a town full of rubber bands  ゴムのバンドであふれかえった 街の中で
to get rid of itself  それ自身から 逃(のが)れるために

It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out,  それは 彼女を疲れさせる、
It wears her out  それは 彼女を疲れさせるから


She lives with a broken man  彼女は 衰弱した男と一緒に暮らしてる
A cracked polystyrene man  傷ついて頭のおかしくなった 発泡スチロールの男と
Who just crumbles and burns  彼はただ 粉々に砕かれて燃やされるだけ

He used to do surgery  その男はかつて (整形)外科手術をしていたものさ
For girls in the eighties 八十歳代にもなった 娘たちのために
But gravity always wins  でも重力が(皮膚よりも) 常に勝(まさ)っていた

And it wears him out,  そしてそれは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out,  それは 彼を疲れさせる、
It wears him out  それは 彼を疲れさせるんだ、
 

She Looks like the real thing  彼女は 本物のように見える
She tastes like the real thing  彼女は 本物みたいな味がする
My fake plastic love  ぼくの偽物(にせもの)の まがいものの恋人


But I can't help the feeling  でもぼくにはどうしても そう思えてしまう
I could blow through the ceiling  その天井を 吹き抜けて行けそうな気がして
If I just turn and run もしぼくが ちょっと向きを変えるだけで逃(のが)れられるなら

And it wears me out,  そしてそれは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせる、
It wears me out,   それは ぼくを疲れさせるんだ


If I could be who you wanted もしぼくが きみの望むような男であったら
If I could be who you wanted  もしぼくが きみの望むような男であったなら
All the time,   いつも
All the time   いつの時でも



※ plastic: 1.プラスティック(製)の。 2.見せ掛けの、いかさまの。 3.誠実さに欠ける、白々しい。
※ watering can: (水やりの)ジョウロ。
※ fake: 1.偽物の、偽造の。 2.見せかける、~の振りをする。
※ rubber: 1.ゴム。 2.ゴム製品(消しゴム、タイヤ、コンドームなど)
※ plant: 植物。 (木ではない)草、花。 苗木。
※ earth: (植物が育つ)土、土壌。

※ rubber man: (俗語)風船売り。 直訳すれば「ゴム男」です。
※ full of ..: ~でいっぱいの、 ~で満ちあふれている。
※ band: 1.バンド、ベルト、帯、ひも。 2.(音楽)バンド、楽団。 "rubber band" で「輪ゴム」や「ゴム・バンド」。
※ get rid of ..: 1.~から逃れる、自由になる、解放される。 2.(好ましくない人と)別れる、縁を切る。 3.(不要な人を)追い出す、追放する。
※ wear out: 1.疲れさせる。 2.すり減らす、消耗させる。

※ broken: 1.(体が)衰弱した。 2.壊れた、(骨が)折れた。 3.(数が)半端な。
※ cracked: 1.ひびの入った、砕けた、傷ついた。 2.(話)頭のおかしい、気の狂った。
※ polystyrene: ポリスチレン(樹脂)。 それを発泡させたものが「発泡スチロール」。
※ crumble: 粉々に砕ける、ぼろぼろになる、滅びる、 消え去る。
※ burn: 1.燃える、焦げる。 2.(俗語)殺す、射殺する。

※ used to do: かつて~していた。
※ surgery: 1.外科、外科手術。 2.医院、診療所。         
※ gravity: 重力、引力。
※ always wins: 常に勝つ。 連戦連勝。

※ real thing: 本物、実物。 
※ I can't help: 1.~せずにいられない。 2.しょうがない、どうしようもない、仕方ない。
※ blow through: (風や空気が)吹き込む、吹き抜ける。
※ ceiling: 天井。
※ all the time: いつも、ずっと、四六時中。  

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

381. Love Is Everything ラヴ・イズ・エヴリシング

Love Is Everything ラヴ・イズ・エヴリシング : Jane Siberry ジェーン・シベリー

ジェーン・シベリー1993年のアルバムから、恋人との別れがせつないこの曲を選んでみました。


Alubm : When I Was a Boy
  少年の日

Released: August 3, 1993
Written by: Jane Siberry (ジェーン・シベリー)
Produced by: Jane Siberry, Michael Brook
  Jane Siberry について:
Jane Siberry
 フリー百科事典『ウィキペディア』

ジェーン・シベリーは1979年頃から活動しているカナダのシンガー・ソング・ライターです。 この曲は6作目のアルバムに二つのバージョンが収められていて、シングルにはなっていませんが本人は気に入っているようで、2002年の二枚組ベスト版ではアルバムのタイトルにもなりました。

カナダという北の国は冬の間ずっと雪に埋もれているせいか、割と内省的な歌詞を書く人が多いようです。 心の内面に目を向ければ当然暗いものになりがちですが、私は暗さ=悪いものとは思っていません。 人間はさまざまな苦しみと向き合って悩み、そうした中で成長して行くものですが、悩まない人には進歩もありませんから。

この曲はピアノをバックに歌うシンプルなバージョンと、アルバムの最後に収められているコーラスを加えたヴァージョンがあります。 今回は後者の「ハーモニー・ヴァージョン」を選んでみました。

同じカナダのシンガー・ソング・ライター k.d.lang (k.d.ラング)が、"Hymns of the 49th Parallel" / 「ヒムズ・オブ・ザ・フォーティーナインス・パラレル」 というアルバムのラストでこの曲をカヴァーしています。→ k.d.lang "Love is Everything"



Jane Siberry – guitar, piano, keyboards, organ, vocals, backing vocals
Michael Brook – guitar

Love Is Everything (Harmony Version) 『ラヴ・イズ・エヴリシング』を聴く: (5:52)

  ●歌詞と対訳●

Maybe it was to learn how to love 多分それは どう愛するかを学ぶためだった
Maybe it was to learn how to leave 多分それは どう別れるかを習うためだった
Maybe it was for the games we played 多分それは私たちがゲームをするためだった

Maybe it was to learn how to choose 多分それは 選び方を学ぶためだった
Maybe it was to learn how to lose 多分それは 負け方を習うためだった 
Maybe it was for the love we made  多分それは 私たちが愛し合うためだった

Love is everything  愛はすべてだから
They said it would be, and  それをすべきだって 人は言うけど
Love made sweet and sad the same  愛は喜びと悲しみを 同じ様にもたらすし
But love forgot to make me too blind to see 愛は私を盲目にしたことなど忘れてしまう
You're chickening out, aren't you? あなたは(私の愛に)怖気づいたから、でしょ?

You're bangin' on the beach  あなたの 浜辺での激しい愛し方といったら
Like an old tin drum   まるで 古いブリキの太鼓(を叩く)みたいだったのに
I can't wait 'til you make 私はあなたがしてくれるまで 待ちきれなかった
The whole kingdom come  この全ての世界を 終わらせてくれるまで 
So I'm leaving   だから 私は去って行くの


Maybe it was to learn how to fight 多分それは 争い方を学ぶためだった
Maybe it was for the lesson in pride 多分それは うぬぼれるための授業だった
Maybe it was the cowboys' ways  多分それは 手荒なやり方だった

Maybe it was to learn not to lie 多分それは 嘘をつかないことを学ぶためだった
Maybe it was to learn how to cry  多分それは 泣き方を習うためだった
Maybe it was for the love we made  多分それは 私たちが愛し合うためだった

Love is everything  愛はすべてだから
They said it would be, and  それをした方が良いと 人は言うけど
Love did not hold back the reins 愛は 手綱を付けて抑えることなどできないし
But love forgot to make me too blind to see 愛は私を盲目にしたことなど忘れてしまう
You're chickening out, aren't you? あなたは(私の愛に)怖気づいたから、でしょ?

You're bangin' on the beach  あなたの 浜辺での激しい愛し方といったら
Like an old tin drum   まるで 古いブリキの太鼓(を叩く)みたいだったのに
I can't wait 'til you make 私はあなたがそうしてくれるまで 待てなかった
The whole kingdom come  その全てを 終わらせてくれるまで 
So I'm leaving   だから 私は去って行くの

First he turns to you  最初に彼は あなた(私)を頼りにして
Then he turns to her  それから彼は 彼女のことを思い始めたから
So you try to hurt him back だからあなた(私)は 彼の背中を傷つけようとするの

But it breaks your body down でもそれは 自分の体も傷つけることだから
So you try to love bigger  だからあなた(私)は愛を より大きくしようとするの
Bigger still   もっと大きく、さらに
But it...it's too late  でもそれは、・・・ それはもう手遅れだから

So take a lesson from -  だから あなたのやり方でも見習いましょう ※
 the strangeness you feel  あなたが(私に) 違和感を覚えたように
And know you'll never be the same あなたが変わらずにいることなどありえないから
And find it in your heart -  だから あなたの心の中にある それを探しましょう
 to kneel down and say   跪(ひざまず)いて (祈りを)ささやくために

I gave my love, didn't I?  私は この愛をささげた、 そうでしょう?
And I gave it big...sometimes  私の捧げたものは大きく・・・ 時々
And I gave it in my own sweet time そして私はそれに好きなだけ時間をかけたけど
I'm just leaving  私はただ 去って行くの

I'm just leaving   私はただ 去って行くだけ

Love is everything   愛はすべて
Love is everything...   愛はすべて・・・



※ learn how to ..: ~する方法を学ぶ。 ~する術(すべ)を会得する。
※ they say: ~ということだ、~らしい。
※ forget to ..: ~するのを忘れる。
※ make someone blind: 1.(人を)盲目にする。 2.(人の)判断を鈍らせる。
※ chicken out: おじけづく、 尻込みする。

※ banging: 1.(バンと)激しく叩くこと。 2.(英俗)性交。
(wall-banging sex: 壁に激しく体をぶつけるようなセックス)
※ tin drum: ブリキの太鼓。
※ I can't wait till..: ~まで待てない。
※ kingdom come: 1.天国、来世。 2.(話)この世の終わり、世界の終末。
gone to kingdom come : あの世に行った。 send someone to kingdom come: (人を)あの世に送る、殺す。

※ cowboy: (カウボーイのような)荒っぽい、無茶な、乱暴な(人)。
※ way: やり方、方法、手段。
※ hold back: 1.制御する、抑える。 2.押しとどめる、制止する。 3.隠す、秘密にする。
※ reins: (馬具の)手綱(たづな)。

※ turn to: ~の方を向く。 ~を始める。 次に~のことを考える。 ~に頼る。
※ try to: ~しようとする。 ~しようと試みる。
※ break down: 壊す、つぶす、打破する。 害する、損なう。
※ it's too late: もう遅い、間に合わない、後の祭りだ。

※ take a lesson from: (人の)爪の垢を煎じて飲む。 take lessons from : ~から学ぶ(教訓を得る)。
※ strangeness: 不思議さ。 feeling of strangeness: 違和感。
※ will neber be the same: 同じままでいることはない。(ガラリと変わる)
※ kneel down to say (prayers): ひざまずいて (祈りを)ささやく。
※ take one's sweet time: ゆっくり(好きなだけ)時間をかける。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

380. Tonight, Tonight トゥナイト、トゥナイト

Tonight, Tonight トゥナイト、トゥナイト:
     The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

スマッシング・パンプキンズ1995年の大ヒット・アルバムから、オープニングの静かなピアノ曲に続いて始まる、2曲目のこのナンバーを選んでみました。


Alubm : Mellon Collie & the Infinite Sadness
 
メロンコリーそして終りのない悲しみ
(試聴可)
Released: April 15, '96 (Album: October 24, '95)
Written by: Billy Corgan (ビリー・コーガン)
Produced by: Flood, Alan Moulder, Billy Corgan

  スマッシング・パンプキンズについて:
Jimmy (D), Billy (V,G), James (G), D'arcy (B)
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この曲を含むアルバムは、二枚組28曲というヴォリュームにもかかわらず、アメリカ国内だけで一千万枚のセールスを記録し、5枚のシングルがリリースされました。 このブログでは以前に "1979" (ナインティーン・セヴンティナイン:22回目)と "Thirty-Three" (サーティ・スリー:207回目)を採り上げています。

ビリー・コーガンの書く歌詞には少年時代の暗い過去が反映されているものが多く、それは複雑な家庭環境に要因があったようです。
幼い頃に両親が離婚し、その後のビリーは父親と継母(ままはは)に育てられ、やがてその二人も離婚して、ビリーは継母に引き取られることになります。 この継母からの肉体的、精神的虐待の記憶は多くの歌詞の中に散見できますが、決して絶望的なものではなく、どこかに希望を感じさせるものが多いような気がします。

この曲に対するインタビュー記事があったので、ちょっと訳してみると、
On The Howard Stern Show, ハワード・スターン・ショーというラジオ番組で、

Billy Corgan has said that the song pays homage to Cheap Trick, with its black humoresque lyrics and theme,
ビリー・コーガンはその曲について、「チープ・トリックのブラック・ユーモアを含んだ歌詞とテーマ(主題)に敬意を表したものだ」、と語った。

and that the song is addressed to himself, who escaped from an abusive childhood against all odds,
そしてその曲は彼自身を含め、「児童虐待という大きな困難を乗り越えて生き延びた人たちに宛てられたものだ」、とも述べている、

so as to keep him believing in himself.
だから彼は、「ずっと自分を信じるようにしているのだ」、と。

両親の離婚など暗い過去を大人になっても引きずっているミュージシャンとして、ジョン・レノンやエリック・クラプトンやプリンスといった人たちが挙げられますが、そうした苦悩が創作の原動力となっていることもまた事実です。 恵まれた家庭に生まれ、大きな悩みや苦しみを経験したことのない人は、わざわざ苦しい胸のうちを表現しようとは思わないでしょうし、その必要も無いでしょう。

ビリー・コーガンの声は好き・嫌いが大きく分かれるでしょうし、ルックスの点でもお話にならないから余計な映像は不要ですが、音楽に関しては優れた曲が多いので何度か採り上げています。 パンプキンズについて私は音から入りましたが、後になって観たPV(プロモーション・ビデオ)では他のメンバーが等閑(なおざり)にされているものが多く、あまり好きなものはありません。 

ビリー・コーガンのソング・ライターとしての資質は認めますが、ジェームス・イハのギターやジミー・チェンバレンのドラムがあって、初めてパンプキンズの音が出せるのだと私は思っています。 この曲ではジェームスの弾く繊細なギターと、ジミーの叩く高速ドラムが大好きでした。


Billy Corgan (ビリー・コーガン)– vocals, guitar
James Iha (ジェームス・イハ)– guitar
Jimmy Chamberlin (ジミー・チェンバレン)– drums
D'arcy Wretzky (ダーシー・レッキー)– bass
   ( Audrey Riley – string arrangement )

Grooveshark で Tonight, Tonight 『トゥナイト、トゥナイト』を聴く: (4:15)

  ●歌詞と対訳●

Time is never time at all  時には少しの猶予(ゆうよ)も無く
You can never ever leave 人は決して 過ぎ去る(大人になる)ことはできない 
Without leaving a piece of youth  青春の欠片(かけら)を 置き去りにせずには

And our lives are forever changed  そしてぼくらの生活は 永遠に変わり続け
We will never be the same  ずっと同じでいることなど あり得ず  
The more you change the less you feel  変わって行くほど 感覚は鈍くなって行く

Believe, believe in me,   信じて、ぼくを信じてくれ
Believe, believe!   信じて、信じてくれ!

That life can change,  人生は変えられる、ということを
That you're not stuck in vain  きみは空しさから抜け出せずにいる訳じゃないんだ、と
We're not the same,   ぼくらはみな 同じじゃない
We're different  ぼくらはみんな (それぞれ)違うんだ、

Tonight, tonight   今夜、 この夜に
Tonight, so bright   今夜、 こんなに輝いて
Tonight, tonight   今夜、 この夜に

(間奏)

And you know you're never sure  きみが確信が持てずにいるのは分かってるけど
But you're sure,  でも きみは信じられるし、
you could be right   たぶん 正しいはずだから
If you held yourself up to the light もしきみが自分を明るい方へと持って行けるなら

And the embers never fade  そして(心の)残り火が まだ消えずに残っているなら
In your city by the lake  湖のほとりにある都市(まち)で ※
The place where you were born  そこは きみが生まれたところ

Believe, believe in me,   信じて、ぼくを信じてくれ
Believe, believe!   信じて、信じてくれ!

In the resolute urgency of now  今現在の緊急性は もちろん確かなものだけど
And if you believe there's not a chance もしきみがチャンスが無いと思っているなら

Tonight, tonight   今夜、 この夜に
Tonight, so bright  今夜、 こんなにも輝いて
Tonight, tonight   今夜、 この夜に

We'll crucify the insincere, tonight  偽善的な奴らを 懲(こ)らしめてやろう、今夜
( Tonight )     (今夜) 
We'll make things right  (互いに)良い関係を作り上げよう、
we'll feel it all, tonight   その全てを感じ取ろう、今夜
( Tonight )     (今夜)

We'll find a way to offer up the night 夜に(祈りを)捧げる方法を見出そう
( Tonight )     (今夜)
The indescribable moments of your life きみの人生の言葉で言い表せない瞬間が
( Tonight )     (今夜)  
The impossible is possible   その不可能は 可能となる
( Tonight )    ( 今夜)
Believe in me as I believe in you ぼくがきみを信じるように、ぼくのことを信じてくれ

Tonight, tonight   今夜、 この夜に
Tonight, tonight    今夜、 この夜に
Tonight     今夜


※ at all: 全然(全く)~でない。 少しも~でない。
※ never ever: 絶対に~ない、 もう二度と~ない。 決して~しない。
※ a piece of ..: ~の一部、 ~の断片、 ~の一切れ。
※ youth: 1.青年時代、青春時代。 2.若さ、年が若いこと。 3.若者、若い人。
※ believe in ..: ~を信じる、 ~を信頼する。

※ stuck in ..: ~にはまり込んで、 ~から抜け出せない、 ~で身動きがとれない。
※ hold .. up to the light: ~を持ち上げて、光にかざす。
※ ember: 燃えさし、残り火。
※ city by the lake: 湖のほとりの街。 ビリー・コーガンはアメリカ第三の都市シカゴの出身で、シカゴはミシガン湖の南西部に位置している。

※ in a resolute: 決然たる、 断固たる、毅然とした。
※ urgency: 緊急(性)、切迫(性)、切羽詰っている(状態)。

※ there's not a chance (in hell): やっても無駄、うまく行きっこない。
※ crucify: (十字架に)磔(はりつけ)にする、 やっつける、責め苦しめる、 笑いものにする。
※ insincere: 不真面目な、 不誠実な、 偽善的な。
※ make things right (with): ~と仲直りする(うまく付き合う)、~との関係を回復する、 ~といい関係を作る。   

※ find a way: 道を見つける、 手段を見つけ出す、 何とかする、 切り抜ける。
※ indescribable: 言葉で言い表せない、 筆舌に尽くし難い、 言語に絶する。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
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