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210. Who Let In The Rain フー・レット・イン・ザ・レイン

Who Let In The Rain フー・レット・イン・ザ・レイン : Cyndi Lauper シンディ・ローパー

 シンディ・ローパー4枚目のアルバムからのファースト・シングルです。 英国のチャートで32位となったくらいで大したヒットはしていませんが、とても好きな曲なので採り上げてみました。


Alubm : ハット・フル・オブ・スターズ
  グレイテスト・ヒッツ
(試聴可)
Released: 1993
Written by: Cyndi Lauper, Allee Willis
Produced by: Cyndi Lauper, Junior Vasquez
  シンディ・ローパーについて:
Cyndi Lauper
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この頃のシンディ・ローパーはアルバム・セールス的にはガタ落ちでしたが、自分が本当にやりたかったことができたようで本人としては納得できる仕上がりだったようです。 ファースト・アルバムで一緒だったフーターズのロブ・ハイマン(キーボード:「タイム・アフター・タイム」の作曲者)やエリック・バジリアン(ギター:「ワン・オブ・アス」の作曲者)もレコーディングに参加していて、今までよりも自由にやれたようですね。

 シンディ・ローパーは本国アメリカではあまり人気が無いようですが、この後に出たベスト版の売り上げを見ると、イギリスのチャートで2位、フランスで6位、日本で8位となっていますが、アメリカでは81位でした。 (このベスト版はなかなか良い選曲で値段も安いので、初めての方にはこちらをお勧めします)

 タイトルの 「Who Let In The Rain」 は直訳すると「雨を降らせたのは誰」―となりますが、「こんなひどい状態になってしまったのは一体誰のせい?」ということで、恋人との争いごとを歌にしたものです。 シンディ・ローパーは元気でハチャメチャな印象がありますが、むしろこうした静かな歌の方に彼女の心の中が良く表れていると思います。 明るく振舞ってはいますが、実際にはとても繊細で傷付きやすい人なのでしょう。 そうでなければ、とてもこうした曲は書けないからです。

 2004年に日本でのみ限定発売された Shine」(シャイン)というアルバムの中には、この曲のニュー・ヴァージョンが収められています。 それだけ日本で人気があるということで、シンディ自身もかなりの親日家のようですね。 (このアルバムは2002年にリリース予定だったところが、レコード会社が倒産してお蔵入りになっていたものです) 

Who Let In The Rain 『フー・レット・イン・ザ・レイン』を聴く: (4:32 ベスト版収録曲)
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

   ●歌詞と訳詞●

Things like this   こうした ものごとには
Can always take a little time   いつも 少し時間をかけるべきね
I always thought   わたしは いつも考えていた
We'd be together down the line   わたしたちは これから先も一緒にやって行けることを ※
We start to fight   わたしたちが (言い)争いを始めると
And can't get over what was said   言われたことから (すぐには)立ち直れなくなるの ※ 
'Cause you see black and white   なぜって あなたは白黒が(はっきり)見えて(冷静なのに)
And I see red     わたしときたら (興奮して)赤しか見えなくなるから ※

(Chorus)
And I wonder who let in the rain   雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい? ※
You know without you   分かるでしょう あなたがいないと
I'm not the same (no)   わたしは いつものわたしでは なくなるの
When love gets strong   愛が 強まる時
People get weak    人々は(逆に) 弱くなって
Sometimes they lose control   時に 自分を見失ってしまい ※
And wind up in too deep   より深みへと はまり込んでしまう ※
They fall like rain   それはまるで 雨降りのよう
Who let in the rain   こんな雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい?


I make the bed and cover   ベッドを整えて (毛布を)かぶせる 
Where you used to sleep   あなたが 寝ていた頃のようにしながら
I'm smoothing over promises   わたしは 自分の「見込み」を取り繕(つくろ)っている ※
Made in these sheets   このシーツ(のシワ)を 直すみたいに 
I envy lovers    わたしは 恋人たちが うらやましい
passing by out on the street   外の通りを 行き過ぎる彼らのことが
'Cause what they have   だって 彼らの持っているものを
I couldn't keep     わたしは キープ(保持)できなかったから

(Chorus)
And I wonder who let in the rain   雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい?
You know without you   分かるでしょう あなたがいないと
I'm not the same (no)   わたしは いつものわたしでは なくなるの
When love gets strong   愛が 強まる時
People get weak    人々は(逆に) 弱くなって
Sometimes they lose control   時に 自分を見失ってしまい
And wind up in too deep   より深みへと はまり込んでしまう
They fall like rain   それはまるで 雨降りのよう
Who let in the rain   こんな雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい?

Who let in the rain   こんなことになってしまったのは 誰のせいなの?

(間奏)

(Chorus)
And I wonder who let in the rain   雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい?
You know without you   分かるでしょう あなたがいないと
I'm not the same (no)   わたしは いつものわたしでは なくなるの
When love gets strong   愛が 強まる時
People get weak    人々は(逆に) 弱くなって
Sometimes they lose control   時に 自分を見失ってしまい
And wind up in too deep   より深みへと はまり込んでしまう
They fall like rain   それはまるで 雨降りのよう
Who let in the rain   こんな雨を降らせたのは(争いになったのは) 誰のせい?

Who let in the rain...   こんなことになってしまったのは 誰のせいなの・・・


※ down the line :色んな意味がありますが、この場合は「将来」や「これから先」といった使い方でしょう。 他にも「全面的に」や「 完全に」とか、電車で「都心に向かって」とか「(紙に)書き留める」といった使い方もあります。
※ get over :「乗り越える」、「打ち克(か)つ」、「克服する」、「立ち直る」
※ you see black and white, and I see red : これは冷静な判断ができる彼と、興奮して見さかいがつかない自分とを、「白と黒」や「赤」といった色で表現しています。
※ I wonder :「~と思う」といった使い方ですが、どちらかというと「~かなと思う」という疑問形で使うようです。
※ Who let in the rain :直訳すると「雨を降らせたのは誰?」となりますが、この場合の「Rain」(雨)は悪いことを表して使っています。
※ lose control :「自制心を無くす」
※ wind up :「~の羽目に陥る」。 これも投手の「ワインドアップ」や「(時計の)ネジを巻く」など色々な意味があります。
※ smooth over :「(シーツなどの)しわを伸ばす」、「なめらかにする」ということの他に、「取り繕う」、「丸くおさめる」といった意味もあります。 シーツと自分の気持ちと、両方に掛けているのでしょう。
※ promise :「約束」、「見込み」、「有望」。 これはたぶん、既に出て行った彼が戻ってきてくれるという、かすかな「見込み」でしょう。

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テーマ : 洋楽歌詞対訳
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209. Darling Pretty ダーリン・プリティ

Darling Pretty ダーリン・プリティ : Mark Knopfler マーク・ノップラー

 1995年に Dire Straits (ダイアー・ストレイツ)としての活動を休止したマーク・ノップラーが、1996年に発表したファースト・アルバムから、これは記念すべきファースト・シングルです。 UKのシングル・チャートで最高33位と、割と地味目のソロ・デビューとなりました。 アルバムは(アメリカ以外では)売れたみたいですが・・・


Alubm : Golden Heart
  ゴールデン・ハート
Released: 1996
Written by: Mark Knopfler (マーク・ノップラー)
Produced by: Mark Knopfler, Chuck Ainlay

  マーク・ノップラーについて:
Mark Knopfler
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 少し前にやった「ザ・ポーグス」の記事でアイルランドの音楽についてちょっと触れましたが、この曲のイントロにもアイリッシュ風の音楽が使われています。 それが終わるとすぐ、あのギター・サウンドが始まりますが・・・

 「ダイアー・ストレイツ」はマーク・ノップラーが曲を書いてギターを弾いて歌っていたので、ソロになってもそのサウンドに大きな変化はありません。 むしろグループとしての制約が無い分、自由にやっているように聴こえます。 特に目新しいことはやらずとも、あの声とギターが聴けるだけでファンとしてはうれしい限りですが。

 タイトルの 「Darling Pretty」 は、普通に 「Pretty Darling」 ―となっていれば悩まなくても良いのですが、逆さまに並んでいるので一瞬何のことかと思いました。 歌詞の方はその「ダーリン・プリティ」が9回も繰り返されてほぼ同じことを歌っていますが、マーク・ノップラーの場合はあのメロディとギター・プレイが聴けるならそれで良いのです。 あの「悲しきサルタン」 ほどではないにせよ、終りの方ではギター・ソロも楽しめますしね。 今では懐かしささえ感じさせる、おなじみのノップラー・サウンドです。

 この曲はツイスターという映画のサウンド・トラックにも使われているようです。 他のメンバーを見るとかなり豪華な顔ぶれですが、試聴できないので中身の方は判りません。 

Darling Pretty 『ダーリン・プリティ』を聴く:
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と訳詞●

It's time to come away,    別れる時が来た
my darling pretty   かわいい きみ
It's time to come away   そろそろ離れる時だ
on the changing tide   潮の流れの 変化の中で
Time to come away,   去り行く時が来た
darling pretty   かわいい きみ
And I need you darling   でも 俺にはきみが必要なんだ
by my side    俺のそばに

Heal me with a smile,   微笑みで 俺を癒してくれ
darling pretty    かわいい きみ
Heal me with a smile   笑顔で 俺を癒してくれないか
and a heart of gold   その 美しい心で ※
Carry me awhile,    もうしばらくは 俺を運んでくれ
darling pretty   かわいい きみ
Heal my aching     俺の痛みを 癒してくれ
heart and soul    心とたましいを

(Chorus)
Just like a castaway   まるで 漂流しているみたいに ※
Lost upon an endless sea   果てしない海の上で 迷ってしまった
I saw you far away   俺は ずっと遠くできみを見た
Come to rescue me   俺を 助けに来てくれ

Cast away the chains,   その鎖を 投げ捨てて ※
darling pretty    かわいい きみ
Cast away the chains    その鎖を 投げ捨てるんだ
away behind    はるか 後ろへと
Take away my pain,   俺の苦痛を 取り除いてくれ
darling pretty    かわいい きみ
And the chains that once were yours and mine   きみと俺を(縛っていた) その鎖を

(間奏)

There will come a day,   その日が 来たら
darling pretty   かわいい きみ
There will come a day   その日が 来たなら
when hearts can fly   心が 舞い上がる時が
Love will find a way,   愛は 見出すだろう
darling pretty    かわいい きみ
Find a heaven   天国を 見つけるだろう
for you and I   きみと俺のために

Love will find a way,   愛は 見出すだろう
darling pretty    かわいい きみ
Find a heaven   天国を 見つけるだろう
for you and I   きみと俺のために


※ heart of gold :「美しい心」としておきました。
※ come away :「離れる」、「別れる」、「去る」
※ castaway :この場合は「漂流する」でしょう。
※ cast away :この場合は「投げ捨てる」としておきました。 もちろん上の「castaway」と対比させて入る訳ですが。

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208. In My Life イン・マイ・ライフ

In My Life イン・マイ・ライフ : Bette Midler ベット・ミドラー

 これはビートルズの曲―というより、ジョン・レノンの曲と言って良いでしょう。 ジョン・レノンのカヴァー・ソングは Across the Universe(アクロス・ザ・ユニバース)以来二度目となります。


Alubm : For The Boys
フォー・ザ・ボーイズ)  グレイテスト・ヒッツ

Released: 1991
Written by: John Lennon, Paul McCartney
Produced by: Arif Mardin
Strings arranged by Arif Mardin
  ベット・ミドラーについて:
Bette Midler
 フリー百科事典『ウィキペディア』  

 この曲はベット・ミドラー主演の映画、For The Boys」(フォー・ザ・ボーイズ)の中で歌われ、サウンド・トラック・アルバムにも収められています。 映画の中では他の俳優のセリフが入ったり、バックの演奏がキーボードだけなので、サウンド・トラックの方は後からスタジオで改めて録音されたもののようです。
 ●映画で歌われていたシーンはこちら(YouTube)

 同じビートルズの楽曲でも、ポール・マッカートニーは先にメロディが浮かんで後から歌詞を当てはめて行くタイプなのに対し、ジョン・レノンは大切に歌詞を書いてからそれに合うようにメロディを付けて行くというやり方が多かったようです。 この曲もゆっくり歌われると歌詞が対比によって書かれているのが良く分かりますし、改めて名曲だったことにも気付かされました。 ビートルズのようにあれだけ多くのヒット曲があると、つい聞き流してしまうことが多いものですから・・・
 ● そのビートルズの元歌はこちら

 元歌とは少しアレンジを変えて聴かせながら、それでいてそのニュアンスを損なわないカヴァーというのは稀ですが、結局はそれを歌う歌手の力量次第であり、こうしたカヴァーならば大好きです。 下手なカラオケみたいに、かえって歌を駄目にしてしまうカヴァーの方が多いのには困ったものですが・・・

In My Life 『イン・マイ・ライフ』を聴く:
(※開くまでに時間がかかりますが、のんびりお待ち下さい。 しばらくすると、自動的に再生が始まります)

  ●歌詞と訳詞●

There are places I remember   忘れられない 場所がある
All my life,    わたしの 生涯の中で
though some have changed.   その中の幾らかは 変ってしまった
Some forever, not for better.   そのままの場所もあれば、 そうでないところもある ※
Some have gone, and some remain.   消えてしまった場所も、 まだ残っているところも

All these places have their moments   それら全ての場所は その時と共に
With lovers and friends   恋人たちや 友だちと結びついていて
I still can recall.    わたしは まだ思い出すことができる
Some are dead and some are living.   ある者は死んでしまい、ある人はまだ生きているけど
In my life I love them all.   わたしの人生の中で 彼らすべてを愛している


But of all these friends and lovers,   でも それら全ての 友だちや恋人たちも
There is no one compares with you.   あなたと比べられる人は 誰もいない
And these memories lose their meaning   そして それらの思い出も 意味を失ってしまう
When I think of love as something new.   わたしが 新しい愛について考える時には

Though I know     わたしは わかっている
I'll never ever lose affection   自分は決して 愛情を失わなうことは無いだろうと ※
For people and things that went before,   過ぎて行った人たちや ものごとについて、
I know I'll often stop   わたしはしばしば 立ち止まって
and think about them.   彼らについて 考えるけど
In my life I love you more.   わたしの人生の中で あなたを最も愛している

(間奏)

Though I know     わたしは わかっている
I'll never ever lose affection   自分は決して 愛情を失わなうことは無いだろうと
For people and things that went before,   過ぎて行った人たちや ものごとについて
I know I'll often stop   わたしはしばしば 立ち止まって
and think about them.   彼らについて 考えるけど
But in my life I loved you more.   でも わたしの人生の中で あなたを最も愛していた

I love you more.    あなたを最も愛している
I love you more.     あなたを最も愛している


※ for better :ここはたぶん意味としては「Some forever, not forever」ということで、ただ重複を避けて韻を踏むために「not for better」としたのではないかというのが私の解釈です。意味としては「そうでないもの」としておきました。
※ affection :「愛情」、「感情」

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207. Thirty-Three サーティ・スリー

Thirty-Three サーティ・スリー : The Smashing Pumpkins スマッシング・パンプキンズ

 これも冬らしい曲ということで選んでみました。 パンプキンズは「1979」 以来二度目となります。


Maxi Single
Alubm : Mellon Collie and the Infinite Sadness
  
               メロンコリーそして終りのない悲しみ
(試聴可)
Released: 1996
Written by: Billy Corgan (ビリー・コーガン)
Produced by: Alan Moulder, Billy Corgan, Flood
   スマッシング・パンプキンズについて:
James , D'arcy , Billy , Jimmy
 『ウィキペディア(Wikipedia)』

 この曲はCD二枚組みの大作 「Mellon Collie and the Infinite Sadness」(メロンコリーそして終りのない悲しみ)から4枚目の最後のシングルとして1年後に発売されました。 ビルボードのチャートで最高39位になっていますが、2001年にリリースされたベスト版には収録されていません。

 「Mellon」(果物のメロン)と 「Collie」(犬のコリー)は 「Melan・choly」(メランコリー:憂鬱、深い物思い)をもじったものでしょうが、ビリー・コーガンの書く歌詞と同じく本人以外は知る由(よし)もありません。 アルバム全28曲の中には他にも良い曲が沢山ありますが、北風の吹く寒い日に聴きたくなる曲ということでこれを選んでみました。

 この曲はいわゆるサビの部分や間奏の部分が無く、最初から最後までずっと同じ調子で歌われるという、ちょっと変った曲です。 一緒に歌おうとすると息継ぎができなくて、途中で息が苦しくなることがあります。 歌詞も普段あまり使わない単語が出てくるので訳しにくいのですが、その中にある

So I pull my collar up and face the cold, on my own
だから俺は(コートの)襟を立て 寒さに向かう、ただ一人で
 ―というフレーズは特に好きな部分です。 

 ビリー・コーガンの声はそのルックスと同じく好き嫌いが分かれるところですが、良い曲を書くのでまだの方は聴いてみて下さい。 少なくとも私はこの曲を含むアルバムに出会えて良かったと思っている者の一人です。


●The Smashing Pumpkins (当時のオリジナル・メンバー):
*Billy Corgan(ビリー・コーガン) lead vocal, guitar, piano
*James Iha(ジェームス・イハ) guitar
* D'arcy Wretzky(ダーシー・レッキー) bass
* Jimmy Chamberlin(ジミー・チェンバレン) drums

Grooveshark で、 Thirty-Three 『サーティ・スリー』を聴く: (4:11)

  ●歌詞と訳詞●

Speak to me in a language I can hear   俺に聞き取れる言葉で 話しかけてくれ
Humour me before I have to go    俺が行く前に 俺を笑わせて(機嫌をとって)くれ
Deep in thought I forgive everyone   心の奥で 俺はみんなのことを許そう
As the cluttered streets   雑然として騒がしい (街の)通りが
greet me once again    また俺を 迎え入れてくれる

I know I can't be late   分かっているさ 遅れちゃいけないのは
Supper's waiting on the table   夕食は(既に) テーブルの上に並べられている
Tomorrow's just an excuse away   明日は ただ一言弁解すればいい
So I pull my collar up and face the cold,  だから俺は襟を立て 寒さに向かう
on my own       ただ一人で

The Earth laughs beneath my heavy feet   大地が笑う 俺の重い足どりの下で
At the blasphemy in my old jangly walk   俺の昔からの騒がしい歩き方が 冒涜的だから
Steeple guide me to my heart and home  (教会の)尖塔よ 俺の心を安息の地へと導いてくれ
The sun is out and up and down again  太陽が顔を出し、昇ってはまた沈んで行く

I know I'll make it,   分かっているさ、俺はやり遂げるだろう
love can last forever   愛は 永遠であり続けるから
Graceful swans of never topple to the Earth  優美な白鳥が決して倒れないように
And you, can make it last, forever you   人は 永遠にやり遂げることができる
Can make it last, forever you   成し遂げることができる、 人は永遠に
Can make it last ...    やり遂げることができる・・・

And for a moment I lose myself   そしてほんの一瞬の間、俺は自分自身を見失う
Wrapped up in the pleasures of the world   世界の歓びに 包み込まれて
I've journeyed here and there, and back again  俺はあちこちを巡りまた戻ってきた
But in the same old haunts   おなじみの 行きつけの場所で
I still find my friends   俺はまだ 自分の友だちを見かける
Mysteries not ready to reveal   神秘を解き明かす用意は まだできていないけど
Sympathies I'm ready to return   共感を返すことなら 俺は準備ができている

I'll make the effort,    俺は努力して 力作を作り上げよう 
love can last forever    愛は 永遠であり続けるから
Graceful swans of never topple to the Earth 優美な白鳥たちが決して倒れないように
Tomorrow's just an excuse,    明日はただ 一言弁解すれば
Tomorrow's just an excuse away    明日はただ 一言いい訳すればいい

Can make it last, forever you   やり遂げることができる、 人は永遠に
Can make it last, forever you   成し遂げることができる、 人は永遠に
Can make it last, forever you   やり遂げることができる、 人は永遠に
Forever you...     人は永遠に・・・


※ Humour :(ユーモアで)「満足させる」、「機嫌をとる」、「あやす」
※ clutter :「散らかって」、「騒がしい」
※ blasphemy :「不敬な」、「冒涜的な」
※ jangly :jangle は「騒音をたてる」、「ジャンジャン鳴らす」で、その形容詞でしょう。 辞書には無い言葉ですが・・・ 
※ last forever :「永遠に続く」
※ topple :「倒れる」、「ぐらつく」
※ make it :「やり遂げる」、「成功する」。他にも「間に合う」や「都合をつける」なども。
※ here and there :「あちこちに」、「そこかしこに」
※ same old :「昔ながらの」、「いつもの」、「お決まりの」、「代わり映えしない」
※ haunt :「度々行く場所」、「巣窟」
※ reveal :「あばく」、「示す」、「(神が)啓示する」
※ Sympath :「同情」、「共感」、「共鳴」、「憐れみ」など
※ effort :「努力」、「骨折り」、「力作」
  
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206. Winter ウィンター

Winter ウィンター : The Rolling Stones ローリング・ストーンズ

 何か冬らしい曲をということで選んでみましたが、これはそのものズバリのタイトルですね。 一応歌詞の中にクリスマス・ツリーが出てくるので、ストーンズ流のクリスマス・ソングと言えなくもありませんが・・・(こじつけ)  ミック・テイラーの流麗なギター・プレイも楽しめます。


Alubm : Goats Head Soup
  山羊の頭のスープ
(試聴可)
Released: 1973
Written by: Jagger/Richards
Produced by: Jimmy Miller

  ローリング・ストーンズについて:
Watts, Taylor , Jagger, Richards, Wyman
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 いかにも寒々とした曲ですが、この曲がレコーディングされていた時ストーンズは南のジャマイカにいました。 1972年の11月25日から12月21日までのほぼ一ヶ月、一日24時間スタジオを借り切ってのレコーディングで、最初にレコーディングされたのがこの曲だったとか。 寒くて暗い冬のロンドンから逃れられるだけでもうれしかったようです。

 それにしても何でわざわざジャマイカかというと、アメリカだと一月のスタジオ・レンタル料が馬鹿みたいに高いのと、当時のストーンズはいわゆる問題児でレンタル契約でのトラブルが絶えなかったから―ということらしいです。 「ジャマイカは俺たちがいられる数少ない場所の一つだった。 その時まで唯一許されていたのはスイスだったけど、俺はスキーが好きじゃないから退屈だったしな」―とのちにキースは語っています。 ジャマイカはかつての英国領で、一応英語も通じますしね・・・

 この頃のジャマイカは、1972年にジミークリフ主演の映画「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」がジャマイカの状況を世界に知らしめ、1973年にはボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズがメジャー・デビューし、1974年にはエリック・クラプトンがそのボブ・マーリーの曲「アイ・ショット・ザ・シェリフ (I Shot the Sheriff)」をカヴァーして全米1位のヒットとなることで、「レゲエ」という言葉と音楽が次第にポピュラーなものになりつつあった頃と重なります。
 当然ストーンズものちにレゲエを採り入れており、キースに至っては1978年の記念すべきファースト・シングルでジミー・クリフの「The Harder They Come」(「Run Rudolph Run」のB面で、日本版のみA面)を演っていましたからね・・・ (私、当時のシングル・レコード持ってます)

 1973年というとストーンズの初来日で盛り上がっていた頃でもありますが、当時のストーンズはドラッグなど様々な問題を抱える不良児であり、当然日本への入国許可が下りず幻の公演となってしまいました。 (来日が実現したのはずっと後の、1990年になってからです)

 この曲は例によって「Jagger/Richards」作となっていますが、実際はミック・ジャガーとミック・テイラーによるものです。 リード・ギターとスライド・ギターもミック・テイラーで、ピアノはニッキー・ホプキンスですね。 この曲を含むアルバムではミック・テイラーの貢献度がかなり大きいのが聴いていても分かるのですが、作者としてのクレジットはされていません。 そうしたことへの不満が積もり積もって、次のアルバムを最後にストーンズを脱退してしまうのでしょう。 私はこの人のギター・プレイが好きでしたが・・・

 この曲を含むアルバムは Angie(邦題:「悲しみのアンジー」)のヒットもあり、結構売れたみたいです。 「アンジー」は最もストーンズらしくない曲としてちょっと気恥ずかしいくらいですが、こうした曲の方が一般受けするようで全米1位となり、当時の日本でもヒットしていました。
 アルバムのオープニング・ナンバー 「Dancing With Mr D」 はあまりいただけませんが、それ以外は地味ながら佳曲が多く収められています。 「Mr D」というのはDevil (悪魔)の頭文字で「悪魔趣味はもういいよ」―と言いたくなりますが、それも既に遠い昔の話です。
 もう一曲ミック・テイラーのギター・ソロが聴ける Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」がアルバムからシングル・カットされましたが、この曲「Winter」はシングルにはなっていません。

But I been burnin' my bell, book and candle
 この曲の歌詞で分かりにくいのがこの部分で、「Bell, Book and Candle」というのは調べてみると映画のタイトル(邦題「媚薬」:1958年)にもなっていて、それによると魔女が魔法をかける時に始めと終りの儀式で使う小道具とのことで、映画のシーンにも見られるそうです。 
 他にカトリック教会の儀式にも"curce by bell,book,and candle" というのがあって、これは「鐘(ベル)を鳴らし、破門宣告書を読み上げ、ろうそくの火を消して」異端者を正式に破門するというもの。 でも悪魔とダンスをするストーンズなら前の方でしょう。 それらを燃やしてしまったからもう魔術は使えないということでしょうが、大切な小道具まで燃やしてしまうとは、よっぽどその冬は寒かったのでしょう・・・(違う?)

 このアルバムではキース・リチャーズの歌う Coming Down Again(夢からさめて)も良い出来ですし、ラストを飾る Star Star(スター・スター)は「これぞストーンズ!」と言えるものです。 久しぶりにアルバムを通して聴いてみると、なかなか良くできたアルバムでしたね。 さすがに今聴くには古い音なので、若い人にはお勧めしませんが・・・


●The Rolling Stones (1973年当時のメンバー):
* Mick Jagger lead and backing vocals
* Keith Richards electric guitar
* Mick Taylor electric and slide guitar
* Charlie Watts drums
* Bill Wyman bass guitar

Nicky Hopkins piano , Nicky Harrison strings arrangement

Grooveshark で、 Winter 『ウィンター』を聴く: (5:30)
(※自動的に再生が始まらない時は、上にある「PLAY」をクリックしてみて下さい)

  ●歌詞と訳詞●

And it sure been a cold, cold winter   それは とても寒い、寒い冬だった
And the wind ain't been blowin' from the south   南からでない風が 吹き荒(すさ)び
It's sure been a cold, cold winter    とても寒い、寒い冬だった
And a lotta love is all burned out   多くの愛が すべて燃え尽きてしまうくらいの ※

It sure been a hard, hard winter   それは とても厳しい、厳しい冬だった
My feet been draggin' 'cross the ground   俺の(凍えた)足を 引きずって歩きながら
And I hope it's gonna be a long, hot summer   長く、暑い夏になるのを 夢見ていた
And a lotta love will be burnin' bright   そして多くの愛が 明るく燃え上がることを

And I wish I been out in California   俺は カリフォルニアにいられたらいいのに
When the lights on all the Christmas trees went out   Xmasツリーの灯りが全て消えた時
But I been burnin' my bell, book and candle  でも俺は「ベルと本と蝋燭」を燃しちまったから※
And the restoration plays have all gone 'round  もう元に戻る手立てはどこにもないのさ ※   

It sure been a cold, cold winter   それは とても厳しい、厳しい冬だった
My feet been draggin' 'cross the ground   俺の(凍えた)足を 引きずって歩いていた
And the fields has all been brown and fallow   畑は一面枯れた色をした 休耕中で ※   
And the springtime take a long way around   春はまだ ここからはずっと遠い

(Yeah)
and I wish I been out in Stone Canyon   俺はストーン・キャニオンに いられたらいいのに ※
When the lights on all the Christmas trees went out  Xmasツリーの灯りが全て消えた時
But I been burnin' my bell, book and candle   でも俺は「ベルと本と蝋燭」を燃しちまったから
And the restoration plays have all gone 'round   もう元に戻る手立てはどこにもないのさ    

(Well,well.well...)

Sometimes I think about you, baby   時々俺は お前のことを思っているよ、ベイビィ
Sometimes I cry about you   時々俺は お前を思って泣いているんだ
Lord, well, well, well...

Yeah, I wanna wrap my coat around you, woman   俺はお前をコートで包んでやりたくなる
Yeah, I wanna wrap my coat around you, woman   俺はお前をコートで包んでやりたくなる

(間奏)

Yeah, I wanna wrap my coat around...   俺は・・ 俺のコートで包んでやりたくなる
Baby,...
Sometimes I wanna, keep you warm      時々俺は お前を温めてやりたくなるんだ
Sometimes I wanna, wrap my coat around ya  時々俺は お前をコートで包んでやりたくなる
Sometimes I wanna, but I can't afford you   時々俺は、でも俺にはお前を養う余裕が無い・・・

Sometimes I wanna, wrap my coat around ya   時々俺はお前をコートで包んでやりたくなる
Lord, I ...
Sometimes I wanna,...   時々俺は・・・したくなる
burnin' candle for ya...   お前のために ろうそくを燃やして・・・
Guess I wanna can ...
Sometimes I wanna, wrap my coat around ya   時々俺はお前をコートで包んでやりたくなる
Lord, I cry ...
Yeah,...


※ lotta = lot of を口語で発音したものを、そのまま書き表したもの。 その後の gonna (going to) も同様。
※ bell, book and candle : 同名の映画があって、魔女が魔法をかける時、始めと終りに使う道具とのこと。 カトリックの儀式にも "curce by bell,book,and candle" というのがあって、「鐘(ベル)を鳴らし、破門宣告書を読み上げ、ろうそくの火を消して」正式に破門するというもの。 ストーンズの場合は悪魔とダンスするくらいの仲だから、使用目的は前者の方でしょう。
※ restoration :「修復」、「回復」、「復活」、「元に戻ること」
※ fallow :「休耕中」
※ a long way :"far" と同じで、「遠い」
※ Stone Canyon:「Yellowstone Canyon」、または「Grand Canyon of Yellowstone」の略でしょう。 「Rick Nelson & The Stone Canyon Band」なんていうバンドもありました。
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テーマ : 洋楽歌詞対訳
ジャンル : 音楽

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Sumi Haruo

Author:Sumi Haruo
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