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322. My Secret Place マイ・シークレット・プレイス

My Secret Place マイ・シークレット・プレイス : Joni Mitchell ジョニ・ミッチェル

  ジョニ・ミッチェル1988年のアルバムからのファースト・シングルです。 出身地のカナダで44位になったくらいで大したヒットはしていませんが、ピーター・ガブリエルとの不思議なデュエットが楽しめます。


Alubm : Chalk Mark in a Rain Storm
レインストームとチョークの痕

Released: 1988
Written by: Joni Mitchell (ジョニ・ミッチェル)
Produced by: Joni Mitchell, Larry Klein (ラリー・クライン)

  ジョニ・ミッチェルについて:
Joni Mitchell
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

 この曲を含むアルバムには多くのミュージシャンが参加していて、曲によっては二人で歌ったり、トム・ペティとビリー・アイドルとの三人で大はしゃぎながら歌ったものもあります。 でもそこはジョニ・ミッチェルらしく普通のデュエット・アルバムとは違った仕上がりになっていて、最後の曲ではウェイン・ショーターのサックスと絡みながら歌っていました。 共同プロデュースとベースの演奏は、当時の夫君だったラリー・クラインによるものです。

 ジョニ・ミッチェルの書く歌詞は訳しにくいものの一つで、この曲も色んな意味にとれそうな部分が幾つかありますが、対訳は参考程度と考えて、なるべく原文の持つ言葉の響きやニュアンスを味わうようにして下さい。
 曲のサビのところで、"I was born and raised, in New York City" (私は生れも育ちもニューヨーク)―というフレーズが出てきますが、それをカナダ生れのジョニが歌うところが面白いです。 この部分は最初に聴いた時にゾクッとしたことを覚えていますが、二十年以上経った今でもその感覚は色褪せていません。

 ジョニ・ミッチェルとピーター・ガブリエルの二人の声が絡み合いながら、時に歌うパートを替えたりしながら歌っているところも不思議な感じがします。 これは恋する二人が同じことを考えていると、その人格も似たようなものになってくるということらしいのですが、当時はまだ熱々だったラリー・クラインとの関係を歌っているのでしょうか。
 このアルバムからは、以前 "Cool Water" (クール・ウォーター:168回目)を採り上げているので、興味があれば併せて聴いてみて下さい。 その曲ではウィリー・ネルソンとデュエットしています。


Joni Mitchell (ジョニ・ミッチェル) - vocals, guitar, keyboards
Larry Klein (ラリー・クライン) - bass
Manu Katché (マヌ・カッチェ) - drums
Peter Gabriel (ピーター・ガブリエル) - guest vocalist

Grooveshark で、My Secret Place 『マイ・シークレット・プレイス』を聴く: (5:03)

  ●歌詞と対訳●

I'm gonna take you to   あなたを連れて行こう ※
(My special place)    (わたしの 特別な場所へ)
It's a place that you   そこは あなたにふさわしいところ
(Like no one else I know)   (わたしの知ってる 他の誰とも違う人なら)
Might appreciate   その価値を 認めてくれるでしょう

I don't go there with anyone, but   わたしは誰とも そこには行かないけど、でも
(You're a special case)   (あなたの場合は 特別だから)
For my special place   わたしの 特別な場所のために
(My special place)   (わたしの 特別な場所)
For my secret place   わたしの 特別な場所のために

(My secret place)
For my secret place...


People talk to tell you something   人があなたに 何か言おうと話しかける
(Or to take up space)   (それとも 間を持たせるために)
Guess I'm only talking   わたしは ただ話しているだけだと思うけど
(To be talking to your pretty face)  (あなたの きれいな顔のことを)

I don't talk much to anyone, but   わたしは誰とも それほど話はしないけど、でも
You're a special case   あなたの場合は 特別なの
(For my special place)   (わたしの 特別な場所のために)
My secret place    わたしの 秘密の場所

I was born and raised   わたしは 生れも育ちも
In New York City   ニューヨーク市だった
I'm just getting used to Colorado-   やっとコロラドにも 慣れてきてたけど、
Oh, street bravado   あぁ、この街の通りにあふれる 空威張りや強がりが ※
Carry me       わたしを (そこへと)連れて行く

Why did you bring me to   なぜ わたしを連れて来たの
A place so wild and pretty?   自然のままの きれいなこの場所へと  
Are there pigeons in this park-   この公園に 鳩たちはいるのかしら
Muggers after dark-   暗くなったら 強盗が出るのかしら
In these golden trees-   黄金色の 木々の中に

(In the secret place, in the secret place)

In my, my secret space   わたしの 秘密の場所で
In the secret        秘密の
In my, my secret space    わたしの 秘密の場所で
In the secret ...        秘密の・・・


I'm gonna take you to   あなたを 連れて行こう
(My special place)   (わたしの 秘密の場所へ)
It's a place no amount of hurt and anger -   そこは 苦痛や怒りであろうとも ※
Can deface       人を損ねることが できない所      
I put things back together there   そこでは 壊れた物でも 元通りにできるの ※
It all falls right in place-   落として割れた物でも 問題ないわ   
(In my special space    (わたしの 特別の場所
My special place)     わたしの 特別な場所では)  

Once I saw a film   かつて 観たことのある映画
In New York City    ニューヨーク市にいた頃に
That was shot in Colorado-   それはコロラドで 撮影されたもので
Girl meets desperado   娘が 無法者と出会う(というストーリー)
In the trembling mountain trees  山の木々が 震えている中で(の話) 

Out of all of the girls that you see  あなたが出合った 多くの女の子たちと
In bleachers and cafe windows   (スタジアムの)観覧席とか カフェの窓辺で ※
Sitting-flirting with someone   誰かと一緒に座って (その娘と)ふざけながら ※
Looking to have some fun   ちょっとは楽しんでいるように見えたのに ※
Why did you pick me?    あなたはなぜ このわたしに声をかけたの? ※

For the secret place   この秘密の場所に(連れて来るのに)
(For the secret place)

In my, my secret space   わたしの 秘密の場所へ
In the secret place   秘密の場所の中へ
In my, my secret space   わたしの 秘密の場所へ
In the secret ...    秘密の・・・


※ gonna = (話し言葉) going to (~しようと思う、~するつもりだ)
※ bravado: 虚勢、強がり、空威張り。 強がりの行動。 (スペイン語)自慢、得意。
※ mugger: (戸外で人を襲う)強盗。
※ no amount of: ~ですら...でない、 いくら~しようと...できない。

※ deface: ~(の外観)を損なう。
※ back together: (壊れた物を)元通りにする。

※ bleachers: (競技場の)観覧席、外野席。
※ flirting: (異性と)いちゃつく。 (異性を)誘惑する。
※ have fun: 楽しむ。
※ pick me (up): (異性との)デート。 ナンパする。


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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

321. Waiting on a Friend 友を待つ

Waiting on a Friend 友を待つ : The Rolling Stones ローリング・ストーンズ

 ローリング・ストーンズ’81年のアルバムの最後に収められている曲で、サード・シングルとしてリリースされました。 アメリカで13位、本国イギリスでは50位となっています。


Alubm : Tattoo You (Import)
  刺青(いれずみ)の男
(試聴可)
Released: 30 November 1981
Written by: Jagger / Richards
Produced by: The Glimmer Twins (Jagger / Richards)
Associate producer : Chris Kimsey (クリス・キムゼイ)
  ローリング・ストーンズについて:
(L to R) Mick, Ronnie, Bill, Keith, Charlie
 フリー百科事典『ウィキペディア』 

 ’81年の曲とは言っても、ニッキー・ホプキンスのピアノが聴こえることからも分かるように、’70年代に録音されたまま眠っていた音源が日の目を見たものでした。 この頃のストーンズはツアーに出る前に新譜を出した方がいいということで、急きょ作られたのがこのアルバムだったとか。 以前にレコーディングしたものの、ボツになっていた曲を引っ張り出して再録音したものが多いようです。
 アルバムはA面がアップ・テンポのロック・サイド、B面がスローなバラード・サイドとなっていて(当時はレコード)、短期間で作った割にはまとまった仕上がりになっていると思います。 ミック・ジャガーによると、パーティでストーンズのレコードをかける人たちが多いので、踊りやすいように分けたのだと言っていました。

 この曲と "Tops" (トップス)は、’73年の "Goat's Head Soup" (山羊の頭のスープ)の音源が使われているようで、ミック・テイラーのギターと、当時のプロデューサーであるジミー・ミラーがパーカッションでクレジットされています。 これは歌詞の無い曲だったので、後からミック・ジャガーがこの歌詞を付けたそうです。

 間奏に聴かれるソニー・ロリンズのサックスも、後からかぶせたものでした。 ミック・ジャガーから「誰かいいプレイヤーを知らないか」とたずねられたチャーリー・ワッツは、ソニー・ロリンズが好きだったので名前をあげてみたものの、大御所だから絶対に無理だと思っていたようです。 でも翌日スタジオに入ったらソニー・ロリンズがいたので、改めて「ミックってすごいな」―と思ったとか。

 そんな訳で、これは古さと新しさが同居したような曲となっていますが、30年経った今聴いても充分通用するのではないでしょうか。 特にミック・テイラーのギターとニッキー・ホプキンスのピアノが好きな私は、他にも眠っている曲があるならもっと出して欲しいくらいでした。



The Rolling Stones :
  Mick Jagger (ミック・ジャガー) – lead and backing vocals
  Keith Richards (キース・リチャーズ) – electric guitar, backing vocals
  Charlie Watts (チャーリー・ワッツ) – drums
  Bill Wyman (ビル・ワイマン: 1993年 脱退) – bass guitar
  Ronnie Wood (ロニー・ウッド:1975- 現在) – electric guitar, backing vocals
  Mick Taylor (ミック・テイラー:1969-'74) – electric guitar on "Tops", "Waiting on a Friend"

Nicky Hopkins (ニッキー・ホプキンス) – piano on "Tops", "Waiting on a Friend"
Jimmy Miller (ジミー・ミラー) – percussion on "Tops", "Waiting on a Friend"
Sonny Rollins (ソニー・ロリンズ) – saxophone on "Slave", "Neighbours", "Waiting on a Friend"

Waiting on a Friend 『友を待つ』を聴く: (4:35)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

Watching girls go passing by   目の前を通り過ぎる 娘たちを眺めるのは ※
It ain't the latest thing   何も 最新の流行(はや)りって訳じゃない ※ 
I'm just standing in a doorway   俺はただ ドアの前に立ちながら
I'm just trying to make some sense   理解しようと努めているだけなんだ ※

Out of these girls go passing by   外を通り過ぎる 娘たちが
The tales they tell of men   男たちについて話す うわさ話を ※
I'm not waiting on a lady    俺は別に 女を待っているんじゃない
I'm just waiting on a friend   俺はただ 一人の友を待っているだけなんだ

A smile relieves a heart that grieves  『微笑みは 悲しい気分を和(やわ)らげてくれる』 ※
Remember what I said    俺が言ったことを 覚えておくといい 
I'm not waiting on a lady    俺は別に 女を待っている訳じゃない
I'm just waiting on a friend   俺はただ 一人の友を待っているだけなんだ

I'm just waiting on a friend   友だちを 待っているだけなんだ
Just waiting on a friend   ただ 友を待っているだけさ
Waiting on a friend   友を待っているのさ
I'm just waiting on a friend...  俺はただ 友だちを待っているだけなんだ・・・

( Saxophone by Sonny Rollins )

Don't need a whore,   娼婦になんて 用は無いし ※
Don't need no booze,   酒なんか 要らない ※
Don't need a virgin priest   処女の修道女にも 興味なんかない ※
But I need someone I can cry to  でも俺には (心から)泣ける誰かが必要なんだ
I need someone to protect   守ってやれる 相手が欲しいんだ

Making love and breaking hearts  愛し合ったり 傷つけ合ったり ※
It is a game for youth   それは 若者向けのゲームさ
But I'm not waiting on a lady   でも俺は 女を待っている訳じゃない
I'm just waiting on a friend   俺はただ 一人の友を待っているだけさ

I'm just waiting on a friend   友だちを 待っているだけなんだ
Just waiting on a friend   ただ 友を待っているだけさ
Waiting on a friend   友を待っているのさ

I'm just waiting on a friend  俺はただ 友だちを待っているだけなんだ
Just waiting on a friend   ただ 友を待っているだけさ
Waiting on a friend...   友だちを待っているんだ・・・


※ watching: 「観察する」とか「監視する」といった意味ですが、それだと堅苦しいので「眺める」としておきました。 「バード・ウォッチング」(鳥を観察する)の「ワッチング」です。
※ latest thing: 最新のもの、流行のもの。
※ make sense: 理解する、理にかなう、筋道が通る。
※ tale: 作り話、(たわいのない)無駄話。 (tales と複数形で)うわさ話、中傷(ちゅうしょう)。
※ relieve: (不安などを)取り除く、軽減する、和(やわ)らげる。 救う、救済する。
※ grieve: 深く悲しむ、悲嘆に暮れる。 (前の "relieve" と並べて韻を踏んでいる)

※ whore: 娼婦、売春婦。
※ booze: 〈話〉酒、ビール、アルコール飲料。
※ priest: 僧侶、司祭、聖職者。
※ making love: セックスすること。 性交。
※ break (someone's) heart: (人を)失恋させる、心を打ち砕く。

テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

320. Little Lies リトル・ライズ

Little Lies リトル・ライズ : Fleetwood Mac フリートウッド・マック

 フリートウッド・マック’87年のヒット・アルバムからのサード・シングルで、イギリスのシングル・チャートで5位、アメリカでは4位のヒットとなりました。


Alubm : Tango in the Night (Import)
  タンゴ・イン・ザ・ナイト

Released: August 29, 1987
Written by: Christine McVie, Eddy Quintela
Produced by: Lindsey Buckingham, Richard Dashut

  フリートウッド・マックについて:
Stevie, Lindsey, Christine, Mick, John
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 ほぼ活動休止状態にあったフリートウッド・マック5年ぶりのアルバムでしたが、蓋を開けてみたら全くブランクを感じさせない仕上がりで、イギリスとドイツのアルバム・チャートで1位、カナダで2位、オーストラリアで5位、そしてアメリカでも7位のヒットとなっています。 もっともギターとプロデュースを担当していたリンジー・バッキンガムはこのアルバムを最後にグループを離れ、ソロ活動に専念することとなりました。 (のちに復帰していますが・・・)
 このアルバムからは7曲がシングル・カットされ、英国ではその内3曲がトップ10に入るヒットとなっています(アメリカでは2曲がトップ10入り)。

 フリートウッド・マックには三人のヴォーカリストがいますが、この曲を歌っているのはクリスティン・マクヴィーです。 コーラスで左チャンネルから聞こえるのがスティーヴィー・ニックス(小柄でだみ声)、右から聴こえる声がリンジー・バッキンガムです。 アルバムでも1曲目がリンジー、二曲目がスティーヴィー、三曲目がクリスティンのリード・ヴォーカルと、まるでオムニバス・アルバムを聴いているようなバラエティに富んだ内容となっています。 このアルバムは久しぶりに聴いてみたのですが、とてもポップで今聴いてもあまり古さを感じさせませんでした。

  Stevie Nicks (スティーヴィー・ニックス) – vocals
  Lindsey Buckingham (リンジー・バッキンガム) – guitar, vocals, percussion
  Christine McVie (クリスティン・マクヴィー) – keyboards, synthesizer, vocals
  Mick Fleetwood (ミック・フリートウッド) – drums, percussion
  John McVie (ジョン・マクヴィー) – bass guitar

Little Lies 『リトル・ライズ』を聴く: (3:38)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

If I could turn the page   もし ページをめくるようにして
In time then I'd rearrange   時間を(その日に) 戻すことができるなら ※
Just a day or two    ほんの 一日か二日でも
(Close my, close my, close my eyes)  (私の、 私の瞳を閉じてみる)

But I couldn't find a way   でも私には 解決策が見つからなかったから
So, I'll settle for one day   それで あと一日でいいから ※
To believe in you    あなたを 信じてみることにしたの
(Tell me, tell me , tell me lies)   (私に、 私に嘘をついて)

(Chorus)
Tell me lies    私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   優しい、 他愛のない嘘をついて   
(Tell me lies, tell me, tell me lies)  (私に、 私に嘘をついて)
Oh, no, no,   あぁ、そうじゃないの
you can't disguise   あなたは 気持ちを偽(いつわ)ることができないのね ※
(You can't disguise, no, you can't disguise)  (あなたは気持ちを 偽れない)

Tell me lies,    嘘でもいいから
Tell me sweet little lies   耳にやさしい 小さな嘘をついて


Although I'm not making plans   計画なんて 何も立てていないけど
I hope that you understand   あなたには わかってほしいの
There's a reason why   それには 理由(わけ)があるのよ
(Close your, close your, close your eyes)   (あなたの、 あなたの瞳を閉じて)

No more broken hearts   もうこれ以上 心を引き裂かれたくないから
We're better off apart   私たちは 離れて暮す方がいいでしょう
Let's give it a try   だから やってみましょうよ
(Tell me, tell me, tell me lies)   (私に、 私に嘘をついて)

(Chorus)
Tell me lies   私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   甘い、 ちょっとした嘘をついて
(Tell me lies, tell me, tell me lies)  (嘘をついて、 私に嘘をついて)
Oh, no, no,   あぁ、そうじゃないの
you can't disguise   あなたは 気持ちを偽ることができない人ね
(You can't disguise, no, you can't disguise)  (あなたは気持ちを 偽れない)

Tell me lies   私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   やさしい、 他愛の無い嘘をついて

(間奏)

If I could turn the page   もし ページをめくるみたいに
In time then I'd rearrange   時間を 巻き戻すことができるなら
Just a day or two    ほんの 一日か二日でも
(Close my, close my, close my eyes)  (私の、 私の瞳を閉じてみる)

But I couldn't find a way   でも私には 解決策が見出せなかったから
So, I'll settle for one day   それで あと一日でもいいから
To believe in you    あなたを 信じてみることにしたの
(Tell me, tell me , tell me lies)   (私に、 私に嘘をついて)

(Chorus)
Tell me lies   私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   甘い、 小さな嘘をついて
(Tell me lies, tell me, tell me lies)  (嘘をついて、 私に嘘をついて)
Oh, no, no,   あぁ、そうじゃないの
you can't disguise   あなたは 気持ちを偽(いつわ)ることができないのね
(You can't disguise, no, you can't disguise)  (あなたは気持ちを 偽れない)

Tell me lies   私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   優しい、 他愛のない嘘をついて
(Tell me lies, tell me, tell me lies)  (嘘をついて、 私に嘘をついて)
Oh, no, no,   あぁ、そうじゃないの
you can't disguise   あなたは 気持ちを偽ることができない人ね
(You can't disguise, no, you can't disguise)  (気持ちを 偽れない)

Tell me lies   私に 嘘をついて
Tell me sweet little lies   甘く、 ささやかな嘘をついて
(Tell me lies, tell me, tell me lies)  (嘘をついて、 私に嘘をついて)


※ re-arrange: アレンジ(調整)し直す。 前の行の "page" (ページ)と並べて韻を踏んでいる。 その後の、"way" と "day" も同様。
※ settle for: (不満足ながら)~でよしとする。 ~で我慢する。
※ disguise: (感情などを)隠す、偽る。 (外見などを)変装させる、扮装させる。
※ although: ~だけれども、~ではあるが。 "though" より文語的。


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318. Kid 愛しのキッズ

Kid 愛しのキッズ : The Pretenders プリテンダーズ

 プリテンダーズのセカンド・シングルですが、ファースト・シングルの "Stop Your Sobbing" (ストップ・ユア・ソビン)はキンクスのカヴァー曲でプロデュースもニック・ロウでしたから、実質的にはこの曲が彼ら初のオリジナル曲と言えるでしょう。


Alubm : Pretenders (Import)
  愛しのキッズ
(試聴可)
Released: 1979
Written by: Chrissie Hynde (クリッシー・ハインド)
Produced by: Chris Thomas (クリス・トーマス)

  プリテンダーズについて:
(L to R) Pete, Chrissie, James, Martin
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 1970年代も終わる頃にイギリスから登場したプリテンダーズは、アメリカ人のクリッシー・ハインドを中心に結成されたグループです。 それまでの女性ロッカーというと、単に「革ジャンを着て金切り声を張り上げる」―という形だけのものが多かったのですが、彼女の場合はギターも上手いし、生き様そのものがロックといった感じでカッコよかったです。

 ファースト・シングルでクリッシー・ハインドをプロデュースしたニック・ロウは、彼女がまだ一人だった頃に自分のバンドのギタリストになるよう誘ったそうですが、あくまでも自分のバンドにこだわるクリッシーはそれを断り、リアル・レコードの社長兼マネージャーのデイヴ・ヒルに紹介された三人組と共にプリテンダーズを結成しました。 そしてこの曲の次に発表したサード・シングル "Brass In Pocket" (恋のブラス・イン・ポケット)は全英1位のヒットとなり、それらの曲を含むファースト・アルバムでも全英で1位となっています。

 「ブラス・イン・ポケット」(「ブラス」は英俗で「お金」のこと)も良いのですが、プリテンダーズというと「ギター・サウンド+クリッシーの声」―ということでこの曲を選びました。 間奏に聴かれる流れるようなギター・プレイと、その後にそっとささやくクリッシーの抑えた声に、思わずゾクッとしたのがまるで昨日のことのようです。

 タイトルの "Kid" は普通「子供」のことですが、ここでは年下の若い恋人のことを歌っているようで、男を包み込むような「母性」もそれまでの女性ロッカーにはなかったものでしょう。 プリテンダーズには、男女両方のファンがいたように思います。

The Pretenders:
  Chrissie Hynde – rhythm guitar, lead vocals
  Martin Chambers – drums, backing vocals
  Pete Farndon – bass, backing vocals : 14 April 1983 died (aged 30)
  James Honeyman-Scott – lead guitar, keyboards : 16 June 1982 died (aged 25)

Kid 『愛しのキッズ』を聴く: (3:05)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と対訳●

Kid, what changed your mood  ねぇ、何があなたの気持ちを変えたの ※
You've gone all sad so   あなたがそんなに 悲しそうにしていると ※
I feel sad too   わたしの気分まで 悲しくなるわ
I think I know,   わたしには 分かるの
some things we never outgrow  何か私たちに 逃れられない苦しみがあって ※

You think it's wrong   あなたはそれが 悪いことだと思ってるんでしょ
I can tell you do,  わたしはやってあげると はっきり言えるけど ※
how can I explain   どうやって説明したらいいのかしら
(When) you don't want me to  あなたがわたしを 必要としない時に


Kid, my only kid  ねぇ、わたしのたった一人の若い人
(You) look so small,   そんなに肩身を狭そうにして ※
(you've) gone so quiet   そんなにおとなしくなってしまって
I know you know what I'm about  わたしがそれを知ってるのは 分かるでしょ
I won't deny it   それは 否定しないけど

But you forgive,   それなのにあなたは 許してしまう、
though you don't understand  自分で分かってもいないのに
(You've) turned your head   あなたは 顔を背(そむ)け ※
(You've) dropped my hand   わたしの手を 振りほどいてしまう

All my sorrow,   その全てが わたしの悲しみ
All my blues    その全てが わたしの憂鬱
All my sorrow   そうしたことの全てが 私の悲しみになるの

(間奏)

Shut the light,   光を閉ざして、
go away   立ち去ってしまう
Full of grace,   思いやりで満たしても、   
you cover your face   あなたは 顔を覆(おお)ってしまう

(間奏)

Kid, gracious kid   ねぇ、やさしい若者のきみ
Your eyes are blue   あなたの目は ブルー(で悲しそう)なのに
but you won't cry   でも あなたは泣こうとしない
I know angry tears are too dear  怒って流す涙も とても愛(いと)しいものだけど ※
You won't let them go   あなたは それ(涙)を流そうとしないのね

Oh oh oh oh, oh oh oh oh ...


※ kid:普通なら「子供」とか「ぼうや」ですが、口語で「若者」とか「青年」や「少年」といった意味にもなり、間投詞として「(ねぇ)きみ」といった親しい人への呼びかけにもなります。子供を相手にしているのでないことは明白ですが、"woman" の時と同様うまい訳語が見つかりません。
※ change mood: 気分(気持ち)の変化。
※ you've gone: 1.きみは~している。 2.あなたは~をやり遂げた。
※ outgrow: 1.~の苦しみから逃れる。 2.~から脱却する。 3.~より大きくなる。
※ I can tell you: 1.断言できる、請け合う、明言できる。 2.正直なところ、実は。

※ look small: 肩身の狭い様子をする。
※ turn one's head: 1.顔を背ける。 2.頭の向きを変える。
※ dear: いとしい、かわいい。 前の tear (涙)と並べて韻を踏んでいます。   


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317. Chariots Of Fire 炎のランナー

Chariots Of Fire 炎のランナー : Vangelis ヴァンゲリス

 1981年に公開された英国映画「炎のランナー」のタイトル曲で、映画は翌年のアカデミーで4部門を受賞し、この曲も作曲賞を獲得しています。 全米チャートで1位、本国のUKシングル・チャートでも5位となりました。


Alubm : Chariots Of Fire (Import)
  炎のランナー
(試聴可)
Released: 1981
Written by: Vangelis (ヴァンゲリス)
Produced by: Vangelis

  ヴァンゲリスについて:
Vangelis
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 「これは心に希望を、踵(かかと)に翼を持った若者たちの物語である」―というのが当時のキャッチ・コピーでしたが、このコピーにも賞をあげたいくらいです。 この曲は映画のオープニングとエンディングで、若者たちが浜辺を走るシーンで使われていましたが、その光景を思い浮かべるだけで涙がこみ上げてきます。

 タイトルにある "Chariot" はギリシャやローマ時代の馬に引かせる「二輪の戦車」のことで、旧約聖書の『列王記』において、エリヤが突然現れた "chariot of fire" (炎の戦車)に乗せられて天国へ連れて行かれる場面があり、ウィリアム・ブレイクの詩の一節にもそうした描写がある――ということくらいウィキペディアを調べれば書かれていますから、知ったかぶりはこのくらいにしておきましょう。

Elijah went up to heaven
"As they were walking along and talking together, suddenly a chariot of fire and horses appeared and separated the two of them, and Elijah went up to heaven in a whirlwind."
(彼らが共に歩きながら話していると、突然炎に包まれた二輪の戦車と馬たちが現れて彼ら二人をを引き離し、エリヤは疾風の中を天国へと昇って行った。)

 アメリカでは "Chariot" というと、干し草などを運ぶ「荷車」という意味で使われることもあり、"Swing Low, Sweet Chariot" というトラディショナル・ソング(エリック・クラプトンがレゲエ風のアレンジで演奏しています)では、死に瀕した黒人奴隷が荷馬車に積まれて運ばれながら、迎えにきた天使の一団のことを歌っています。 (ガタゴト揺れると痛いから)「やさしく揺れてよ、やさしい荷馬車よ」―といった歌で、あのドヴォルザークの「家路」(「新世界より」)にインスピレーションを与えたとも言われています。 ―というのも聞きかじりなのですが、今回は歌詞が無いので寄り道が多いですね・・・ (道草大好き人間)

 映画は1924年のパリ・オリンピックで金メダルを獲った二人のランナーの実話をもとに構成されています。 ユダヤ人に対する偏見と戦うために走るハロルド(エイブラハム)と、神への信仰のために走るエリックという、まったく対照的な二人のケンブリッジ大学生のエピソードが中心で、映画は1978年にハロルドを追悼する礼拝と、その思い出話から始まります。 イギリス特有の霧で霞んだような風景と、ミレナ・カノネロがデザインした当時の衣装(アカデミー賞を受賞)も素敵で、ミレナ・カノネロ自身もチャーミングな女性でした。

 この映画のことを語り始めるときりが無いのですが、普段はスポーツものが嫌いな人でもこの映画なら楽しめるのではないでしょうか。 まだ国家に栄誉をもたらすための人間ロボット製造機などの無かった時代で、速く走るために専門のコーチを雇うことにも非難が出ていた頃の話です。 そのハロルドのコーチ(ムサビーニ)が場外のホテルの一室で、一番高く掲げられたユニオン・ジャックと国歌の吹奏で愛弟子の優勝を知り、思わず持っていた帽子を拳で突き破って"My son!" (息子よ!)と叫ぶシーン、忘れられません。

Chariots Of Fire 『炎のランナー』を聴く: (3:33)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

プロフィール

Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
昨年まで老母の介護をしていました。 古い記事へのコメントも大歓迎です。
※記事へのリンクは自由ですが、対訳はあくまでも私個人の解釈なので、訳詞の転載はお断りいたします。
訳詞を掲載したい場合は、記事へのリンクを貼るという形にして下さい。

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